マル鉄・鉄道写真館

鉄道・バス・航空機・はたらくクルマなど、乗り物全般の歴史をご紹介しています。

453系・455系:普通列車(東北本線)

2017-06-30 23:43:00 | 国鉄・JR普通列車
453系・455系:普通列車(東北本線)


国鉄時代末期、老朽化著しい戦前戦後型の客車列車が急速に淘汰されるようになり、路線によって電車化、気動車化、或いは12系・50系化されて行きました。
個人的に馴染みのある東北本線の黒磯口では、東北新幹線開業に伴って余剰となった急行形車両や581系を改造した715系1000番代により電車化されることになりました。

置き換え当初は急行時代のサロを含む6両基本編成も見られたようですが(福島・仙台地区だけかもしれません)、サハやサロからの先頭車化改造や165系からの改造によって短編成化され、3連の短い普通列車が行き来するようになりました。



昭和60年9月10日 453系 普通列車 白坂~豊原間にて

455系の普通列車転用にあたっては、随時塗色変更が実施され、いわゆるグリーンライナーとなって運転されましたが、引退が近かった453系に関しては、塗色変更されずにそのまま急行塗装で運転されていました。



昭和62年6月14日 455系 普通列車 白坂~豊原にて

こちらは民営化されて間もない頃。すでに453系は無くなっていたかもしれません。
偶然ですが、写っていたのは先頭車化改造のクハ455。運転席直後のドア窓がタテに細長く、改造車である特徴が良く分かります。
画像が不鮮明ではっきりとは読み取れませんが、車両の配置状況からクハ455-500番代とみて良いと思います。同車は、直流型電車であるサハ165からの先頭車化、交直流化が施行された改造車です。



平成13年7月8日 455系 普通列車 須賀川~安積永盛間にて

掲載漏れがあったので追加です。
磐越西線のD51列車が珍しく夏運転となり、これまた珍しくも須賀川始発となったために撮影に出掛けた時のものです。

客車普通列車が全廃、昼間の優等列車もなくなり、面白みがまったくなくなってしまいましたので、たまたま715系狙いで立ち寄った際に撮影したこの程度しか記録がありませんでした。


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国鉄455系電車:サハシ455-14

2017-06-27 22:21:00 | 試験・事業車、配給、列車車両等
国鉄455系電車:サハシ455-14


かつて長距離用の急行として交直流区間をまたがって運転されていた455系列の電車。
登場当初は、直流型の153系や165系急行と同様に、軽食を提供するビュッフェ車(今ではビュフェやブッフェとも言われる)が連結されていました。

しかし、東海道山陽新幹線が延伸されるとともに食堂従業員がシフトし、食堂車の連結が当たり前であった特急列車ですら供給が追い付かなくなり、特に急行列車における食堂営業はかなり早いうちに立ち回らなくなったようです。

東海道山陽新幹線と並行する路線では急行列車そのものがなくなりましたが、東日本では中央本線や上越・信越本線、そして東北本線で昭和40年代末くらいまでビュッフェの営業が続いていました。

昭和50年代前半くらいまでは非営業のまま急行列車にサハシが組み込まれましたが、これも昭和52年から56年くらいに掛けてすべての連結を廃し、淘汰された車両は殆どが廃車・解体となっています。



サハシ455-14 西川口~蕨間にて

お見せするような写真ではないのですが、その姿が映っている写真が全然無いため、やむを得ずご紹介いたします。

子供の時に初めて買ったカメラがサクラパック。インスタマチックというホルダー式のフィルムをセットする安いカメラです。そして、そのセットに付いていたお試し用のモノクロフィルムで撮影したのがこの写真で、正に撮り鉄人生最初の鉄道写真です。

上越や中央東線のビュッフェは昭和50年代半ばくらいまで連結されており、その希少性を認識したときにまだ残存車がありました。そのため、過去ログ『169系:サハシ169』や『165系:急行「アルプス」』で捉える機会もありましたが、一番身近で何回も乗ったことのあるサハシ451やサハシ455は、昭和52年くらいの早いうちに外されてしまったため、気が付いた時には既に無くなってしまいました。

好きは車両でありながらも、たったこれしか記録することができなかったの大変残念な形式でした。13連の東北急行の写真をもっと撮っておくべきでした。

関連→『153系:急行「東海」(サハ164・サロ163)』『165系:急行「よねやま」(サハ164)

