マル鉄・鉄道写真館

鉄道・バス・航空機・はたらくクルマなど、乗り物全般の歴史をご紹介しています。

京葉線:E331系

2014-03-30 15:02:00 | 国鉄・JR普通列車
京葉線:E331系


E993系ACトレインの実績を踏まえ、初めて通勤型電車に連接構造を導入したE331系。
国鉄時代から小田急との共同研究などもしていたようですが、国鉄~JRにかけても試作車以外に連接台車を
導入した例はありません。
E331系は先行量産車として位置づけだったようですが、運転を始めては不具合なのか修理なのか、試作車よりも多い頻度で入退院を繰り返し、殆どまともに営業運転に就いていた記憶がありません。

そんな中、営業運転を再開した際に、1度だけ撮影する機会がありました。













以上、平成22年7月17日

何か所かで撮りたかったのですが、特にダイヤを知っていた訳ではないので、ほかの撮影との兼ね合いもあり、これだけにとどめておきました。
復活が朗報でもあったため、まさかこの後すぐに運用から再度離れてしまうとは想像できませんでした。



平成22年10月9日 京葉線全線開業20周年記念「京葉車両センターフェア」にて

前回の撮影からそれほど経っていませんが、既に運用を外れていたと記憶しています。
フェアでの展示では、引退間際の201系にも負けない人気者でした。




いつでも運用に入って良いように準備されていた乗車位置。
運用を離脱している期間が長過ぎて、利用者にも殆ど見向きされなかったのではないでしょうか?

新機軸として用意された330番台の形式番号ですが、この先、どう使われるのでしょうかね。
結局はどのような成果があったのか良く分からないまま、平成26年3月25日、長野に向けて旅立ちました。

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185系OM車:「ホームライナー鴻巣」

2014-03-28 21:27:00 | 国鉄・JR快速列車
185系OM車:「ホームライナー鴻巣」


「ホームライナー」という名の列車が運転されるようになったのは、国鉄末期の昭和59年でした。
巨額の累積赤字を世間から叩かれ、窮地に陥っていた国鉄が、少しでも収益を上げようという機運の中で考えた、車庫への回送車両の有効活用策です。
その回送区間の関係で、当初は上野発の浦和・大宮降車という設定であり、名称もありませんでした。

その後、バブルによる土地高騰が原因となり通勤が長距離化、利用者の要望から運転区間が古河や鴻巣へと拡大していきます。
そうなると列車自体が「ホームライナー」を運転するための運用となり、当初の『有効活用』という意味は失われています。

※参考リンク『昭和60年 「ホームライナー大宮」乗車整理券

使用車両は「あさま」に運用されていた189系でしたが、横軽の廃止などもあり、185系や「能登」の間合い運用による489系などが使われました。

489系仕様の「ホームライナー」については過去ログ『489系:「ホームライナー」』『485系K編成:「ホームライナー鴻巣3号」』で既に収録してありますので、今回は185系の写真のみを集めてみました。



平成20年7月22日 「ホームライナー鴻巣1号」



平成23年10月22日 川越車セにて ※展示車両



平成24年6月15日 「ホームライナー鴻巣1号」 OM03編成



平成24年7月11日 「ホームライナー鴻巣1号」 OM08編成

平日しか運転がなく、夕刻以降の下り列車であるため撮影条件も非常に悪い。なので、あまり残った写真はありませんでした。

この上野口の「ホームライナー」が始祖となって全国に波及し、現在は地方都市においても多数の同様列車が設定されていますが、上野口に関しては平成26年3月改正で「スワローあかぎ」による新しい制度の導入により、長らく続いた歴史にピリオドを打つこととなりました。

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秩父鉄道:1000形

2014-03-22 21:56:00 | 私鉄(中小)
秩父鉄道:1000形


秩父鉄道1000形は、吊り掛けの100形元小田急の800形を置き換えるため、元国鉄の101系の購入によって導入した車両です。

2両以上の組み合わせが自由であった利点を生かし、3両編成×12編成の計36両が導入され、当初は普通列車の殆どが1000形で統一されました。

その後、リバイバルブームに乗って中央快速色、総武緩行色、京浜東北色、関西色と様々な国鉄時代の色を纏い、ファンを楽しみませてきましたが、いよいよこの平成26年3月の3連休の運転をもって、最後の1編成が運用を離脱することになったようです。

秩父鉄道にC58が走るようになった頃には何回も足を運びましたが、旧型客車による運転が終了してからは足が遠退いてしまいました。
その頃には既に元101系である1000形が大勢を占めており、むしろ最後に残っていた100形の方に着目していました。そんなこともあって、1000形の写真も殆ど残っていません。

あるだけ集めたものを記録しておきます。



平成4年4月5日



平成5年5月16日 浦山口~武州中川間にて

ここまでは、導入当初の塗装で、100形等に施行されていた当時の標準塗装です。



平成8年9月15日 1205F 野上~樋口間にて

塗装変更が社内全般に実施され、それまでとは違った爽やかなイメージとなりました。
前後の車両は冷房化も実施されました。



平成19年2月15日 1212F 西羽生~羽生間にて





平成19年2月15日 1212F 羽生~西羽生間にて



平成19年2月15日 1211F 西羽生~羽生間にて

秩父鉄道1000形の全廃により、昭和32年に誕生した国鉄新性能車の始祖101系は、全国の鉄道から消滅し、57年の歴史にピリオドが打たれます。(台車等の流用改造車を除く。)

