マル鉄・鉄道写真館

鉄道・バス・航空機・はたらくクルマなど、乗り物全般の歴史をご紹介しています。

185系元チタB編成:特急「あかぎ」

2014-01-31 01:24:00 | 国鉄・JR特急列車
185系元チタB編成:特急「あかぎ」


平成25年3月ダイヤ改正において、田町車両センターが廃止されることに伴い、通勤車が国府津へ、特急形が大宮へ転属となりました。

これに合わせ、既存の185系OM車も、方向転換及びグリーン車の連結位置を変えるなどの作業が行われることになります。

185系OM車は、ごく一部が改正前からこの作業に取り掛かりましたが、1日で切り替えるわけにも行かず、元チタ車のB編成を動員し、改正直後の高崎線特急やホームライナー等に充当されました。



平成25年3月20日 185系B3編成 「あかぎ4号」



平成25年3月20日 185系B6編成 「あかぎ6号」

改正と同時に、ヘッドマークはOM車と同一のものに交換されたようです。
改正直後はOM車よりも運用に入る数が多かったように思いますが、OM車の切り替え作業が終わるごとに運用に入る数も少なくなり、以前の運用にほぼ戻ってしまいました。
思ったより期間が短かったか、「あかぎ」として撮った写真はたったこれだけでした。



平成26年1月5日260105 185系B1編成 「あかぎ6号」

しばらくはOM色と元チタ色が混用されると思った矢先、元チタ車を中心にグリーン車を外す作業が行われました。
これは185系自体を波動用に転向するためのものであり、気が付いたときには、写真のB1編成が唯一湘南カラーのグリーン車連結編成として残るのみとなっています。

今思えば、これだったら何もOM車のグリーン車連結位置を変える必要はなかったのでは?と思う次第です。完全に読みが外れました。

平成26年3月の改正では、上野口の高崎線特急列車がすべて651系に置き換わりますので、これらの変遷も185系史の中ではほんの一瞬の出来事でしかありませんでした。

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富士急行線2000形:パノラマエクスプレスアルプス復刻塗装(駅撮り編)

2014-01-26 01:47:00 | 私鉄(中小)
富士急行線2000形:
     パノラマエクスプレスアルプス復刻塗装
(駅撮り編)


前記事では乗車編をご紹介いたしましたが、今回は駅撮り編として外から撮った写真を並べてみます。
本来なら走行写真を撮りまくりたいところでしたが、そこは徒歩鉄のつらいところで、ほかの目的とタイミングが合わず、やむなく駅撮りが多くなってしまいました。

※撮影は、平成26年1月18日です。





大月駅にて

大月に着いて走行写真はタイミング的に撮れないため、とりあえずその後のトラブル等も想定して、記念写真を撮っておきます。
17年前にパノラマエクスプレスアルプスを目撃したのが最後、今の世になってこの塗装は停車しているだけでも存在感があります。





大月駅発車

わずかな時間を利用して、甲府方跨線橋から。
奇しくも、13:08と5時間後の運用に入る予定の京王5000系復刻塗装車との並びを撮ることが出来ました。



富士山駅にて

ここから2駅間だけ乗車します。





河口湖駅にて

電車本数がないため、折り返しも「フジサン特急」で富士山駅へ戻ります。
かつての僚友と並ぶ姿は、当時を彷彿させますね。



下吉田~月江寺間にて

最後に撮った写真は目測を誤って大失敗。せっかくの走行写真だったのですが、意外と駅の近くは撮りづらいので、むしろ駅中から撮った方が良かったかもしれません。



寿~三つ峠間にて

結局は最初に撮影した走行写真しか良いのが撮れませんでした。
しかし、この写真は踏切がなってからポジションに辿り着いたというギリギリの写真であり、駅でトイレに寄っていたら・・・途中に信号があったら・・・勘で曲がった路地が間違ってたら、歩くのが普通の人並みだったら・・・歩きながらレンズ交換をしていなかったら・・・どんな些細なことがあっても間に合わなかったものなのです。

予報に反して良く晴れ、富士山が見えるというラッキーさ。ギリギリで苦しい思いで撮れた写真だからこそ、一生の思い出になるものとなりました。

平成26年2月9日を最後に、この塗装も姿を消すことになります。保存でもされれば・・・心の隅に思いがあります。

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富士急行線2000形:パノラマエクスプレスアルプス復刻塗装(乗車編)

2014-01-20 02:43:00 | 私鉄(中小)
富士急行線2000形:
   パノラマエクスプレスアルプス復刻塗装
(乗車編)