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団体列車 東北新幹線開業35周年:185系「新幹線リレー号」

2017-06-24 12:28:00 | 国鉄・JR団体・臨時列車
団体列車 東北新幹線開業35周年:185系「新幹線リレー号」


東北新幹線が開業してから35年経ちました。
昭和57年6月、私が国鉄に入社した年であり、大宮を発車した200系試運転列車を3機のヘリが追いかける様子を、関東鉄道学園の窓から見ていた記憶が鮮明に甦ってきます。

クラブツーリズムでは35年を記念した企画を打ち出し、団体列車を仕立てました。
企画名は『昭和の名車両「リレー号」(上野~大宮間)と「東北新幹線開業35周年記念号」で行く!旅情が誘うみちのくノスタルジー2日間』だそうです・・・企画名が長過ぎます。


※撮影は、平成29年6月24日です。



185系B4+B7編成 回9572M 送り込み回送

―――を期待しましたが、残念ながら///でした。



185系B7+B4編成 9535M

事前の情報で185系10連となっていましたので、グリーン車込みでA編成を使用するものとばかり思っていましたが、6+4の10連でした。

ヘッドマークは既に消滅しているため、ステッカー式が前後に用意されました。「臨時」や「団体」だったらスルーしていたかもしれませんね。
やはり残念なのは塗装。結局リレー色が復活することはなく、次に期待の40周年では、185系はもう残っていないかもしれませんね。

リアルな「新幹線リレー号」はアーカイブ済みなので、『185系:アクセス列車「新幹線リレー」』をご覧ください。



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国鉄 直流型電気機関車:EF58124(東京機関区)

2017-06-23 00:26:00 | 国鉄・JR電気機関車(直流)
国鉄 直流型電気機関車:EF58124(東京機関区)


EF58シリーズ、今回は東京機関区所属の124号機です。

上越仕様ではありませんが、東京機関区でスノープラウを装着していた2機のうちの1機です。
もう1機はEF5888で、スノープラウについてはこちらで記述しています。

元々はスノープラウを装着していなかったようですが、異動による転出で124号機にセットされるようになったようです。



昭和54年8月 品川駅(品川客車区内)にて EF58124単機

東京機関区から汐留・品鶴線への入出庫の際に待機場所となっていた地点です。ここで押さえられるのは単機のみですが、色々なカマを目撃ました。

写真の124号機は、運転席窓が原型小窓となっています。
最末期にはHゴム化されてしまったようですが、記録できた写真はこの1枚しかありませんでした。

前記事123号機でも記述いたしましたが、この124号機から側面ナンバーが切り抜き式になっています。


124号機

昭和32年 3月23日落成 東芝製 浜松機関区
昭和58年 3月11日廃車 東京機関区


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国鉄 直流型電気機関車:EF58123(宇都宮運転所)

2017-06-21 01:01:00 | 国鉄・JR電気機関車(直流)
国鉄 直流型電気機関車:EF58123(宇都宮運転所)


EF58シリーズ、今回は宇都宮運転所所属の123号機です。

122号機と連番で宇都宮運転所に配置され、比較的に遅くまで東北本線等で活躍していました。EF57の撤退前くらいまでは東京機関区に配置されていたようです。



昭和53年?月??日 蕨~南浦和間にて EF58123?牽引 125レ

記録していないので記憶だけが頼りですが、東北本線上野口から客車普通列車が廃止となった53・10改正の前々日に運転された、福島行き普通列車125列車と記憶しています。

16:30頃なので既に暗くブレてしまい、ナンバーもハッキリとは確認できませんが、文字の印象として123号機のようです。
123号機は何度か目撃した記憶があるのですが、写真に撮ったのはこれだけで、晩年の様子がちょっと分からないのですが、この時点では原型小窓のままとなっています。

EF58では、この123号機まで側面ナンバーがプレート式であり、124番以降は切り抜きナンバーとなっています。

※改正前々日に撮影したと思われる125レの写真が別に出てきました。検証が間違っていたようなので、撮影時期については「不明」に訂正いたします。


123号機

昭和32年 4月19日落成 日立製 沼津機関区
昭和58年 3月11日廃車 宇都宮運転所


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