泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

魚はうまい

2010-08-31 21:35:05 | 丹下一の泡盛日記
 3時間眠り目覚ましで置きてかみさんを駅へ。
 こんな早朝でもたくさんの人が駅に集まっている。もう夏休みのシーズンは終わったんだなあ。
 それにしても、なんでスーツを着てるのか。なんで自分が子どもの頃のお父さんたちのように半袖のシャツじゃ駄目なのか。
 
 市役所は昼休みの時間照明も落とし、冷房もほとんど入らずもわっと暑い。
 都内のオフィスビルは冬かと思う気温。こちらはコンピューターなどの機材のための冷房だとか。
 市役所もOA機材てんこ盛りという意味では同じじゃないのかなあ。
 自分も仕事部屋は冷房入れっぱなしだが、ここまでは冷やさない。
 書類が汗でべたべたしない程度に、だ。

 大ママ緊急入院で娘1が助っ人で登場。
 車の行き来の途中で小坪の市場でいなだの半身を買ってくる。
 さしみに引いたが、くう、ものすごく美味い。
 彼女は逗子育ちの食いしん坊なので、魚を見る目はなかなかのものがある。
 お昼なのにご飯お代わりしてしまい半身の刺身の半分があっというまに消えた。
 やっぱり魚は美味いなあ。

 以前(今もあるのかな?)、仙台の駅前に「camel」という意味の名前の居酒屋があった。ここの刺身は、海山双方の幸に恵まれた仙台でも「!」という美味さで。
 よって開店からあっという間に満席。腰を落ち着けるのは野暮な店だった。
 そんな店が逗子にあってもいいのだが。
 こないだArManと入った「なんちゃら市場」は魚がうりらしかったが、5切れで700円のカンパチを一切れ食べて,自分もArManも箸を置いてしまった。
 いかんぞね、こんなもんだしとったら!
 いいなあ、天女座生活。。。

 先週末に突然舞い込んだ仕事が終わらず(夕方締め切り)、そして大ママは緊急入院。
 ついにギブアップ。
 今夜のジュヌヴィエーヴ・チームのワークショップを欠席してしまった。
 ものすごくペアな気持ちだ。
 もちろんおかげでがんがん仕事して8時にはとりあえず終了。
 
 大ママと入れ替わりに老健在住のかみさんのおばが我が家にちょっとお泊まり。
 階段は自分が背負い、座しているところから立ち上がることさえ困難だった大ママに比べると、一応介護認定されているこのおばの、なんと元気なことか。
 
 明日はジュヌ製作会議の後、こもれびホールの市民ミュージカルの稽古初日。
 今年のメンバーと会えるのが楽しみだ♪
 
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病院から

2010-08-30 11:59:50 | 丹下一の泡盛日記
 香港に戻ったArMan、空港から劇場でのリハーサルに直行し終了後、同志社のリハーサルでみた場面を自分たちで再現し写真を送ってきた。
 テキストをみて「これってどういうプランなの?」ときくので「こんな感じ」って応えたら、「こういう風に展開させたらどうかな? もちろんあなたが演出だからあなたが決めることなんだけど」と提案してくれた。
 帰国して速攻で写真とって送ってくれた。さすが仕事が速いねえ。

 先日、義妹がボーイズを連れて来たとき、2階の部屋に布団を敷きつけて寝かせた。夜中のぞきにいったら、わずかに顔を出しているフローリングの床のところまで転がっていって、ななめになって寝ていた。くう、かわいいぞ。
 暑いとひんやりとした木の床が気持ちいいのだろう。
 昨夜、日本酒ちょっとひっかけただけなのに疲れが出たのか、いつの間にか仕事部屋のフローリングの床にごろりと横になっていた。ひんやりとした床が気持ちよくて、そのまま前後不覚状態。
 この年ではちっともかわいくない。
 3時頃目が覚めて2階に。

 5時半には大ママが目覚めて一緒に置き出し、弁当を作る。
 今日は老健暮らしのおばを病院に連れて行く日なのだ。
 その間にも急ぎの仕事の対応があるのでパソ持ち込んで。
 ああ、あの同志社の合宿の日々が既に遠い。。。
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終日プレイバッカーズの稽古

