マル鉄・鉄道写真館

鉄道・バス・航空機・はたらくクルマなど、乗り物全般の歴史をご紹介しています。

DE10牽引 14系リゾート車:「シュプール白馬・栂池」

2017-12-30 03:52:00 | 国鉄・JR団体・臨時列車
DE10牽引 14系リゾート車:「シュプール白馬・栂池」


過去ログ『キハ181系:「シュプール白馬・栂池」』と同じ行程で撮影いたしました「シュプール白馬・栂池」で、同日に走りました14系リゾート車による列車をアーカイブいたします。
いずれもプリントからのスキャンなので、ピン甘・明暗強弱が悪いです。



平成2年2月16日 大糸線(撮影地不詳) DE101031牽引の14系リゾート車

14系客車の晩年は、定期客車急行や波動用としてオリジナル塗装のまま使われたり、お座敷・欧風客車への改造種車として利用されましたが、関西では一般仕様のままグレードアップ&展望室設置改造を施工するという異例の措置が採られました。



平成2年2月17日 大糸線(撮影地不詳) DE10プッシュプル14系リゾート車

こちらは翌日に撮影したものです。
大糸線への客車列車による「シュプール」号は、折り返し機回しを省略するために、必ずプッシュプルで運転されます。しかも、前後ともヘッドマークを付けており、糸魚川への折り返しも本運転のように撮影することができます。

14系リゾート車は、団体列車にも使用されましたが、様々な臨時列車にも使用されていましたので、関西へ行けば比較的に捉えやすい車両であったと思われますが、客車列車と言う性格上、夜行列車での運用が多かったように記憶しています。
この3年後には結婚して行動範囲が狭まってしまったため、この14系リゾート車に遭遇したのは、これが最初で最後になってしまいました。



平成29年内の更新はこれが最後になります。
また来年も懐かしい写真を中心にアーカイブしていく予定ですので、お付き合いの程よろしくお願いいたします。


小田急電鉄 多摩急行:東京メトロ6000系

2017-12-24 03:18:00 | 私鉄(大手)
小田急電鉄 多摩急行東京メトロ6000系


前記事に続き、平成30年3月の小田急電鉄ダイヤ改正からの話題です。

今回のダイヤ改正で、多摩線にも快速急行が新たに設定されることになったようです。
これに伴い、現在運行中の「多摩急行」の種別が廃止になるということが載っていました。
過去データを拾ってみると、ほんのわずかですが、「多摩急行」の表示のある列車が確認できましたので、アーカイブしておきたいと思います。



平成20年1月5日 東京メトロ 6004編成 多摩急行 唐木田行き 和泉多摩川駅にて

今まで表示がクリアでなかったため「急行」として整理していたのですが、画像を加工して解析したところ「多摩急行」と表示されていることが確認できました。



平成23年10月29日 東京メトロ 6013編成 多摩急行 唐木田行き 喜多見駅にて

こちらは半逆光で正面に陽が回っていないのですが、その分、表示が大変クリアになって判別しやすく写りました。



平成20年1月5日 東京メトロ 6034編成 多摩急行 唐木田行き 代々木上原駅にて

撮影日が前後しますが、LSE撮影の帰りに乗り継ぎの代々木上原駅に停車中の6000系を撮影したものです。
たまたま字幕車だったので喜んで撮影したものの、帰ってから確認したらブレてしまっていたため、今までボツになっていたものです。
今回、画像を確認していましたら、「多摩急行」であり、しかも字幕車であるということで、復活してアーカイブすることにしました。字幕車であるために非常にクリアな行先表示であるにもかかわらず、ブレてしまって本当に勿体ないことをしました。


私自身が小田急電鉄の運用を知らないのですが、何故か写っていた多摩急行がすべて千代田線の6000系というのも偶然でしょうか?現在は新型の16000系が運用されていると思いますが、小田急車両が1枚もなかったのが???でした。



小田急電鉄 梅ヶ丘駅:複々線化過渡期

2017-12-23 01:02:00 | 駅・停車場・操車場
小田急電鉄 梅ヶ丘駅:複々線化過渡期


小田急電鉄では、平成30年3月17日にダイヤ改正を実施することが発表されました。
現在複々線化事業が行われている代々木上原~梅ヶ丘間の複線区間ですが、ダイヤ改正に先行し、平成30年3月3日から複々線での運転を実施するという内容のプレスも同時に発表されました。

