マル鉄・鉄道写真館

鉄道・バス・航空機・はたらくクルマなど、乗り物全般の歴史をご紹介しています。

EF6442牽引+12系客車:快速「SLアップル号」回送

2021-09-26 23:38:00 | 国鉄・JR電気機関車(直流)
EF6442牽引+12系客車:快速「SLアップル号」回送


平成6年10~11月、信越本線長野~黒姫間に快速「SLアップル号」が運転されました。

同列車は2往復か3往復設定されたと思いますが、転車台が無いために下り列車の片道運行となっており、黒姫から長野への回送はEF64のプル牽引(D51はそのままぶら下がり)で行われました。

そのうち一部だけ回送列車を撮影しており、一般型のEF64を記録していました。サービスサイズの同時プリントだったこともあり、高崎のEF64だとばかり思っていたのですが、写真をスキャンして拡大してみたら42号機という見慣れない番号でした。



平成6年11月 黒姫~古間間にて EF6442牽引 快速「SLアップル号」回送

せっかくの好ロケーションですが逆光なのが残念です。

42号機は昭和46年4月15日落成。41号機と同様に甲府機関区に配置となり中央東線で活躍、その後篠ノ井機関区に転属しています。
41号機と一緒にJR東日本に継承され、まだ一部に残っていた客車ジョイフルトレインの牽引などに使用されていたようです。

その頃はSLの写真が中心で、「JR」マークの付いたカマは本当に撮ることがありませんでした。そのため、長野地区にJR東日本のカマが居ることすら知りませんでした。そうした意味で、この42号機だけでも記録に残っていたのはラッキーでした。

41号機は平成20年7月2日、42号機は平成19年3月8日にそれぞれ廃車になってしまったそうです。


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E4系:上越新幹線 「Maxとき」・「Maxたにがわ」(黄帯時代)

2021-09-23 18:52:00 | 新幹線
E4系:上越新幹線 「Maxとき」・「Maxたにがわ」(黄帯時代)


伸び続ける需要に着席の機会を確保するため導入された2階建て新幹線のE4系Max。

当初は東北新幹線を中心の導入となりましたが、上越新幹線の高崎~東京間の需要が大きくなってきたため同区間を中心に2編成併結の16連が多く運用されていました。


東北新幹線では、過去ログ『E4系:東北新幹線 「Maxやまびこ」』でもお伝えしておりますが、最高速度が足かせとなり、平成24年9月をもって撤退しています。

本来なら既に全廃の予定であったE4系ですが、件のE7系水没のお蔭で延命。しかし、ここにきてプレスがあり、令和3年9月末をもって定期運用から消滅してしまうそうです。



平成21年8月22日 東京駅にて(再掲)

既に懐かしい300系「こだま」と並ぶE4系Max。
圧倒的な高さの違いが判ります。



平成24年8月25日 大宮駅にて 「Maxたにがわ404号」

まだまったく興味なく撮った写真。



平成26年3月9日 大宮駅にて 「Maxとき・たにがわ325号」

越後湯沢~新潟間にも16両編成が運用されることになり、さらに越後湯沢分割も発生したため、車両も名称も2階建てとなったへんてこりんな列車が走るようになりました。
すれ違いのE5系ピンク帯がちょうどラインに反射して変なシチュエーションに。



平成26年6月14日 大宮駅にて 「Maxとき302号」




平成26年6月14日 大宮駅にて 「Maxたにがわ403号

既に朱鷲色への変更が始まっており、色違い併結を狙いに行った日。
まだ朱鷲色は思ったよりも少なく、黄帯のままの併結ばかりでした。



平成26年6月14日 大宮駅にて 「Maxたにがわ404号」



平成26年6月14日 大宮駅にて 回送

あとは単独8両編成で、黄帯ばかりでした。

あまり興味を持てない形式であったため、殆ど撮っていませんでした。


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保存車:キハ27(旧青森桟橋)

2021-09-19 22:57:00 | 試験・事業車、配給、列車車両等
保存車:キハ27(旧青森桟橋)


2012年、寝台特急「日本海」の最後を撮影するため、青森へ行きました。勤続25周年のお疲れ様休暇で、あれから既に10年近くも経ってしまいました。

日々調べ物をしていると、様々な情報に行き当たります。
今般、ふと目についたのが、旧青森桟橋で保存されていたキハ27×3両です。



平成24年3月13日 旧青森桟橋にて

メモリアルシップとして保存されてる八甲田丸の向かい辺りにキハ27が3両保存されていました。休憩所として設置されたようです。
訪問した時、東北地方は2年連続で大雪に見舞われており、青森県内も酷い積雪でした。海風が当たる場所は強風で雪が飛ばされ、比較的積雪が少ないことが多いのですが、この場所でもご覧の状態。近づくのが憚れる程で、じっくり観察できる状態ではありませんでした。

保存されたのはキハ27 55、117、118らしいです。塗装は現役当時とまったく違うもの。車内もかなりいじられてしまっているようで、廃車体の活用というだけで、保存的意味合いは感じられません。

