ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

そうか、ライ麦パン食べたいよな!

2021-12-04 10:57:26 | 食べ物

 公演終わったし、冬野菜の収穫も済ませた。しかも、雨降り。っとなりゃパン焼きだぜ。

 超、超久しぶりにライ麦パン、いいんじゃないか、って閃いたのは2週間以上も前、ただ忙しくってね、とてもパン焼くゆとりなんてない。が、一段落したら、そん時はライ麦パンだぜ!ってライ麦粉手に入れておいたんだ。北海道産のやつな。

 たしかあったよなぁ、捨ててなんていないよな。ほぉれ、これだよ、ドイツパンの型。

 そう、昔はよく作ったもんなのさ。ちょっとしたパンオタクだった、って、パン職人にまでなっちまったくらいだもの。

 配合はどんな具合だったかなぁ?100%ライ麦も悪かぁないが、重いしなぁ、かと言って、20とか30%じゃ物足りない。それじゃ小麦強力粉と半々のレシピで行こう。10数年ぶり、いや20数年か?冒険せずに基本どおりで行くか、とも思ったが、ごはんパン屋の意地ってもんもあらぁね。いつもの小麦粉パンと同じ量のごはんも一緒に練り込もう。

 ライ麦パンは捏ね時間が短くて済むから楽だよ。加える材料も塩と砂糖だけ。おっと、なくたっていいんだが、サワー種とモルト粉末も入れた。

 これで酸味や香りがライ麦パンらしくなるはず。ああ、どっちもドイツ産のをネットで購入ね。そうそうドライイーストも少量。

 発酵時間、長っ!1次発酵に2時間半、形作ってからさらに2時間。まっ、これがドイツ流ってもんじゃないか、日本のようにせっかちじゃないところが。

 パン型に2つ、残りの生地にはクルミ、レーズン、クランベリーをたっぷり入れてクーペにした。

 焼く時が問題なんだ。ドイツパンやフランスパンの専用窯には蒸気発生装置がついていて、窯入れ直後にシュパーと水蒸気で庫内を充満させることができる。これがあのパリッとしたクラスト=皮の秘密なんだ。これはなんとか工夫で乗り切りたい、が、霧吹きさえないからなぁ、どうしよう?

 そうか、サウナだ!前もって下段に石を入れて熱々にしておく。パンを窯に入れる直前、石に熱湯をかける。

 一気に充満する水蒸気!それ、入れろ。と、理屈は良かったが、あまりの蒸気の噴出に慌てふためき、パンを入れるのに躊躇しちまった。うーん、残念、ここは次回、工夫だな。

 高温でじっくり焼く、って思い込んでたが、210℃で30分経ったら、上下焼き色ついて、これ以上焼いたら間違いなく焦げる。ちょっと不満じゃあったが取り出した。

 クーペの方は、二次発酵中に、ありゃりゃ表面乾いてカサカサ!ラップとかで覆っておけばよかった、って気付くの遅いよ。クープの剃刀も入らないので、溶かしバターで表面に潤い持たせて焼いた。なんか、焼き縮み激しいなぁ。窯の温度かなぁ?

 焼きたてライ麦パンごはん入り、どれどれ、・・おお、美味いじゃないか!ごはんが入ってさらにしっとり感が増した。合うよ、ごはん!バターを塗り、リンゴジャムをのせて頬張ると、最高だね。やっぱりなぁ、ちょっと、焼きが甘い。窯の容積が小さいからすぐに表面色付くんだ。次はも少し低めの温度で焼いてみようか。

 クーペはふっくら感が足りない、が、こんなもんだろう。表面乾燥させたから、窯のびしなかったんだぜ、きっと。

 久しぶり登場の型も役立ったし、ライ麦粉はまだ4回分も残ってる。この冬は、白いパンとこのダークブレッドの交互登板で行こう。楽しみ、また一つ!

 

コメント
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