マル鉄・鉄道写真館

鉄道・バス・航空機・はたらくクルマなど、乗り物全般の歴史をご紹介しています。

2がいっぱい! キハ222&キハ2222&キハ22222

2022-02-22 23:34:00 | 試験・事業車、配給、列車車両等
2がいっぱい! キハ222&キハ2222&キハ22222


今日は、2022年2月22日で2がいっぱい付く日。
日付マニアって、やっぱり切符を集めている人に多いんじゃないですかね。
昔の切符は日付だけでしたが、今の券売機券は時間や券番も表面に出るので、マニアック度が一層高くなっていると思います。
和暦ではないので0が1つ入ってしまうのはちょっとですが、これも時代の流れで仕方ないですね。

最近はネタもなくなってきたので、過去の記録から2がいっぱいのやつをここでご紹介。




まずはひたちなか海浜鉄道のキハ222
写真は平成18年に撮影しているので、まだ茨城交通時代のものです。
残念ながらナンバーだけを撮影したものはありませんでした。




続いて2が4つのキハ2222。
稚内駅に停車中の天北線キハ22が偶然にも22番だったので撮影したもの。
本来なら急行「利尻」から幌延で下車し、羽幌線の乗る予定でしたが、夜行3連泊で疲れ果てて降りそこなったために稚内まで行ってしまった時のもの。もし予定どおりに行動していたら出会うことはありませんでした。




最後に2が5つもあるキハ22222です。
車号だけしか撮っていなかったので、何処で何線を撮ったものなのか記憶がありません。
札幌圏や夕張線などで運用されていた車両のようです。

西暦だからすべての数字を揃えるのは無理。
次に2が並ぶのは200年後の2222年です。地球がどうなっているかすら想像が付きません。


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コキ5500:大宮操車場にて

2022-01-01 02:57:00 | 試験・事業車、配給、列車車両等
コキ5500:大宮操車場にて


あけましておめでとうございます。

本年もガシガシとご紹介を・・・

と行きたいところですが、持ちネタが殆どなくなりつつあります。
更新も程ほどになってしまいそうですが、新作よりは過去ログから昔の鉄道を辿っていただくのが本旨ですので、資料としてご活用いただければ幸いです。




何年かに1度は大雪になる年があります。
雪が降らなければ温暖化、大雪が降っても温暖化の影響による気候変動。本当なのか嘘なのか。正しいのか間違っているのか?知っているのは地球だけ?

昭和59年の年明けから、大雪に見舞われました。
雪対策の薄い首都圏の構内入換では、積雪は大敵。足場は悪くなるし、軽い空車は入換中に雪の抵抗で止まってしまうこともしばしば。

写真はコキ5500の空車で、北国から来たのか積雪が凄かったので写真を撮っていたようです。私は下りハンプの担当ですが、背景から察するにこの車両は上りハンプの14番線か15番線ではないかと思われます。

私が国鉄に入社した時には、コキ5500やコキ10000はすべて4個積みに改造されており、そのため添乗デッキのスペースがコキ50000に比べて広くなっていました。添乗スペースが広く、ブレーキの鎖も短く軽いために非常に扱いやすい貨車でした。

コキ50000の形式消滅により国鉄時代のコンテナ貨車もすべて消滅。当時は一番面白くない貨車でしたが、日本の物流を支えた立役者でした。


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EF641000番代牽引:東北本線訓練運転

2021-12-10 10:39:00 | 試験・事業車、配給、列車車両等
EF641000番代牽引:東北本線訓練運転


地元でまだブルートレインが辛うじて健在だった時代、少なくなっていた客車列車の運転のため、予備のブルトレ車両を使用した訓練運転が頻繁に行われていました。

殆どはEF81によるものでしたが、時折EF651000番代が充当されることも有り、EF510の登場に伴ってこれに代わって行きました。

平成25年9月、何故かこの期間に限ってEF641000番代が訓練運転の先頭に立つ姿が見られるようになりました。
訓練運転の主体は田端区であることから、牽引機には「あけぼの」の牽引で上京したカマを間合いで使用する形態が取られたようで、毎回ナンバーの違うカマが充当されたようです。



