ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

逞しいぞ、黒米!

2022-09-08 10:08:44 | 米つくり
いよいよ稲刈りも秒読み、おっと、日数読みに入った。登熟の早いヒトメボレは10日後には刈り取りだ。じっくり実が入って行くコシヒカリはさらに1週間~10日経ってからだな。
忙しい日々が、また始まるぜ。
そろそろ刈った方がいいのがもう一種、黒米だ。水口に一番近い田んぼなのに、もう完全に熟してる。
原種に近いので、脱粒もしやすいんだ。さっさと刈り取ってしまいたいところなんだが、その田の下にはコシヒカリの2枚が連なってる。まだ水を止めるわけにゃいかない。ぬかるむ田んぼで手刈り?なんてするわけないじゃないか。
せっかくの刈り時逃して、かなりの米粒が落ちて無駄になるけど、仕方ないな、こればっかりは。
冷たい水かかりでも気にせず育つ逞しさ、他でも見せてくれてるぞ。
ブルベリー畑に植えた黒米、なんと、出穂してるじゃないか!
こりゃ驚きだぜぇ。水田じゃなくても育つなんて。
田植えの時、余った苗をただ捨てるに忍びないと、神さんがブルベリーの隣に植え付けておいたものだ。途中、日照りの水分不足にもあったことだろうに、乾いた畑土壌に根を張り巡らして、生き延びたんだ。凄い!
陸稲の血が流れてるんだな、黒米。それも、忘れるほど遠い先祖ってことじゃゃないんだ。綿々と受け継がれ、今もその気質を大切に残している。うーん、これは感動だ!
これだけしっかりと穂がでてるなら、収穫まで行けるだろ。
取れたところで十数粒だろうが、なんか、別に保存して陸稲品種としての可能性を延ばしてやりたい気もするなぁ。この先、何代も重ねたら思いもしない大昔の記憶がよみがえって来るかもしれない。うん、それも夢があっていいぜ!
コメント
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