ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

サンタタクシー、元気に発進(発信)!

2021-12-15 10:57:03 | 地域文化

 JR福島駅駅前広場に進出したサンタタクシーパフォーマンス、大成功だったって。よかった、よかった!お手伝いした甲斐があったってもんだぜ。いつものことだけど、今回はさらに、色違い5色のサンタを登場させろなんて無理難題を吹っ掛けたのに、台本作者の気まぐれを忠実に再現してくれた。ゴレンジャーの闘いとか、演技力以上の技量も試されたはずだしね。 

 演者はすべてタクシー会社社員!なんだぜ。そう、社長の命令一下、どころか、社長、専務率先しての街頭パフォーマンスに繰り出したんだ。もの好きなメンバーがよく集まったもんだ。ショッカーとの戦いなんかも再現するとか、もうなりきり力が凄いよなぁ。地元テレビも報じてくれたってことだし、それも初期の目的、達成で良かった。

 集まって来た観客から、「あんたたちどこのプロダクションの人?」って聞かれたって。演技の質も格段にアップしてきてるってことだ。引きずり込まれた若手運転手も大いに楽しんだそうで、それが何よりだ。人前で得意技、不得意技?を披露して見る者とともに楽しむ、こんな開放的な文化が日本じゃまるで不足してんだよ。役所や警察はすぐに規制したがるしな。交通の邪魔だ!って顔しかめる人たちも少なくないし、立ち止まって楽しむってゆとりが日本人にゃ失われちまってんだぜ。

 昔はさぁ、大道芸とか物売りなんか人だかりになったものだ。渋谷の井の頭線駅入り口ガード下でバナナのたたき売りしてたの覚えてるぜ。浅草浅草寺境内でガマの油売りも見たことある。寺山修司やアングラの連中が「書を捨てよ、街に出よ」って叫んで街中を飛び回ってたしね、おっと、デモも街路に溢れ出すって日常の光景だった。

 なんか、今の世相って、型にはまって、いじましく堅苦しくなっちまってるって思わないか?もっと、羽目を外すハチャメチャがあっていい、もっと、街がお祭り騒ぎに溢れてていい。そこら中に人だかりがあって、もの売ってたり、伝道してたり、政局の演説があったり、楽器の演奏や街頭パフォーマンスがあって・・・それが街、盛り場ってもんじゃないのか。良き市民に飼いならされちまったよなぁ。

 おっと、あづまタクシーのサンタタクシーパフォーマンスだ。好評につき、12月25日には飯坂温泉駅前での出前も決まったってことだ。今度は地元、お馴染みさんがたくさん集まってくることだろうぜ。

コメント
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