マル鉄・鉄道写真館

鉄道・バス・航空機・はたらくクルマなど、乗り物全般の歴史をご紹介しています。

583系仙台車:団体列車 リバイバル「はつかり」

2016-12-31 01:56:00 | 国鉄・JR団体・臨時列車
583系仙台車:団体列車 リバイバル「はつかり



JR東日本に最後まで残った583系。
現在は秋田車となっていますが、仙台に居た時代に団体列車による「はつかり」としての企画列車が何度か設定されました。

他では1列車ごとにご紹介しておりますが、今回は3本まとめて記録しておきたいと思います。



平成21年3月20日 583系仙台車

「〈はつかり〉〈おおとり〉で行く北海道への旅」という企画で設定された団体列車です。
前後ともイラストマークでした。





平成22年10月16日 583系仙台車

前回から1年半後、またも「青森行き 特急『はつかり』の旅」という企画で団体列車が設定されました。
今回は、前頭が文字マーク、後部がイラストマークとなり、変化が見られました。個人的にはやはり文字マークの方が好きですね。



平成23年12月3日 9011M 583系仙台車

またさらに1年後、団体列車「583系特急はつかり青森行きの旅」が企画されました。
この日はあいにくの雨。さらに結構ダイヤが乱れたようでした。
この回は、前後ともイラストマークでの運転となりました。

元々青森運転所に居た車両でしたが、仙台で極力原型に近い状態に整備した際、ヘッドマークなどは好感されてしまったようで、残念ながらオリジナルの「はつかり」マークは常備されなかったようです。
やはりステッカーですと、どうしても違和感が出てしまいますね。まあ、そんな文句を言っても車両があってこそですが・・・。




国鉄 直流型電気機関車:EF5866(竜華機関区)

2016-12-29 19:39:00 | 国鉄・JR電気機関車(直流)
国鉄 直流型電気機関車:EF5866(竜華機関区)


EF58シリーズ、今回は66号機です。


66号機は、昭和58年度時点で残っていた、最後の大窓原形・ヒサシ付き車で、原形車の少ない紀勢本線のEF58の中でも群を抜いて人気がありました。
当時、既に全国的にも大窓原形車は61号機とこの66号機の2両だけとなっていましたので、人気があったのも当然だと思います。
しかし、悲しいことにシールドビーム2灯化(いわゆるブタ鼻)になっていました。これは竜華区に所属する他形式を含めた機関車全車に施工されており、原形ライトに戻して欲しいと願っていたのは私だけではないと思います。



昭和59年7月6日 見老津~周参見間にて

この頃はまだレンタカーもリーズナブルではない時代。基本的にロケは徒歩でした。
変化の多い沿岸は、風光明媚とは裏腹に、線路を見つけるのですら大変なものでした。増して、トンネルに入られたら線路を見失ってしまいます。

初めて出会った66号機。しかし、ロケーションは厳しいものでした。
思わず早切りしてしまったのですが、当時はM645を使用しており、今の様に無駄と分かっても連写をすることなど物理的にできませんでした。



昭和59年7月7日 白浜駅にて

前日、納得の写真を撮れていないと分かっていたので、日程の最終日にもう一度66号機に逢えることを願って2日目の撮影に入りました。
そして、撮影場所に行くために乗車しようと白浜駅に向かったら、いきなり66号機が来たんです。駅撮りでも良いからキッチリ押えておきたい、そんな一心で撮りました。

旧型客車から12系化された紀勢本線の客車列車でしたが、編成を見るとみょーなのが判ります。
手前からマニ50+オハ12+オハフ13+オハ12+スハフ12といった具合で、要は中間に車掌室が来るようにしています。おそらく、無人駅での集札の利便性と、曲線部の駅での安全確認・視認性の向上のためと思われ、同じような例で身延線の115系2600番代化でも見られました。


この写真を撮りに行って間もなく、EF60牽引化、そしてさらに直ぐに165系化されることになりますが、末期の66号機は大変な人気であり、最後はシールドビームからオリジナルの1灯に復元されました。残念ながらその姿を見ることはできませんでしたけど。



国鉄旧型電機 EF15199(立川機関区)

2016-12-24 11:47:00 | 国鉄・JR電気機関車(直流)
国鉄旧型電機 EF15199(立川機関区)


