マル鉄・鉄道写真館

鉄道・バス・航空機・はたらくクルマなど、乗り物全般の歴史をご紹介しています。

D51498:快速「SLみなかみ」

2018-09-29 18:43:00 | 国鉄・JR快速列車
D51498:快速「SLみなかみ」


平成元年、上越線におけるSL列車として運転を開始した快速「SL奥利根」は、平成20年8月のシーズン途中から快速「SLみなかみ」と名称を変え、現在も運転が続いています。列車名の変更については、平成17年、3町合併により水上町がみなかみ町へ変更されたことによりPR要請であることが想像できます。
そして平成30年9月の運転をもって、快速「SLみなかみ」は快速「SLぐんまみなかみ」に変更されることになったそうです。
基本的にはヘッドマークの取付が無いSL列車ですが、私が実際に快速「SLみなかみ」に乗車した際、ヘッドマーク付きとなっていた記録がありますので、まとめとしてご紹介したいと思います。


※撮影は、平成20年8月22日です。



渋川駅にて

長時間停車では記念撮影をする人が多く、アップでしか撮影できませんでした。その分、ヘッドマークが目立って良かったかもしれません。







水上駅構内 整備エリアにて

折り返しまでは何もすることが無いので、転車台の様子を初めて見に行きました。
10年も通った上越線のSLですが、転車台を撮影に行くのはこの時が初めて。こんなに整備されているとは思いませんでした。




上越線の115系を撮影後、戻ってくると出庫の準備をしていました。元気に煙を吐き、本線へと転線します。

この後、帰路も乗車します。



「SLみなかみ」 指定席券

誕生から20年の時点で初乗車。良い記念になりました。



「SLみなかみ」 記念乗車証

確か、これが欲しくて乗車を決意したように記憶しています。結果としてこれも良い記念になりました。

EF65501・EF6019・EF641001・D51498牽引:快速「EL&SL奥利根」




207系900番代:常磐緩行線

2018-09-25 23:01:00 | 国鉄・JR普通列車
207系900番代:常磐緩行線


常磐緩行線を語る上で欠かすことができない存在であった207系900番代。
国鉄最末期の昭和61年に製造された国鉄初となるVVVFの新製車で、203系との性能比較を兼ねて常磐緩行線・千代田線用として1編成のみ導入されたレア車両です。

不足編成の補充を兼ねた導入の中で、当初から若干の問題を抱え、さらに製造コストが高かったことから実用化されないまま試作編成の900番代1編成のみで製造を終了してしまいました。
JRになってから西日本に207系が導入されましたが、こちらは全くの別物。900番代のみで終わってしまった国鉄207系は、JR西日本から見たときに空き形式と認識されてしまったのでしょうか?







平成20年4月12日 金町駅にて

それまで撮影したことがなかった207系900番代。置換の話が出て本気で狙いに行って捕獲しました。
当時は運用サイトなど知る由もなく、偶然に頼るしかありませんでしたが、比較的に労せずキャッチできたものです。行先もレアな柏行き!









平成20年4月12日 新松戸駅にて

柏行きの下りがキャッチできたので、上りも直ぐに帰って来ると踏んで新松戸まで迎撃に行きました。
これで一応満足してしまったか、この後は撮影機会に恵まれず。


約1年半後、早くも引退を迎えてしまいます。


平成21年12月5日(以下、同日) 松戸車両センターからの出庫

最終運転は団体列車としてしたてた「ありがとう207系900番代」。
レアな「団体」表示は見易い字幕。
それにしても、貫通扉が無かったら埼京線205系そのものといった印象です。






出区した207系900番代はゆっくりと松戸駅へ向かいますが、手前の線路でカブられているうちにかなり遠くまで行ってしまいました。







北松戸~松戸間にて

撮影場所を良く知らないうえ、折り返しまでそれほど時間もなかったので、松戸駅の反対方向へ。行き着いた先は駅にほど近いお寺の駐車場でした。
撮影アングルを選んでいたら、ちょうどご住職が顔を出されて話しかけられました。事情を説明すると快く場所を貸してくださり、安心して撮影することができました。
まあ、結局はまたバックをカブられてしまいましたけど。

1編成しかないにもかかわらず、予期せず3回くらいは乗車の機会があった縁ある車両。
しかし、写真に収めることができたのは都合2回のみであり、ちょっと心残りがありましたが、比較的に枚数を残せて良かったと思います。

今やコスト計算を先に検討することが当たり前となった世の中ですから、このような900番代のレアな編成というのは出辛いかもしれません。



203系:常磐緩行線

2018-09-23 06:49:00 | 国鉄・JR普通列車
203系:常磐緩行線


国鉄203系は、昭和57年度より常磐緩行線に使用されていた103系1000番代を置き換えるために導入された、営団地下鉄千代田線乗り入れ用の車両です。

後進のE233系2000番代への置換えが平成21年度から始まり、平成23年9月26日をもってすべてが撤退しました。
殆どは廃車となってしまいましたが、一部の車両はインドネシアに譲渡され使用されています。

アーカイブしたつもりがすっかり忘れていたようなので、ここでまとめをしておきたいと思います。



平成19年7月30日 新松戸駅にて マト51編成

初めて撮った203系はトップナンバー編成でした。それまでまるで興味が無かったので撮影をしたことはありませんでしたが、新車の登場に伴い、やっと危機感が出てきたようです。



平成19年7月30日 我孫子駅にて マト66編成

60番台の編成は203系100番代です。外観ではあまり差がありませんが、台車がボルスタレスに変更されています。



平成20年1月5日 我孫子駅にて マト58編成



平成20年1月6日 金町駅にて マト51編成



平成20年4月12日 金町駅にて クハ202-1 ナンバー

トップナンバー編成では側面形式表示がプレートとなっており、数字の色も緑色になっていることを知り、初めて記録することができました。
マト52編成以降は黒字で車体に直接表記されています。



平成20年9月22日 新松戸駅にて マト52編成



平成20年9月22日 亀有駅にて マト64編成



平成20年9月22日 亀有駅にて マト51編成



平成20年11月22日 亀有駅にて マト52編成



平成21年12月5日 松戸~金町間にて マト52編成


こうして並べてみても、やはりついで撮影感が強く、あまり良い感じに撮れていませんでしたね。経年も浅いため、稀少感もなく、まったく撮影する気が起きない車両でした。
しかし、この車両は国鉄時代に誕生し、導入当初はJNRマークが表示されており、その姿を捉えていなかったのは今となっては残念に思います。



209系1000番代:常磐緩行線

2018-09-21 13:41:00 | 国鉄・JR普通列車
209系1000番代:常磐緩行線


常磐緩行線と東京メトロ千代田線を走る209系1000番代。
平成30年10月13日を最後に常磐緩行線・千代田線から撤退することになり、9月下旬よりさようならヘッドマークの取り付けを行っているという情報が入ってきました。

209系1000番代は、信号装置の変更に伴う増発により不足する編成を増備するため、平成11年12月ダイヤ改正より10両編成2本のみが導入されました。当時から207系900番代とともに編成数の少ないレア車種として活躍してきましたが、その存在は地味でした。
今般、中央快速線へのグリーン車導入に伴う不足車両を充足すると思われる転属ということで、常磐緩行線・千代田線からの撤退となり、先に大宮総合車両センターに入場していたマト81編成では既にオレンジ色の帯を装備した209系1000番代の情報も上がっているようです。



平成19年7月30日 北小金駅にて マト82編成

ポケモンスタンプラリーで移動の際、新松戸から乗ったのがこの編成でした。





平成20年8月9日 新松戸駅にて マト82編成

撮影会に行く途中に撮影したマト82編成。この時もこれに乗って移動しています。
車内の形式表示も撮っていました。何故か末尾の「2」だけ新しく浮いている感じ?





