マル鉄・鉄道写真館

鉄道・バス・航空機・はたらくクルマなど、乗り物全般の歴史をご紹介しています。

485系:快速「くびき野」

2015-02-28 16:15:00 | 国鉄・JR快速列車
485系:快速「くびき野」


快速「くびき野」は、信越本線で新潟~新井間を結ぶ快速列車です。
長野新幹線が開業した平成9年10月1日、長野~新潟間を結ぶアクセス列車として誕生した特急「みのり」でしたが、新幹線の接続から長野以遠を利用する乗客は殆どなく、平成14年に早くも廃止となりました。同時に、需要のあった新井~新潟間の都市間輸送速達列車として快速として存置されたのが快速「くびき野」で、特急車両の485系がそのまま使用されました。

地域間輸送の太さは昔とかなり変わってしまいましたが、古くは上田~新潟間を結んだ急行「とがくし」や、長躯名古屋~新潟を結んだ急行「赤倉」もこの列車の起源と言えると思います。

平成27年3月14日、北陸新幹線の開業に伴い、新たな接続点となる上越妙高駅を含む新井~新潟間の特急「しらゆき」として、車両のグレードアップと共に存置、発展的解消されることになりました。



平成23年5月4日 485系T-17編成 快速「くびきの1号」 青海川~鯨波間にて

信越本線の日本海区間は、何度か通過したことはあるものの、撮影を行ったことはありませんでした。この写真を撮った時も急行「きたぐに」を撮影に行った時のもので、殆どついでといったものでした。
風光明媚な区間を走っていた列車だけに、もう少し撮影に行っていれば・・・とちょっぴり後悔してます。

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道写真へ

E217系:東海道本線

2015-02-25 21:59:00 | 国鉄・JR普通列車
E217系:東海道本線


平成16年10月、湘南新宿ラインの増発に伴う整理が行われ、横須賀線専用形式であったE217系15連3編成が国府津車両センターに転属、ラインカラーを湘南帯に変更し、東海道本線を走るようになりました。
東海道本線も横須賀線も15連を基本としていますが、ご存じのとおり付属編成の連結位置が異なっているため、転属に当たっては組み替えも行われています。

その後、一部が横須賀線に戻されたりと変遷がありましたが、上野東京ラインが開業する平成27年3月の改正をもって、東海道本線に残っていた2本のE217系が横須賀線に戻され、約10年にわたる東海道線での活躍に終止符が打たれることになったようです。



平成20年8月16日 E217系 F-51編成 小田原駅にて



平成19年11月23日 E217系 F-53編成 茅ヶ崎駅にて



平成21年2月28日 E217系 F-53編成 横浜~東神奈川間にて



平成25年10月12日 E217系 F-52編成 大井町~品川間にて

時代的変化は乏しいですが、撮影時期に開きのある最後のコマのみ、運転台窓下部にあった「E217」のロゴが「JR」に変わっています。これは横須賀線の本家E217系も同様の変化となっているようです。横須賀線の帯色が変化した時期と一致しているようでした。

最近は東海道方面がご無沙汰になっていますが、新幹線500系や「富士・はやぶさ」などを撮りに行った際は遭遇率が非常に高かったように思います。それでも撮影したものとなるとこの4コマしか見つかりませんでした。マークしていない時に目の前に現れ、乗車してしまう、というパターンが多かったかもしれません。

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道写真へ

DD51(原色)牽引:寝台特急「北斗星」(運転開始当初)

2015-02-22 23:17:00 | 国鉄・JR特急列車
DD51(原色)牽引:寝台特急「北斗星」(運転開始当初)


昭和63年3月13日、青函トンネルの開業と共に、東京と北海道を結ぶ待望の寝台特急「北斗星」が走り始めました。

古い車両を利用しながらも「旅を楽しむ列車」として数々の新機軸を組み込み、鉄道の旅をメジャーにした始祖であり、立役者であると思います。

そんな寝台特急「北斗星」ですが、登場当初はEF81がローズピンク、DD51は原色のまま、国鉄時代の仕様で運転されていました。

好調な出だしを受けたJR北海道は、油汚れの目立つ原色のイメージを払拭したかったのか、列車全体のイメージに合わせた専用塗装に塗り替えを行いました。
この間、たまたまですが私自身も北海道に渡っており、当時としては全国唯一の重連仕様ブルトレを撮りたいがために「北斗星」を撮影してきました。

撮影は、昭和63年6月24日、室蘭本線 有珠~長和間にて。



DD511139牽引 「北斗星1号」

プリントからのスキャンなので画質が良くない点はご容赦ください。
まだ運転開始から3ヶ月ほどで、まだ塗装変更の話は出ていなかったと思います。大型のDD51が重連で、しかも高速で運転するブルトレは力強く、圧巻でした。