EF15シリーズ、今回はかなり番号が飛びますが、最終期の199号機です。



昭和55年11月2日 南武線 尻手駅にて

過去ログ『チキ80000形 コンテナ積載貨車 長物車』でご紹介しました再掲写真となりますが、最後期型の199号機が牽引する、南武線の貨物列車です。

最後期のEF15は、側面採光窓の中3つが白Hゴム化されているのが外観上の特徴になります。
この頃は、未だ殆どの南武線貨物列車が青梅線からのスルーでED16が牽引していましたので、EF13亡き後の後継機であるEF15を撮影する機会と言うのも殆どなく、自分としてもこの1枚だけでした。
この写真を撮った後、半年後には廃車になってしまったようです。


199号機

昭和33年11月21日 東洋電機+汽車会社製 米原機関区

昭和56年 5月16日 廃車 八王子機関区



国際興業バス:いすゞキュービック(超低床ワンステップ車)

2016-12-21 23:51:00 | バス・トラック
国際興業バス:いすゞキュービック(超低床ワンステップ車)


国際興業バスのいすゞキュービック、今回は最終回で、レア車種であった超低床ステップ車です。

私が調べた範囲だけの検証となってしまいますが、間違っていたらすみません。

国際興業では、前記事でご紹介いたしましたキュービックノンステップ車が導入される前に、ステップ車の超低床型というものが存在しました。形式名の如く、ノンステップ車のように出入り口がフラットにはなっていませんが、従来のステップ車に比較して床面が低くなり、その分、ステップの段差も大幅に低くなっているという特徴があります。足の上がりにくいお年寄りには優しい造りです。

この超低床型の車両は、9901~9903のわずか3台のみしか導入されなかったようで、同車では大変な希少種でした。
9901は志村営業所の配置で、私が板橋区に住んでいた時に導入され、通勤でリアルに乗ったことが何度もありました。新車でバネのへたりがないこと、エンジンの回転もスムーズで、非常に乗り心地が良かった記憶があります。
一方、9902と9903の2台は西浦和営業所に居たようです。
この3台ですが、何故か9901はツーステップ、9902と9903はワンステップだったようです。


※撮影は、いずれも平成20年5月18日、南浦和駅西口にて。





浦和駅の高架化工事の際に代行輸送が実施され、その招集を受けた車両の中に9902が居ました。西浦和営業所の所属でした。




9900番代の特徴は、中ドアがグライドスライドドアになっていることで、キュービックの中でも希少な形態です。




こちらは公式側からです。ノンステップ車では前扉にグライドスライドドアを使用している車両が多くありますが、この車両の前扉はマジックドアのようです。

9902は94年式ですが、その後ノンステップ車が97か98年頃から本格導入されていますので、中型のいすゞジャーニーの導入との兼ね合いがあったためか、導入が少数にとどまってしまったようです。

この付近でこのような代行はしばらくは行われることはないでしょうから、大変貴重なシーンとなりました。
また、生活で実乗経験のある9901の写真を撮影していなかったのは非常に残念です。



国際興業バス:いすゞキュービック(ノンステップ車)

2016-12-20 02:08:00 | バス・トラック
国際興業バス:いすゞキュービック(ノンステップ車)


前記事の続編になりますが、国際興業バスのいすゞキュービックで、ノンステップ車です。



3005 平成18年11月4日 赤羽駅西口 赤羽営業所 98年式

キュービックノンステップ車ですが、国際興業では30両しか導入されておらず、全体から見てもかなりの少数派となります。
塗装は導入時から明るいグリーンに変わり、その後の同車の標準カラーとなりました。



3026 平成20年5月18日 浦和駅西口にて 西浦和営業所 99年式

浦和駅高架化工事の代行輸送取材時に浦和駅前で捉えたものです。
付近を走る代行輸送バスとの組み合わせも思い出のシーンとなります。

キュービック伝統の顔をそのままノンステップ車に付けた形態で、エルガ登場までの過渡期的存在でした。新塗装でありながら、方向幕式なのも好感が持てました。
結構走っていたようにも思ったのですが、撮りに行ってみると以外に会う機会が少なく、記録できたのはこの2枚だけでした。