マル鉄・鉄道写真館

鉄道・バス・航空機・はたらくクルマなど、乗り物全般の歴史をご紹介しています。

国鉄型ディーゼル機関車:DD1620(大宮工場)

2015-09-28 02:31:00 | 国鉄・JRディーゼル機関車
国鉄型ディーゼル機関車DD1620(大宮工場)


DD16型ディーゼル機関車は、亜幹線の無煙化に際し貨物列車用に導入された小型機関車です。
昭和46年から49年までに65両が製造され、亜幹線貨物列車の無煙化に貢献しましたが、昭和50年代半ばにはローカル線の貨物扱いの廃止、さらには特定地方交通線も路線ごと廃止になり、用途が失われました。
また、入換きに重宝しそうな機体でしたが、昭和59年の貨物大合理化や、客車列車の電車・気動車化によってDE10やDE11までが大量余剰となったため、入換機としての行き場もなく、わずか10年強程度の車齢で大多数が廃車となりました。

民営化後も少数ながら引き継がれ、現時点においても2両が在籍していますが、これ以外にも工場の入換用として残存したものが数両いました。



平成5年11月28日 大宮工場にて DD1620

大宮工場にも20号機と36号機の2両が機械扱いとして場内入換にあたっていました。
このうち、平成5年の大宮工場公開時、展示車両外ではありましたが、20号機が撮影できる位置に留置されていました。
それもなんと北斗星色となっていたため、余りの珍しさにシャッターを切っており、手元に残っていました。

私が高校生になって地方遠征をするようになった頃は、既に昭和50年代後半になっていましたので、地方交通線に行ってもまずDD16を捉える機会はありませんでした。よって、自身の記録の中でも数少ない形式の一つです。

大宮総合車両センターの公開に行くようになったとき、既にED16の姿がなくなっていたので、もう廃車になってしまったと思っていたのですが、この20号機は台湾に渡り、新幹線の入換用機関車として今なお現役で働いているそうです。

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183系マリ32編成:団体「上野動物園パンダ号」

2015-09-23 20:39:00 | 国鉄・JR団体・臨時列車
183系マリ32編成:団体「上野動物園パンダ号」


高崎線方面からは、上野動物園への遠足?でしょうか、幼稚園生向けと思われる団体列車が良く運転されます。平成になってからは183系が主に使用されていたようですが、やはり183系引退に伴って185系へと移行してしまいました。



183系マリ32編成 9525M 団体「上野動物園パンダ号」

時折りこのように列車名が設定されるものがありますが、ヘッドマークが掲出されるかどうかはビミョーでした。
それでも、OM車は国鉄色ばかりでしたので、地元を通る営業のマリ車はそこそこ貴重でした。

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EF510牽引:寝台特急「北斗星」

2015-09-20 03:40:00 | 国鉄・JR特急列車
EF510牽引:寝台特急「北斗星」


寝台特急「北斗星」は、昭和63年3月の運転開始よりEF81が牽引に当たってきましたが、EF81の老朽化に伴い、平成22年7月からEF510-500番代に後進を譲ることになりました。「カシオペア」よりやや遅れての引き継ぎになっています。

今回は、号機順にバラエティを揃えてみます。



EF510-501 平成22年5月22日 大宮総合車両センターにて

「北斗星」での運用開始前、公開でヘッドマークを付けて展示されました。



EF510-501 平成23年3月6日

浦和駅高架工事の関係で、貨物線を走行したシーン。



EF510-502 平成22年12月25日



EF510-503 平成24年5月19日



EF510-504 平成24年4月28日



EF510-506 平成23年1月16日



EF510-507 平成24年12月24日



EF510-508 平成24年4月30日



EF510-509 平成26年2月11日



EF510-509 平成27年7月26日

臨時化後の「北斗星」。



EF510-510 平成24年7月29日



EF510-510 平成26年3月14日



EF510-511 平成24年5月27日



EF510-512 平成27年2月11日



EF510-513 平成26年3月23日



EF510-514 平成25年11月24日



EF510-515 平成27年6月20日

臨時化後の「北斗星」。



平成27年3月13日 EF510-512牽引 1レ

定期列車としての下り最終「北斗星」は、512号機の牽引でした。



平成27年8月23日 EF510-515牽引 8008レ

臨時化後の上り最終「北斗星」は515号機の牽引となり、ブルートレイン最後の牽引機となりました。


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「北斗星」用客車:カニ24500番代

2015-09-17 00:56:00 | 国鉄・JR特急列車
「北斗星」用客車:カニ24500番代


「北斗星」は、運転開始時から24系25形が使用されており、電源車としてカニ24が連結されていました。
「北斗星」用として整備するにあたり、耐寒耐雪構造とした500番代となっています。501~503がJR北海道用として、504~509がJR東日本用として用意され、さらに追改造で510・511がカニ24100番代から増備されましたが、何故か510は盛アオ配置の白帯とされ、「北斗星」には使用されませんでした。



