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ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

次は女!で勝負!それも野外劇場だ!!

2015-05-15 11:34:35 | 演劇
 菜の花座次回公演(8月2日プラザ)の台本書きに苦闘している。

 仙台のシニア全国大会が終わって2ヶ月足らずで迎える本番、菜の花座若手を中心に作りたいと思っているのだが、なんせ手薄。昨年末からの出産ラッシュが今に響いて、出演可能なのは女性3人だけ!これは厳しい。

 一昨年、女性4人の舞台を作ったけど、そいつはコント仕立ての4小品が織りなすオムニバスだった。立て続けに同じような小手先手管で乗り切るわけにゃいかんだろう。なんたって、菜の花座本体の公演なんだから、それ相応の斬新さと質の高さを求めないわけにはいかない。

 男優陣はどうした?代表はすっかりシニアにはまっているし、コミカルスターのKは仕事が農業関連ということで、夏場はパス。二枚目役者のHは職場が新潟に変わって退団。う~~~ん、残念至極!!

 こんな苦境なのに、なんと野外劇場での公演を考えている。無茶!無謀!の無鉄砲!以前からいつかやりたいとは思っていたけど、まさかこんな逆境で突撃してしまうとは思わなかった。いや、今からだって遅くはない。降参して無難なホール公演に撤退したっていいんだよぉ。なんか、やるぞ!って宣言してしまった今回が好機なんじゃないかって思えてね。題材も野外公演用に暖めておいたもの。何か?それはもう少し台本に目途がたったらお教えしよう。

 野外の空間を役者たちが支配するとなると、力量も相当なものが要求される。声量とか身体の動きのダイナミックスさとか考えると、男中心にって思うのが妥当だ。だが、菜の花座男優陣はただ今夏枯れ状態。それじゃ思い切って、全員女で行っちゃおう!若手3人じゃちまちましてダメだから、ここはシニア団の女性たちにも活躍願おう。5,6月の公演終わってすぐ、しかも2ヶ月後の本番、いい顔しないだろうな。でも、ここはどうしても彼女たちの力が必要なんだ。テーマからも題材からも。

 女だけの芝居、それも野外!当然、お茶の間劇や日常舞台のちまちまさとは異質な世界を表現するつもりだ。菜の花座の若手にとっても、シニア団の女性たちにとっても、まったく未知の分野への挑戦になる。

 逆にすごいインパクトを与える舞台になるのではないかと想像している。いや、そうしなくちゃならない。

 野外の持つ様々な制約を、切り札にしていけるような作劇術、いやあ、やり甲斐ある、と同時にとんでもない冒険だ。まずは台本を書き上げること、次に団員たちに出演を納得してもらうこと、そして、2ヶ月弱という時間との勝負だ。

 どうしてこう、己を知らぬ、現実を無視した取り組みにばかり突っ込んでいくんだろう。誰か止めてくれ!なんて砂粒ほども思っていなくって、結局、みんなが顔しかめつつも乗っかってくれるてのが、僕の最大の幸せってことなんだろう。


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