マル鉄・鉄道写真館

鉄道・バス・航空機・はたらくクルマなど、乗り物全般の歴史をご紹介しています。

583系:臨時特急「ひたち51・52号」

2015-06-27 15:31:00 | 国鉄・JR特急列車
583系:臨時特急「ひたち51・52号」


平成27年6月27日、常磐線に583系を使用した団体列車「ひたち」が運転されました。
残念ながら撮影に行けませんでしたが、情報によりますといわき方にイラストマーク、上野方に文字マークがステッカー式により掲出されたようです。
現在は情報社会ですから、『過去に臨時「ひたち」で583系が使用されたことがあるようです』『ヘッドマークは臨時だった』というような話題が、当時を知らない若い世代と思われる方から聞かれます。

ということで、ここはベテランの出番と自覚し、過去のアーカイブをご紹介しようと思いましたら、数年前に「詳細をご紹介します」と言いながら放置していたことを今改めて知り、資料を探し出しました。全貌まではご紹介できませんが、判明した範囲でまとめたいと思います。


臨時特急 「ひたち51号」 上野 11:20 → 日立 13:15
臨時特急 「ひたち52号」 日立 14:03 → 上野 16:05

運転日 昭和54年3月24・25・31日、4月1・29・30日、5月3・5・6日

使用車両 583系 盛アオ 13連



日暮里駅にて 「ひたち51号」



上野駅にて 「ひたち52号」

583系臨時特急「ひたち」は、昭和54年の春休み及びGWに設定されていたようです。春休み期間中の土日及びGW中の土休祝日に設定されています。GWが飛び飛びになっているのは、当時5月4日は国民の祝日になっていませんでしたので、通常の年は飛び石連休となることが多かったという時代背景にあります。

撮影日は定かではありませんが、1枚目が常磐線内下りであり、2枚目がお土産等の荷物をたくさん持って下車している様子から、それぞれの号数と想定できます。

自身はこの2日間しか撮影していませんので、その他の運転日についての情報は分かりませんが、ほぼ「臨時」マークで営業した模様です。青森車の運用範囲内で使用される583系のヘッドーマークは網羅していましたが、「ひたち」への運用は想定されていませんので、当時としては已む無しの措置と言えるでしょう。

一方で、489系臨時特急「新雪」のように、ステッカー式、或いは181系時代のヘッドマークを引っ張り出してまで掲示したケースもありましたので、当然にしてヘッドマーク付きを期待していたことは言うまでもありませんでした。


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EF510-500牽引:寝台特急「カシオペア」

2015-06-23 01:39:00 | 国鉄・JR特急列車
EF510-500牽引:寝台特急「カシオペア」


平成22年6月から寝台特急「カシオペア」の牽引を任されるようになったEF510-500番代ですが、平成25年3月ダイヤ改正において首都圏貨物運用から撤退し、「カシオペア」「北斗星」用の6両を除き、JR貨物に譲渡されることになりました。
EF81を置き換えるために導入されたEF510も、EF81が現役で残存している状況でありながら、平成28年3月の北海道新幹線開業において、牽引する列車が無くなってしまうことが確定的になってしまいました。

既に懐かしくなってしまった感がありますが、EF510-500番代が特急「カシオペア」牽引に活躍していた写真を、現在も活躍中の現役車もあわせてアーカイブしておきたいと思います。
殆どが地元の写真で変化が乏しいため、号機として判別しやすいもの、特徴的な動きをしたものを代表して掲載いたします。



平成22年6月27日 EF510-501 2レ

EF510初牽引となった「カシオペア」は、平成22年6月25日に501号機が1レで下り、翌々日に上京してきた。
助士席で前方監視をし続けたオジサンは全国区の時の人となった。



平成22年9月26日 EF510-501 8010レ



平成22年7月11日 EF510-502 8009レ



平成23年1月9日 EF510-503 8010レ



平成24年5月13日 EF510-504 8010レ



平成24年1月29日 EF510-505 8010レ



平成24年7月15日 EF510-506 8009レ



平成24年2月5日 EF510-507 8010レ



平成23年9月11日 EF510-508 8010レ



平成26年1月12日 EF510-509 8010レ



平成25年1月2日 EF510-509 8010レ



平成24年4月8日 EF510-510 8010レ



平成23年3月6日 EF510-510 迂8009レ

浦和駅高架切り替え工事の関係で、川口から貨物線を走った。



平成25年2月3日 EF510-511 8010レ



平成24年6月3日 EF510-512 8010レ



平成23年1月30日 EF510-513 回8010レ

現在も残っている513号機だが、出番が少ない。この時は、運転打ち切りとなった列車が回送されてきた。



平成23年3月6日 EF510-514 迂8010レ

こちらも浦和駅高架切り替え工事の関係で貨物線を走った上り「カシオペア」。



平成27年5月17日 EF510-515 8010レ


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タキ43000:日本オイルターミナル(トップナンバー車)

2015-06-14 18:35:00 | 貨車
タキ43000:日本オイルターミナル(トップナンバー車)


タキ43000は、昭和42年から製造を開始したガソリン専用のタンク車です。積載荷重43tは、当時の2軸タンク車としての最大積載量を誇りました。兄弟車に、ガソリンを除く石油類を輸送するタキ44000があり、類似スタイル乍ら全長が短いため、コタキ44000となっています。