上の写真をフィルムからスキャンしたものですが、何故かカラーバランスが非常に悪いため、全体としてのフィルムスキャンを断念しました。

特筆すべきは、DD51重連の次位にスハフ14が逆向きに連結されている点です。
青函連絡船運航時代、夜行便を乗り継ぐと「おおぞら」「北海」(のちに「北斗」)が札幌に向けて早朝の1番列車を担っていましたが、「北斗星」の設定によってこれが無くなってしまいました。一方で、元から函館を早朝に出発する一般需要が多くあったようで、1番列車となる「北斗星1号」は立席特急券を発売していました。
ところが、開業当初から人気が爆発していた「北斗星」は函館回転の旅客が乏しかったようで、満席の車内を早朝にバタバタと歩き回れることに苦情もあったようです。これに対応するため、昼寝専用の車両を函館から増結していた様子がこの写真になります。

増結車にはスハフ14又はスハネフ14といった車両を使用し、電源の分離を行っていました。これは増結時のタイムロスを防ぐためのものと思われます。



「北斗星3号」

登場当初は3往復のうち2往復が定期列車であり、3・4号は不定期列車とされていました。しかし、予約の殺到により運転せざる得なかったようで、ほぼ毎日運転されていたと思います。この点において編成もイレギュラーとなっていましたが、このことについては別記事にさせていただきます。

カマ番は全く識別ができないアングルですが、当時はこのような俯瞰写真を好んで撮っていました。



DD511006牽引 「北斗星5号」

3本目は撮影アングルを決める間もなく時間になってしまい、仕方なく手持ちのアングルになってしまいました。

あまり良いアングルで撮影することが出来なくて残念でしたが、当時はレンタカーなどの武器も使う前でしたので仕方ありません。
DD51の原色時代は運転開始からわずか半年余りということで、次に訪れた時には既に全機とも専用塗装化されており、この日撮影したものだけが唯一の記録となってしまいました。


オマケ画像

平成24年11月10日 DD51842 尾久車両センターにて


にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道写真へ


521系:北陸本線(金沢~富山間)

2015-02-21 18:49:00 | 国鉄・JR普通列車
521系:北陸本線(金沢~富山間)


平成24年3月ダイヤ改正より、北陸本線の金沢~富山間に進出したJR西日本の521系電車。
平成27年3月、北陸新幹線の開業によって同区間は第3セクター化されることになるため、521系が七尾線乗り入れ区間を除く津幡~富山間での運用はわずか3年間となります。
ただし、車両としてはJR西日本が用意した521系が第3セクターに譲渡されることになっており、いずれの車両かは同線を引き続き走ることになるようです。

今般、最後に訪れた北陸本線の同区間において、普段の撮影ではあまり撮らない普通列車の写真も多く撮影してきましたので、1回分の撮影ではありますがまとめにしたいと思います。



平成27年1月23日 G02 548M 水橋駅にて



平成27年1月23日 G24 452M 倶利伽羅~津幡間にて



平成27年1月23日 G12 461M 津幡~倶利伽羅間にて



平成27年1月23日 G01 473M 金沢駅にて



平成27年1月23日 G19 475M 金沢駅にて



平成27年1月24日 G26 434M 福岡~石動間にて



平成27年1月24日 G16 442M 呉羽~小杉間にて



平成27年1月24日 G06 451M 小杉~呉羽間にて



平成27年1月24日 G07 454M 小杉~越中大門間にて



平成27年1月24日 G26 457M 越中大門~小杉間にて

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道写真へ

475系:北陸本線 普通列車(最終章)

2015-02-19 22:48:00 | 国鉄・JR普通列車
475系:北陸本線 普通列車(最終章)


平成27年3月、北陸新幹線開業により最後の急行型として現役を貫いていた475系・457系が引退することとなりました。言い方を変えれば、今まで良くもっていたな、と思います。旧型国電でさえ50年程度活躍したものが最長ですから、471系ともなれば正に旧型国電に匹敵する長寿でした。

北陸本線の475系については平成26年10月に一旦まとめましたが、その後会うことは無いだろうと思っていた北陸本線に訪問することができましたので、記録できた枚数は少ないですが、追加でアップいたします。

また、後記として過去ログの関連リンクを貼っておきます。



平成27年1月24日 津幡駅にて 475系 524M

貨物列車を待っていたら、偶然にもデカ目の475系がやってきました。
この回の撮影で2ドア車の走行写真を撮れたのはこれのみでした。



平成27年1月24日 富山区間区にて 457系他 6連

この回の撮影では、この富山や金沢で複数の475系等を目撃し、パンタが上がって動きだそうな状態も見ましたが、運が悪いというか、走行しているシーンは本当に当たりませんでした。
写真は帰路の特急「はくたか」の車内から撮影したもので、おそらくこれが最後のお別れになるだろう写真です。

田舎が東北ということもあり、455系とともに育ったとも言える私。ヘッドマークの無い地味な存在でしたが、カラーリングとドアステップが長距離優等列車のイメージを彷彿させ、とても好きな車両でした。
馴染みとは違う地でしたが、長年の功績に拍手を送りたいと思います。


関連リンク
475系:北陸本線 普通列車
475系:急行「立山」
475系:急行「ゆのくに」
北陸本線:419系(晩年)

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道写真へ