ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

旧鶏舎改築、これにて落着!

2021-12-05 11:03:55 | 畑仕事

 たしか5月に始めたんじゃなかったかなぁ、旧鶏舎の改築工事。

 大きく傾き歪んできてたんでね、やべぇぞこりゃ!冬の積雪で倒壊間違いなしだ。全部壊して建て替えなんて、技量もないし意欲もない。横幅6間の掘っ建て小屋のうち、危ない手前2間分を取り壊すことにした。

 長くかかるだろうなぁ。途中田んぼの作業や薪作りも入ってくるから、時折つまみ食いのように作業して、まっ、冬前に終われば上等だ。問題は、そんなに気長に意欲が長持ちするか?ってことだ。気短で、ものごとちゃっちゃと終わらせないと気が済まない性分だからな。こつこつ、ちまちまなんてのは大の苦手だぜ。

 予期した通り、開始から1カ月はさっさか仕事が捗った。柱を倒し、梁を取り除き、屋根を剥がす。壊すのなんて簡単なことなのさ。残す部分だって危険建築状態で、一目で南に傾いてるのがわかる。ここら冬の季節風は南西、雪がどっさり積もる側なんだ。ここを斜交いを何本も入れて補強した。さらに、ほぐした部分に屋根も2尺分張り出して、そちらの柱や梁も頑丈に建てつけた。

 まっ、ここまで来りゃ、あとはちょちょいのちょいさ、なんて高を括った時はだいたいうまくないんだぜ。連日の田んぼ除草、畑の草取り、秋野菜の種蒔き、河川敷の支障木の薪作り、・・・続くんだよなぁ、多忙な毎日が。

 11月、やっと農作業一段落でまた小屋の作業に戻って来た。なぁに、残すは破風部分を板で覆うことくらいなんだ。それと、隣のポンプ小屋のドアを作り替えること。やる気になって掛かれば2日で終わる。が、その最初の一歩が踏み出せない。そういうもんだよな、一度下ろした腰は上げにくい。

 それでも意を決して、破風壁作りを済ませたのが1カ月前。で、ここでまた中断。今度は雪囲いやら畑仕舞いやら、やっちまわなきゃいかんだろ。菜の花座公演やら頼まれた原稿書きなんかもあったしな。

 で、ついに、冬支度すべて片付いて、残すはポンプ小屋のドア作りと取り付けだけが残った。

 どうにも取っかかれなかった理由は、すべてあるもの、廃材を利用して作ることにしたってことだ。小屋1/3ほぐした材木がかなりあったんだが、それは神さんが壁やブルーベリーの雪囲いに使っちまって、ほとんど残っていない。まずは、材料を探し出すことから始めにゃならない。適当な材木を求めて、円の下を覗き、小屋の隅々をチェックし、雪囲い材置き場をひっくり返した。

 うーん、なんとしても板が足りない。仕方ない、みっともないが、使い捨てた風呂場の簀の子も板をはずして使おう、ほら、長さはピッタリだし。他に使える板は?作業より、材料集めの方がよっぽど時間がかかった。

 よしっ、なんとかドア1枚分の材料集まったぞ。材木さえありゃあとは手慣れたもんよ。演劇に使うパネル作りの容量で木枠を作り、板を打ち付けるだけだ。舞台パネルだと表面はベニヤの薄板だが、今回は戸外で風雪にも耐えるようにって、すべて板を打ち付ける。始めて2時間、なっ、材料さえそろってりゃ楽々なんだぜ。

 あとは、小屋に取り付けるだけ。ここでまたもや難題発生!ドアが重すぎるんだよ。ドアの下に角材をかまして浮かし、体で必死に押さえつけながら、蝶番のネジを打つ。ネジくぎ入っていかない。電動ドリル、力なさ過ぎ!もう!!まったく安物め。ケチって失敗した。何度も空回りさせたせいで、先端のビットの山も削れちまった。

 ガタついた仕上がりで、これじゃ冬は迎えられない。蝶番も二つじゃ危い。ネジやビット、蝶番買い出しして、後日だな。

 うーん、せっかくこれですべて終わると思ったのにぃぃぃぃぃ!

 取りあえず、ブロックで押さえて、まずはなんとか目途着いた。

 あっ、もちろん、中のポンプの水抜きも抜かりはないぜ!

 

 

コメント
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