マル鉄・鉄道写真館

鉄道・バス・航空機・はたらくクルマなど、乗り物全般の歴史をご紹介しています。

常磐緩行線 唐木田行き:東京メトロ6000系

2018-01-31 23:19:00 | 公営鉄道(地下鉄・路面など)
常磐緩行線 唐木田行き:東京メトロ6000系


平成30年3月の小田急電鉄ダイヤ改正で「多摩急行」が無くなるということになり、『小田急電鉄 多摩急行:東京メトロ6000系』でまとめを行いましたが、これに関連し、常磐緩行線内を走る東京メトロ6000系による「唐木田行き」の写真が1枚だけ見つかりました。



平成20年9月22日 松戸駅にて 東京メトロ6034 唐木田行き

常磐線松戸駅にて撮影した唐木田行きの6000系です。
偶然にも字幕車であったため、方向幕がきっちり写っていました。

おそらくはこの列車も多摩急行だと思われますが、常磐緩行線→千代田線内は全線で各駅停車となるため、混乱を防止する上で敢えて「多摩急行」を表示しないものと思われます。

小田急線内では平成29年3月で既に6000系の乗り入れが無くなってしまっているようですので、このような写真ももう撮れなくなってしまいました。



国鉄 直流型電気機関車:EF58170(竜華機関区)

2018-01-29 00:34:00 | 国鉄・JR電気機関車(直流)
国鉄 直流型電気機関車:EF58170(竜華機関区


EF58シリーズ、今回は竜華機関区の170号機です。


全国でもEF58牽引の定期客車普通列車で最後の牙城となった紀勢本線の普通列車。
そんな最後を形成した竜華機関区のEF58の中でも最終グループのカマです。



昭和59年7月6日 岩代~南部間にて

有名撮影地を行くEF58170牽引の普通列車。客車は12系になってしまいましたが、荷物列車マニ50を連結する列車は昔ながらの普通列車を彷彿させます。



昭和59年7月6日 紀勢本線 朝来~紀伊新庄間にて

こちらは上の写真の返しですね。編成はそのまま逆向きになります。

他のカマと同様、シールドビーム化された顔は人気者とはなりませんでしたが、この時代はもうそんな贅沢を言っていられる状況ではありませんでした。

170号機は、急客機でありながらヘッドマークステーを設備していないカマでした。


170号機

昭和33年 4月10日 東洋電機・汽車会社製 沼津機関区
昭和??年       転出 米原機関区
昭和??年       転出 宮原機関区
昭和61年 3月31日 廃車 竜華機関区



クモハ211:長野色の湘南顔

2018-01-28 01:59:00 | 試験・事業車、配給、列車車両等
クモハ211長野色湘南顔


今回はちょっと変わったタイトルです。

平成26年(2014年)5月24日に開催された「鉄道のまち大宮鉄道ふれあいフェア2014」での1コマから、なかなかお目に掛かることができない整備途中の車両をご紹介いたします。



クモハ211-1009

211系が上野口から撤退し、転用改造待ちの車両が東日本各地で疎開していました。
これらは次の転用地に合った改造を受けるため、徐々に大宮工場に運ばれており、この写真もその工程のほんの一部分ということだと思います。

外観に変化を見せるとすれば、本来は別体であったスカートとスノープラウが一体型となったため、正面の印象がやや異なるくらいでしたが、それほど注目すべき点ではありません。
しかし、写真のように、側面の車体色が新長野色になっていながら、正面の帯が湘南色のままであるために、見た目の違和感がハンパではありません。

出場するときは勿論きちんと整備された状態になりますので、ほんの一時しか見ることのできない、貴重なタイミングであったと思います。
この整備棟は展示対象物としておりませんので、毎回とも自然な行程のままを見学させているわけですが、もしかしたら、意図的にこのようなものを組んだかもしれません。だとすれば神対応だったと言って良い内容でしたね。



189系 M50編成(豊田車)

2018-01-25 02:09:00 | 試験・事業車、配給、列車車両等
189系 M50編成(豊田車)


平成30年1月25日、豊田区に所属する189系M50編成が廃車のために長野送りになり、その回送を利用して「さよなら 189系M50編成 富士急行線・中央線ラストラン」として最後の営業運転を迎えることになりました。

特急「あずさ」として長野オリンピック開催の頃から中央本線を象徴する塗装として活躍してきましたが、幕張車の引退後は最後の1編成となり、一時代を築いてきたデザインも本日の運転で最後となります。



平成20年7月9日 新宿駅にて 「スーパーあずさ19号」と並ぶM50編成 試運転

当時、あまり興味も持っていませんでしたが、たまたま午後からの仕事の時に新宿駅で発見し撮った写真です。
団体列車かと思ったのですが、ヘッドマークが「試運転」になっていました。

地元では殆ど見ることのない編成でしたが、その後に中央本線や富士急に出向いたことが数回あり、その度に出会う機会があったために比較的に多く記録が残っていました。
それらの写真は既にアーカイブしていますので、再編集は行いません。

189系 M50編成(豊田車):快速「ホリデー快速富士山」
183系:189系:快速「ホリデー快速河口湖」

ラストランとはなりますが、仕事なのでもちろん行きません。
静かに送りたいと思います。




キハ65エーデル車:急行「シュプール白馬・栂池」

2018-01-21 00:30:00 | 国鉄・JR団体・臨時列車
キハ65エーデル車:急行「シュプール白馬・栂池」


過去ログからご紹介しております急行「シュプール白馬・栂池」ですが、今回は親ブログでもご紹介したことが無かったキハ65系エーデル車を使用して運転された列車をご紹介いたします。
ネガスキャンをする時間がないないので、今回もプリントからのスキャンです。画質が悪い点はご了承ください。








平成2年2月16日 大糸線(撮影地不詳)





平成2年2月17日 大糸線(撮影地不詳)

2日間にわたって撮影したキハ65系エーデル車による急行「シュプール白馬・栂池」号で、いずれも前後が展望車付きの6連を組んでいました。

大糸線を走る「シュプール白馬・栂池」号ですが、夜行列車で大糸線へ着地した後、線内に留置するスペースがないため、糸魚川まで逆戻りして返しまで留置するという方法が取られていました。
しかも、単線区間が長い非電化区間では設定本数を増やすことが難しかったようで、定期普通列車スジを使用し、旅客扱いをしながら回送するという苦肉の策によるものでした。
このため、一般の利用者も「シュプール白馬・栂池」号が到着する日はキハ181系やエーデル車、20系客車など、普段の単行キハと違うガラガラの長い編成の列車に乗ることが出来たのです。

ちなみに、このエーデル車の写真が両日とも1列車ずつしか撮れていませんので、記憶はないのですが、おそらくは回送を兼ねた糸魚川行きの普通列車であり、急行「シュプール白馬・栂池」号ではない可能性が高いです。
両日とも4本の急行「シュプール白馬・栂池」が設定されており、一番早い時間に到着したこのエーデル車使用の列車は撮影できず、糸魚川回送の普通列車のみが撮影できたのではないかと思われます。

正確にはエーデル車使用の普通列車とすべきところですが、「シュプール白馬・栂池」が運転されなければ実現しないシチュエーションでもありますので、急行「シュプール白馬・栂池」として整理することにいたしました。