この区間は現場回りの仕事をしているときやロマンスカーの撮影などで何度か行き来したことがありますが、それほど違和感なく通過する程度でした。

ある時、現場が梅ヶ丘駅近くであったため、初めて同駅を利用したわけですが、たまたま最後部の車両に乗っていたため、時間調整を兼ねて何か来ないかとホーム端へ行こうとすると、バリケードがあって行けなくなっていました。

線路を見ると、本線から分岐してホーム途中から接する違和感のある造りになっていたため、記録としてこの部分の写真を撮っていました。


※撮影は、平成23年4月22日、小田急電鉄梅ヶ丘駅にて。




ホーム端まで3両分近くありそうな距離のところをバリケードで遮られています。なぜこれほど余裕があるのか分かりませんが、今後編成が長くなることを想定しているのでしょか?
色々と撮りたかったのですが、通勤時間の終わり頃でスカスカでした。東日本大震災直後でもあり、本数が削減されていたのかもしれません。




後で知ったのですが、この梅ヶ丘駅から小田原寄りが複々線になっていたんですね。
普通列車はここからホーム側へ入り、通過列車はそのまま直進して急行線を走るようです。

ここ数年は小田急線を利用する機会がないので現状を知りませんが、既に線路は敷設されていると思われ、このポイント部分もこの写真とは様子が変わっているものと思われます。

過去の様子を当時のブログ記事から確認すると、被災地応援から帰ってきて2週間くらいしか経っておらず、精神的なショックもピークになっていた頃のようです。
そんな状況の中でも、記録に残る写真を撮っておいて良かったと思います。



DE1091牽引:12系団体列車(上野駅)

2017-12-21 00:05:00 | 国鉄・JR団体・臨時列車
DE1091牽引:12系団体列車(上野駅)


成田線は総武線側と常磐線側の2系統が存在する路線ですが、総武線側の電化完成が昭和49年、常磐線側の電化は昭和48年と、関東の幹線では比較的遅い方でした。
そんなこともあって、旅客車は電化開業と同時にほぼ電車化されましたが、貨物列車は電化完成後もDD51やDE10が運用され、成田臨などで入線する客車列車も比較的に遅くまでディーゼル機関車が牽引する姿を見ることができました。



昭和52年頃 上野駅にて DE1091牽引 12系団体列車

上野駅の今は無き19番線での写真です。
おそらく私が一眼レフを買って初期の頃、昭和52年かもしかしたら昭和53年初頭かもしれません。
周辺に乗客が映っていないのですが、機関士が制服の上着を着ているので、いわゆる初詣の成田臨ではないかと思われます。
この時点では全線電化されている筈ですが、佐倉機関区では電気機関車の配置がなかったので、臨時運用ではDE10かDD51のいずれかが牽引し、写真のように上野駅にも顔を出していたようです。

右側に停まっている455系のグリーン車も帯が健在の頃であり、懐かしさが詰まった写真です。

確か同じくらいの時期にDD51牽引の団体列車の写真も撮った記憶があるので、ネガスキャンを再開する機会がありましたら探してみようと思います。



JR東日本 キハ40系:「き・ら・き・ら みちのく」

2017-12-16 20:11:00 | 国鉄・JR ジョイフルトレイン
JR東日本 キハ40系:「き・ら・き・ら みちのく」


平成14年12月、東北新幹線の八戸延伸開業に際し、下北や津軽方面への観光輸送を目的として誕生したのが、キハ40系を改造したジョイフルトレイン「き・ら・き・ら みちのく」です。
列車名では「きらきらみちのく」で、「・」は入らないようです。

種車は、キハ40系キハ48形の1505・1506・1534を改造したもので、改番はされずに使用されました。
時刻表に載る列車で捉えやすい車両でしたが、わざわざ撮りに行くほどでもなく、しかし、尾久車両センターの公開展示のために上京したことがあるため、1度だけ実物を見たことがありました。






平成21年11月14日 尾久車両センター公開にて

平成21年度の尾久公開のために遥々やってきた「き・ら・き・ら みちのく」。
「リゾートしらかみ」に共通するデザインで、キハ40系らしさはありません。趣きが残っているのはドアと中間運転台くらいでしょうか。

公開時は天気が悪く、鮮やかには写りませんでしたが、迫力のあるねぶたのデザインが青森らしさを演出しています。

この公開の1年後、平成22年11月18日に「きらきらみちのく」としての運行を終了し、臨時列車などにも使用されましたが、リニューアル改造を受け、平成24年春季から「リゾートうみねこ」として再出発しました。