ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

何より嬉しいお歳暮!

2018-01-02 09:23:16 | 食べ物

 もらっといて、良いだのダメだの言うな!とは思うんだが、正直、やったね!と心弾んじまうものと、うーん、ちょっとなぁ、って尻込みしちまうものとある。いただきもってほとんど食品だろ、食べ物はなんだって大切!って刷り込みあるから、どんなものでもありがたく頂戴するようにしてるんだが、例えばビールな、うーん、これ困る。エビスだろうと、サントリープレミアムだろうと、まっ、飲むことほぼないんでね。だから、もらった時は、申し訳ないけど、菜の花座とかで、お好きにどうぞ、ってお持ち帰りサービスに回す。お菓子とか海苔なんかはもらって嬉しく、大歓迎なんだが、昨年末はそれよりはるかに素晴らしいお歳暮、もらった。

 酒のやまやの商品券だぜ!このブログの「俄かウィスキー党(ただし安酒)宣言」読んでてくれたんだねぇ。そうそう、今、いそいそと買い物出かけるのは、「酒のやまや」しかないだほどだから。月に一度のウィスキー仕込み、こいつが米沢との唯一の接点なんだ。やまやの商品棚の前、行き来してさ、さぁて、今月は何を飲むかなぁ!って、思い悩む、これが至上の楽しみなんだ。

 って、言ったって、買えるのは1本1000円程度の安酒、スコッチのシングルモルトなんかは極力見ないように通過する。ふん、高いだけで、何が美味いってんだか、なんて捨てセリフ投げかけながら、ティーチャーズとかベルとかデュワーズなんかを大切に籠に収めてレジに行く。それが月々の酒飲み習慣。

 だがな、商品券もらったとなると、これは、ちと考えるぞ。思いがけない頂き物だ。予期せぬプレゼントだ。言ってみりゃ非日常の喜びだ。日頃の安酒買いに費やすなんて、贈った人の本意に背くってもんだろうが。正月間近でもあるしなぁ、ここは一丁、奮発して高級ウィスキーをいただくことにしようじゃねえか。

 んじゃ、スコッチシングルモルトか?アイラかスペイサイドかハイランドか?なんて知識だけはあっても、どれがどれだかわからん。まして、これぞ当たりって銘柄知ってるわけじゃない。あまりの種類の多さに戸惑い、決められない。せっかく天からもたらされた幸運、なぁんだこんなもんかい!って失敗はしたくない。この高揚感にふさわしい飲み口の酒を!そうか、以前飲んだ酒でこれは、って思ったやつのワンランク上を狙えばいいんだ。同じメーカーでその上位品なら間違いないだろ。

 よし、決めた!バーボンだ!メーカーズマーク。これは普段酒よりちょい高値、ったって、2000円前後だが、以前、何度か飲んだことあって、美味酒のリストに入ってたんだ。これの高級品、メーカーズマーク46!これなら裏切られることはねえさ。なんたって、46、うん?なんなんだ?46って。なんか、樽材のオークを焦がした時、最適だった板のロット番号らしい。あんまりインパクトのあるネーミングとは言えねえが、それだけこだわって素材選びしたんですよって言いたいんだろう、そうかそうか。

 瓶のデザインも底の分厚いことを除けば、高級感にやや欠ける。直接にプリントしてある文字も酒の色に負けてる感じ。廉価版の首長で両肩張ったデザインの方が洗練されてるって思うが、まっ、瓶で飲むわけじゃない。これに決定!

 嬉しいねぇ。楽しみだねぇ。これで無味乾燥なぼっち正月にちょっとは彩り添えられるってもんだ。ありがとう、お歳暮!

 お歳暮とかプレゼントくれる人、できたらこのブログ読んでてくれるといいんだがなぁ。どんなもんを喜ぶか、わかってもらえるんだが、なんて、手前勝手なこと考えてんじゃねえよ。

 

コメント
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