JR初のロマンスカー型ジョイフルトレインとして昭和62年3月に誕生した165系「パノラマエクスプレスアルプス」。中央線の団体列車や臨時急行電車として活躍しましたが、同じ165系の電車と同様に老朽化には勝てず、平成13年8月をもって廃車となっています。


廃車後は富士急行に売却されることになり、改造後の平成14年2月から「フジサン特急」として活躍を始めています。
本来は6両編成ですが、中間のクモロの運転台も元々から生きているため、これを生かして3両編成×2で運用されました。

富士急行では、登場時から(個人的にはどうしても好きになれない)富士山キャラクターの描かれた塗装となり、平成26年まで長きにわたって使用されてきましたが、小田急電鉄から購入したRSE20000形(元「あさぎり」用)と交代で引退することとなりました。

これに伴い、2000形2編成のうち2002編成において、往年の「パノラマエクスプレスアルプス」時代の塗装へ復刻が行われ、話題となっています。
この車両が登場した頃は全国でも多種多様なジョイフルトレインが乱発されていた頃で、一般車両の塗装変更も含め、個人的にも嫌気がしていました。そんなこともあって、現役時代に撮った写真も引退間際の頃に1枚だけという状況でした。そんなこともあり、今になってその懐かしさから撮影に行きたくなり、今回初めて「撮影目的」で富士急行線を訪問しました。


列車本数が少ない同線において、特急や快速スジを外した移動はタイミングが難しく、走行写真を撮りたかった「フジサン特急」ですが、富士山駅~河口湖駅の往復移動で乗らなければならないことになってしまいました。
使用したフリー乗車券では無料で乗ることができますし、このような機会でもないと乗ることもありませんので、短い区間ですが乗り鉄を楽しみました。

※撮影は、平成26年1月18日です。



モハ2102車内

自由席である中間車に乗車しました。座席の半数以上が埋まっていたため、身軽な女性の隣に相席させてもらいました。
車内には飲料自販機まで設置されており、缶類は110円でちょっと安めで良心的。

シートピッチのあまりの間隔に驚きました。こんなに余裕があったんですね。
身長180cmの私でも、前席に全く足が届きません。これでは足置きがあっても殆どの人は届かないでしょうね。
また、座席部分は1弾高くなっており、窓も縦方向に拡大されているため、ホントに素晴らしいアコモデーションだったんだと改めて感心いたしました。



クモハ2202

元クモロ165の中間運転台車。塗装は完璧に復元され、しかも塗ったばかりなので本当に登場した時のようです。グリーンマークも再現されています。




現役時代にはまず見ることができなかったクモロのヘッドマーク。ここにもマークがあったことは知りませんでした。今回の改装に当たって大変貴重な機会を作ってくれました。



モハ2102

各車の形式番号表記もすべて現役時代に戻して塗装されていました。徹底しています。



クハ2002

ここだけはさすがに復刻していませんでした。
それにしても電動車でない制御車で40tって重たいですね。現在のM車よりも重たいです。



クハ2002車内



モハ2101車内



クモハ2202 車内

各車の車内の写真も。さすがに展望室の写真は着席券を買っていないので撮っていません。だれも居なければよかったのですが、既にうっとうしいガキ共お子様連れに占領されていました。




各車内には液晶表示があり、合わせて日本語、英語、中国語、韓国語の案内が流れます。
一時は隣国の厚かましい態度の観光客で賑わったようですが、このような情勢になると案内が流れるだけでも気分が悪くなってきました。


中間のモハ車には6人まで使える個室も有り、帰り掛けに撮ろうかと思いましたら「予約済み」の表示がありました。そしたら、テツらしき男性が1人で乗車してました。
1室1000円で乗車できるらしいので、現役時代にはまず乗ることが叶わなかった設備に、1時間弱とは言え占領して楽しむことができるのであれば、1000円でも安いかもしれませんね。


復刻塗装の2002編成は平成26年2月16日が最後の運転となるようです。
入れ替わりに、現在検査中の2001編成が使用されるようですが、それもRSE車の改造が終了して入線するまでとのこと。
残された時間はそれほどありません。

さすがに40年選手の車両ですからバネはくたびれている印象・乗り心地でしたが、古き良き時代を味わえる豪華車両ですから、機会があったら是非乗ってみてはいかがでしょうか?