2010-08-30 00:47:07 | 丹下一の泡盛日記
 早朝、香港に戻ったArManからメール。
 同志社大学のひとつのシーンで提案。彼女は空港から稽古場に直行(似た者同士なのだ)。で、稽古終了後、仲間に頼んで写真までとって送ってきてくれた。
 面白いプランで、あ、こりゃやるしかないじゃん。

 今日はプレイバッカーズの稽古。自主公演一週間前で何かと確認。
 
 夕方、かみさんからの緊急コールで帰宅。
 久しぶりに富士山をみた。夕焼けにシルエットが浮かび上がっている。もう夏は終わりなんだなあ。。。
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チャイニーズポップス聴きながら帰宅

2010-08-28 15:48:29 | 丹下一の泡盛日記
 昨日、ハードな3日間の最終日。台本は前夜2時で一応止めて、5時に起きて目を通して再構成した。
 今年はちょっとハードだったようで学生たちに疲れがみえる。
 ので、朝はのんびりとスタート。
 ざっと通して簡単に動きをつける。
 「日本語の世界」なのでArManは横でみている、のかと思いきや、両足の指に輪ゴムをひっかけて伸ばしては、遊んでる(^o^)

 3時半に終了し4時のバスで北小松駅。そして京都駅へ。
 もちろん14日には田辺の校舎でゲネプロ。授業が終了したわけではない。
 それでも深い時間の後の別れは辛い。
 ArMan「学生みんな素敵だった。ああ、帰りたくない~」と叫んでた。

 朝、空港に彼女をおくり、新幹線に。とホームでチケットが見つからない。
 さすがに疲れが出たのか、改札機に切符を通し受け取るのを忘れたのだ。ちゃんと思い出したからまあ、よかった。
 しかし、こんなことははじめてだ。

 帰宅するとArManから御礼メール。「今、上海空港」。
 すごいなあ。自分が新横浜に着く前に上海空港ついてるんだもんな。アジアは狭い。
 ま、予算の関係で彼女は上海経由で香港へ。「その方が2000HK$は安いのよ」。
 同じ日本~香港往復なのに、香港で買うのと日本で買うのでは値段が違うのだ。

 今回、2日目の夜にやった天女座の2人+ArManと自分のセッションは収穫だった。
 来年4月に天女座10周年のイベントでバージョンアップして上演したいと思っている。
 さて、どうやってArMan呼ぼうかな。。。そしてどうやってリハーサルしようかな。。。
 
 車内ではiPodでずっとチャイニーズポップスを聴いていた。どうして中国語の音がこんなに懐かしいんだろうねえ。
 帰宅するとわんこが大騒ぎ。「久しぶりじゃないですか!」
 明日はプレイバッカーズの自主公演のための稽古。
 来週からは、こもれびホールの市民ミュージカルの稽古もスタート。
 9月5日、プレイバッカーズ自主公演vol.21前売りあとわずかです。ぜひ!
 
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琵琶湖からー最終日

2010-08-27 06:53:32 | 丹下一の泡盛日記
 昨夜、恒例の「演芸大会」の後、天女座のしほさん(矢吹紫帆)、とんちゃん(矢中鷹光)のライブ。
 ことばをもらっての即興。学生からは「心」、そしてArManから「Yellow color」。
 最後の2人の即興に自分とArManが参加。
 今まではみることに徹していたので「参加」ははじめてだ。
 いい汗かいて終了。大トリは担当教授N氏の「昴」絶唱♪

 その後、部屋に戻りうんうんうなって台本構成。
 今年はてんこ盛りにしすぎたかもなあ。。。

 いったん眠り朝台本の「夢」で目が覚める。
 おお、そうだ! と書き直し。間もなく朝ご飯。
 朝食でスティックをスタッフに渡して仮台本をすり出してもらう段取り。
 今年も忘れられない夏になった。(まだ夏は続いている/しゃがみ込んでいるわけではない←マニア向け)
 
