マル鉄・鉄道写真館

鉄道・バス・航空機・はたらくクルマなど、乗り物全般の歴史をご紹介しています。

189系 M51編成(豊田車)

2018-04-29 18:59:00 | 国鉄・JR団体・臨時列車
189系 M51編成(豊田車)


189系豊田車M52編成に続き、平成30年4月27日、国鉄色のM51編成がラストランを迎え、廃車回送を兼ねた団体列車として長野まで運転され幕を閉じました。
あまり気にしていませんでしたが、伝統の国鉄特急色としても最後の編成となっていたため、新聞・ネットニュースでも多く取り上げられていました。


このM51編成も先にご紹介いたしましたM52編成と同様、OM(元田町)のH81編成とH101編成から混合して編成した6両で、平成27年からはシンボルマークの復元も行われていました。

M52編成と比較すると、臨時列車等への充当率が高かったように思え、過去ログ『189系:臨時特急「わかしお82号」』と『189系 M51編成(豊田車):快速「ホリデー快速富士山」』でご紹介済みです。



平成26年1月18日 大月駅にて 豊田M51編成 団体列車

富士急の撮影に行った際、自分の後を追ってきた団体列車がM51編成でした。
往年の西側スター同士の並びでしたが、ほんの少しの切り遅れで残念な構図になってしまいました。



平成28年10月22日 189系 豊田M51編成 9529M

地元ではなかなか見ることのできない豊田車。この時も記録ではM52編成の充当を期待していたようでした。
結果的には国鉄色でしたが、地元でのキャッチは貴重な機会でした。


史上最後の国鉄特急色が消滅してしまったのは残念ですが、時代の流れとしてこれを止めることはできません。それでも気が付けば民営化から30年が経過し、今まで良く残っていたとも思えます。



東武鉄道 1800系:1819F「臨時快速」

2018-04-27 00:14:00 | 私鉄(大手)
東武鉄道 1800系:1819F「臨時快速」


東武鉄道で、赤城急行「りょうもう」用の車両として誕生し、最後までほぼ原形で残存していた1800系1819Fでしたが、平成30年5月20日のラストランをもって引退することが突然発表されました。

1800系は、昭和44年9月から4両編成で運行を開始し、6本が誕生しています。昭和48年に4両編成2本が追加、さらに昭和54年には中間車のMTを増備して6両編成化されています。
そして少し離れて昭和62年に6両編成1本が増備されましたが、その最後の増備車が最後まで残った1819Fとなります。

1819Fも基本的な性能や構造は共通化されていますが、それまで丸目であったヘッドライトが角型のユニット式となり、クーラーの形状が変更された点が大きな特徴となっていました。

急行「りょうもう」が200系・250系に移行されると急行車両としての用途を失い、初期車が次々と改造される中、1819Fだけはオリジナルのまま動態保存のごとく、団体列車や臨時快速列車などに使用されていました。





平成19年5月4日 柳生~板倉東洋大前にて 1819F編成 臨時快速

結婚以来、あまり撮影に出掛けることがなくなってしまったのですが、デジカメを購入し、ブログを始めた頃から活動が活発化し、1800系が使用される列車を初めて撮りに行きました。
しかし、GWの大渋滞に阻まれ時間がなくなってしまい、急遽線路際で撮らざる得なくなってしまった、ちょっと残念な写真です。
この時は、ヘッドマークが白無地だったんですね。







平成27年5月6日 栗橋~新古河間にて 1819F編成 臨時快速

これは無難なところで、車両をメインに撮った写真でした。
この頃はヘッドマークに「臨時」が差されていたことが多いようです。

実は、この撮影は3度目の1819Fでした。
2回目は平成24年のGWだったのですが、最後の〆であった1819Fの時にメモリーオーバー。デジイチを買って初めてのメモリー切れで、警告が出ないことを知らなかったために起きた事故でした。非常に悔しい思いをしてリベンジを図ったわけですが、実現したのは3年後であり、しかもそれが最後になってしまうとは思いもよりませんでした。

一部では動態保存を望む声も聞かれるようですが、今までが動態保存だったようなものであり、今このようなプレスが打たれるということは、もう今後の活躍は期待できないと思われます。

昔から地味な塗装の車両ばかりという印象の東武鉄道の中で、一際派手な色彩で目立っていた車両であっただけに、その存在感が無くなってしまうのは非常に残念です。



189系 M52編成(豊田車)

2018-04-21 22:08:00 | 試験・事業車、配給、列車車両等
189系 52編成(豊田車)


