泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

ラジオ

2009-04-30 12:27:52 | 丹下一の泡盛日記
 クイーンの「Radio Ga Ga」が好きだ。
 「ティーンの頃、夜になるとラジオをつけて聞いていた。赤いランプをみつめながら。必要なものは全部ラジオで学んだ」という歌詞を聴いていて自分とぴったり重なる。
 小学6年生の頃から中学生にかけてラジオを作るのが趣味だった。
 バリコン(バリアブル・コンデンサー)とコイル、ダイオードをつないだだけのものにイヤホンをつけた一番シンプルなゲルマラジオをつくり、そのイヤホンからラジオの音が聞こえてきたときの感動は忘れられない。
 電池がないのに聞こえるのだ。
 そして、雑誌に出ていた指示通りに、バリコンをボール紙にアルミホイルを張ったもの2枚(1枚はサランラップに包み絶縁する)を重ね、銅線を何重にも手巻きしてつくったコイル、ダイオードとイヤホンは壊れたラジオをばらしてゲットした中古品、これをつないで音が聞こえたときの感動も忘れない。

 その後、歯ブラシのケースや名刺入れなどプラスチックの「箱」があるとそこにトランジスタラジオを仕込んで聞いていた。
 机の上にはいつもラジオがあったが、自分でつくったラジオで聴く番組は、特別だ。

 テレビは居間にあって家族全員で見るもの。ラジオは自分ひとりの時間。そして深夜放送を通じて、その「個人」の連帯も生まれたりする時代だった。
 テレビの深夜放送を一人でみている人たちに、共通の話題はあるだろうけど、連帯感は生まれるのだろうか?
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビリヤーニ、美味しい♪

2009-04-29 23:45:13 | 丹下一の泡盛日記
 たまには家族でゴールデンウイークらしいことをしたいと娘2が言うので朝早起きして横浜で「レッドクリフ2」を観る。
 「1」も観たが、こちらの方がストーリーがシンプルな分だけしまっている印象。

 終わってランチタイム。娘1が働くGAPをのぞき、娘2のワンピースを購入。一緒にご飯、と誘ったが、娘1「お弁当持ってきてるし(最近彼女は「お弁当派」になっている)、仕事中だから」と。残念。

 3人でインドカフェに。ここにはビリヤーニ、カレー炊き込みご飯がある。久しぶりに食べたがなかなか美味しかった。
 そして、ここんちのカレーはちゃんと辛い。付け合せのヨーグルトで中和したくなるくらいだ。
 添えてあった辛いペーストをぱくりと食べたら本気で辛く、口の中がひりひりした。こんな感じも久しぶり。
 この20年でインド料理屋はたくさんできたが、味がマイルドだったり、価格を安くするためか露骨に手を抜いていたりで、神奈川県内にお気に入りの店がまだなかったのだが、ここんちは気にいったぞ。
 昨年、インド・デビューのかみさんもドーサがあったりするので大満足。

 こういう本格的なお店で食べると、ちょっとだけその国に行ったような気持ちになってうれしい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

娘1、すごい空腹で登場

2009-04-28 22:21:00 | 丹下一の泡盛日記
 今日も朝から重たいからだをひきずって1階に。娘2のお弁当2種と朝ご飯。
 ピタパンが一晩立つとちょっと固い。発酵が足りないようだ。室温が低いのが原因かも。

 午前中、また銀行へ。娘2の塾の学費を振り込み、その他なんやらかんやら。右から左へ消えるってこのことだねえ。
 そのまま小坪に行ってイカと鯖干しを購入。

 天気がとてもよいのでかみさんを病院に送りがてら、遠回りしてドライブする。三浦半島の東側を南下して小さな浜を越えていく。海がまぶしい。天女座ではもう海に入っているそうな。いいなあ。
 海の見えるマクドナルドでコーヒー。入ってみるとこのマクドナルドではELPの「タルカス」がかかっていた。35年かかって「ポップス」になったのね。10年位前に自分がやっていた「現代演劇」やプレイバックシアターもあと20年たつと「ポップ」になるのかしらん。

