泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

彼女の繊細な感性

2024-01-31 12:48:27 | 丹下一の泡盛日記
火曜日は「H/Ash」の出演者3人が揃っての稽古。
「できる範囲」でのミュージックトレーニングを再開しているが、まだジャンプはできないなあ。
そして新しい人が加わってとても新鮮は時間が続く。
この新鮮さを大事に。そして、彼女の繊細な感性をのびやかに生かしていきたい。
こんな夕焼けを見ることはなかなかない。
帰宅して晩御飯食べながら録画した映像を見るうちに寝落ち。

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先輩のお見舞いへ

2024-01-28 23:50:17 | 丹下一の泡盛日記
昨夜、Feye Wongの「Eyes on me」を久しぶりに聴いた。
何度も繰り返し聴いた。
なぜそんな気持ちになったのか不明。
ゲームのテーマ曲で「来てくれたら、必ず会える」というコピーが最初に。
あの頃は、本当にあちらこちら出かけていた。
たくさんの出会いがあって、一緒にさまざまな舞台を創った。
その多くが今に続いていないことが寂しい。
なので「H/Ash」ver.2では、そのご縁の一人に参加してもらうことに。
午後、明日退院・転院の先輩役者のお見舞いに出かける。
40年近く前に初めてご一緒して、その30年後に再び舞台で一緒になったのだけど「昔」のことはもう覚えていらっしゃらなかった。
大抵の場合、自分は人の記憶に留め置かれないということは自覚しているのだけど、ちょっと残念だった。
というのも20歳の頃、ある映画に感動して生まれて初めて映画を2回見た。
(今、自分が舞台で映像を使うのはその映画の影響だと思う)。
その映画で印象に残った役者がいて、その名前を芝居のチラシに見つけ、舞台を見に行った。その時も、ああこの人はすごい、と脳に刻みつけられた。
8年前にも、舞台で一緒になった。
この時、いくつかの場面は一緒に創った、と考えている。
もちろん、嬉しいというか幸せな記憶。
その先輩が身体を壊し、手術を受け、故郷に帰ることになったのだという。
早朝のフライトの前日の今日、とにかくお目にかかりたい一心で病院へ。
病院の規定で面会は30分までだったのだけど、この時間のことは忘れないだろう。
辞した後、一緒に面会した旧知の後輩役者が「一駅歩きながら話しませんか?」と。
こちらもいい時間になった。
都会の喧騒がちょっときつい夕方。どこかに寄って一杯、と考えていたのだけど、やっぱり直帰。
そして、ふと気がつく。
「Eyes on me」は、この先輩のことだったのかもしれない。
とりあえずお昼ご飯の残りのお蕎麦をかっこむ。
そして、冷蔵庫に残されたお弁当具材の残りでワンプレート晩御飯。

食べながらサウジアラビアのドキュメンタリー。
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食べ過ぎだ

2024-01-28 23:50:17 | 丹下一の泡盛日記
前夜、インドの思い出に耽ったわけでもないのだけど、酒が増えた。
日曜日も朝一番にお弁当持って劇場へ。
インドに触れたおかげでお弁当は「和食」ではなくなった。
今日は「立ち合い」だけなので幸せなことに、ひたすら事務所で待機。
イベントは21:30まで続くのだけど、舞台上の仕事はほとんどなくて。
もちろん、担当者として「居る/待機」していることが大事。
なのでお弁当も本も資料も持ち込んで。
「読んでおくように」と教えられたポーランド関係の本をついに読了。
それにしても壁の崩壊に続くポーランドの政変でたくさんの人に愛された歌に「日本」が登場するとは知らなかった。
それも誇らしいセンテンスで。
この日は、お昼のお弁当しか持ち込まなかった。
このところ食べ過ぎだからだ。
腹を空かせて帰宅。
素直に晩御飯。
ああ、量多すぎだよ。。。
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インドの思い出

2024-01-28 23:29:45 | 丹下一の泡盛日記
土曜日も朝イチに劇場に入ってインド関係のお仕事。
現代インドのプレゼンテーションはもちろん、インド舞踊や古典音楽、格闘技の紹介と実演など。
まあ例によって舞台の袖は大騒ぎなんだけど、パフォーマンスが始まると見入ってしまう。
1988年11月のことだから35年以上前のことなんだけど。
交際交流基金の「日本・インド年」企画でインドをツアーした事がある。
人生2度目の外国は、初めての海外公演だった。
古巣の早稲田銅鑼魔館がプロデュースした舞台に加えてもらって。
もちろん作演出は森尻純夫さん。
南から北まで4都市で上演、中継ぎでボンベイ=現ムンバイにも。
今なら朝晩ブログを書きたくなるほど「事件」てんこ盛りな18日間。
本当に鍛えられたし、そのストーリーは今では全て素敵な思い出に変換されている。
ボンベイを経て、最初の公演地はケララ州都トリバンドラム(現在は呼び方が変わっている)の州立大学のホールでの演劇祭。
アルコールが禁止されている州なのだけど、本番前夜宿に戻るバスを抜け出して、ジャングルの密売所でビールを3本買って宿に持ち帰った。
ちなみに、札を出したら「釣り銭がない」とかで、ラム酒を一本くれた。
ビールはとても高い飲み物なのだった。
そのツアーのために習ったインド舞踊や格闘技の訓練を、仕事の現場で見ることになろうとは。
お昼ご飯はインドレスランからの出前だったのだけど、あまりの「カオス」で18時まで食べることはできなかった。
近いうちに本格的なインド料理食べに行くべし。
それも「南」がいいな。
米と薄いチャパティ、魚のカレーが食べたくなった。
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帰り道で立ち食い

