マル鉄・鉄道写真館

鉄道・バス・航空機・はたらくクルマなど、乗り物全般の歴史をご紹介しています。

103系冷房改造車:中央線「特別快速」

2011-08-26 00:30:00 | 国鉄・JR普通列車
103系冷房改造車:中央線「特別快速」


中央快速線では昭和55年頃から201系が誕生し、101系を駆逐、さらに、増備が進むに連れて103系にも手が及びます。
他線とは違い、103系による首都圏の冷房化率向上を目的として、実際には103系の方が101系よりも早く中央快速線から消滅しています。
そんなこともあって、103系中央線の写真はこの1枚だけしか撮っていませんでした。



昭和56年 中央本線 高円寺駅にて 103系 特別快速

当時は現在のように「中央特快」「青梅特快」「通勤特快」といった種別は無く、高尾行きの「中央特快」にあたる「特別快速」の種別のみでした。
写真の103系は低窓ですが、シールドビーム2灯のオリジナルスタイルであり、関西で良く見られたものでした。

このときは101系が終盤の頃で、ホリデー快速を撮影に行ったときに偶然撮っていたもの。未現像だったので、スキャニングをして101系じゃないと判ったときには非常に嬉しかったです。
隣を走る301系も懐かしいですね。この頃だと未だ黄色帯だった筈ですが、カラーじゃないのが非常に残念です。


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特大貨物輸送:シキ611

2011-08-25 00:30:00 | 貨車
特大貨物輸送:シキ611


平成20年11月29日、知人からの情報により、初めて特大貨物輸送の写真を撮りに行きました。
初めて間近で見るシキ611、とにかく圧倒されました。



発車待機中の1号機+シキ611










初めて間近で見るシキ611にただただ感動、夢中でシャッターを切りました。




高岳1号機の牽くシキ611+ヨ8402。力いっぱい牽いてますが、この速度はセーブしているのでしょうか?それとも精一杯なのでしょうか(笑)。
近所の工場でちょうど作業が始まったらしく、ガーガーガッチャンガッチャンとものすごい音を立てています。
しかし、1号機はそれを上回るボリュームでやって来ました。
手前は一面の田んぼ、線路の向こうは住宅がギッシリという不思議な光景。




シキ611をJR貨物に引継ぎ、DE101604が牽引してやってきました。
工場入換車の牽くシキも味がありますが、DE10が牽くとなおさら特大輸送らしく感じられます。列車自体の雰囲気もかなり変わりますね。




力いっぱい唸りを上げて走る1号機は、余裕のあるDE10とは好対照の走りを見せてくれます。また、目前を通過するDE10牽引シキ611の3連符×4×2の繋ぎ目音は圧巻です。
踏切ごとに停車して、スイッチで遮断機を上げ下ろしながら走るシーンはじれったいですが、是非ご覧になってみてください。


最後に、詳細に書くことは出来ませんが、撮影に当たって構内撮影の許可ほか、色々と便宜や親切な案内対応をいただきました。
この場において高岳製作所様並びに警備員様に御礼申し上げます。



平成23年12月10日 配8592レ シキ611+ヨ

追加画像です。
地元を配給回送でシキ611が通りました。



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103系:京葉線

2011-08-24 00:30:00 | 国鉄・JR普通列車
103系:京葉線


開業当初、209系化によって余剰となった103系が使用された京葉線。
新木場までの延伸、そして東京地下駅完成に伴う完全開業を迎え、205系の増備が実施されました。
そして201系、さらには山手線のE231系化で余剰となる205系のの転入などもあり、103系は終焉を迎えます。



平成14年10月27日 葛西臨海公園駅にて

京葉線の103系はかなり運用がなくなっていたらしく、この1本しか撮ることができませんでした。

京浜東北線沿線に住む私としては、昔からオリジナルのスカイブルーの103系を見て育ってきましたので、あの異様なスカートを履いている姿に非常に違和感があるのですが、それでも京浜東北線が209系化されて久しかったので、懐かしさが一気にこみ上げてきました。

このとき既に遅しで、最初で最後の1枚となってしまいました。

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男鹿線:DD51牽引 50系普通列車

2011-08-23 00:30:00 | 国鉄ローカル線
男鹿線:DD51牽引 50系普通列車


男鹿線は、秋田県男鹿半島男鹿駅と奥羽本線追分駅を結ぶローカル線です。
区間の短いローカル線であり、日中は単行列車でも足りる線ですが、朝の通勤通学時間帯にはそれなりの需要があるらしく、長い編成の客車列車が走っていました。
このような路線は、当時としては全国的にも良く見られたものです。



