マル鉄・鉄道写真館

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EF66牽引:寝台特急「あかつき」「彗星」

2016-04-24 00:51:00 | 国鉄・JR特急列車
EF66牽引:寝台特急「あかつき」「彗星」


寝台特急「あかつき」は、昭和40年10月、新大阪~西鹿児島・長崎間に20系客車を使用して運転が開始されました。
東海道新幹線の開業以降、関西から対九州への寝台列車需要が拡大し、新幹線博多開業の直前では、臨時列車を除いても7往復が設定されていました。

一方、寝台特急「彗星」は、昭和43年10月に運転が開始され、大分・宮崎・都城の各行先が誕生し、やはり新幹線博多開業までに最大で5往復(臨時列車を除く)まで成長しています。

新幹線博多開業により運転本数が減便され、特に鹿児島本線方面への寝台特急は「明星」へと名称を統合したことにより、「あかつき」は対長崎・佐世保に限定した列車名となってしまいました。

その後の旅客需要縮小は顕著となり、昭和57年11月改正で「あかつき」は2往復化、昭和59年2月改正では1往復が長崎・佐世保編成、もう1往復の佐世保編成が廃止されて「明星」と長崎編成の併結運転となります。「明星」との併結列車は昭和61年に廃止となり、1往復のみが存置されました。
平成12年に佐世保編成が廃止され、編成を短縮した「彗星」との併結運転となっています。
平成17年には「彗星」が廃止、「なは」との併結運転となり、平成20年3月をもって廃止されました。



平成14年3月29日 EF66牽引 寝台特急「あかつき」「彗星」 新大阪駅にて

プリントからのスキャンなので不鮮明ですみません。
従姉妹の結婚式に向かう際、新大阪で途中下車して撮影したもの。
他の列車を撮影している最中に来てしまい、慌てて撮影したため構図も非常に悪いものとなってしまいました。
新大阪止まりなら駆けて行って撮影するところですが、京都行のため停車時間が短く、これが精いっぱいの撮影でした。

この時点ではまだ廃止されるとは思っていませんでしたので、執着していなかったのが仇となり、「あかつき」としても関西ブルトレとしても最後の写真となってしまいました。

関連リンク

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251系:春のラッピング(2016)

2016-04-17 03:04:00 | 国鉄・JR特急列車
251系:春のラッピング(2016)


「スーパービュー踊り子」号用の251系は、春の梅・サクラのシーズンになると、各車両にラッピングを施して運転されます。
今まで特に注目したことはなかったのですが、改正ごとに地元ネタが減りつつあるため、今年はこれを少し追ってみました。
同じシチュエーションで揃えられませんでしたが、調べましたら4編成全て記録ができましたので、写真館で並べておきたいと思います。





平成28年3月25日280325 251系 RE-1編成 「ホームライナー小田原」



平成28年3月20日 251系 RE-2編成 「スーパービュー踊り子1号」



平成28年3月13日 251系 RE-3編成 「スーパービュー踊り子1号」



平成28年3月27日 251系 RE-4編成 「スーパービュー踊り子1号」



熊本地震で被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。


415系1500番代:常磐線・水戸線

2016-04-09 23:21:00 | 国鉄・JR普通列車
415系1500番代:常磐線・水戸線


2016年3月ダイヤ改正において、常磐線・水戸線に残っていた415系1500番代が全面撤退となりました。これも事前の情報では全く知らなかったので、改正後の情報で初めて知りました。

415系1500番代は、常磐線の401系・403系の置換え用として国鉄時代末期に登場した車両で、機器類は415系と共通性を持たせたものの、車体や足回りは当時製造されていた211系に準じたものとなり、従来の415系とは全く違ったスタイルとなりました。

製造当初は常磐線だけへの投入を予定していたようですが、その後九州地区へも投入されました。

製造されてからまだ25年を超えたところであり、ステンレス車体であることから寿命はまだまだと思われますが、メンテナンスフリーや省エネ化も関係でしょうか、思ったより早めの引退となってしまいました。



平成20年8月9日 550M 佐和~東海間にて



平成20年8月9日 551M 佐和~東海間にて



平成20年8月9日 佐和~東海間にて

撮影会にて。既に土浦以南の運用からは撤退していたので、来るモノは撮っておく、と言う感じでした。



平成20年8月9日 水戸駅にて

これは水戸駅での撮影ですが、小山へと発車していった水戸線の列車です。



平成21年4月26日 勝田=水戸間にて

娘の水泳大会の遠征に行ったときに撮ったものです。



平成25年3月10日 内原~赤塚間にて

これも撮影会の時に撮った写真。
水戸線からの普通列車でした。

常磐線の普通列車は、昔からあまり撮ったことがありませんでしたね。
特にこの1500番代は新しい車両と言うイメージがありましたので、上野口から撤退した後にそこそこ、といった枚数しかありませんでした。



平成元年3月12日 大甕~勝田間にて

最後に1枚だけ。
15連化の際に不足となった車両を補うため、1500番代、1600番代に少数ながらサハが誕生してます。
1500番代は最終的に4連に戻す計画があったようで、このように1500番代4連の間にT1501と鋼製モハユニットを挟んだ編成がありました。また、鋼製415系6連にT1601を挟んだ編成もあり、鋼製+ステンレスの混成が少数ながら見られました。

この撮影の時も415系は全然撮影しておらず、これだけは混成だったので撮っていたものと思われます。編成も最後部まで入っておらず、慌てて撮った様子が覗えます。


JR九州では現在も鋼製車・ステンレス車が残存していますが、新車の投入も徐々に行われており、それほど寿命は長くないかもしれません。



115系新潟色:上越線

2016-04-02 23:02:00 | 国鉄・JR普通列車
115系新潟色:上越線


JR東日本管内でも比較的に国鉄車の淘汰が遅れていた新潟地区ですが、新型E129系電車の導入が進み、平成28年3月ダイヤ改正において、上越線内の115系運用がすべてE129系に置き換わりました。
今回のダイヤ改正では詳細情報を見ていなかったので、この件については撤退の情報を聞くまで全く知りませんでした。



平成20年8月2日 水上駅にて





平成20年8月22日 水上~湯檜曽間にて



平成27年1月25日 越後湯沢駅にて

新潟色は、国鉄時代末期から施行されており、現時点においても黄色ベース、水色ベース、そしてこのグリーンの3種類があり、この色が何の位置づけ・何代目?なのか良く分かりません。
国鉄時代は高崎~長岡間をスルーする運用が多く組まれていましたが、いつの間にか水上以南に来ることが無くなってしまい、その関係で殆ど出会う機会もありませんでした。

結果として上越線区間でこの塗装を撮影したのはたったこれだけです。

国鉄時代の新潟色をリンクしようと思ったら、まだアップしていなかったようです。
あまり良い写真はありませんが、近いうちにご紹介できればと思います。