車体に屋根が無く、潮風に当たる場所でもあり、荒廃が激しかったようで、驚いたことにこの写真を撮った平成24年10月に解体されてしまったそうです。
くわしいレポートが『旧青森桟橋のキハ27』で記されていますので、ご紹介させていただきます。


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都営浅草線 5300形(前期形)

2021-09-18 08:59:00 | 公営鉄道(地下鉄・路面など)
都営浅草線 5300形(前期形)


都営浅草線で老朽化した5000形を置き替えるために登場した5300形。
丸みのある特徴的な前頭部をした同車ですが、登場から30年でいよいよ置換え完了が目前となりました。

都営浅草線の車両は京浜急行と京成電鉄に乗り入れていますが、当方にとってあまり縁のない地域でもあるため、あまり遭遇の機会はありませんでした。
それでも外回りの仕事を担当するようになって数年間は乗車する機会も有り、そこそこ撮影していました。

5300形は27編成が製造され、製造期間は8年にも及びます。しかし、外観はそれほど大きくは変わりませんでした。
その中で、4次車までと5次車以降でスカートの形状が異なっており、外観では一番の違いと捉えて良いと思います。

今回は、前期型のみ集めてみました。



平成21年10月11日 京成高砂駅にて 5301&5310

複々線区間で行き違う2編成の5300形。左側はトップナンバー編成でした。



平成25年10月12日 品川~北品川にて 5313

京浜急行線内で撮影した5300形。京急電車に比べて加速性能が劣るため、ダイヤの組み方が違うらしいです。



平成21年1月3日 京成佐倉~臼井間にて 5315

こちらは京成線内で撮影した5300。多分、この車両を撮影したのはこれが初めてだったとおもいます。


後期型も少しですがありますので、別の機会にご紹介したいと思います。


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国鉄 JR東日本:EF651107

2021-09-14 07:57:00 | 国鉄・JR電気機関車(直流)
国鉄 JR東日本EF651107


国鉄時代、東海道ブルートレイン牽引用としてEF65P型の後継機として誕生したEF651107。
EF66化後においても東京地区に残留し、一部残留したブルートレインや臨時客車列車などの牽引に就きました。
民営化に当たってはJR東日本に継承され、同様の用途として使用されます。ジョイフルトレインの電車化により運用が激減し、一部のカマが廃車又はJR貨物へ移籍する中でも生き残り、配給列車・工臨などに使用されますが、さらにこれらも削減が顕著となり、平成27年11月6日付で廃車になってしまいました。

ナンバーが「7」であるためか人気があり、このようなケースでは他の形式でも残存率が高いことが多いのですが、同機は意外とあっさり廃車になってしまい、呆気にとられたものです。



昭和53年8月 東京駅にて 寝台特急「はやぶさ」


昭和53年8月5日 真鶴~根府川間にて 寝台特急「さくら」

PFが増備され、東海道ブルトレの牽引に入った直後。500番代P型との割合が半々くらいになっていました。



昭和55年8月 東京駅にて 寝台特急「富士」

東京口のブルトレはすべてPF化されましたが、昭和60年3月ダイヤ改正では一部を除きEF66化されたことにより、花形運用もそれほど長くは続きませんでした。



平成21年11月14日 尾久車両センターにて 「富士」「はやぶさ」

平成20年12月13~15日に掛け、寝台特急「富士」「はやぶさ」を牽引していたEF66が不具合を起こしたため、緊急で充当され1往復を牽引するハプニングが発生しました。
そんなことは知らないためリアルに撮影することはできませんでしたが、翌年の尾久車両センター公開において再現されました。パンタグラフが上がっていないのは残念ですが、ヘッドマークがなかなか似合っており、その後の牽引も期待されました。



平成21年11月14日 尾久車両センターにて 「あけぼの」

おなじ公開で。反対側には「あけぼの」のヘッドマークが装着されました。
寝台特急「あけぼの」は運転開始からPF牽引となってしましたが、東北本線ではPF前期型が潤沢にありましたので、東京機関区のPFの出番はなく、架空の設定となります。



平成23年5月31日 2082レ JR貨物代走

久し振りの対面は、珍しい貨物列車牽引のシーン。
JR貨物のEH500が増備されている間、首都圏の貨物列車の一部はEF81を中心にJR貨物からの委託により牽引を担当していました。それでもEF65が牽引代行をすることは殆ど無く、当時は注目を浴びました。



平成24年8月7日 田端運転所にて

EF510-505と肩を並べて羽を休める1107号機。EF510も既に首都圏にはなく、一時代を彩ったシーン。



平成24年8月8日 単????レ

翌日、突然の単機回送。



平成23年9月14日 配8937レ


平成25年3月20日 配8936レ


客車ジョイフルトレインが無くなったことにより、専ら工臨の牽引がメインとなったPF。

この最後の写真の後も廃車まで2年程の期間がありましたが、特に遭遇の機会も無くなり、記録もここで終っていました。


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