マル鉄・鉄道写真館

鉄道・バス・航空機・はたらくクルマなど、乗り物全般の歴史をご紹介しています。

C56160牽引:快速「SL奥飛騨」(高山本線)

2018-05-28 23:22:00 | 国鉄・JR蒸気機関車
C56160牽引:快速「SL奥飛騨」(高山本線)


C56160の臨時列車編の最後です。
高山本線にSLが走るということで、この時はクルマで行ってきました。
設定が非電化区間であり、やはりその辺りは出掛けるか出掛けないか判断の基準としては大きかったと思います。

しかし、高山本線での設定は運転区間が非常に短く、1日2往復を設定してチャンスが多いとは言えど、撮影ポイントが限られてしまい、撮影枚数が多い割には面白みに欠ける構図となってしまいました。




平成6年12月12日 上枝~飛騨国府間にて C56160牽引 快速「SL奥飛騨1号」

友人たちに案内された撮影地で、この回の運転区間では唯一の山場となる場所らしいです。
逆に言えば、その他はこれと言ったインパクトはない、と言うことでもあったようです。



平成6年12月13日 上枝~飛騨国府間にて C56160牽引 快速「SL奥飛騨1号」

基本は12系客車による運転でしたが、この日は1往復のみに旧型客車2両が充てられ、大きな変化がありました。
1日目もあまり天気が良くなかったのですが、2日目はさらに悪天候でした。気圧の関係か、低い位置に煙がしっかり残るみょーな絵面となりました。



平成6年12月13日 飛騨国府~上枝間にて C56160牽引 快速「SL奥飛騨2号」

全ての運行において、返しはバック運転となりました。
バック運転で旧型客車を牽くC56は絵になりましたが、日の丸バカが全てを台無しにしてくれました。



平成6年12月13日 高山駅構内にて

撮影を終えた後、帰り前に形式写真を。SLは小さめ撮ってしまうので、ヘッドマークを記念に。


SL保存機を持たないJR東海ですので、このような運転では基本的にカマを借り入れることになりますが、SL運転の設備も持ち合わせていないことから、C56と言うカマは非常に扱いやすかった思います。その後もJR東海に呼ばれた実績が物語っています。
しかし、今回、C56160が営業線上からの引退となると、使いやすいカマという点において、SL運転はきびしくなってしまうかもしれません。




C56160牽引:快速「SLときめき」(七尾線)

2018-05-27 11:39:00 | 国鉄・JR蒸気機関車
C56160牽引:快速「SLときめき」(七尾線)


ちょっと時間が開いてしまいましたが、C56160牽引の臨時列車の続きです。

JR化後、七尾線におけるSL運転が数回行われており、特に平成3年に実施された運転ではC571との重連運転とあったために撮影に行きました。
当時は今と違って事前情報というのがなかなか掴みづらく、殆どが友人頼りでした。自分のクルマは冬仕様ではなかったこともあり、現地集合での行動となりました。



平成3年2月8日 津幡駅にて C56160+C571牽引 上り 快速「SLときめき」

この時は他のメンバーよりも1日遅れで現地入りしたような記憶があります。上越新幹線~特急「北越」を乗り継いで金沢へ。
途中の津幡駅へ到着した時、中線に上り快速「SLときめき」が通過待ちしていたのを目撃して慌てて下車し、バルブで撮影したのがこの写真です。
当時はマミヤM645ばかり使用しており、当然三脚も必須であったため、バルブは殆どすることはありませんでしたが、いつでも準備は出来ていたような状況でした。



平成3年2月9日 西岸駅付近にて C56160+C571逆向き牽引 上り 快速「SLときめき」

翌日の本番返しです。
この時は穴水までの往復となりますが、七尾でしか転車台が使用できないため、返しの穴水~七尾間はC56160を先頭とした逆向き牽引となっています。
プリントからのスキャンで画像が悪いのですが、重連で逆向きというのは当時としても珍しかったと思います。これもバック運転がしやすいC56の特徴を大いに発揮したシーンであると思います。



189系 M11編成(松本車):特急「あずさ」

2018-05-24 00:31:00 | 国鉄・JR特急列車
189系 M11編成(松本車):特急「あずさ」


先般、189系豊田車の全廃により「あずさ」色編成が消滅してしまいましたが、確か1枚だけ189系「あずさ」色の現役時代の写真があったと思って探していたところ、ポジスキャンをしてあった1枚を発見することができました。



