マル鉄・鉄道写真館

鉄道・バス・航空機・はたらくクルマなど、乗り物全般の歴史をご紹介しています。

185系:特急「踊り子173号」大宮始発

2021-02-27 13:20:00 | 国鉄・JR特急列車
185系特急「踊り子173号」大宮始発


特急「踊り子」は、東京又は新宿発着として設定されていますが、251系「スーパービュー踊り子」の新宿発については、大宮~新宿間の延長運転を行っていました。
この大宮始発「スーパービュー踊り子」のダイヤにおいて、251系が検査などで不足する際、185系による大宮始発「踊り子」が設定される時があり、地元を通る唯一の営業運転185系「踊り子」を見ることができました。

今回は、地元で撮影することができた185系による大宮始発「踊り子173号」をまとめたいと思います。



平成20年8月23日 A5編成


平成21年1月17日 A3編成


平成21年7月4日 A1編成

このくらいまでコンデジのみの頃で、あまり写りが良くありません。
スカートが強化型になる前で、オレンジと緑のブロック塗装のみ。所属も田町でした。



平成24年3月20日 A2編成


平成25年7月28日 A7編成

しばらく撮影していなかったようで、3年近く空白がありました。
この間にスカートが強化型に換装されています。平成25年3月に田町車両センターが廃止となったため、この2枚でも所属が異なっていますが、編成番号がそのままのため、外観の変化はありませんでした。



平成28年2月14日 A1編成

またしばらく期間が開き、185系の塗装が///と変化しました。


「踊り子」用の車両すべてが大宮総合車両センターの所属となり、東京又は新宿への送り込みが必要となった訳ですが、あまりにも乗車率が悪いためか、この年を最後に大宮始発の「踊り子173号」の設定は消滅してしまいました。


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東北本線 上野発:旧客普通列車3兄弟(上り編)

2021-02-25 08:06:00 | 国鉄・JR普通列車
東北本線 上野発:旧客普通列車3兄弟(上り編)


東北本線 上野発:旧客普通列車3兄弟(下り編)に続き、上り列車編をまとめました。

下り列車は、早朝・昼間・夕方に121レ・123レ・125レと規則的に分かり易い設定になっているのですが、上り列車は非常に厄介でした。まだ小中学生の頃でしたので、当時は時刻表を見ても全く理解できませんでしたね。

今回、時刻表や他の方の記事等を見て、やっと骨子が掴めた状態です。
ただ、昔の客車運用は、同じく気動車急行の運用と同様に、東北地域内における非常に複雑な運用を伴っているため、全貌までを掴むまでには至りませんので、その点はご勘弁ください。


※時刻表は、交通公社時刻表 昭和50年7月号から拝借しました。




まずは福島6:36発の上野行き122列車です。

列車番号が下り列車と対になっているため、分かり易い列車です。この列車には何回か乗ったことがあります。
編成は下り列車に準じますが、この列車には機関車次位(上野方荷物車のさらに機関車寄り)に回送車2両が連結されています。私が実際に見たものでは、スハフ32の確率が高かったように思います。この車両には客室に鍵が掛かっている時と掛かっていない時があり、中に入れれば貸切を味わうことができました。

この回送車ですが、残念ながらどこから連結されているのかは知りません。おそらく、翌朝の121列車の白河回転車になるのではないかと思われます。

※一番右端にある124レを覚えておいて下さい。後程出てきます。



昭和52年3月21日 栗橋駅にて 122レ

確か、有名な利根川橋梁に初めて写真を撮りに行った帰りに撮ったように記憶しています。日付はもしかしたら誤っているかもしれません。

唯一保存されているEF577が牽引しており、機関車の次位が荷物車ではないことが判ります。その状況もこの時に初めて知りました。

昼間の良い時間帯ながら、地元では本当に撮ったことのない列車でした。
それにしても、宇都宮の停車が48分間も。一体何をしているんでしょうか?




