ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

もう!恥ずかしいったらないよ!またもや種まき直し

2015-05-01 19:36:24 | 農業
 まさか?今年は大丈夫、って絶対の自信あったのにぃぃぃ、なんと!一部発芽不良。そりゃないだろ。

 この晴天続きだよ。去年の反省生かして、保温シートだってこまめに外してたし、水やりも一気大量にならぬよう日に3回も4回もそっとかけ続けたのに。もう高貴なお姫様にかしずくように振る舞ってきたのに。



 芽の出ない苗箱が半数!ええーっ!なんなの?どうしてなの?焼いたってことは絶対に、ない!芽の出ていない箱を調べてみた結果、どうやらプールの水が残ってたまっていた所為のようだ。

 プール育苗の良さを生かそうと、種まきの日には朝からプールに水を張って水温を暖め、苗箱を並べた後に水を抜く、という方法をとっている。ポット育苗の種まき機は種まき段階で水まきをしてくれないから、種をまいた後に水やりをする。どうせなら暖かい温水につけたいと思うじゃないか。そんな苗への思いを込めたプール入浴だったんだ。

 これまでもやや発芽は不揃いだったものの、こりゃあかん!ってほどの被害はなかった。極端な発芽不全は去年と今年。共通するのは、そうか!種まき後の暖かさ!春とは思えぬ好天と温度上昇だった。

 つまりこうだ。水分過剰の苗箱に25度を超す高温、有機ぼかしが入った床土が緊急発酵をはじめる。時ならぬ微生物の活躍で地温が上昇、分解産物も発生して発芽直後の根を傷める。根腐れの発生!シートを外さなかったための焼けじゃなかったってことなんだ。

 あ~あ!今年もかよ!手作業まき直し。

 嘆いていても、悔やんでいても何にも始まらない。放っておけば、田植えができない。やるっきゃないんだ、この際!あたふたと朝飯を済ませ、さっそく仕事にかかった。去年、同じ轍を踏んでいるので、作業にためらいも試行錯誤もいらない。気持ちの方も早々と吹っ切れた。自分の所為だからさ、やりますよ、一人で、二日かかりになるけど、60枚もまき直せばいいんだろ。

 割り箸を削った掘り棒でポットを一つ一つ突いて掛け土を取り除き、



 そこに2~4粒の種を播いていく。





 巻き終えたら、たっぷりと水を撒き、掛けで覆えばお終い、って簡単に言ったけど、一枚終わすのに20分近くもかかった。てことは、1時間3枚、10時間でようやく30枚!!!

 やったよ、やりましたよ。昼飯抜きで10時間!途中休憩は午前午後合わせて30分!やる時ゃやるんだから。枚数を重ねるほどにコツも掴み、調子も上がって、最終的に本日の出来高、36枚だった。

 本当に、本当に、お疲れ!

 アホな記事に付き合ってくれて、皆さんも、お疲れ! 
コメント
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