マル鉄・鉄道写真館

鉄道・バス・航空機・はたらくクルマなど、乗り物全般の歴史をご紹介しています。

このブログについて

2012-12-31 22:48:00 | ノンジャンル
ご訪問、ありがとうございます。
既に『うさぴょんのマル鉄回顧録』をお届けして参りましたが、AOL時代の写真画像管理が中途半端に行われている現状から、写真に特化したブログを始めることにいたしました。
ペースはスローになってしまうと思いますが、時代の資料として、思い出の材料として活用していただければ幸いです。

なお、拍手及び拍手コメントの機能は活かしていますが、拍手コメントへのご返信はいたしません。返信が必要な内容のコメントにつきましては、恐れ入りますが通常のコメント欄からお願いいたします。

トラックバックは受け付けておりますが、本ブログは列車名又は型式などに特化して編集しております関係で、内容的に一部のみがリンクするような記事・話題等はご遠慮いただきます。当方で内容がそぐわないと判断した場合には、お断り無しに削除させていただきますので、予めご了承くださいませ。

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485系:臨時特急「ひばり52号」

2012-12-31 00:30:00 | 国鉄・JR特急列車
485系:臨時特急「ひばり52号」


昭和57年11月、上越新幹線の大宮暫定開業により、東北新幹線開業後も暫定定期に残っていた特急「ひばり」は、定期列車としては全廃されることになりました。
ただ、対上野から大宮乗換えの不便があったため、多客期に485系を使用した「ひばり51・52号」が設定されていました。



昭和60年1月5日 古河~栗橋間にて 臨時特急「ひばり52号」

如何にも仙台運転所というような編成ですが、もしかしたら勝田?の編成かもしれませんね。中間に初期車のユニットが挟まっています。
既に食堂車が無く、本来なら9両編成化されている時代だと思いますが、サロ1の11両と中途半端な編成です。特急「ひたち」と共通だったかもしれませんが、記録が無くて分かりません。

この年の3月に上野まで開業しましたので、このシーズンが最後の運転だったのかもしれませんね。

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貨車の記号

2012-12-30 00:30:00 | 貨車
貨車の記号


親ブログで既に紹介済みですが、資料として残すためにこちらにも貨車の記号について記しておきたいと思います。若干手を加えてあります。


貨車の記号は、用途と積載荷重の2文字の組み合わせで出来ています。
ただし、積載荷重が13t以下の場合は2ケタ目が省略されるため、1文字になるケースもあります。


第1ケタ

ワ・・・有蓋車(ワゴンの意)
ツ・・・通風車(そのまま)
テ・・・鉄製有蓋車(テツの意)
ス・・・鉄側有蓋車(スチールの意)
カ・・・家畜車(そのまま)
ウ・・・豚積車(ウシの意。家畜車と記号を差し替える予定だったとか?実施されずにそのまま。)
パ・・・家禽車(Poultry(パルトリー)の意)
ナ・・・活魚車(サカナの意)
レ・・・冷蔵車(そのまま)
ポ・・・陶器車(Pottery(ポッタリー)の意)

ト・・・無蓋車(トロッコの意)
チ・・・長物車 材木(timberの意) ※チョウブツの意の説もあるようです。
シ・・・大物車(ジュウリョウの意)
コ・・・コンテナ車(そのまま)

タ・・・タンク車(そのまま)
ミ・・・水運車(ミズの意)

ホ・・・ホッパー車(そのまま)
セ・・・石炭車(そのまま)

ヨ・・・車掌車(シャショウ)
ヒ・・・控車(そのまま)
ソ・・・操重車(そのまま)
リ・・・土運車(ジャリ)
ヤ・・・事業用車(ヤクショヨウ)
ケ・・・検重車(そのまま)
キ・・・雪掻車(ユキの意)

等々。本来は記号に濁音、半濁音は付けませんが、何故か「ポ」「パ」だけは半濁音が付いています。私も現役時代にポムの実車には何度か乗ったことがあります。
土運車、家禽車、豚積車なんていうのは実物を見たこともありません。



第2ケタ

ム・ラ・サ・キ 積載荷重の表示。

表記無し → 13t以下(記号なし)
ム    → 14t~16t
ラ    → 17t~19t
サ    → 20t~24t
キ    → 25t以上


通常はこれらの記号2桁のカタカナ表示となります。
積載荷重13t以下は重さの表示をしないので、用途記号だけの表示となり、ワ12000、チ1など、高度成長期以前に製造された貨車などに比較的多く見られました。今ではチ1000くらいでしょうかね。


貨車の用途の車輌に緩急設備(車掌弁=非常ブレーキ)を取り付けたものには、最後に「フ」を付けて標記する。(フ=ブレーキの意)

