マル鉄・鉄道写真館

鉄道・バス・航空機・はたらくクルマなど、乗り物全般の歴史をご紹介しています。

485系ニューなのはな:団体列車(東北本線)

2016-09-26 00:41:00 | 国鉄・JR団体・臨時列車
485系ニューなのはな:団体列車(東北本線)


平成28年9月25日、千葉地区を担当していたジョイフルトレイン「ニューなのはな」が長野への廃車回送を兼ね、団体臨時列車「ありがとう485系 ニューなのはな 長野への旅」として運転されました。




平成10年2月、それまで運転されていた165系お座敷車両「なのはな」の後ガマとして誕生した「ニューなのはな」。当時、客車によるジョイフルトレインの淘汰にあたり、電化区間を効率的に運用できる485系を種車とした改造車両が多く誕生しました。
特に、「ニューなのはな」は、座席と座敷の両用として使用できる構造としており、他の485系改造車両とは一線を画す車内設備となっていました。



平成21年10月31日 9662M



平成21年10月31日 9663M



平成24年10月20日 9737M

いずれも地元で撮影したものです。

幕張電車区に配置されている性格から房総~中央線での運用がメインで、武蔵野線を通過して東北・高崎方面への運用もそこそこありましたが、上野発着や新宿経由での運用はあまり多くなく、地元で捉えるのは困難な車両でした。

特にこうしたジョイフルトレインは、団体列車以外にも臨時快速列車に運用されることが多くありますが、ヘッドマーク設備が無いことから遠征してまで撮影に行きたくなるほどの写欲もなく、そのため同車の記録もほとんど残っていません。

今回は「ニューなのはな」に後継車両の準備が無く、波動用の車両も183系マリ車の撤退から無配置状態となっていますので、このまま房総地区における波動用車両の配置はなくなってしまうのでしょうか?

ともかく、18年にわたる活躍、お疲れ様でした。



115系新潟色:信越本線

2016-09-22 22:20:00 | 国鉄・JR普通列車
115系新潟色:信越本線



平成28年9月現在、まだ新潟地区では115系が最後の活躍を見せているようですが、全廃も間近に迫っている状況です。

上越線の115系については、過去ログ『115系湘南色終焉:上越線』『115系 初代新潟色:上越線』でご紹介し、上越線で撮影した新潟色についても既に撤退済みとなって『115系新潟色:上越線』でご紹介済みとなっていますが、信越本線内で撮影したものが2枚ほど残っていますので、115系新潟地区の最後のまとめとしたいと思います。


※撮影は、平成23年5月4日です。



茨目~安田間にて クハ115-551ほかL3編成

急行「きたぐに」撮影の際に撮っていたもの。
良く見ると115系初期車のようなので調べてみたところ、先頭のクハ115-551は先頭化改造車ですが、出所はなんと電動車のモハ115に運転台を取り付け、さらに電装解除されたものらしいです。
都心ではまず見ることが出来なかった改造車ですので、自分の資料としても貴重なものとなりました。



潟町駅にて N27編成ほか6連

緑帯の2次新潟色と、青系帯の3次新潟色の混結です。
新潟地区では良く見られるようですが、単独編成が多いため、運用を知っていないと撮影は難しいかもしれません。
この列車も、撮影地を物色していた際、目の前を通過していったために慌ててカメラを取りにクルマに戻り、なんとか間に合ったもの。

新潟~長野間というのはこれまで全く撮影に行ったことが無く、撮影当時は国鉄型の牙城であった新潟地区でしたので、特に115系には執着していませんでした。
結果として、3次新潟色はこの何気に写っていた1枚だけですし、弥彦線色に関しては1枚も記録することが出来ませんでした。



国鉄 キハ22:札幌駅にて

2016-09-19 13:50:00 | 国鉄・JR普通列車
国鉄 キハ22:札幌駅にて


北海道における標準型気動車と言えばキハ22。それ以前にもキハ12キハ21といった車両もありましたが、いずれも大量増備がされることは無く、デッキ付き二重窓と極寒地向け機能を確立した気動車がキハ22でした。

過去ログでローカル線など各地のキハ22をご紹介してまいりましたが、路線区別が出来ない1枚の写真があります。



昭和56年3月 札幌駅にて

2度目の渡道で撮影したキハ22型2連の列車。まだ高架化など想像も出来なかった頃の札幌駅です。
当時の2連気動車を使用した列車を考えると、函館本線山線、札沼線、夕張線への直通などが考えられますが、サボも無く、ちょっと判断できません。
内地ではほとんど見ることが出来なくなった気動車標準色ですが、北海道ではまだ各地で見ることが出来ました。



キハ22222

過去ログ『国鉄 天北線:キハ22・キハ40』でキハ2222のゾロ目をご紹介したことがありますが、こちらは更に上を行く2×5の壮観な車番です。
残念ながら、どこで撮った何線のものだったか記録が無いのですが、同車は札幌圏から夕張線などで使用されていたようです。

こうした車番を撮る時も、サボと一緒に撮るべきでしたね。

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成田市消防本部:水槽車(日野スーパードルフィン・プロフィア)

2016-09-18 18:58:00 | バス・トラック
成田市消防本部:水槽車(日野スーパードルフィン・プロフィア)


前記事に関連し、同じ成田市消防本部成田消防署にて撮影した水槽車をご紹介いたします。



平成24年9月22日 成田市消防本部 成田消防署にて

日野スーパードルフィン・プロフィアを母体とするⅡ型10t水槽車です。

かなりの数の消防署を覗いたことがありますが、水槽車を前面においてある消防署は初めて見ました。

このスーパードルフィン・プロフィアは、スーパードルフィンの名を最後に与えられた車両であり、一番最終としても1994年製造と言うことですので、この写真を撮った時点で実に20年目を迎えています。

成田消防本部のHPには、写真の当時においてもこの車両の配置が記されておりませんが、画像検索を行ってみると、この記事を書いている現時点においても紹介写真が掲載されているようです。
水槽が独立しているので、普通の消防車(ポンプ車)よりも耐用年数が長いのかもしれませんが、このトラックとしての車両として見ても、かなり希少な部類になりつつあります。



成田市消防本部:はしご車(日野プロフィア)

2016-09-17 02:02:00 | バス・トラック
成田市消防本部:はしご車(日野プロフィア)


撮影で九州に向かう際、京成成田駅からホテルへ向かう途中で見つけた消防署。そこに居たはしご車は、都心では見られ無くなった4軸の大型はしご車でした。



平成24年9月22日 成田市消防本部 成田消防署にて

写真のはしご車は、2代目プロフィアで、2003年以降のタイプです。
入庫しているので見づらいのですが、前2軸・後2軸の車両です。この撮影時点においても、前後2軸のはしご車は、東京消防庁などでは既に見ることの出来ない形態となっていました。

夕方暗くなってから通りかかった際、引継ぎ点検のためか、外に出ていましたので、そのとき撮っていればもっと良く見えたと思うとちょっと残念。

この記事を書いている時点では、消防本部のHPを見るとまだ現役で配置されているようです。
既に10年以上が経過していると思われますが、まだ比較的経年としては浅い方なので、もうちょっと活躍してくれると思われます。
10数年前より、はしご車のような大型の車両であっても、前後1軸の車両が一般化しており、前後どちらかが2軸のものでさえ珍しくなって来ています。そんな中、おそらくは現役で最後まで残ると思われる前後2軸車は、今や大変貴重な存在であると言えると思います。