平成27年5月6日 東大宮~蓮田間にて

別の列車を撮るために訪れた際、直前に来た下り貨物列車を撮影したものです。
立ち位置が反対であったためにこんなアングルで撮影したわけですが、後日、写真の編集をしていましたら、ナンバーがタキ43000であることに気が付きましました。




タンク車を切り取ったもので、クリックすると大きな画像になります。

まさかのトップナンバー車で、未だ廃車になっていなかったことに驚きました。
トップナンバー車ですから、当然、落成は昭和42年。もう少しで誕生から50年になります。

私が大宮操車場で入換をしていた頃は、これらの青タンク車は新型というイメージしか無く、昭和59年2月ダイヤ改正以降は次々と私有貨車が倒れていく中で、当然にして最後まで残るタンク車であることは想像できました。
しかし、さすがに50年ともなれば、この時代にそれだけの長寿であることはやはり驚きです。

積載時ではかなりの車体重となるタキ43000、コタキ44000でしたが、とにかくブレーキ性能が良く、コントロールしやすい車両でした。毎日4~7両程度で手を繋いでハンプを落ちてくるこれらの車両に、飛び乗ってブレーキングしていた30年前を今でも思い出します。


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455系:仙山色

2015-06-11 00:24:00 | 国鉄・JR普通列車
455系:仙山色


国鉄時代の仙山線においては、普通列車は客車列車が使用されていましたが、昭和50年代末期に旧型客車が淘汰されると、これに代わって急行列車の廃止で余剰になった455系列(453系・457系を含む)が使用されるようになりました。

置き換え当初は急行色のままでしたが、徐々にクリーム地緑帯の通称「グリーンライナー」へと塗装が変更されました。
さらに各地で地域色化が盛んに行われ、JR移行後の仙台支社管内においても、赤系の磐越色とともに青系に塗装された「仙山色」が登場し、路線ごとの差別化が実施されました。

私自身は仙山線への訪問経験がなく、本来なら未見に終わっても仕方がなかった塗装でしたが、719系の増備により455系の活躍の場が狭まってくると、仙山線の455系は他線区へ活躍の場を変えることとなったため、運良く別の地域で記録することができました。



平成12年7月7日 磐越西線 東長原~広田間にて 快速「ばんだい」

毎年恒例となった「SL会津磐梯号」の運転に合わせ、10年間ほど冬の会津に通っていましたが、この年は珍しく夏に走るということで出掛けてみました。
SLを待っていた際、偶然に捉えることのできた仙山色でした。それまで磐越西線では見たことがなかったので、こちらを走るようになってから間もない頃だと思います。とにかく驚きました。



平成13年7月8日 東北本線 安積永盛~須賀川間にて

翌年、こちらもSLの撮影で訪れた時です。
この年は何故か発駅が須賀川となったため、東北本線内で1ショットを撮ろうと構えていたところ、やはり通り掛かった普通列車に仙山色の455系が連結されていました。仙山色側が後位になってしまっていたのは残念でした。

結局はグリーンライナーから塗色変更が完結する前に455系も廃車が始まってしまったようで、これらの塗装もそれほど長くは見ることが出来なかったように思います。
たった2枚だけですが、記録できただけでも良かったと思う地域色です。

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団体列車:「ELレトロ栃木・福島号」

2015-06-06 21:28:00 | 国鉄・JR団体・臨時列車
団体列車:「ELレトロ栃木・福島号」


ふくしまデスティネーションキャンペーンに合わせ、JR東日本横浜支社が「ELレトロ栃木・福島号の旅」を企画、平成27年6月6日に横浜~郡山間で運転されました。

早朝に高崎から横浜までEF641001+旧型客車7両+EF8197で回送され、そのまま折り返し、新鶴見操でEF641001を解放後、EF8197牽引で郡山へと向かいました。
なお、EF641001は単機で田端(尾久)まで回送され、旧客を牽いて帰区する模様です。


※撮影は、平成27年6月6日です。



EF641001牽引 回????レ

霧雨の暗い中、それはゆっくりとしたスピードでやって来ました。



EF8197後補機

旧型客車7両を挟み、営業運転の本務機を後部にぶらさげています。パンタグラフは2つとも上がっていました。ヘッドマーク等の装飾もありません。
あまりにもスピードが遅かったので、真上まで移動する時間がありました。



EF8197牽引 9121レ 「ELレトロ栃木・福島号」

営業列車はいつもの慣れた場所でと思いました。しかし、いつもはカマだけ撮れれば良いのであまり気にしていなかった架線柱ですが、旧客メインで側面を出そうとすると、どうも架線柱が際立ってしまうようで。
それでいつもは選ばないポジションにしてみたのですが、画角の取り方が甘かったのか、後部が切れてしまいました。もっとも、後補機が付いていないのをこの時は気にしていませんでしたが・・・

列車は郡山までのロングラン。返しの回送は20時過ぎですので、ここで追跡は終了です。

前日にEF8197が高崎まで回送された情報がありましたが、まさかこのシチュエーションで星ガマを用意するとは・・・そのセンス、信じられません。

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