マル鉄・鉄道写真館

鉄道・バス・航空機・はたらくクルマなど、乗り物全般の歴史をご紹介しています。

名古屋鉄道 モ811 荷物電車

2011-02-28 00:30:00 | 私鉄(大手)
名古屋鉄道 モ811:荷物電車


国鉄飯田線では、途中まで名鉄と線路をそれぞれ所有し、複線として共同使用していることは昔から有名な話。
旧型国電の末期、飯田線には何回も訪れているにもかかわらず、名鉄には興味が無くて、パノラマカーなど一切写真を撮っていませんでした。今となっては後悔が一番大きい思い出のある場所です。

そんな中、1枚だけですが、当時の名鉄電車を撮った写真がありました。



昭和58年4月16日 豊橋駅にて 飯田線クモニ83100番代&名鉄モ811荷物電車

普通ならクモニ83のみを撮影するところですが、あまりにも旧態然とした名鉄電車が一緒に並んでいましたので、何回か訪れた中でも大変珍しいシーンに感動し、荷物電車同士の並びとして撮影したものです。

モ811は、昭和10年、名岐鉄道時代に製造された特急車両ということです。
誕生当初はデボ800形と呼ばれたらしいですが、名鉄との合併後にモ800形に改称されました。
このモ811については、飯田線の戦前型が淘汰された昭和58年はおろか、平成8年4月まで活躍していたということなので、動態保存的主旨とは言え、大変立派なものだと思います。
さらに、廃車後も旧塗装に復元の上、日車豊川工場で静態保存されていると言うことです。

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583系:団体列車「ゲレンデ蔵王」

2011-02-27 00:30:00 | 国鉄・JR団体・臨時列車
団体列車「ゲレンデ蔵王」

2004年に「シュプール蔵王」を引き継ぐかたちで運行が始まった、週末限定のスキー列車。運転区間は大船~山形間で、上りの営業運転は無く、片道のみとなる。
運転日前の金曜日は、昼間堂々の回送がヘッドマーク付きで運転されるため、撮影もし易く人気があった。



平成23年2月25日 土呂~大宮間にて

平成22年度の運転でも最終の送込み回送。撮影30分前は良い光線状態でしたが、いつの間にか三角屋根の影が落ちてしまいました。





平成23年2月25日 土呂~大宮間にて

大宮駅から東大宮への入庫回送。場所選びに困っての撮影でしたが、東武野田線との柱が競合しており、かなり難しい場所でした。

秋田運転区への転属が既に公表されており、今期最後の運転=「ゲレンデ蔵王」の最終運転となる見込み。もう2度と走ることは無いだろう、そんな悲しい予測しか立ちません。
昨夜大船を出発した「ゲレンデ蔵王」は既に今朝山形駅に到着し、シュプール時代から続いたその歴史に幕を閉じます。









平成21年1月16日 大宮駅にて 回9116M

これは一昨年に撮影したもの。時代を追ってもその姿は変わりません。ヘッドマーク付きというのも魅力です。おそらく「団体」幕であったら、これほど注目されることも無かったでしょう。

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485系:特急「日向」

2011-02-26 00:30:00 | 国鉄・JR特急列車
特急「日向」

特急「日向」は、大阪~宮崎間を結んでいた関西~九州間の連絡列車です。
昭和43年10月改正からそれまでの「いそかぜ」を改めて誕生し、特急「なは」を併結した82系気動車による運転となっていました。

昭和49年4月、日豊本線の南宮崎電化により485系を使用した電車特急となり、この際に単独編成によって同区間を運転するようになっています。



昭和49年8月 大阪駅にて 特急「日向」

写真は大阪駅にて出発を待つ特急「日向」。隣に停車中の12系臨時急行「但馬ビーチ」も懐かしいですね。
せっかく電車特急としての地位を獲得した「日向」でしたが、昭和50年3月の新幹線博多開業によるダイヤ改正により、僅か1年にも満たない電車特急時代に終止符を打つことになりました。

その後、平成12年に特急「ひゅうが」が誕生していますが、この沿革とは全く別の列車と言って良いでしょう。

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209系:「mue train(ミュートレイン)」

2011-02-25 23:09:00 | 試験・事業車、配給、列車車両等
209系:「mue train(ミュートレイン)」

在来線車両の技術革新のために製作された試験電車で、2008年10月に209系の初期量産車である元ウラ2編成から7両が改造された。しかし、このうち中間車の1両が廃車されたため、現在は6両編成で運転されています。

今まで逢う機会が無かったのですが、医者に行くために早退した帰り道、偶然にも赤羽駅で出逢いました。

※撮影は、平成23年2月25日、赤羽駅にて。



209系 「mue train」 9353M

気が付いて撮影準備をするや否や、直ぐに折り返し線を出てきてしまいました。ただ、出るのが早過ぎたのか、この状態で20秒くらいは停まっていてくれました。




直ぐに動き出したので慌ててズーミング。白い基調なので、露出決定が難しいです。




駅のホームでは一旦停車することもなく、そのままゆっくりと新宿方面に消えて行きました。
ホームに居る電車待ちの乗客たちも見慣れない列車に釘付けという感じでしたね。

実は、新宿駅で埼京線に乗ろうとしたとき、電車の反対側をミョーな列車が走っていくのが見えたんです。橋の下でも有り、車両の向こう側なのではっきりは見えなかったんですが、ミョーな列車ではなくミューな列車だったんですね。

というオチで如何でしょう?

で、私は今日が初対面だったんです。体調を崩したお陰で良い拾い物をしました。

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京成電鉄 初代AE~AE100:特急「スカイライナー」

2011-02-25 00:30:00 | 私鉄(大手)
京成電鉄 特急「スカイライナー」

京成電鉄有料特急列車で、初代AE形は昭和47年に誕生しました。
当初から公募により「スカイライナー」と名付けられたものの、新東京国際空港の開業の遅れにより、なかなかその目的を達することが出来ませんでした。

昭和53年にやっとのことで新東京国際空港が開港となり、ここにアクセス特急としての「スカイライナー」が誕生することになります。



昭和54年5月 京成上野駅にて AE-3編成



昭和54年5月 京成津田沼駅にて AE-5編成



昭和54年5月 京成津田沼駅にて AE-1編成

旧塗装時代は6両編成で、車番がAE-1、2、3、8、9、10と振られており、将来的には10両編成を予定していたことを伺わせていました。しかし、現実的にはAE100形登場に際して8両編成に組み直されたものの、今までに他の列車を含めて10両化は達成されていません。
残念ながら、新塗装時代の写真は撮っていません。












平成21年1月3日 京成電鉄 京成佐倉~臼井間にて

AE100形は平成2年6月から運行が開始、8両編成で誕生しています。しばらくは初代AE形と共通で運転されましたが、初代AE形は平成5年に運用を離脱、「スカイライナー」はAE100形のみの運行となります。






平成21年10月11日 京成高砂駅にて

写真は、京成電鉄100周年のヘッドマークステッカー付です。

2代目AE形の誕生により、運用離脱→改造に供されると思われたAE100形ですが、スカイアクセス経由となる「スカイライナー」によって空白域となる京成船橋や京成成田への利便性を考慮し、「シティーライナー」として第二の人生をそのままの姿で歩むことになりました。

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