 帰宅して3分もたたないうちにチャイムがなって娘1が来る。開口一番「おなかすいた。朝から何も食べてないのお」。
 姉さんちょっと待ってな、いい魚があんだよ♪ 彼女が着替えて降りてきた10分後には鯖焼き定食が。お弁当のおかずの残りの、ごぼうの土佐煮、うど、カブのサラダなんかも。我ながら早い。
 娘1、あっというまに食べ終わる。その後、一緒に犬散歩。
 スーパーの買い物にもついてくる。「あ、お米がないんだ」とか「これ、あの、あの」とか言ううちにかごが一杯になっていく。わし、料理用の酒とバナナだけ買えばいいんですけど(-_-;
 彼女は帰宅してしっかり晩ご飯のステーキも食べてバイクで帰って行った。

 帰宅後、かみさんとワイン舐めつつ台所の整理を兼ねて料理にとりかかる。きんぴらごぼう、もやし炒め、かぶとあぶらげの煮物、そしてイカ飯。
 明日は休みだ。ゆっくり飲むぞ♪
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ピタパンを焼く

2009-04-28 00:57:46 | 丹下一の泡盛日記
 午前中、かみさんと銀行に行き娘1の大学の学費、前期分を振り込む。はあ~っと力が抜けるような。これで一安心。明日には娘2の塾の月謝が待っている。
 ほんと、わしら二人してサラ金か何かに追い立てられてるんじゃないかと思うような日々。
 まあ、このご時勢でフリーランスが二人して変なところから借金せずになんとか回していけるのだから、ありがたいことだ。

 そして4月も後半になると色々と動き出す。
 昨年12月に上演した西東京市のこもれびホールの市民ミュージカル、今年もやります。
 7月頃から稽古を積み上げて12月本番。井村昂大兄の作演出。自分は演出助手。
 6月の3週連続シェイクスピア朗読会のリハーサル日程が牧野くみちゃんから送られてくる。
 今回はニューフェイス、若い男の子が参加。請うご期待。
 5月19日に原宿でプレイバッカーズの公演予定。
 そんなこんなで気合が入る。

 娘2の明日の夕方のお弁当はピタパンにしようと思い立つ。1995年にはじめてニューヨークに行ったときはじめてピタパンのサンドイッチを食べて、大好きになった。
 以来、よく食べるのだがつくったことはない。
 かみさんも娘2もパンを焼くので、家には粉やイーストは常備。で、こねこねしていると、電話。
 土曜のロケに取り残しがあったとかで、急遽新橋のスタジオに。ペルシャ語喋っている自分に日本語でアフレコつける。スタジオの中にいたのは3分くらい。速攻で引き返す。

 そして焼いてみました、はじめてのパン。ま、こんなもんだろうとおもいつつ、ちょっと嬉しい。
 粉はまだ1キロ以上あるので、明日全粒粉でも買ってきちゃおうかな♪

 娘2の夕方弁当は、人参とごぼうと大根にささみのワイン蒸しを裂いてマヨネーズであえたものとハムとレタス、きゅうりのピタの予定。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戸塚YMCAでミニパフォーマンス

2009-04-27 00:09:17 | 丹下一の泡盛日記
 プレイバッカーズでは7月にタイの北部、パヤオにあるYMCAパヤオセンターでのパフォーマンスを予定している。
 ここは人身売買の犠牲になりがちな北部山岳地帯の少数民族の子どもたちを守るために設立されたところ。
 そして、日本で売春に従事させられた女性たちもこのセンターでケアをしている。

 横浜のYMCAがそのセンターから子どもたちを招待、活動報告会をおこなった。
 プレイバッカーズはこのパヤオでの企画にYMCAから賞をもらい若干の助成金をいただいたが、まったく足りずチャリティー公演を企画しているところ。
 今日はこの会の最後に時間をいただいて少し説明。そしてべ(藤得顕)と二人で所長のノイさんのストーリーを演じた。
 プレイバックシアターと言ってもまだまだ「聞いたことはあるんです」くらいなもんだ。百聞は一見にしかず。たくさんの人に励ましのお言葉を頂戴した。
 パヤオセンターのスタッフの方たちとも再会を約して別れた。

 会場は戸塚駅の近くで、そういや娘1の最寄り駅。電話すると「今あたしも駅にいるよお!」。
 スタバで会う。自分は買ってきた缶ビール。娘1、またくねくねして「ケーキもい~い?」。しかし何で一番高いの買うかね、毎回。
 「え~だってこれが一番美味しいんだよお。ほら食べてみ♪」「はい、美味しいです」。