 もちろん台本と言っても自分の「妄想」なので、これから読み合わせして,落とし込んでいきます。まだ、自分のシーンも書いてない。

 明日は大嵐が吹いている(らしい)家に8日ぶりに戻ります。
 
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琵琶湖から―2日目

2010-08-26 19:02:53 | 丹下一の泡盛日記
 午前中は、ArManの即興ダンスのワークショップ。
 オープンなキャラにみんなあっという間にほぐれていく。自分は「逐次通訳者」に。
 打ち合わせしたら自分がやろうかと思っていたワークも入っていたのでそのままお願いする。
 (なので午後のセッションもこの彼女のパートが終わってから考えるのだ)
 学生たちがどんどん自由に動き出す。ビデオに撮りたいくらいだ。
 もちろん自分の目で脳裏にしっかりと焼き付ける。
 期待以上のワークショップに自分も大満足♪

 昼休みの間に頭を絞ってメニューを大まかに決める。
 その後、いくつかのセッションをしながら具体的なシーンを試してみる。
 データはほぼ揃った。後はまとめるだけ。
 
 ただ加速度的に内容量が増えている。 
 終了して部屋に帰ったらくらくらとベッドに。そのままちょっと眠る。
 もともと量が多い晩ご飯も半分くらいで終了。

 これから恒例の「演芸大会」に続いて天女座のミニコンサート。
 最後の即興にArManと一緒に参加、セッションすることにした。
 今まで「演出者」としてみることに徹してきたが、動きを大きく使うシーンが多いのでからだで確認したいのだ。
 さてさて、どうなることやら。。。

 家の様子はなんだか凄まじいことになっている。ちょっと引き裂かれる気持ちだ。
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リトリートセンター1日目

2010-08-25 23:26:26 | 丹下一の泡盛日記
 京都で香港から招いたArManと落ち合って琵琶湖の同志社大学リトリートセンターへ。
 プロジェクト科目の授業。
 毎回OBOGが集まってくるのだが、今年はなんと8人も!
 例によって楽しい時間。
 台本のネタもたくさん集まった。

 夜はこれも恒例のバーベキューパーティー♪
 部屋に戻ってパソに向かっていると、ぴんぽ~ん。学生たちが遊びにくる。
 ArManも来て、PCで香港やタイ、フィリピンでのパフォーマンスの写真をみせて解説。
 みんな興味深く聞いている。
 合宿だからこそのこういう時間も大事なんだよね。

 わいわい話す姿に、ArManが質問。「あなたたちは、たま(自分のこと)のこと先生だと思ってるの? それとも友達だと思ってるの?」。
 「え、もちろん先生ですぅ」。

 明日は朝9時、ArManのダンス・ワークショップからスタートだ。
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京都から

2010-08-24 15:45:12 | 丹下一の泡盛日記
 昨日、今回の最終稽古。
 京都より太鼓打のぺこちゃん、先週末の本番終えて駆けつけ参加。
 しっかり稽古で汗かいて大笑いして終了。
 いい発見がたくさんあった。このメンバーって贅沢だよなあ。

 その間にもPCに入ってくるメール。
 どうしてこちらが盛り上がると仕事のメールもがんがん入ってくるのだろう。
 稽古終了後、談笑するメンバーを置いて、即座に対応。
 ま、こうなる予測はあり代打を頼もうとしたのだができなかった。まあ、結局自分が対応するしか無いんだよなあ。

 ようやく終えて、最終参加のぺこちゃんに最初の2日間のことやみんなに話したことをシェア。
 ビールちょっとしか飲んでいないのに眠い。今年の稽古は「1日が過去の3日分」だ。

 それでも6時半には目が覚める。朝ご飯の時間に波田須アートフェスティバル事務局のウエノさんと顔合わせ。パートナーの方と熊野に移住してきたのだそうだ。
 「天女神楽」のコンセプトや「じょふくさん」のイメージなどをお伝えする。

 9時33分の南紀で名古屋を経て京都入り。
 大ママをひきとって大変な家のことも気になるが,車内で様々なシーンのイメージがわいてくる。これを大事にしないと出張に出してもらった家族にも悪い。メモを取り続ける。
 名古屋駅でぽん(水木菜花)とランチ。場面のイメージの「聞き手」がいてくれることも助かるのだ。
 
 別れて新幹線で京都入り。ホテルに入ってとにかくパソ立ち上げ。仕事まだ続いている。夕方までには片付けて気持ちを切り替えて晩ご飯食べたいなあ。
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天女座から

2010-08-23 17:44:20 | 丹下一の泡盛日記
 昨夜の稽古、脳内の2カ所を同時に使うエチュードを中心に。
 最後の2人トークではみんなお腹抱えて笑い転げていた。