黒磯19:18発に2126列車というのがあります。
列車番号が4ケタなので分かりづらいですが、126レで区間が黒磯発となっているため2000番台を名乗っているものと思われます。
黒磯までこの列車に充当されそうな列車が見当たらず、時刻表からは推測できませんでした。

東北本線の最終上り列車は大宮止まりとなっているため、同列車が上野着の最終列車となっています。
おそらくはこの列車が翌日の125レになるものと思われますが、こんな時間のため実列車は見たこともありません。


ここで、通常の時刻表では上りの客車列車は2本しか見えず、謎を解くことは難しいのですが、夏号にだけこの謎を解くカギがあります。




宇都宮14:08発に48列車という荷物列車の番号を名乗る列車が上野行きとして設定されています。
これは多客期のみに設定される快速のような客車列車ですが、実は最初の時刻表に載っている124列車からの続きになっています。つまり、普段は仙台発上野行きの列車を宇都宮~上野間の客扱い無しとして運転されているものを、多客期のみ停車駅を設定して客扱いをしていたようなのです。
なぜ荷物列車の番号としているのか?実は、青森~隅田川間に48列車という急行荷物列車が設定されているのですが、同列車が仙台から38列車と名前を変えてしまっています。走行時間帯もこの客車列車の48列車はかなりズレていますし、そもそも上野行きと隅田川行きを併結させることも不可能なことから、何故このような設定になっているのかは全く謎です。

時刻表では黒ずんで分かりにくくなってしまいましたが、宇都宮で20分の停車中に、後続の黒磯発大宮行き普通列車に抜かれてしまいます。せっかくの快速運転による延長ですが、後続の列車の方が早く目的地に着いてしまいますので、どれほど意味があったのかはちょっと疑問です。



昭和52年8月 EF58103牽引 48レ


昭和53年10月頃? EF58牽引 48レ

客車が短編成で、しかも郵便車が連結されているという滑稽な編成で、何者か良く分かりませんでした。過去ログ『EF58牽引:謎な客車列車』でも謎の列車としてご紹介したものですが、今回様々な検証をしてようやく何者かが掴めました。
上のスハニ64と思われる車両を連結しているのは、検査等の回送を連結しているものと思われます。
結局、この列車が一ノ関行き123列車の対になる列車であることが判明し、その目的が郵便輸送のためであることも明確となりました。


今回の調査で、昔は知り得なかった概要を概ね掴むことができました。
しかし、123列車の仙台回転車がどの列車で戻って来るのかまでは判明しなかったことだけがちょっと残念です。


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西武鉄道 多摩湖線:新101系(白色編)

2021-02-23 14:41:00 | 私鉄(大手)
西武鉄道 多摩湖線:新101系(白色編)


前記事に続き、今回は無塗装というか白塗装の新101系編とします。
ラッピング用に登場したと思われる白塗装車でしたが、その後何故かラッピング等が行われない期間が長く、何のための塗装なのか良く分からない存在になっていました。



平成24年9月10日 国分寺駅にて

何の現場だったか忘れましたが、初めて会った白編成。
当時は季節のラッピング車が居ましたが、これは無地で違和感が凄かったですね。



平成29年11月28日 257F 運転台

現場仕事を離れましたが、久し振りに事業所指導で多摩湖線に乗りました。ガラガラを良いことに車内を撮影。

 

平成29年11月28日 萩山駅にて 257F

しかし、来た電車に駆け込みで乗ったものの、運悪く萩山駅止まりで接続待ち。10分のロス。



平成29年11月28日 萩山駅にて 259F

反対側に来た列車も白1色。



平成29年11月28日 萩山駅にて 編成番号不詳


平成29年11月28日 運転台から

やっと来た次列車。こちらも通勤とは逆方向でガラガラです。これも白1色で、途中ですれちがったオールM車の263Fのみが唯一見た黄色い電車でした。









平成29年11月28日 八坂~武蔵大和間にて

やっと10分待って5分で目的地の駅へ到着。
待ち合わせ時間まで沿線で撮影していましたが、本数が少ないためあまり撮ることができず。もうちょっと早い時期なら紅葉がキレイだったかもしれません。
単線の駅に入るため、中間の複線区間で行き違い待ちをするという珍しいシーンに初めて立ち合いました。



