マル鉄・鉄道写真館

鉄道・バス・航空機・はたらくクルマなど、乗り物全般の歴史をご紹介しています。

185系:特急「踊り子115号」大宮延長

2020-11-29 01:51:00 | 国鉄・JR特急列車
185系:特急「踊り子115号」大宮延長


令和3年春のダイヤ改正で185系の撤退が決まった特急「踊り子」。

特急「踊り子」の運転区間は東京~伊豆急下田となっており、時代を追うごとに始発駅に変化をもたらしてきました。
近年までは大宮始発の「踊り子」も設定されていましたが、利用状況が良くないこともあってか、平成28年くらいを最後に設定されなくなってしまったようです。

大宮始発(延長運転)の伊豆特急は「スーパービュー踊り子1号」が定番で、検査等で車両が足りないときは185系による大宮始発の「踊り子」が設定されました。いずれも新宿始発となる「踊り子」の延長運転であるため、大宮~新宿間は貨物線経由でした。

平成27年3月に上野東京ラインが開業したことにより、貨物線経由だけではなく、東京発の「踊り子」でも大宮始発着の延長運転が可能となりました。

そしてこの年の夏臨において、初めて185系による大宮始発~上野東京ライン経由の「踊り子115号」「踊り子114号」が設定されました。



平成27年8月15日 185系A6+C6編成 臨時特急「踊り子115号」

定期列車の「踊り子115号」をそのまま大宮始発として設定したため、基本+付属の15連で運転されたのが特徴です。
それまで運転された大宮始発では基本10連のみの編成となっていたため、15連での運転はこの時が初めてであったと思われます。

運転日は8月13~15日の3日間のみで、その後の年末年始の設定もなく、以後において定期列車の延長運転が設定されることはありませんでした。

185系電車の大宮配置化と上野東京ラインの開業による副産物でしたが、地元でフル編成の正調「踊り子」を見ることができたのはこのワンシーズンだけであり、大変貴重なシーンとなってしまいました。


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京成バス:三菱エアロミディME 8304

2020-11-28 17:04:00 | バス・トラック
京成バス:三菱エアロミディME 8304


京成バスのミニバスの続きで、三菱エアロミディMEをご紹介いたします。

前記事の写真と同時に撮影したもので、利用者数の問題ではなく、狭小道路が経路上にあるために導入されたようです。
三菱エアロミディには中型のバスもありますが、このMEは車体長が短いだけではなく、幅員もマイクロバス並みに造られているそうです。



平成20年1月6日 京成バス金町営業所にて 三菱エアロミディME 8304

写真の車両は、テールランプの位置からPA-ME17DF​と思われます。エアロミディMEでは後期の車両となりますが、排ガス規制の関係で2007年(平成19年)に製造が中止になったそうです。
同車の所在状況は不明ですが、どうも金町営業所からは居なくなってしまっているようです。


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京成バス:日野リエッセ 8041

2020-11-28 01:26:00 | バス・トラック
京成バス:日野リエッセ 8041


久し振りにバスシリーズで、京成バスからです。

外回りではバスの写真もできるだけ撮るようにはしていましたが、訪問地区では京成バスに接する機会は殆どありませんでした。
今回ご紹介いたしますのは、金町のHさんからスキャナーをいただいた際、写真撮影の途中で京成バスので車庫があったため、敷地外から撮影したものです。



平成20年1月6日 京成バス金町営業所にて 日野リエッセ 8041

23区内ではそれなりに通勤客を抱える路線が多いため、殆どは長尺なり短尺の大型バスが使用されていますが、周辺区辺りだとマイクロを使用している地域も少しはあるようです。
需要の少ない路線では、コミュニティバスがその役割を持っている場合が多いですね。

このような小型バスは、三菱エアロミディME~日野リエッセ~日野ポンチョと移り変わってきましたが、この日野リエッセも2011年(平成23年)に製造が終了してしまったようで、当該京成バス8041も既に廃車されてしまったそうです。


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キハ80系 キハ81:特急「ひたち」

2020-11-25 09:07:00 | 国鉄・JR特急列車
キハ80系 キハ81:特急「ひたち」


先日ご紹介いたしましたキハ81系に関連し、金町のHさんからまた貴重なお写真が届きましたのでご紹介させて頂こうと思います。


東北初の特急「はつかり」用として誕生したキハ81を含むキハ80系は、東北本線の全線電化開業後、秋田特急「つばさ」2往復のうちの1往復用として転用されます。
しかし、その活躍は1年に留まり、昭和44年10月には上野から羽越本線経由の秋田行きの特急として初めて設定された「いなほ」用に再転用されました。

さらに、「いなほ」編成はその間合い運用として、常磐特急「ひたち」にも使用されるようになりました。



昭和44年10月28日 松戸~金町間にて 上り「ひたち」

常磐線を往くキハ81を組成した特急「ひたち」。常磐緩行線開通前の複線時代だそうです。

運転開始から昭和47年3月までは7両編成だったようです。
両先頭はキハ81で、手前から2両目は屋上に水タンクを持たない初期のキロ、3両目はキサシの形状ですが床下から見て動力化されたキシ80900と判る車両で編成されています。今では模型からしか推測できない時代の列車ですが、実際の写真を見ることによって模型の出来栄えを再認識できる、貴重な記録ですね。
なお、昭和47年4月から電車化されるまでの半年間は、キロ80から先頭車化改造されたキハ82900+キハ80を組み込んだ9両で組成されていました。

手前の立派な道路は国道6号線ですね。私も仕事の時に間違って1度だけ通ったことのある場所です。30年ほど前の話ですが、その時と全然変わらない風景です。

(金町のHさんのコメント)
「常磐線金町~松戸、複々線化の前に古い方の江戸川橋梁の架け替えに伴い
現在の緩行線だけで複線運行をしていた時代のものです。
国道6号バイパスもできたばかりで、車も少ないのでそれも強調したかったんだろうと思います。」

画像の大きさの関係でちょっとだけトリミングさせていただいてしまいましたが、鉄道以外の風景の取り込みも、その時代・世相を表現する大事な情報だと思っていることは過去にもお話させていただきました。
既に50年も前の出来事ですが、風景はあまり変わらずとも、鉄道を含め、社会の情勢は本当に大きく変化してしまいました。


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651系11連:特急「スワローあかぎ4号」

2020-11-22 23:29:00 | 国鉄・JR特急列車
651系11連:特急「スワローあかぎ4号」


651系1000番代で、7+4の11連で運用していた時代の特急「あかぎ4号」については既にまとめましたが、これは休日バージョンであり、撮る機会の多い列車でした。
同じ運用ですが、平日はライナー的な性格から全車指定バージョンとして運転されており、名称も「スワローあかぎ」としているのは現在と同じです。

運転の経緯は前記事を参考にしていただくとして、今回は平日バージョンの特急「スワローあかぎ」を少しですがまとめておきたいと思います。



平成26年7月23日 「スワローあかぎ4号」


平成26年9月17日 「スワローあかぎ4号」


平成27年3月3日 「スワローあかぎ4号」

「スワローあかぎ」はヘッドマークが用意されているため、平日に休める機会には、できるだけ撮影に行けるようにしていました。
ちなみに、新宿行きの「スワローあかぎ8号」は、185系で運転されていました。



平成27年3月13日 「スワローあかぎ5号」

日没後の設定のために撮影の機会がない下り列車でしたが、「北斗星」最終日に続行で来るため、真っ暗闇の中での撮影を強行しました。
付属編成は高崎方に連結されているため、下り列車の方が特徴を押さえられますが、こんな真っ暗な状況ではどうしようもありません。


「スーパーひたち」からの撤退で、再就職口を与えられた651系。写真のような全盛を彷彿させるシーンは、わずか1年限りで消滅することとなりました。


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