ステージおきたま

無農薬百姓33年
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がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

柄じゃないぜ!花壇作りボランティア

2015-05-19 09:42:57 | 暮らし
 自己中な男なんだ。自分がやりたいことにしか興味がないし、取り組まない。さらに言うなら、得になることばかりしている。エゴイストってことでもある。

 他人を押しのけて我流を通すってことじゃない。他人を踏み台にして利益を引き出そうというのでもない。時には、なんだってあんなことに精力傾けるの?とか、町に貢献してるよね、などと言われることもなくはない。

 得と言っても、気持ちの赴くままに行動し、それが時には、生徒たちだったり、劇団員だったり、シニア演劇学校受講生だったりの役にも立つ。そういうことだ。いつだって、自分の得になることをする、だけど、それがみんなの利益にもつながる。幸せな立場だなぁ。

 だから、無償のボランティアてのは、どうも苦手だ。性に合わない。やった後の満足とか、相手の笑顔とか、手にするものは決して小さくはないのだろうが、僕の欲張り精神には、なにか物足りない。もっと、相手のためになりたいし、それ以上に自分自身の見返りが欲しい。要するに、ボランティア精神が徹底的に欠如してるってことなんだな。

 我が家横、道路との境にある花壇、いや、正しくは昔の花壇がゆゆしき問題なんだ。以前花いっぱい運動てのが盛んだった頃、町がこの小さな空間に目を付けて整地し、花壇にすることを思い立った。花苗は町で提供するが、植え方からその後の除草作業まですべて地域のボランティア?で行うことになっていて、かれこれ10年近くは続けられただろうか。

 早朝、地域住民総出で行う移植と2回の除草作業には不満も多く、町の予算消滅とともに花壇は当然のこと、路肩の空き地に転落した。我が家の西側、それもヒマラヤスギの根元ってこともあって、花たちの生育も悪く、なにより、まるで我が家の花壇のように見えるのが癪で、乗り気になれなかったんじゃないかと勘ぐっている。勘ぐり過ぎか?

 この空き地、町道の路肩だから、町有地、誰も管理なんかしない。仕方なく我が家で年2回の草刈りを行っていた。でも、草の繁殖力って旺盛だから、あっという間に伸び広がり、荒れ放題に近い状態になってしまうのだ。

 実に面白くない。まるで我が家が荒らしているように見えるじゃないか。もちろん、我が家の外観も芳しくない。まるで幽霊屋敷だ。かと言って、40m×2mの広さを個人で花壇にして管理するなんてできるもんじゃない。



 なんか上手い方法はないか?そうだ、カバープランツだ!地面を覆うような植物を育ててやればいい。早くから育って人目を引き、花も咲いて通行車の目を楽しませ、さらに雑草を抑える効果があれば尚のこと良い。

 で、思いついたのが、ひまわり!すくすく育つからね、背丈大きいので下で雑草が繁っていても気にならない。しかも、咲けば見事だ。あわよくば、タネだって収穫して、ひまわりオイルを絞ることだってできるかもしれない。

 ということで、ひまわりの種を播いた。タネはネットで購入、500g2500円(送料含む)。うーん、気まぐれボランティアにしちゃ、ちと大きすぎる出費だが、来年からはタネも自取りできるわけだし、まっ、いいか。って、あくまで計算高いのだ。

 トラクターで2回耕耘し、雑草をしっかりすき込んで、30cmに2~3粒の要領で種を播いた。幸い、雨も降ったことだし、一週間後には芽が出るかな?おっと、横で鳩が、見たぞ、見たぞ、美味い種見たぞ、って鳴いてたのが気がかりなんだが。



 ってことで、このボランティアも十分自分流でしょ。我が家の環境を整えつつ、地域の景観も美しく保つ。上手く行けば、ひまわりオイルも手に入る。どっちも得取る、僕流ボランティア。つまり、こういうことなんだよ。

 
コメント
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