泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

帰宅

2022-11-30 20:11:46 | 丹下一の泡盛日記
前夜、気温はマイナスになり、そして、どうしても南大門市場に行きたくなった。
タクシーに乗って行き先を告げることはできる。
「日本人?」と聞かれて「はい」。
その先が繋がらない。
夜中の南大門市場。
誰もいない。
切ないなあ。
木曜日朝、マイナスの気温の中を空港へ。
フライトの時間が、3時間も早くなった。
午前中はだらだらできるはずだったのに。
昨夜の衝撃的な舞台、調べてみたら初演は40年前。
その時から観客とのやりとりをしていたそうな。
プレイバックシアターが生まれた時代でもある。
なるほど。
いつもながら勉強不足と、時代に遅れている感。
今夜はゆっくり眠り、そして明日はプレイバッカーズの本番。
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韓国の俳優のレベルは、やっぱり高かった

2022-11-29 23:49:50 | 丹下一の泡盛日記
火曜日、前夜はもちろん飲み過ぎているので、起きられない。
なんとかお風呂で「解凍」して国立博物館へ。

ここにくるのは初めて。
演劇のツアーで、こういうところに来たことがないのが残念で。
慶州の国立歴史博物館で学んだことは大きかった。
そして、ここでも大きな学びに触れることができた。
大事な仏像の展示で、ここまで演劇的な仕掛けをすることが素敵。
エンタランスを経て曲がって入る大きな空間の向こうにポツリと、
いらっしゃる。
あまりの面白さに、もう一度入り直してしまった。
その後、ここに。
ソウルに来て、大学路に来なければ意味がない。
そして、立ち会った舞台は、大当たりだった。
すごいなあ。
韓国語のセリフが全くわからない連れ合いが、隣の客席で時折爆笑している。
途中から観客参加型になる。
ファシリテーター役の俳優もすごいし、観客の意見で次の場面が決められていく、そこに役者たちが対応できていることがすごい。
演技レベルでは、プレイバックシアターと同じ地平にいる人たちかもしれない。
現実と演技の狭間を常に、深いレベルで行き来している。
何度来ても、やっぱり韓国の俳優のレベルは高い。
そして、深い。
明日は、帰国。
そして、明後日はプレイバッカーズの本番。

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ソウルから

2022-11-29 09:55:09 | 丹下一の泡盛日記
月曜日、10年ぶりのソウルにいる。
もう浦島太郎状態。
普通に歩き回っていた感覚は一切ない。
色々と出掛けて、すっかり様変わりした仁寺洞に衝撃を受け。
裏通りで、ちょっと懐かしく。
そして、新しいカフェに入ったら大当たりだった。
カフェ「樂園駅」。
線路と駅舎。外にはベンチ席もある。
暖かな季節の夜に、線路と溢れる草花を見ながら飲みたいなあ。

こういう「装置」のような空間が大好き。
練馬あたりに誰か造ってくれないかなあ。
夜、帰宅途中のタクシーから冷たい雨の中、
韓国チームを応援するために集まる広場を見た。
ホテルの前の街から人が消えた。向かいのジムもガランとしている。
対ガーナ戦をホテルで。
残念だったけど、久しぶりにサッカーの試合を通してみた。

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リハビリの旅へ

2022-11-28 08:37:30 | 丹下一の泡盛日記

日曜日、冬らしい晴れ渡った空。
車で成田空港へ。
3年ぶりにリハビリでお出かけすることにした。
フライトの後半は爆睡。
稽古場にたくさんのいいエネルギーを持ち込む旅になるだろう。
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スケジュールがキャパを超えているのはわかってる。

2022-11-26 22:34:04 | 丹下一の泡盛日記
土曜日はホールのお仕事へ。
さすがに自分でも「やるべきこと」が詰まり過ぎていると感じつつ。
土曜日の地下鉄が意外に混んでいるのも月末だからなのか。
お仕事は、ちゃんと汗をかいて無事終了。
ふらふらしながら帰宅。
溜まった疲れで、身体が妙に微熱っぽい。
もちろん体温は正常なんだけど、疲れた身体が休息を要求している。
帰宅して風呂。そしてマグロとネギ、お揚げの小鍋。
帰宅する間、ずっと食べようと考えていた。
あすから4日間は、待ちに待った「リハビリ」の旅。
2012年の2月以来、10年ぶりの再訪になる。
さて、どうなることやら、楽しみだ。
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「ノスタルギガンテス」の稽古