撮影時期調査中 新宿駅にて 189系M11編成 特急「あずさ」

この時代は駅撮り写真をとにかく嫌っており、地方に撮影に行った時くらいしかホームで写真を撮ることはありませんでした。なぜこの写真を撮ったのか全く記憶がなかったのですが、おそらくは初代グレードアップ色が消滅し、新長野色へ移行されて間もない頃だったので珍しくて撮ったものと思われます。
当時この辺りに写真を撮りに行った記憶もまるでないので、もしかしたらMAMIYAに修理で出掛けたついでとかかもしれません。

遠くから小さめに撮影したようですが、アップにしてみたところ編成札が確認でき、M11編成であることが判りました。
調べてみますと、このM11編成はグレードアップ車両が指定席・自由席の割り当てに合っていない唯一の変則編成だそうで、189系定期列車からの撤退後、なんと先般廃車された豊田車M50編成の元となった編成だそうです。

今まで写真の存在すら曖昧になっていたものですので、本日発見に際して真実が判り、歴史がつながった驚きと喜びを噛みしめている次第です。

183系・189系:特急「あずさ」
189系:臨時特急「あずさ銀嶺」



東武鉄道 1800系:急行「りょうもう」

2018-05-20 23:53:00 | 私鉄(大手)
東武鉄道 1800系:急行「りょうもう」


平成30年5月20日、東武鉄道で最後まで残っていた1800系最後の1編成である1819Fがラストランを迎え、その活躍にピリオドが打たれました。

急行「りょうもう」用として誕生した1800系ですが、200系・250系化による特急格上げに伴い、殆どの1800系が改造に供され、普通列車やサポート的な特急列車等で使用されるようになりました。
姿を変えて生き永らえてきた元1800系の車両たちも、普通列車改造組は早々に廃車され、臨時特急などに活躍した300系も平成29年春に引退。あとはわずかに残った350系と、1819Fだだけになっていました。

1819Fについては『東武鉄道 1800系:1819F「臨時快速」』にてご紹介済みですが、急行「りょうもう」時代の写真はアーカイブしていませんでしたので、引退に合わせて整理しておきたいと思います。


撮影は、平成2年6月24日、加須~羽生間にて。










上から3枚が6×4.5、最後の1枚が6×6で撮影しています。
フィルムスキャンをしていないのでプリントからのスキャンとなっていますが、この時のプリントが何故か色調が良くなく、さらにスキャンで画質が悪くなってしまいました。

1819Fは最後発で、ライト形状やクーラーキセがに特徴がありますが、この時の撮影はいずれも初期車でした。

急行「りょうもう」が特急化により新車が導入されるという告知があった頃で、慌てて押さえに行ったような記憶があります。この頃は運転も好きだったので、時間があればひょいとハンドルを握って走り回っていました。

確か4両編成時代にも撮ったような記憶があるのですが、写真が見当たりません。出会いの頻度はそれなりにあって、とにかく地味な印象の東武鉄道の中でも一際目立つ存在であった1800系も、撮影の機会がまるでない車両でした。


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警視庁機動隊:ユニック付きトラック

2018-05-19 19:48:00 | バス・トラック
警視庁機動隊:ユニック付きトラック


前々回の『警視庁人員輸送車:日産シビリアン』との関連で、同じ路線に停車していた特殊車両をご紹介いたします。


※撮影は、平成30年5月9日、神田橋付近にて。



ユニック付きトラック

緑色の塗装なので、災害用のユニック付きトラックであると思われます。
なぜこのような警備で来ていたのかは不明ですが、もしかしたら道路封鎖のバリケードなどを多数使用していましたので、これらの資材を運搬するために使用したのかもしれません。


以下は参考写真です。



平成19年5月24日 ユニック付きトラック

もう10年以上も前になってしまいましたが、警視庁の方に誘われて行った観閲式で撮影したものです。
車体はいすゞフォワード4代目のようです。

冒頭の写真は角度の関係で車種が判りづらいのですが、フロントのライト周辺の形状からすると、もしかしたらこの車両そのものかもしれませんね。



平成19年5月24日 ユニック付きダンプ車

こちらも参考写真ですが、やはり同日の観閲式で行進していたユニック付きのダンプトラックです。緑塗装なので、やはり災害用の車両のようです。

警視庁の方によると、観閲式で行進する車両は最新のキレイな車両を中心に組むそうなので、当時としては納車されたばかりの年式の車両と考えられます。そう考えるともうちょっとで引退かな?という車齢になってきているのではないでしょうか。