平成4年8月19日 男鹿線にて

男鹿線を行く客車列車です。北上線を走る20系臨時急行「おが」や奥羽本線の特急列車などを撮影した際に寄り道して撮ったものです。
朝の2往復に客車編成が存置されており、1本は4両編成、もう1本は8両編成でした。時間の都合だったのか、8両編成の列車の1本だけを撮影していました。

平成になってもまだ客車列車が残っていたんですね。まさか定期客車列車が絶滅するとは思いませんでした。

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EF57~EF58牽引:急行「津軽」

2011-08-22 00:30:00 | 国鉄・JR急行列車
EF57~EF58牽引:急行「津軽」


「津軽」は、ご存知のとおり上野~青森を奥羽線経由で結んでいた急行列車です。
その昔、普通列車で上京し、仕事をしてお金を稼ぎ、この急行列車で帰って来るということから「出世列車」とも呼ばれていたのは有名です。

私としても写真だけですがこの列車との付き合いは古く、写真を撮り始めて間もない頃からの記録が残っています。



昭和48年 蕨~西川口間にて 上り急行「津軽1号」

この時代は上り下りで奇偶の号数が区別されていません。
番号は判りませんが、EF57のスノープラウ台座を装備していない号機ですね。
多分ですが、次位がマニ36、1号車がスハフの座席指定、2号車は車体幅が狭いところを見るとスハネ30のようです。私の世代では実車を見るのが困難だった筈なのですが、意外なところで残っていました。



昭和51年 蕨~西川口間にて 上り急行「津軽2号」

こちらもEF57が牽引する、上りの2号です。
2号は秋田回転車が連結されていませんので、マニ36の次はいきなりグリーン車となる編成が特徴でした。



昭和51年頃 蕨~西川口間にて 上り急行「津軽2号」

こちらも同じシチュエーションです。とにかくEF57だったら何でも良かった頃。
妻板から足回りまで雪まみれになっていますので、おそらく1月から2月頃に撮った写真でしょう。もしかしたら、昭和52年かもしれません。
完全な順光となっていますので、いくらか遅延して上って来たのかもしれませんね。
当時の写真としては比較的綺麗に写っていますので、編成の様子が判ります。



昭和57年5月 浦和~南浦和間にて EF5884牽引 上り急行「津軽2号」

ずぅ~と時代が流れて、東北新幹線開業直前です。
寝台車は10系が存置されましたが、座席車は12系化されています。
荷物車・グリーン車は既に外されていますが、A寝台車はまだ連結されています。

何故かこの間、全然「津軽」の写真を撮っていないんですよね。昭和54~56年頃は、南浦和~蕨~西川口間でもかなり写真を撮っていた筈なんですが、9時代の「はくつる」「津軽」の時間は避けていたようです。







3枚とも 昭和57年11月6日 上野駅にて EF5889牽引 上り急行「津軽2号」

上越新幹線開業直前、上野駅へ時代の変遷の様子を収めに行きました。
標準塗装時代のEF5889の牽引で上野駅に到着した上り「津軽2号」。たった半年後なのに、A寝台車もとうとう運用から外れてしまいました。新幹線の開業により、東北方面の夜行列車は完全に冬の時代と化してきました。



昭和57年 上野駅にて EF58122牽引 上り急行「津軽4号」

これ、上の写真と同日でしょうかね。記録が曖昧です。
やはりA寝台がなくなり、わずかにマニ36とB寝台が1両だけ残った寂しい姿です。
新幹線が開業すれば、客車急行列車も殆どが消滅し、EF58の運用も縮小することが目に見えていました。しかし、上の89号機やこの122号機は誰もが予想しないほど長く生き残ったわけですね。



昭和60年1月5日 東北本線 栗橋~東鷲宮間にて EF58154牽引「津軽」

昭和58年7月のダイヤ改正で1往復が廃止、同時に20系化された「津軽」。ナロネ21を改造した自由席車ナハ21を3両連結してグレードアップを図りましたが、自由席車が少ないことから苦情が殺到、間もなくオール14系座席車に変わります。
しかし、今度は寝台車が連結されていないことへの不満が出てきたため、14系寝台車を併結することとなりました。
写真は、そんな過渡期を越えた14系寝台車+座席車の時代で、結局は、この姿が最後の客車急行「津軽」となり、後に電車化→臨時列車化→廃止という運命を辿ることになりました。

せっかく良い時間帯を走っていた列車なのに、本当に撮った数が少ないです。これは「津軽」以外にも、「はくつる」や「あけぼの6号」にも共通して言えます。14系ハザ時代や、20系時代、そして電車時代。全く撮っていません。

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