マル鉄・鉄道写真館

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14系寝台客車:寝台特急「みずほ」

2011-08-07 00:30:00 | 国鉄・JR特急列車
14系寝台客車:寝台特急「みずほ」


「みずほ」は、不定期の夜行特急列車として旧型客車で設定されました。その後定期列車に格上げとなり、さらに20系寝台車化されています。
当初は東京~熊本・大分を結んでおりましたが、東京~大分間が独立し「富士」のとなったため、東京~熊本間を結ぶ寝台特急としての活躍が始まります。
昭和47年頃から、寝台の解体・セットを自動化した新製14系寝台を導入し、14両編成がすべて終点の熊本までという運用に変更されます。ある意味、14系寝台の性能を持て余していたと言えるかもしれません。
昭和50年3月ダイヤ改正において「はやぶさ」の長崎行きを引き継ぎ、東京~熊本・長崎間の多層建て列車に変わりました。これ以降、分割併合が容易な14系客車の性能を存分に発揮することとなります。



昭和52年8月 東京駅にて

「みずほ」の文字マーク時代です。24系と比較すると、電源車のバラエティーが無いので寂しい感じがします。
隣の11番線にいるクモユニ74の大目玉も懐かしいですね。



昭和53年9月 田町駅にて

熊本・長崎へ向け加速して走り去る「みずほ」。
当時、望遠レンズを初めて手にした頃で、ピント合わせや構図決めがなっていないですね。



昭和54年3月 東京駅にて

品川客車区から回着して機回し待機中の「みずほ」。
この時間の東京駅12・13番線はブルトレ専用ホームとなり、他のホームに比べて格段に旅情溢れるシーンを展開していました。現在はそのホームすらなくなってしまったわけですが。
バックに写っているスカ色113系は横須賀線の列車であり、まだ総武快速線とのスルー運転実施前の時代であります。



昭和55年頃 品川駅にて 14系「みずほ」

大幅な遅れにより、品川駅で打ち切りになったシーンのようです。
品川駅到着後、田町電車区を経由して品川客車区へ送り込まれていきました。

高校を卒業する頃になると、駅撮りも殆どしなくなり、ブルトレの写真も極端に少なくなりました。お陰で、「みずほ」のイラストマークの写真も殆どありません。


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