平成21年6月23日



平成21年11月26日



平成22年3月3日

関東で言うところ、夜行列車の出発点と言えば上野駅。晩年には夜行列車と言えば13番線というイメージが定着していました。昭和の時代は何処のホームからでも夜行列車が出発したもんですけど。

荷物扱いが行われている頃は、荷物車でもあるカニは中央改札寄り連結されていました。これも上野駅の風物詩でしたが、青森の通過経路の変更等により、時々に編成方向が変わってしまい、オハネフが中央改札寄りに連結されることもありました。



平成24年6月2日



平成25年12月23日 北とぴあから



平成27年2月7日 カニ25506

デジカメを買ってから地元で撮るようになりましたが、それまでは下り列車の後部は撮影不能の時間帯であり、写真に残っているのは編成が逆向きになった以降でした。



平成21年5月23日 大宮総合車両センターにて



平成26年5月24 大宮総合車両センターにて



平成26年3月9日 尾久センターにて

運が良いと工場などの入場でも見ることができました。



平成25年1月5日 カニ24505



平成26年2月11日

北からの列車には雪が似合います。



昭和63年10月10日

カニ24500番代は、初期車のマイクロスカート付きと後期車のマイクロスカート無しの2タイプとも存在しましたが、1往復化後のカニ24の写真しか撮っていなかったので、既にマイクロスカート付きのカニ24は廃車になってしまっていたようです。
唯一の100番代からの改造であるカニ24511に関しては見た記憶すらありません。



平成27年3月8日



平成27年3月14日 カニ24506

定期「北斗星」の最終日。しんがりを務めたのは506でした。



平成27年8月23日 臨時「北斗星」最後の日

この日をもって、27年に及んだ「北斗星」の運転にピリオドが打たれ、20系「あさかぜ」誕生以来の寝台特急ブルートレインの歴史も同時に幕を下ろすことになりました。

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「北斗星」用客車:オハネフ25200番代(JR東日本)

2015-09-13 15:45:00 | 国鉄・JR特急列車
「北斗星」用客車:オハネフ25200番代(JR東日本)


前記事で「北斗星」用のオハネフ250番代をご紹介いたしましたが、100番代が存在しないにもかかわらず、200番代が「北斗星」用として配置されていました。
資料によると212~221の10両が該当しており、JR東日本とJR北海道で飛び飛びになっています。このうち、JR北海道の218と220はスハネフ14551・552に改造されてます。

JR東日本車は2009年(平成20年度)までに殆どが廃車となってしまいましたが、214と215は廃車されずに残りました。この2両は1往復化に伴って定期「北斗星」編成端に出ることは無くなりましたが、定期「北斗星」の廃止後は臨時「北斗星」のしんがりを務めるようになりました。



平成19年8月4日 尾久センターにて

まだ2往復時代なので殆どが残存していました。柱で番号が確認できないため、もしかしたら1両だけ残存していたJR北海道車の可能性もあります。



平成24年5月19日 回9501レ オハネフ25214

1往復化により、JR東日本車のオハネフを見ることができなくなりました。
200番代は、それまであまり訓練運転では見る機会がなかったように思いますが、後部に連結されるチャンスがあり、積極的に捉えました。
晩年になり、JR東日本には214・215の2両のみとなっていました。



平成27年3月1日 EF651106 回9502レ オハネフ25214

3年後に再び撮影した訓練運転。何故か逆向きになっています。
牽引するEF651106も、つい先日、帰らぬ旅へ・・・



平成27年4月11日 臨時「北斗星」 オハネフ25215



平成27年4月18日 臨時「北斗星」 オハネフ25215

臨時化後の「北斗星」ではJR北海道車が撤退し、編成全てが東日本車となりました。
ここで予備車として残っていた200番代が使用されるようになり、訓練運転でしか見られなかった姿が本運転で見られるようになりました。
車号ははっきり確認できませんが、裾帯の配置がちがうことから215号と思われます。
200番代としての正しい帯配置はこちらです。



平成27年8月1日 臨時「北斗星」 オハネフ25214

臨時運転も終焉迫った頃。とにかく毎週土曜日の天気が悪くて参りました。
結果的に後部を撮った最後のショット。記念と記録を兼ねて地元蕨駅で。
この時は裾帯が妻面に回っている214号でした。


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