 就職がらみのマジな話もしつつ、お馬鹿に楽しい時間を過ごし帰宅。
 家では娘2と彼女の親友Mちゃんが待っていた。久しぶりだぜMちゃん。彼女は高校を卒業後メイクアップアーティストになるべく専門学校に進んだ。
 自分は一生懸命でアダルトとチャイルドが混在している彼女が大好き。娘2もまじえてコイバナなど聞き、自分の過去も話してみんなできゃあきゃあと騒ぎ、これも幸せな時間だった。
 あまり女性に縁のない時間を過ごしてきたが、こうやってガールズの話に混じるおっさん、というのも悪くないもんだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ペルシャ語で台詞

2009-04-25 22:50:40 | 丹下一の泡盛日記
 今日は朝8時に外苑前集合で再現物のロケ。
 自分は外国から招いた家族をサポートした人の役。自分にはなじみのある国だがこの国の人と会ったことはない。日本にとってはかなり「遠い」国ではないか。
 もちろん家族を演じる役者の国籍はばらばら。そして父親役のEさんは在日27年で流暢な日本語を含む7ヶ国語を話すというツワモノ。自分の前でも4ヶ国語を使った。
 息子役の男の子は、6歳で日本語とペルシャ語を話す。のでEさんもペルシャ語。そして映像の中でもペルシャ語で会話することに。
 流れの中で教えてもらったペルシャ語を使ったら監督に「じゃ、その感じで♪」と次の場面も台本は日本語だったのにペルシャ語で台詞を言うことに。

 いやいやまたこの語学オタクな自分にうれしい1ページが増えてしまった。ペルシャ語でもNo problemって言えるようになったぞ♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

娘2、学校の遠足でTDLへ

2009-04-24 23:45:05 | 丹下一の泡盛日記
 昨夜3時にベッドに入った。6時に起きて娘2に朝ご飯食べさせる。リクエストはマフィン。
 彼女は今日は学校の遠足で東京ディズニーランドへ。「遠足」というからには学校に集合して大型バスに乗って歌でも歌いながら行くのかと思ったら、きょうびの遠足はそんなもんじゃないそうで。
 まず「現地集合だから交通費頂戴」。そして、塾に通う生徒に考慮して、なんと午後2時に現地解散。後は自由行動。
 全員で集まるのは集合写真を撮る時だけで後はただただ好きなグループごとに自由行動。(こりゃあ、クラスで「グループ」に入っていなかったらめちゃくちゃつらいね。。。)
 
 そんなもんかと思いつつ、遅くなって帰宅した娘2は以外に「楽しかった」を連発。
 TDLには何度も行っている彼女だが、舞台に立つようになって「スタッフのプロ根性がわかった」と妙な納得の仕方。
 まあ、自分の高校時代の「遠足」は1泊2日で、3年生の修学旅行も1泊2日。まあ、男子校だったので、げえげえ吐いたり、ま、それなりに、色々と。
 それにくらべたら健全なのかもしれないが、どうも腑に落ちんのよねえ。

 午後、YMCAでタイでのパフォーマンスの打ち合わせ。来日しているセンターのスタッフの前で急遽くみちゃんと二人で演じた。
 百聞は一見にしかず。スタッフも突然納得した顔になった。
 やっぱりタイではアクターやろうかなあ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

我が家にも定額給付金申請用紙が

2009-04-23 18:38:34 | 丹下一の泡盛日記
 100年に一度の不況とか言い出したのは誰なんだろう? 
 何人かが指摘しているが、昭和2年(80年前)の大恐慌で東北では最後といわれる身売りが出た。山伏神楽の一座にも大きな影響が出たので記憶している。
 また終戦直後の状況もかなり悲惨だったのではないか。
 今がそれほどでもない、と言いたいのではない。「100年に一度」というフレーズで必要以上にこの「不況」風があおられているような気がするからだ。

 例えば米国で見た経済格差は資本主義や自由主義を考え直したくなるのに充分だった。
 昨日、試写でみた「BASURA」のフィリピンのごみを拾って生きている人たちの生活はどん底だ。
 日本は不況で大変な苦労をしている人たちが増えているが、全体的にはまだそれほどでもないと思っている。
 そして、今のうちに手を打たないともっと悲惨な方向に移行していくと信じている。