例:ワムフ100、コキフ50000、レムフ10000、ワフ29500など


次に特殊標記符号について。

「オ」とか「コ」とかの小さく書いた記号を見たことがあると思います。

これは、貨車及び列車の「延長換算」を表わす表記です。
列車の始終着の発着線や待避線の長さと言うのは、駅によってまちまちですね。これをメートル単位で表わすのはそんなに問題ないと思いますが、貨車は形式ごとに長さが違いますし、場合によっては、同じ形式の車輌でも微妙に仕上がりは違っていますので、これらを厳密に計算して組成するのは至難の業です。

これを「延長換算」という方法により、大雑把に長さを指定するわけです。

私が覚えている範囲で記しますと、

通常の貨車「1車」を約8mとします。

ワ・ワム・ワラ・レ・レム・ト・トム・タム・ワフ・ヨなど → 1車

トラ → 1.2車

ホキ → 1.5車

ワキ・トキ・チキ・ワムフ・ワサフ・レサなど → 2車

コキ・コキフ → 2.5車

ク・客車・電車等 → 3車

全部は網羅できませんが、大体こんな感じになると思います。


しかし、車輌によって、単純にはこの規格にならない場合が発生します。特に私有貨車の多いタンク車は規格がまちまちですね。
このバラツキをカバーするために使われるのが「」とか「」となる訳です。

例えば・・・

タキ→1.5車、タキ→2車、タキ→2.5車
※タサも同じ。

ホキ→1.5車、ホキ→2車

トラ→1車
などが一般的に使われていました。

さらに、ワム80000は、パレット積載用に車輌が長くなってしまった関係で、「トラ」と同様に1.2車の延長換算となりました。これを区別するため

「ハ」を冠して「ハワム」(パレットの半濁音を省略したものの意)

という記号が出来ています。


さらに、他の貨車とまったく同じような基準で表記するトキですが、これのみは「延長換算」ではなく「重量換算」での区別に使用される記号で、積載荷重が36tの貨車(つまりトキ25000)を指します。


まあ、今の世の中コンテナ車ばかりが闊歩しており、このような知識があっても何の役にも立たなくなってしまいましたね。


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DE10:青函連絡船への積込み入換

2012-12-29 00:30:00 | 国鉄・JRディーゼル機関車
DE10:青函連絡船への積込み入換


連絡線つながりです。
昨日の記事で連絡船の貨車の積み下ろしの話が出ましたので、その入換風景の写真が1枚だけありますのでご紹介いたします。



昭和62年12月12日 青森駅にて

連絡船内に航送車両を押し込む又は連絡船内から航送車両を引き出す場合、機関車の乗り降りによる船舶の急激な浮き沈みを防止するため、機関車が連絡船内に乗らなくて済むように控車が連結されるのが特徴です。
ちなみに、DE10の後に5両程度の控車が連結されていますが、全部ヒ600形らしいです。屋根が付いていないのも判りますね。

青函連絡船の写真も撮ってはいたのですが、この頃はあまり駅撮りをしなかった時期なので、青森駅停車中の列車などの記録が殆どありません。この入換え風景も唯一のものでありました。

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青函連絡船「摩周丸」&「石狩丸」

2012-12-28 00:30:00 | 船舶・飛行機
青函連絡船「摩周丸」&「石狩丸


年末になりましたので連夜の更新とし、昨日に引き続き青函連絡船をご紹介したいと思います。
今回は写真の関係で2隻同時のご紹介とします。

「摩周丸」(2代目)は、昭和40年6月30日に就航、一方「石狩丸」は昭和52年5月に貨車航送船として就航、昭和57年に客貨船に改造されて青函トンネルの開業まで使用されました。

※撮影は、昭和62年12月12日、青森港にて。




青森港に入港してきた函館発の「摩周丸」。ネガフィルムからのスキャンで色再現がままならない感じですが、冬特有の激しい空模様です。




これくらい近くまで来ると、推進ノッチはオフになっているようで、殆ど惰性で動いているような感じですね。




桟橋への接岸準備に入ります。横の方からタグボートが近づき、船尾を斜めに押しながら、ほぼ180度引っ繰り返すような感じで桟橋に横付けさせます。
確か、青函連絡船も横推進が出来る筈ですが、おそらく回転に時間が掛かってしまうので、タグボートで回転させた方が速いのでしょう。




接岸が近くなると、先に航送準備を行っていた「石狩丸」が画面に入ってきます。




貨物船を改造して客室を設けた船。2艘が改造によって誕生しています。
客室部分を無理やり載せたため、外観からも改造船である様子が見て取れます。




桟橋に横付けされた「摩周丸」と「石狩丸」。
一見、両方ともノンビリ出航を待っているように見えますが、船尾方向では函館からの貨車を下ろし、そして、北海道に渡る貨車の積み込みと大忙しです。
搭載した貨車の重さの偏重を船底の水を出したり入れたりしながら調整するんですね。
安全を守るのは大変な仕事です。

「摩周丸」は現在も函館市内で保存され、「石狩丸」は海外に譲渡されフェリーとして活躍していましたが、平成17年に退役したそうです。


このあと、この「石狩丸」に乗船して北海道に渡ることとなります。

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