マル鉄・鉄道写真館

鉄道・バス・航空機・はたらくクルマなど、乗り物全般の歴史をご紹介しています。

弘南鉄道の旧型車両(昭和55年)

2011-08-10 00:30:00 | 私鉄(中小)
弘南鉄道の旧型車両(昭和55年)


弘南鉄道は、青森県の弘前を中心として設置された路線です。
私自身は弘南鉄道を訪れたことは一度もありませんが、初めて北海道に渡るにあたり急行「津軽」を利用、大鰐駅を発車する際に窓から見えた弘南鉄道の写真を撮影しています。
列車の加速が悪いだけに、数枚撮ることができましたのでご紹介いたします。

※写真は、全て昭和55年3月19日、奥羽本線 大鰐駅にて




こちらはED221とキ106ラッセル車のコンビです。
キ106は元国鉄のキ100型で、蒸気機関車時代の雪国を支えた貢献者です。
そして、電気機関車のED221は、国鉄から西武鉄道→近江鉄道→一畑電鉄を経てやってきました。
この2台は未だに現役であり、冬になると活躍のシーンが多く見られるようです。今もってこのような車両が現役で居てくれるのは素晴らしいことですね。






いずれも大鰐駅で撮影した弘南鉄道の旧い電車たち。
私はこの鉄道に詳しくないので、どの車両にどんな生い立ちがあったのか良く分かっておりません。モハ105(真ん中の写真)は日本車両標準型でしょうかね。ローカル私鉄で良く見られるタイプのものだと思います。



元富士身延鉄道のモハ2250です。
風貌は国鉄省電のモハ14にそっくりですね。こういう車両、大好きです。

今ではご他聞に洩れずに経営は厳しいようで、東急電鉄や南海電鉄から購入した中古車で細々となっているようですね。これらの旧型車も除雪コンビを除いて全て引退してしまったようです。

未だに1度も訪れたことのない弘南鉄道ですが、列車の車窓から撮った数枚の写真が貴重な存在になってしまいました。

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