首都圏で最後まで残っていた189系豊田車の3編成。うちM50編成は一足早く廃車となり、残り2編成のうちのM52編成(グレードアップあずさ色)が平成30年4月22日のラストラン団体列車運転をもって引退となります。


M52編成は、元田町→大宮を経て豊田にやってきたH102編成からモハ2ユニットを除いたものであり、平成26年11月にグレードアップ色に塗り替えられました。
中央東線を中心とした臨時特急や団体列車に活躍してきましたが、いよいよその活躍にも終止符が打たれることになります。



平成27年10月8日 新宿駅にて 189系豊田車 M52編成

説明会の講師として出掛けた午後、新宿駅で偶然に出会ったM52編成。
自分一人であれば間違いなく隣のホームへ行ったところですが、相方が居たため仕方なくこのシーンだけ。それでも電車が頻繁に発着するため、ほんの数秒という時間で撮影したものでした。

現役時代のグレードアップ車も、急行「アルプス」のグリーン車で南小谷まで乗車した1回のみで、「あずさ」の写真は1枚も撮ったことがありませんでした。

最後に何回かトライしましたが、この塗装は何故か縁がなく、M52編成として遭遇できたのも結局はこの1回だけでした。



東京消防庁 丸の内消防署:工作車 新旧2態

2018-04-15 23:51:00 | バス・トラック
東京消防庁 丸の内消防署:工作車 新旧2態


鉄道から離れて東京消防庁の特殊車両編が続いていますが、これで一旦終わります。

親ブログでちょっと前にご紹介したことがある東京消防庁丸の内署の工作車ですが、ここ最近よく裏手に停めてあるのが気になっていました。
昨年から通勤時に見ていても時々裏手に居たのでそれほど気になったわけでもなかったのですが、前記事の起震車等を見に行った時にまた近くに居たので見てみましたら、なんか顔が違うな・・・。
近くの消防士の方に訪ねてみると、番号から見て新車ですと。そんな筈は?と思いましたが、アームには確かに丸の内TWとあります。





平成30年4月3日 工作車 T29183 丸の内消防署にて

記番号の頭数字2桁が導入年度ということをこの時に教えていただきました。したがって平成29年度発注の新車になります。
母体は日野プロフィアで、大型車を吊り上げて牽引できる仕様になっているようです。





平成29年6月16日 工作車 T15197 丸の内消防署にて

こちらは昨年に撮影したものですが、新車を撮影した時点ではまだ丸の内署の正面に停まっていました。消防車はいつもピカピカなのでどうしても新しく見えてしまうのですが、番号を見ると確かに平成15年度の導入を表しており、14年が経過していることになっています。
しかし、15年経っていないのは半端ですし、この系の車両は走行距離があまり出なさそうなので、このまま廃車になってしまうのはどうか?という気がします。
この車両は日産ディーゼルのビッグサムで、同車としても最終の形態ということでもあり、時代的にもこの形態の車両は絶滅種になりつつあります。

東京消防庁の中でも希少な車両がこの時点で新旧2台も存在する貴重な場面に立ち会うことができました。



東京消防庁:VR防災体験車

2018-04-14 17:26:00 | バス・トラック
東京消防庁:VR防災体験車


残業続きでちょっと時間が開いてしまいましたが、前回の起震車の続きです。


東京消防庁の裏手に2台のクルマが停まっており、1台は前回の起震車で、その直後にやたらと車体の大きな物体が居ました。
前後輪とも2軸の4軸車で、箱型のために一際大きく目立ちます。


※撮影は、平成30年4月3日、東京消防庁にて。




母体はいすゞギガのようですね。

調べて見ましたら、東京都で導入するというプレス発表がありました。予算で1億3000万円ですって




運転席側後部。後部も扉があるようです。




イベント側前部から。ちょっと窮屈で収まり切れません。




イベント部以外にも大きな液晶パネルがついており、体験の待ち時間にPRを行えるようになっているのではないかと思われます。




イベント部の前後に階段が設けられており、一方通行で出入りするようになっているようですね。




こちらがメインのイベント部。VRの名のとおり、バーチャルリアリティーによる防災体験。火災と地震があるらしいです。
見る限り、椅子はかなりうねるように揺れており、お昼前に乗るのはちょっと気が引けました。


さて、この記事のアップをするために調べて見ましたら、なんと東京消防庁の消防技術安全所で一般公開があり、このイベントにおいて同車が展示されるということです。体験は抽選に当たらないといけないようですけど。

興味のある方は下記リンクからどうぞ。※期間が過ぎるとリンクが無効になるかもしれません。

≪平成30年度一般公開について≫
パンフレットの掲載及びVR防災体験車の抽選方法について更新しています