平成29年11月28日 武蔵大和駅にて

帰り掛けに来た電車は反対方向へ。この電車が折り返して来るまで乗ることができません。そのための記念撮影をしておいたのですが、この写真が過去のものになるにはあまり時間が掛からなかったですね。


この後、懐かしの塗装や伊豆箱根色、台湾塗装などバラエティーな塗装が出現し、この白1色の期間はなんだったの?という状況になってしまいました。
多摩川線にはまだ新101系がもうちょっと残りそうなので、1度くらいは訪問しておきたいですね。


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西武鉄道 多摩湖線:新101系(黄色編)

2021-02-21 19:12:00 | 私鉄(大手)
西武鉄道 多摩湖線:新101系(黄色編)


都心の私鉄としては珍しく20m級3ドア車が使用されていた西武鉄道。
しかし、ラッシュ時における遅延問題から4ドア化を余儀なくされ、多摩湖線及び多摩川線が3ドア車最後の牙城となっています。

そのうち、多摩湖線ではホームドア設置を見据えた完全4ドア化が実施されることになり、新101系は令和3年2月22日をもって運用が終了するそうです。


あまり縁のない路線ですが、現場仕事をしていた頃に何度か利用する機会があり、その都度撮影してありました。
枚数がそこそこありますので、2回に分けてアーカイブしておこうと思います。





平成23年7月7日 青梅街道駅にて 261F

この日はデジカメを入れ忘れてしまったため、携帯電話のカメラで撮ったようです。
復刻塗装登場後、初めて出会ったのに勿体ない思いをしました。



平成23年7月21日 国分寺~一橋学園間にて 263F





平成23年7月21日 国分寺~一橋学園間にて 261F



平成23年7月21日 国分寺~一橋学園間にて 261F



平成23年7月21日 国分寺~一橋学園間にて 263F

早い時期にまた多摩湖線沿線に仕事が入り、限られた時間ですが運良く2本の新101系を捉えることができました。
1本は復刻塗装の261Fで、あまり良い写真ではありませんが、とりあえずリベンジ。
そしてもう1本はオールM車で無動回送の牽引車として活躍する261Fでした。この車両は3ドア車としての運用以外にも使途がありますので、しばらくは残りそうですね。


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タキ25000(日本石油輸送)

2021-02-20 23:45:00 | 貨車
タキ25000(日本石油輸送)


発売が延期されていたKATOタキ25000単品ですが、1か月遅れてやっと発売が決まったようです。
当初は他の飯田線貨物シリーズ?と同時発売予定であったため、ED19やタキ10600単品と同時注文していた方々は、1か月間待たされてヤキモキしたのではないでしょうか?
私もそんな1人です。


タキ25000はLPガス輸送専用に登場した25t積みのタンク車で、ほぼ日本全国で見ることができたようです。全長が普通のタキよりも長いため、タキ25000と表記されます。
私も大宮操車場時代は良く添乗していました。貨車乗りとしてはやはりブレーキに目が行ってしまいます。

TOMIXではもう1世代も前に製品化されており、ここにKATOも加わってきました。見比べていないのでなんとも出来具合は何とも言えませんが、どちらもハンドブレーキ(ハンドル式)をプロトタイプとしています。
実は、同系にはサイドブレーキを装備した車両も存在していました。極初期車については片側サイドブレーキ、その後は両側サイドブレーキとなっており、実際にこの初期車にも添乗した経験があります。当時、あまり興味はなかったのですが、同じ形式でブレーキ方式が違うことに違和感はありました。



昭和59年1月 大宮操車場 ハンプにて

模型では飯田線での運用をプロトタイプとした選択となっている訳ですが、過去に飯田線で貨物列車の写真を撮っていたにもかかわらず、タキ25000が写っている写真が見つかりませんでした。

国鉄時代としてはそれほど古いものではなかったので、特に着目もしていません。そんなこともあって、目立って写っているものが全然ありませんでした。

そんな中、やっと写っていた写真を見つけたのがこの1枚。
EF81のローズピンクに着目してネガスキャンしていたのですが、全体像では無いものの、偶然に写っていました。

細長いスマートな躯体、端部も丸みがあり、スタイリッシュなカッコいい貨車でした。


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