2024-01-26 23:51:40 | 丹下一の泡盛日記
夜明けの空を見るのが大好き。
お弁当2つ持って、お仕事へ。
当たり前なんだけど金曜日の朝は通勤ラッシュ。
マスク外せない。
夜の落語会を終えて帰宅、のはずが。
落語に出てきた立ち食いのかき揚げそばの影響か。
ダウンジャケットの隙間から入り込む外気の冷たさのせいか。
駅の立ち食い蕎麦屋でたぬき。
夜の帰り道で寄り道したの初めてじゃないかなあ。
だって明日も朝一だし。
こんなことではいつまで経ってもデブになった体は元に戻らない。
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この寒さに能登を思う

2024-01-25 14:22:27 | 丹下一の泡盛日記
木曜日の夕方は所用で表参道へ。
寒い。
即座に能登を思う。
26年前、金沢で過ごした冬に車で能登演劇堂にご案内いただいた。
一応、「視察」ということで劇場の設備などを詳しく説明して頂いた素敵な思い出。
その往路、沖合には真っ黒な雲と竜巻が見えていて、
「この能登の雪景色が凄まじくて美しい」と言った自分に運転していた金沢の演劇人が不機嫌に。
即座に理解した。
つまり「東京育ちのあんたに、この冬の厳しさがわかってたまるか」ということで。
自分は「凄まじい」と言ったのだけど、浮ついてはしゃいでいるように見えたのかもしれない。
その時の能登の寒さは、金沢市内ともまた違って。
東京=江戸は、ここに比べたらとても暖かいのだ、と得心した。
そして、東北同様に、今回の地震で能登は見捨てられるのだと切ない気持ちになっている。
表参道の用事はあっという間に終了。原宿まで歩く。
気がつけばこの道を45年歩いている。
表参道にこれほどご縁があるとは、18歳の時には思いもよらなかった。
そして、ふらりと寄りたい店は、この45年でみんな消えてしまった。
スーパーの鰤の刺身で充分に幸せになれるのは、45年前の四畳半のアパート時代に戻ったような気持ち。



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「H/Ash」ver.2の稽古

2024-01-25 14:22:27 | 丹下一の泡盛日記
水曜日午後は「H/Ash」の稽古。
出演者3人が揃い、初顔合わせ、そしてエチュード。
前日の「フクシマを思う」の話もたくさんシェア。
そして、全体構成も大きな新しい要素が必要と考えていること。
などなどをお伝えして。
二月のK's galleryに一人でやる予定の最初の部分を2人の前でやってみる。
ばく(上田貘)、その入り方に「へ〜」と驚く。
種川遼さんは、新劇の研修所出身で、そもそも「パフォーマンス」って何ですか? と、とても新鮮な対応が嬉しい。
事前にお知らせしたこれまでの作品の写真と映像は「全部見ました」。
その上での稽古場入り。未知の世界への興味津々。
そして、「一人芝居?」は初めて見ました。
後半はこの2人のセッションを試す。
とてもいい感じ。さすが、ばく。
幸せに終了。
もちろんこの素敵な時間をどう発展させていくのかが大きな宿題だ。
夕方になり気温がまた下がる。
肉を使わない餃子を久しぶりに作った。
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「フクシマを思う」vol.33

2024-01-24 11:04:03 | 丹下一の泡盛日記
寒い朝は富士山がくっきり。
火曜日は「フクシマを思う」33の本番。
vol.30からお手伝いに参加しているので4回目。
毎回、福島現地からの情報に驚くことばかり。
それを伝えようとしないメディアもどうかと思うのだけど、
このイベントを通じて、自分でもっと知りたいと思うようになった。
もちろん「Hamlets/ハムレッツ」の10本の作業を通じて様々な情報には触れてきたのだけど。
毎月のように開かれているという東京電力の会見、今度行ってみようかな。
例によって市民の主催者と市民のお手伝いの方たちが羊の群れのようになっている外側とプロがきっちりと「お仕事」して現場を成立させる一日。
金子あいさんが朗読したあの日の現実を切ない言葉で切り取った詩が心に刺さる。
現実のリポート、詩、そしてそれまでの時間で渦巻く様々な気持ちの一つ一つを明確に際立たせくれるクールな音楽。
素晴らしい時間を過ごし、そして「演劇」は何ができるのか、と全ては自分に返ってくる。
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演劇ワークショップ、幸せな時間

2024-01-22 21:50:19 | 丹下一の泡盛日記
暗いうちから起き出すのはもう「いつものこと」で。

月曜日は月に一度の演劇ワークショップへ。
9回目のこの日、一人5分ずつの場面を自由に演じる、というお題で。
集合してウォームアップして「今日はこれやりましょう」といきなり言われることにすっかり慣れたメンバーで。
言葉通りに色々な方法でチャレンジしてくれた。
しかもそれぞれが真っ直ぐ自分が信じたエッセンスに向かおうと闘っている。
こんなに嬉しい現場はない。
「体験」こそが財産と信じて続けてきたのだけど、これはもう一つ先のお題を考えないといけない。
帰宅してこの日も飲む。
明日は、いよいよ「フクシマを思う」33の本番。

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久しぶりに飲む

2024-01-22 09:26:10 | 丹下一の泡盛日記
日曜日もお仕事。
朝から夜までガールズの歌声を聞いていた。
ただ立ち会うだけなんだけど、延々と聞き続けるのも耳と脳が疲れるものと知る。
隙間時間に読み続けていた本を読了。
資料を読むのは大丈夫なんだけど、モニターからの歌声を聞きながら戯曲は読めない。
帰宅して久しぶりに飲む。

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