2022-11-25 23:09:02 | 丹下一の泡盛日記
前夜、24時を過ぎてベッドに入り、あっという間に気絶したはずが、
90分ほどで目覚め。
そして、またぐらりと何もない世界へ入り、目覚ましの1時間以上前に目覚める。
結局、睡眠不足の脳を抱えて厚木の小学校2日目へ。
校庭から丹沢の大山がくっきりと。
我が家からも見えるので、親しみが違う。
えりちゃん(高橋恵理子)、さすがのコンダクティングで無事終了。
水の神様/今は薬師さま、に御礼参り。
ヘロヘロで帰宅して、即シャワー。軽く晩御飯食べて、稽古場へ。
12月2日の「ノスタルギガンテスsolo」の稽古は3回しかない。
その2回目。
今朝は調子が良かった膝もやばいし、へろへろなんだけど、
昨日出した課題で、動き始めた萌香(平栗萌香)を見た瞬間に
イメージがもりもりと湧いてくる。
細かく指示を出していったのだけど、萌香も「すごくわかります!」と。
そのままノリが良くなって。
構成演出としては9割以上を創り上げた。
次の稽古は、直前の12月1日になるので、それくらいはやっておかないといけない。
それに今回はゲネプロができない。
だから、この日が勝負だったのだ。
それにしても、遊んでも遊んでも、遊び足りないこのテキスト、
寮美千子さんに出会えて本当にありがたい。
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「ノスタルギガンテスsolo」の稽古初日

2022-11-24 23:09:10 | 丹下一の泡盛日記

夜明けとともに起き出して。
久しぶりの小学校へ。
ここは水の神にご縁のあるところで、
今はそこに薬師如来さまが。
お参りしてから本番へ。
ここの給食は、すごく美味しい!
無事終了して、小田急線。止まる。。。
結果、ロマンスカーで新宿へ。予定通りの時間に。
夜は、平栗萌香と12月2日の「ノスタルギガンテスsolo」の稽古。
今回の稽古は3回だけ。その初日。
がっつりな時間を過ごして、韓国料理屋へ。
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今夜も「伝統」のお仕事

2022-11-23 23:29:35 | 丹下一の泡盛日記
水曜日は寮美千子さんの誕生日で、そして祝日。
これは同列ではなく、自分の優先順位。
祝日なので、お仕事へ。
朝一番に、ちょっと汗をかいた後、午後も力仕事。
そして、夜は伝統音楽と舞踊。
この頃、本当に「古典」や「伝統」関係の仕事が多くなっている。
まあ日本では「現代演劇」がほぼ消えつつあり、お芝居ばかりになっている分、接する機会も増えているんだろうか。
もちろん戯曲をそのまま具現化する「お芝居」も嫌いではない。
むしろ元が出不精な上にスケジュールがぎっしりで、
「現代」に直面するようなお芝居に出会おうとしていないだけで。
世の中では、チャレンジしている人たちがたくさんいることも理解はしている。
そして、この夜の伝統音楽と舞踊の人々も、また美しいのだった。
この頃、立ち居振る舞いの美しさが、舞踊は、もちろんのことなんだけど、「おと」のクオリティにもつながっているのではないかとさえ考えるようになっている。
素敵な「伝統」継承者たちなんだけど、袖まで履いてきたサンダルが、可愛いくてつい。



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WS「平家物語」の稽古

2022-11-23 12:55:59 | 丹下一の泡盛日記
火曜日は所用で横浜へ。
ここには2009年の秋から通っている。
その間に逗子〜井土ヶ谷〜練馬、と棲家は変化。
同じ場所に通っているのに、心にはすでに「今」のことしか浮かばない。
終了後、即座に戻る。
車内では帰宅後の段取り、特にランチに何を食べるか、が大事な一人議題。
汁そば、と体が要求していたので、それを段取りつつ夕方の軽食も。
それが、車内で眺めていたスマホでラーメンをみて、すっかりラーメンが食べたくなる。
軽食のサンドイッチも持って、WS「平家物語」の稽古場へ。
元々が実力のある人たちなので「世界」を掴めば語りのレベルのふわりと上昇する。
ただ「世界」を掴むまでに、ノッキングを起こしつつ進んで行く人もいて。
もちろん、それを応援してお手伝いするのが役目。
12月20日(火)にはアトリエ第Q藝術で発表会。
そのメニューも見据えつつの稽古。
20時過ぎに終了。
帰宅しても雑事色々。
「ノスタルギガンテス」のイメージが、ぽこっ、ぽこっと湧き上がってくるのだけど、じっくりとまとめる時間が作れないのが残念。
睡眠時間を削るよりも、しっかり休んだほうが結果早い、てなお年ごろ。
ゆっくりでも歩き続けていれば山頂に着く、と知った頃に戻っていくんだなあ。
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午後の稽古はリスケに

2022-11-22 01:18:26 | 丹下一の泡盛日記
早起きして出かける準備。
汁物が欲しくて、朝ごはんはお蕎麦に。
疲れて目覚めた朝は「自分の味」が嬉しい。
そんなこと言って来週の旅はどうなるのだろう。
一番奥に見えるのが雲取山。
よく16歳であんなところまで(最初は3人、次は2人で)行ったよなあ。
そして、親は良くぞ許してくれたよなあ。
自分は許さないかも。
午後に入っていた稽古の予定がリスケになった。
もう無理して突っ走っている人たちなので、当然と納得。
夜は生まれて初めて小豆を煮てあんこを作った。
それを持って実家へ。
当然、父の一周忌の話になる。
戦争中に10代を過ごし、なぜか生き残った父母の世代の人たちは、
どんな思いで戦後を生きてきたのかと改めて思う。
母は、戦中と同じような気持ちで必死に生きてきたのかもしれない。
父母から聞いた戦中戦後の話は、大事に身のうちに留めておかなければならない。
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