国鉄 直流型電気機関車:EF1832(大宮工場)
今回は、EF58シリーズの途中ですが、EF58として製造されながらも他車とは違う運命を辿ったEF1832をご紹介いたします。
EF58は戦時設計であり、戦前製の~EF57までと同様に先台車・デッキ付きとして誕生しましたが、その時代背景から製造が中止され、打ち切り後は暖房装置を搭載した箱型に変わりました。さらに、製造途中であった旧車体の2両(35・36号機)は、車体の頭部分を挿げ替えて変形機として誕生しています。
さらに、既にほぼ完成していた3両(32~34号機)については、車体をほぼそのままに歯車比をEF15と同様とし、不足していた貨物用機に転用することになりました。ただし、将来的にEF58への編入を考慮したためか、別形式としながらも車号は32~34号機そのままとして誕生しています。
性能の特殊性からか汎用として使用できなかったようで、静岡周辺のローカル貨物運用に終始し、わずか30年ほどで生涯を終えています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/f1/53405346db1e9dcc62aada34d77fa324.jpg)
昭和54年 大宮工場解体線にて EF1832
詳細の記憶は定かではありませんが、友人から「大宮工場で茶色い機関車が解体するところにいた」という情報を聞いて訪れたと思います。
小雨降る中、1時間駆けて自転車で行き、高い塀の外から自転車の荷台に乗りって傘を差しながら撮ったような記憶があります。
そこに居たのはEF1832号機で、パンタグラフも外されておらず、まだ手が付けられていないようでした。他に複数のEF80も居り、当時はあまり記憶していませんが、EF80も淘汰され始まっていたようです。その陰からクハ181「とき」がちらっと。
EF18が現役の頃、静岡方面に写真を撮りに行ったことがありますが、EF18には逢えませんでした。他に、どのタイミングだったか忘れましたが、新幹線車窓から駅にて停車中のEF18牽引貨物列車を追い越した光景が目に焼き付いており、飛び降りて写真を撮りたかったという衝動に駆られた記憶が今でも残っています。
EF58の旧車体を完全な姿で残す生き証人的存在であったEF18。その姿を活躍中に記録することができなかったのが非常に残念です。
EF1832
昭和26年 5月31日落成 東芝製 沼津機関区
昭和54年 1月12日廃車 浜松機関区
![](https://photo.ap.teacup.com//railroad.blogmura.com/railroad_photo/img/railroad_photo88_31_lightred_3.gif)
今回は、EF58シリーズの途中ですが、EF58として製造されながらも他車とは違う運命を辿ったEF1832をご紹介いたします。
EF58は戦時設計であり、戦前製の~EF57までと同様に先台車・デッキ付きとして誕生しましたが、その時代背景から製造が中止され、打ち切り後は暖房装置を搭載した箱型に変わりました。さらに、製造途中であった旧車体の2両(35・36号機)は、車体の頭部分を挿げ替えて変形機として誕生しています。
さらに、既にほぼ完成していた3両(32~34号機)については、車体をほぼそのままに歯車比をEF15と同様とし、不足していた貨物用機に転用することになりました。ただし、将来的にEF58への編入を考慮したためか、別形式としながらも車号は32~34号機そのままとして誕生しています。
性能の特殊性からか汎用として使用できなかったようで、静岡周辺のローカル貨物運用に終始し、わずか30年ほどで生涯を終えています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/f1/53405346db1e9dcc62aada34d77fa324.jpg)
昭和54年 大宮工場解体線にて EF1832
詳細の記憶は定かではありませんが、友人から「大宮工場で茶色い機関車が解体するところにいた」という情報を聞いて訪れたと思います。
小雨降る中、1時間駆けて自転車で行き、高い塀の外から自転車の荷台に乗りって傘を差しながら撮ったような記憶があります。
そこに居たのはEF1832号機で、パンタグラフも外されておらず、まだ手が付けられていないようでした。他に複数のEF80も居り、当時はあまり記憶していませんが、EF80も淘汰され始まっていたようです。その陰からクハ181「とき」がちらっと。
EF18が現役の頃、静岡方面に写真を撮りに行ったことがありますが、EF18には逢えませんでした。他に、どのタイミングだったか忘れましたが、新幹線車窓から駅にて停車中のEF18牽引貨物列車を追い越した光景が目に焼き付いており、飛び降りて写真を撮りたかったという衝動に駆られた記憶が今でも残っています。
EF58の旧車体を完全な姿で残す生き証人的存在であったEF18。その姿を活躍中に記録することができなかったのが非常に残念です。
EF1832
昭和26年 5月31日落成 東芝製 沼津機関区
昭和54年 1月12日廃車 浜松機関区
![](https://photo.ap.teacup.com//railroad.blogmura.com/railroad_photo/img/railroad_photo88_31_lightred_3.gif)