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さよなら北王子線

2014-03-19 22:56:00 | 駅・停車場・操車場
さよなら北王子線

昭和2年から長きにわたって製紙輸送を担ってきたJR貨物の第一種路線である北王子線が、平成26年3月14日をもって運行を終了しました。

王子貨物駅(現在の北とぴあ)が存在したころからその存在を知っており、かつて王子駅に勤務していた時も、通勤ラッシュが始まる頃にワムを連ねてゆっくりとDEが通る姿を毎朝見ながら過ごしたものです。
しかし、既に59・2ダイヤ改正後であったため、パワムしかない貨物列車に興味がなくなってしまい、まったく訪問するどころか、写真の1枚すら撮ったことはありませんでした。
今となっては非常に贅沢な話ではありますが・・・。

昔から馴染みはあった路線ですので、廃止前に記録せねば・・・と、やっと何度か訪れました。
路線が短く、良いポイントがなかなか見出せない路線ですが、撮ったものを並べてみます。



















以上、平成25年12月23日

この日は原色のDE101566が牽引しました。
初めての訪問ですが、金町のHさんにご案内いただき、スムーズに撮影できました。





以上、平成26年1月13日

この日は更新色のDE101662。
朝に出遅れたため1往復のみ、王子駅付近での撮影。訪問者もかなり増えてきました。



平成26年2月11日

3度目の訪問。まだ残雪があり、大変良い雰囲気だったのですが、なんと運休となってしまいました。
諦めて帰宅したのですが、午後便は動いたようで、誠にもって残念でした。











以上、平成26年3月14日

もう訪問することはないと思っていましたが、ダイヤ改正の前日に休暇が取れましたので、最後の挑戦で北王子線へ。
最後の3日間はヘッドマーク付きということだったので、是非とも行ってみたくなりました。
沿線は最終日の北王子線を記録しようということで、平日にもかかわらず大勢のファンが訪れ、別れを惜しみました。

最も身近にあった貨物専用線でありながら、付き合いが疎かになってしまった北王子線。もっと早くに思い立ち、せめてワムがある頃にでも訪問しておけばと後悔しています。

長い間お疲れ様でした。さよなら・・・北王子線。

※北王子支線は、平成26年7月1日廃止予定として認可申請中ということです。

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新幹線E3系0番代:「こまち」「やまびこ」「なすの」

2014-03-16 11:15:00 | 新幹線
新幹線E3系0番代「こまち」「やまびこ」「なすの」


平成9年、秋田新幹線用として誕生したミニ新幹線車両のE3系は、平成25年度より運転を開始したE6系と交代、平成26年3月のダイヤ改正で「こまち」運用から撤退することになりました。

イベント列車用に改造された0番代以外は全廃になると思われましたが、改正後も引き続き「なすの」「やまびこ」として2運用が残るようです。
過去にもちょっとだけ撮った写真がありますので、この機会に一旦アーカイブしておきたいと思います。



R7 「やまびこ204号」



「こまち3号」



「やまびこ205号」



「こまち7号」



R16 「こまち9号

以上、平成20年8月2日、小山駅にて。
E5系の誕生前であり、併結の相手方はE2系onlyでした。
400系「つばさ」の撮影が目的であり、特にE3系を意識した訳ではありませんでしたが、「こまち」以外にも運用が多くあり、あまり東北新幹線を撮ったことがなかったのでショックを受けたものです。



平成24年8月25日 大宮駅にて 「はやて19号」+「こまち19号」

久し振りの東北新幹線撮影。とは言っても目的はE1系Maxや200系であり、やはりE3系を意識したものではありませんでした。
しかし、既にE6系のデビューも予告されており、いずれはと思って撮影しておきました。





平成25年12月23日 西日暮里にて 「やまびこ207号」

E3系の撤退のアナウンスがあり、既に廃車が始まっていました。
こまちロゴの場所に「ありがとう」ステッカーが貼られました。



平成26年2月11日 東十条にて 「やまびこ207号」

なかなか新幹線の撮影に行く機会に恵まれず、しかしこのような光景に出会うことがあり、なんとか近くで記録しておきたいな、と思ってました。



平成26年3月9日 武蔵浦和駅にて 「こまち28号」

最後に残った1運用を撮影すると決心したのは、改正の1週間前でした。
大宮への出撃が電車の都合で間に合わなくなり、方向を変えて武蔵浦和へ。
しかし、こんなピンポイントのタイミングで4番線の北行快速にブロックされ、こんな遠くまで行ってしまいました。
写真はかなりの大きさにトリミングしています。







R20 「なすの259号」

最後の撮影は無理に進入写真とせず、確実なホーム撮りとしました。
この時点ではE3系自体が廃車だと思ってましたので、とにかく記録で来て良かったと思っていました。

E3系が残るということでガクッとも来ましたが、また撮れるチャンスが残っているということですから、走行写真でも撮れる機会があればと思います。

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