ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

そうだ、これが冬だ!これが豪雪だ!

2018-01-27 09:02:44 | 暮らし

 しばし寒の中休み、緩んだ気持ちのまま、突如、厳冬真っただ中にぶち込まれたぁ!今日で4日目、どかどか降ってるわけじゃないが、さらさらと落ち続け、時折吹雪、しかも、気温は昼間でも零下5度!融けない、減らない、積もるばかりの雪の山!

 夜7時半からのZUMBAレッスン、出かけてはみたものの、途中、吹きつのる地吹雪に視界とことん不良、超ノロノロ運転なのに路肩の雪の壁に突入すること数度、ジムへの道程1/5にて止む無く引返した。いやぁぁぁ、お恐ねかったぁ!だめだぁ、年寄りゃ引っ込んでろってこんだ!

 ストーブの前で蹲って、猫抱いて、じっと冬ごもり、と行きたいところだが、窓の景色は雪の壁!軒に届くのも時間の問題、寒かろうが吹雪いていようが、雪かきするっきゃないぜ。するとすれば優先順位はどこからだ?

 ヤ、ヤバい!旧鶏小屋、屋根の北東部分、こんもりと山になってるぜ。南側は50センチ程度なのに、1メートルはゆうに超す。西南の強風が絶えず吹きつのって、ここにたまっちまったんだ。手作り、手抜きのおんぼろ小屋、しかも、築20年を超している。雪の重みでつぶれちまうかもしれない!

 降りやまぬ雪の中、除雪機出動!えっ?エンジン、かかんねえぞ!セルは回るがエンジンの方はうんともすんとも。こりゃ機械屋さんか?でも、この低温、油が回り切れないのかもしれん、なれば、とっておき、ヘアードライヤーの登場だ。ワイヤーの凍結、バッテリーの起動力不足、ドライヤーはなかなかお役立ちアイテムなんだぜ。家に戻ってドライヤー持ち出し、さぁ、熱風攻撃で、おっと、その前に念のため、も一度エンジンキーを回してみる。な、なんだよ、簡単にかかんじゃねえか、無駄足踏ませやがって。そうか、キーを始動の位置に入れたままだったから、多分、電流が流れたんだろう、うん、そういうことか、また、一つ利口になった。

 除雪車で強固に固められた道路の雪の側壁を、進んでは戻り、戻っては前へと、10センチ単位で吹き飛ばし崩しつつ、畑に侵入。よしっ、ここからは新雪だから、ばんばかぶっ飛ばし行けるぞ、と、思った途端、ぐらっ、機械が右へ大きく傾いた。左キャタピラは前回踏んだ固雪、右は新雪のふかふか雪に、そのせいで、この傾き!こ、こ、これがやっかいなんだぜ。倒しちまったら、非力のジジイ一人じゃ起き上がらせない。なんとか、バックさせて態勢を整えようとするが、傾いた機械は後退もままならぬ。右キャタピラのみ、勝手に柔らかな雪の中に埋もれていく、動かせば動かすほど、どんどん深く穴を掘って行く。こ、こ、これもまずい、極めてまずい!下手すりゃ行きも戻りもできなくなっちまう。機械の腹下に雪が固まりゃ、自動車の亀状態と同じ、両キャタピラ空回り、にっちもさっちも行かなくなる。

 そうだ、思い出した、埋まりそうな右側に雪を掻き寄せて足場を堅固にしてやりゃいいんだ!両の手じゃ機械の運転操作を続けつつ、右足で周囲から必死で雪を掻き寄せる。なんか、サッカーでボールの奪い合いしてるみたいだ、なんて、お気楽に考えてんじゃねえよ。ほ、ほら、もっともっと、埋まっちまう。足、踏まれるぞ!ふー、どうにか、脱出、機械の姿勢を正すことに成功!

 こんな悪戦苦闘を続けつつ、10メートル先の鶏小屋にようやく到達!

 小屋の周囲はすでに何度か掃いているので、行きつ戻りつして、屋根の雪が落ちるスペースを作って行く。途中、雪に埋もれていた稲杭をオーガが引っかけて、オーガのピンが飛び、凍えてる手で新しいボルトとナットに交換!雪降る前に倒れてんの気付いてたんだから、そん時取り除いときゃ、こんな手間かけずに済んだのに、ぶつぶつぶつ・・・・一手間惜しむおめえの怠慢のお陰だよ、自業自得の自己責任。

 1時間近くかけて、ようやく周囲を回り終えた。後は、この屋根にうず高く積もった雪を掻き落とし、そいつをぶっ飛ばせばお終い!スコップ持ち出し、下から突いてみる。おおーっ、そのままどどんと落ちてきたら埋まっちまうぜ、おっかなびっくり突いてみるが、なんのなんの、低温でぎっしり積もった雪はまるで落ちない。大きくせり出した雪庇部分を落とすのが精いっぱい。まっ、あとは、気温が緩んで自然と落ちるのを待つか、こっちの屋根の傾斜はきついから、すぐ落ちるだろ。作業開始からすでに2時間、体も芯から冷え切って、指の先など寒さでしびれ切ったまま。ここまで、ここまで!

 心配した神さんが、様子を見にきたのをしおに氷点下の除雪作業を強制終了した。

 やれやれ、明日は、家の周りか!

 

 

 

コメント
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