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185系チタ編成:特急「ウィークエンドあかぎ」

2014-01-14 00:10:00 | 国鉄・JR特急列車
185系チタ編成:特急「ウィークエンドあかぎ」


特急「ウィークエンドあかぎ」は、平成5年3月ダイヤ改正において、新宿~高崎間に運転を開始した新特急「あかぎ21・22号」を起源とする列車です。
ただし、この母体は平日夜運転の新特急「ホームタウン高崎」で、休日のみ「あかぎ」としていました。

翌平成6年12月の改正では、この新特急「あかぎ21・22号」が「ウィークエンドあかぎ」に改称され、さらに平成9年10月改正で朝の上り1本の「ウィークエンドあかぎ」(平日は「さわやかあかぎ」)が加わっています。




平成21年1月12日 185系 「ウィークエンドあかぎ8号」



平成21年5月4日 185系 「ウィークエンドあかぎ8号」


このうち、朝の上り「ウィークエンドあかぎ」は、田町車両センターの185系が使用されており、他の新前橋車がヘッドマークデザインを変更した後も、以前のままのデザインの「あかぎ」幕を使用しています。
「ウィークエンドあかぎ」では、特別なヘッドマークが用意されておらず、昔のままの「あかぎ」という印象です。
上の2枚は、スカートが改造される前のオリジナルの形態です。



平成22年10月9日 185系 「ウィークエンドあかぎ8号」



平成22年10月16日 185系 「ウィークエンドあかぎ8号」



平成22年10月17日 185系 「ウィークエンドあかぎ8号」


平成22年10月30日 185系 「ウィークエンドあかぎ8号」

こちらは、OM車同様にスカート換装後の姿となります。

平成22年12月に廃止となった後も統合された「あかぎ」が同じヘッドマークを使用して走っていたため、特にレアな感覚のない列車でした。

外見としては、改正に当たって10両編成(A編成化)の0番代となり、ヘッドマーク下のタイフォンカバーが開いているという変化が見られます。

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185系OM編成:特急「あかぎ」(その2)

2014-01-12 21:59:00 | 国鉄・JR特急列車
185系OM編成:特急「あかぎ」(その2)

前回の(その1)に続き、185系OM車のスカート交換後からチョイスしてみます。



平成22年10月16日 「あかぎ4号」



平成22年10月17日 「あかぎ6号」



平成22年12月25日 「あかぎ4号」



平成23年1月9日 「あかぎ4号」

平成22年7月頃?から徐々にスカートがゴツイものに変更され、ちょっと厳つい表情になりました。
この頃はまだ14両編成が主流でした。



平成23年3月6日 迂回「あかぎ4号」

浦和駅の高架化工事により、OM車14連が貨物線を走ることが時としてありました。
通常ではこのような設定は無く、極めて異例と言えます。



平成24年4月8日 「あかぎ4号」



平成24年4月29日 「あかぎ4号」



平成24年6月2日 「あかぎ6号」



平成25年3月24日 「あかぎ6号」



平成25年12月8日 「あかぎ4号」

平成24年3月のダイヤ改正において、特急「水上」が廃止となり、これに合わせて1往復を除いて7両の短編成化が実施されてしまいました。



平成24年6月15日 「あかぎ4号」

平日朝上りの「あかぎ4号」は14連のまま存置しています。しかし、折り返しとなる「草津1号」が7両編成となるため、「あかぎ」14連の入庫回送、7連「草津」の送り込み回送をそれぞれ続行するという、大変非効率な運用が組まれました。
※休日は「あかぎ4号」が7連となるため、折り返し「草津1号」にそのまま充当され、回送列車は設定されません。



平成22年10月17日 「あかぎ4号」



平成23年2月6日 「あかぎ4号」



平成24年5月27日 「あかぎ6号」

ちょうどスカートの交換が行われ始めた頃、「草津」運転50周年を記念とした湘南色(80系の塗装をイメージ)が登場し、話題となります。



平成25年6月22日 「あかぎ4号」



平成26年1月13日 「あかぎ4号」

さらに、平成24年2月末に出場したOM08編成は、157系を模した特急色に塗装替えされ、益々185系に変化をつけることとなりました。
もちろん、一般運用にも充当され、14連では前記湘南色OM03編成との混結もみられました。※14連が平日のみの運用であるため、残念ながら私は遭遇できませんでしたが・・・。


平成25年3月のダイヤ改正において、田町車両センターの廃止によって異動してきた185系も加わり、非常に変化に富んだ「あかぎ」が見られるようになりました。
これについては別途アーカイブいたします。

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