 この回から原美音(はら みお)さんが参加。
 「天女神楽」ではアマテラスを演じてもらっている。ご自身も色々と活躍しているが、なんといってもこの頃の話題は息子の原大樹(ひろき)くん。20歳のマジシャン。
 18歳で「天女神楽」にも出演、昨年は飛び入りで10分ほどショーをみせてくれた。
 ラスベガスで観客が選ぶコンテストの少年部門で優勝、べガスのホテルでショーに出演するようになり、彼を含む数人の少年マジシャンたちをおったドキュメンタリー映画「make believe」がロスの映画祭でグランプリをとった。

 彼には師匠がいない。すべて独学。日本のマジックのショーは古い(と自分も思う)。そして海外で「イリュージョン・ショー」と言われるショーは日本の業界では排除の対象だ。なぜか? 「子弟制度」とか「家元制度」はもういいかげんにしたらどうなんだろうか。
 ラスベガスのショーは(現代演劇の演出家が演出していたりするので)「アート」の領域に踏み込んでいるレベルのものも少なくない。
 そして「やっぱり(独学で学ばせた)母の力が偉大だったんだよ」とみんな。

 大樹くん、ネタは100圴で購入した部品を組み立てたりしてるそうだ。
 この頃は熊野から北米中心に活動エリアを大きく広げている。先だってベトナム公演から帰国、次は映画祭に合わせてカナダのトロントへ。

 気がついてみれば、天女座の2人と自分をはじめ、昨年から加入したあかるちゃん、美音さんと大樹くんは海外公演を数多く体験している。ぽん(水木菜花)ちゃんだってフランスで個展やってる。大ちゃんは、包丁忍ばせて80カ国を放浪したツワモノだ。
 朝ご飯では海外公演で「もうだめかも」と思った話で花が咲く。
 それぞれがたくさんの現場をくぐり抜けてきて今があるのだ。英語だってそうやって現場で身につけてきた。

 朝食後、おなじみになったハマケンさんの船を頼んで縦ヶ崎へ。
 密かに,熊野で一番だと思っている小さなビーチへ。天気は最高でこの浜の本来の姿であるエメラルドグリーンを堪能。
 みたことも無い「蛾」のような魚をぽんちゃんがみつけ大騒ぎに。
 ソフトクリーム食べながら戻り,お昼寝。

 すっかりアートモードになっている。
 実は朝一番に起きてから、台本も書き出している。
 今夜は今回最終の稽古。楽しみだ♪

 
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20年ぶりの再会

2010-08-22 14:56:42 | 丹下一の泡盛日記
 昨夜、缶ビール1缶しか飲んでいないのに爆睡。
 しゃわしゃわというクマゼミの声で目が覚める。

 朝ご飯の席で、金沢のオペラの台本の寮美千子さんが奈良の少年刑務所で詩の授業という話に、紫帆さん「あたしらもコンサートしに行ったよ」。
 1988年から5年くらい通ったとか。奈良だけでなく全国の刑務所を回った話も聞いた。

 お昼、懐かしい人が訪ねてきた。
 1986年に石清水八幡宮で紫帆さんとはじめて一緒の仕事をした時の世話人。
 その後、名古屋でも再演。そして彼は京都から明石に。
 明石から車を飛ばして来てくれたのだ。
 結婚したばかりが最後。そして今目の前にもうすぐ20歳の息子さんがいる。(娘2と同い年だ)
 
 時空を超えての再会にいきなり会話がスパーク。昔話だけでなく「今」の話。
 ブランクをまったく感じない、変わらない素敵なエネルギー。そして、お互いがたくさんの体験を経てきている。
 彼は兵庫県の刑務所にボランティアで通っているとか。朝の話をどこかで聞いていたんじゃないの!?
 「能舞台をつくろうと思って銕仙会に行ったんですよ」。
 「こないだ古事記をそこでやりました」
 「!」
 天女座では本当に不思議なことが起こる。
 スパークしっぱなし♪

 気がつけば午後3時。朝,洗濯した稽古着がそのまま洗濯機の中に。。。
 さて、今夜の稽古は何やろうかな?
 いつもの調子が出てきました♪
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