平成20年9月22日 新松戸駅にて マト82編成



平成20年9月22日 亀有駅にて マト82編成

常磐緩行線内におけるEast-i検測を追っ掛けた際に撮影したもの。



平成21年12月5日 松戸~金町間にて マト81編成

これは207系900番代のさよなら運転撮影の際にキャッチしたもの。入庫回送のようです。



平成24年11月20日 金町駅にて マト81編成

現場回りの際、時間調整中に撮影したもの。レア種は既にこの209系1000番代のみとなっていました。



平成30年2月17日 代々木上原駅にて マト82編成

久し振りに撮った209系1000番代。小田急線への撮影に行った際、ちょうどやって来ました。
JR車の小田急線内乗り入れが始まりましたが、209系1000番代には乗り入れ改造を施行しなかったため、乗り入れ禁止となりました。これを示す「E」が認識標として正面貫通扉窓下部に貼付されました。

レア種の割に乗車機会があり、撮影枚数も比較的にありました。しかし、全てついでに撮影したものばかりで気合いは入っていません。
今度はE233系オンリーの中にかなりのレア感を醸し出すことになりますが、期間は数年間に限定され、使用後は転出先もおそらくはなくなってしまうでしょうから、その時点で引退・廃車の運命になると思われます。
仕事も東京・神田・新宿と中央快速線の近場ですので、第2の人生もしっかり記録したいと思います。



東海道本線:品川新駅遠景

2018-09-17 20:52:00 | 駅・停車場・操車場
東海道本線:品川新駅遠景


報道でもかなり大きく取り上げられていますが、品川~田町間に新しい駅が設置されます。
未だ名称は公募・検討中で、仮称が品川新駅としています。

元々は品川客車区や田町電車区を擁していた一大車両基地であり、現在は数本の留置線を備えるのみと変貌していますが、さらに再開発と込みで新駅が設置されることになりました。
品川新駅としつつも、元々品川駅自体が港区に存在しています。新駅名称の案の中には「北品川」が良いというシロート丸出しの案をぶつけてくる輩が多いようです。全くとんちんかんなことであり、品川区でもなく京急にれっきとした北品川駅が存在しているのだから、鉄道を知るものとしては絶対に口に出してはいけない案だと考えます。


さて、以前に品川界隈の線路切換に伴う区間運休など大掛かりな工事について稚拙ながらレポをご紹介したことがありますが、上野東京ラインとしては新線切替後に乗車したことがあるものの、京浜東北線では初めての通過となります。切替えはまだ南行電車のみで、京浜東北北行と山手線は今後と言うことになります。

せっかく品川まで出掛ける機会がありましたので、なんとか工事中の姿を撮ろうと思いましたが、スケールが大き過ぎてなかなか難しいですね。


※撮影は、平成30年9月16日です。



E231系 山手線

現在、第3ホームが4・5番線として使用され、4番線が京浜東北線南行、5番線が東海道本線上りとなっており、以前から考えれば非常に変則的な配置となっています。第2ホームは京浜東北線北行の3番線のみとなり、旧4番線は工事でぐちゃぐちゃな状態です。



京浜東北線北行電車

時間の都合で泉岳寺方面まで移動することができず、駅近くの駐車場から。壁が高くて上手く撮れませんでした。
品川駅を出ると海方向へ大きくカーブするため、品川新駅の進入方向が写る角度になってしまいます。






全く手も足も出ない状況でしたので、仕方なく京浜東北線の車窓から撮ることにしました。
103系時代なら窓を開けて撮っていましたけどね。今はそのような撮り方はマナー違反でしょうか?

あまり良い画は撮れませんでしたが、線路が切り替わってしまえばこのような遠巻きに見る品川新駅も撮れなくなってしまいます。まして2024年開業の頃には高層ビルが建ち並んでしまうことも十分に想像が付きますから、ある程度に期間をおいて記録しておくのも良いでしょうね。