ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

走って寿命が延びた!はぁぁ?

2021-12-02 10:48:47 | 暮らし

 NHKBSの「ヒューマニエンス」いい番組だなぁ。人体の秘密を解き明かす内容なんだが、斬新だよ切り口が。今夜の放送は「"顔"ヒトをつなぐ心の窓」だってさぁ、絶対見なくっちゃ。

 前回は"走る"がテーマだった。まっ、これは最近よく聞く話だ。

 番組構成の幾つかの柱のうちの一つは、人類進化の秘密との関連を解き明かすものだった。ヒトの祖先は食べ物豊富な森から草原に出て来たことで、視点を高くし二足で走ることを手に入れたって内容だった。歩くと走るは大違い、走るためには足の裏全体を使い、土踏まずの婉曲部のばねとアキレス腱が大切になる。さらに、踵の骨も頑丈になった、ってうーん、なるほど!だな。

 次に掘り下げるのが、脳との関係。"走る"ことで頭が良くなる!おおっ、そうだろ、そうだろ。経験から言って、ランニング後は頭スッキリ、気分しゃっきりだもんな。わかるよ、それは。で、その仕組みは、脳内の記憶貯蔵場所、海馬が肥大することと、脳神経が活性化するってことらしい。呆けないためにもランニング!ってことだぜ。

 最後の柱は寿命と"走る"との関係だ。走れば寿命が延びる、これも納得できるな。理屈は細胞内のミトコンドリアの新陳代謝がランニングで進むからってことだ。ここも、ガッテン!ガッテン!ただし、無理せず苦しまず心地よく走ることが、必要だってことだ。こいつはちょいいかんなぁ、楽して走る、ペースを上げない理由をもらっちまった気がするぜ。

 さて、日ごろのランニングしてたことで寿命が延びた!って実体験をひろうしよう。

 菜の花座公演『COVID FOR TWO』無事終了、今回は簡素を心がけたので、装置や道具の撤去、片付けも順調に進んだ。こっちは一人、持ち込みの音響、照明器具の搬出に精を出した。搬出口にすべて運び終えて、さぁて、みんなの手を借りて車に積み込もうか、と舞台に目をやると、いない!会館スタッフ以外誰もいない!ええっ!何よ、どうしたって言うのよ!

 なんと、そろって事務室に挨拶に行っちまったんだ。お、おいっ、まだ終わっちゃいねえぞ!なんだよ、一人で積み込めっていうのかい、そりゃないぜ。LED灯体4っつ入ったケースなんてとても一人じゃ持ちあげられないぜ。ええい、もう、周囲全体見渡せる奴はいないのかよ!

 怒り心頭、くそっ、一人でやってやる!

 搬入口から下りようと足を運んだ、その瞬間!あっ、あっ、つ、つま先突っかかった!わぁ、下は落差90cmのコンクリートだぜ。いかん、絶対怪我する、もんどりうって頭打ったら、即死!?かも。そこまでなくとも、骨折は間違いなしだぁぁぁ!コンマ数秒のダイビング!そんな考えてたわけないか。

 気が付けば、駐車場地面に四つん這い。良かった、頭は打たなかった!が、骨折は?捻挫は?打撲は?擦過傷は?フル回転の頭で被害状況を確認する。頭から落ちたんだから、肩とか腕とか胸と強打してるはずだがぁ・・・なんともない。いや、手の甲に軽い擦り傷あり、程度。なんと!水の無いプールに飛び込んだみたいなもんなのに、この負傷のなさはなんなんだ?

 考えられるのは、着地とともにとっさに回転受け身をしてたってことしかない。無意識で、咄嗟の身体反射!すげぇぇなぁ、俺!まるで怪獣と戦うウルトラマンじゃねえか!投げ飛ばされて、くるっと回転、身構える。

 さらに、仔細に点検するも、故障と言えるほどのものはなし。ただ、躓いた右足首がやや重苦しいだけだった。この歳にして、この運動神経!寿命、何か月か伸びたぜ。怪我とかすりゃ、入院とか通院とか、いずれにしても身体の損耗はまぬがれなかったわけだから。

 ほれぇ、ランニングのお陰だろ。脳細胞の働きが敏捷に保たれてたってことだ。走れば寿命は延びる、実証されたな。

 が、その後がいけない。頭に血が上って、団員たちを怒鳴り散らしちまった。ああ、せっかく命永らえたってえのに、怒りの激発は絶対に脳細胞の何本かを破壊したに違いない。うーん、差し引きマイナスでないことを願うのみだぜぇ!

 

 

 

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