平成25年9月14日 EF641051牽引 回9502レ



平成25年9月15日 EF641031牽引 回9502レ

訓練運転は日数は飛び飛びですが、比較的に長い期間行われたようです。平日の設定が多いため、記録できたのはこの2日間のみ。

「北陸」や「あけぼの」でも金帯車を牽く機会のあった同機ですが、金帯が揃った編成を牽くことはなかったので、非常に貴重なシーンです。これで編成端にカニが連結されるとより良い画になったのですが、私が記録している限りでもそのような編成は殆ど無かったので、贅沢を言えるものでもありませんでした。


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キハ42055(キハ0741)

2021-10-16 11:58:00 | 試験・事業車、配給、列車車両等
キハ42055(キハ0741)


九州鉄道記念館で保存されている キハ07 41 が国の重要文化財に内定したそうです。

九州鉄道記念館のキハ42055号、国の重要文化財指定へ

戦前の昭和12年製だそうで、登場時の形式番号はキハ42055ということです。

当時は気動車の創生期でもあり、蒸気機関から始まり、エンジンの導入によりガソリン車が一般的。これに、より安全性が高く燃料コストの安いディーゼルエンジンへと発展していきます。
また、液体変速機なるものもできていないため、クルマで言うところのマニュアルミッションとなっており、人力によるギアチェンジが必要でした。


※撮影は、平成24年9月22日、九州鉄道記念館にて。(再掲写真)




指定ではキハ42055となっていますが、保存車の車体表記キハ0741となっています。
登場時の塗装は茶色だったと思いますが、戦後のカラー化で青ベースの旧気動車色、そして写真の標準色と変化しました。

称号改正においてキハ07となり、戦前製が0番代、戦後製が100番代、さらに100番代から液体式変速機に載せ替えたものを200番代としています。
つまり、同車は戦前製のマニュアルミッション車となります。




同車は車内も見学できるようになっていました。
座席は戦前製の電車と比較しても貧祖で、背もたれも非常に低いもの。うっかり寝落ちすると後部を背中合わせに座っている人にぶつけてしまいそう。

重要文化財になってしまうと、立ち入りも制限が掛かってしまうのでしょうか?




見学のメインイベントはなんと言っても運転台。
ブレーキは標準型の差し込みハンドル式ですが、右手にはシフトレバー、足元にはアクセルとクラッチペダルが付いており、丸いハンドルが付いていない大型バスと言った感じです。
私もマニュアル歴が長いので、こうした車両を見ると運転したくなってしまいます。





鹿島鉄道で活躍していた元キハ07系の600形。
キハ0741と同時期に製造された戦前製の0番代であり、液体式変速機への載せ替えや運転台、前面の改造が実施され、外見的にはちょっと・・・の雰囲気でした。
同車は、払い下げを受けてから鹿島鉄道が廃止となるまで主力として活躍し、現役気動車としては最長の70年にも及ぶ生涯をまっとうしました。


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保存車:キハ27(旧青森桟橋)

2021-09-19 22:57:00 | 試験・事業車、配給、列車車両等
保存車:キハ27(旧青森桟橋)


2012年、寝台特急「日本海」の最後を撮影するため、青森へ行きました。勤続25周年のお疲れ様休暇で、あれから既に10年近くも経ってしまいました。

日々調べ物をしていると、様々な情報に行き当たります。
今般、ふと目についたのが、旧青森桟橋で保存されていたキハ27×3両です。



平成24年3月13日 旧青森桟橋にて

メモリアルシップとして保存されてる八甲田丸の向かい辺りにキハ27が3両保存されていました。休憩所として設置されたようです。
訪問した時、東北地方は2年連続で大雪に見舞われており、青森県内も酷い積雪でした。海風が当たる場所は強風で雪が飛ばされ、比較的積雪が少ないことが多いのですが、この場所でもご覧の状態。近づくのが憚れる程で、じっくり観察できる状態ではありませんでした。

保存されたのはキハ27 55、117、118らしいです。塗装は現役当時とまったく違うもの。車内もかなりいじられてしまっているようで、廃車体の活用というだけで、保存的意味合いは感じられません。

車体に屋根が無く、潮風に当たる場所でもあり、荒廃が激しかったようで、驚いたことにこの写真を撮った平成24年10月に解体されてしまったそうです。
くわしいレポートが『旧青森桟橋のキハ27』で記されていますので、ご紹介させていただきます。


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