ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

装置でピンチ

2009-08-27 21:32:42 | 演劇

 おいおい、本番まであと3週間だってのに、いいのかい?まだ装置半分もできてないよ。しかも、本読みだってまともにできてないっていうか、台本一度読んだだけって、これかなりのピンチだ。

 いやいや、決して部員たちさぼってるってわけじゃない。以前に比べたら数段真剣に黙々と作業に取り組んでいる。ムダにおしゃべりしてたり、無意味な作業に時間つぶしてる奴なんて誰もいない。で、もう、作業にかかってかれこれ3週間!!

 考えられる理由は、仕事が丁寧になったってことが一番。装置にしても衣装にしても、かなりきっちりとした仕上がりだ。パネルの絵も実に雰囲気がある。寸法の狂いもないようだ。人形の衣装なんて、そのまま普段来て歩いたって、おかしくない。いや、おかしいか。まっ、こっちの要求も年々高度になってきてるんだけどね。

 例えば、今年の目玉はキャスター付きで移動可能なパネル。しかも、片面は町の風景、裏側は宿屋の食堂って凝り方だから、これは確かに大変なんだ。パネルは6尺×8尺、その両サイドに柱が付く。これが4枚。ってことは、裏表で8枚分のパネルを塗りつぶさなくっちゃなんない。柱も各パネル2本で計8本。と、まあ、どだい無理な要求の上に、今年は、演歌ショーを同時進行したってとんでもなさがある。だって、あさって公演だよ!だから、明日はそのリハーサルしなきゃなんない。それはそれで楽しいんだけど、大会の舞台考えると、ざわざわとしてくるね。

 ただ、救いは、定期公演でやった『LOST SEVEN』の配役ふまえてキャスティングしてあるってことかな。ほとんどが、前にやった感じの役になってる。演じられる世界もオーバーラップする部分が大きい。だから、多分、始めればせりふも動きもすぐにこなれてくるんじゃないか?甘いかな?あと、場数踏んでる強みってことかな。このメンバーになってすでに15回も公演経験してるわけなんで、これがきっと生きる!って信じよう!信じよう!!

 とは言っても、絶対的に時間が不足だ。日曜はまる1日、来週は連日夜9時までの特別練習を組むことにした。装置や衣装で得点にはならないから。、やるのは芝居でファッションショーじゃないからね。それにしても、ここまで力入れて作った装置、衣装が、ちゃちな抽象舞台より低い評価!なんてことが高校演劇の世界じゃままあるから、うんざりなんだけどね。

コメント
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