 そんななか我が家にも定額給付金の申請書類が届いた。必死にやりくりして支払った税金の使い道がなくて、返してくれるのだという。
 ま、家計はいつだって火の車なのでありがたく受け取るが、だからといって某紙によると振り込み手数料だけで150億円が金融機関に流れるという、なんだその辺に厚い手当てが行く仕組みなのね、と思ってしまうこの企画は絶対に支持できない。

 気持ちが重い時は料理だ。娘2は昼過ぎに帰宅。焼き魚(さばとあじ)定食作ってお迎え。
 夕方、塾前に晩ご飯。イエローライスを炊きチーズを散らし、卵と野菜(豆、人参、じゃがいも)のカレー、海老カレー、ほうれん草のカレー3種。
 自分は梅酒なめつつ昼ご飯の残りのおひたしをつまみつつ梅酒。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

BASURA、お勧めです

2009-04-22 23:20:51 | 丹下一の泡盛日記
 今日は娘2は塾。したがってお弁当も2つ。そしてはっと気がつくとちょっと寝坊。すっとんで台所へ。
 まず朝ご飯。残ったまぐろの中落ちで小さなねぎとろ丼。夕方用のスペシャルサンドイッチを作る。かみさんのハンバーグと新玉ねぎ、きゅうり、ソーセージなどなど。
 15分で終わらせてかみさんを駅に。洗濯物を干して家を出る。

 予定より早く元町中華街の駅に着く。こんなに時間の余裕ができるとは思わなかった。
 中華街を歩く。昨夜の雨のおかげで町全体が湿気ていて、お日様が昇るとともに少しむっとするような湿度。
 なつかしい雰囲気。何度も体験している東南アジアの町のようだ。中華街の看板が自分がどこにいるのかわからなくさせてくれる。
 食材屋でゆりの花とクコ、ザーサイを購入。

 かよさん(宗像佳代)、くみちゃん(佐藤久美子)と5月6月のチャリティ公演のために関内のYMCAの会場を下見。
 そのまま3人で新橋へ。フィリピンのスモーキー・マウンテンで暮らす子どもたちに焦点を当てたドキュメンタリー映画「BASURA(バスーラ)」の試写会へ。
 ハードだがいい仕事をしている。お勧めの映画だ。6月下旬から東京都写真美術館ホールでロードショーとのこと。
 四ノ宮監督にご挨拶。チャリティ公演に参加してくれることになる。
 試写会後、別件の打ち合わせ。面白いことになりそうな予感。

 帰宅したのは9時。夜食を作りかみさんと娘2を迎えに行く。10時半、3人で夜食。3人ともちょっと食卓を囲みたい気分だった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パスポート発見

2009-04-21 16:40:19 | 丹下一の泡盛日記
 かみさんと娘2を駅までおくり、朝一番から台湾の従軍慰安婦の方たちのドキュメンタリーをみる。本でしか知らなかった実態もご本人の証言だと実に赤裸々に迫ってくる。
 世界中の軍隊が戦争中に似たようなことをしているとはいえ、日本人として実に恥ずかしい。
 日本軍というのはいったい何だったのか。そして今の日本軍は何なんだろう?

 それから仕事部屋を気合を入れて片づけをはじめた。
 実は昨年10月アメリカから帰国して以来パスポートが行方不明。ここんところ海外とご無沙汰だったのでそのうち見つかるだろうとほっておいたが、タイや台湾が近づいてきてちょっと焦り気味。
 再申請すればいいのだがお金ももったいないし、第一かみさんと一緒に申請して日付が同じものなので失くすと悔しい。

 大掃除のつもりで片付けていく。見当たらなかったモノたちが次々と発見されていく。
 昔の外貨パックも出てきた。今は使えない仏フランやルーマニアのレイ、ポーランドの旧ズォティなんかも。
 そしてパスポートは見つからない。。。

 はっと思いいつも使っているかばんの秘密ポケットに手を突っ込んだら「!」。
 無くしたはずがほぼ毎日持ち歩いていたのだった。
 多分、ぼろぼろに疲れて成田から電車に乗るときに大事にしまいこんだものと思われる。ああ、よかった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする