泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

目が覚めたら晴れていた

2024-08-31 23:39:24 | 丹下一の泡盛日記

台風はどうだろうと気にしながら目覚めたのだけど、ご覧の通りの空。
傘も持たずにお仕事へ。
それにしてもゆっくりすぎる台風には困ったもんだ。
15年前、プレイバッカーズで台北に出かけた。
滞在途中で台風に見舞われて、後発のメンバーの飛行機が飛ばなかったり。
そして、宿のテレビの天気図で見ても台風は台北上空に居座って動かない。首都の上空に居座る台風を初めてみた。
それでも真面目な日本人は出かけていく。そして、信号待ちをしているバイクが、乗っていたおじさんごと横殴りの風で倒されるのを初めてみた。
台湾では台風の甚大な被害が予想される時は政府の指令で企業は休業しなければならないこともその時初めて知った。
そして台風は台北上空にいるのに南部の谷間の土砂崩れで村が丸ごと埋まってしまうという恐ろしい災害が発生したことも知った。
人類の利潤追求で気候は変わってしまい、東京もこれからはあの時の台北のような気候になっているのだろう。
テレビをつけても台風情報で大騒ぎするばかりなので電車が動いていることを確認したら消す。
天気図を見れば大体のことはわかる。
天災よりも人災の方が後々までも人の心を壊していくことを神戸や東日本の大震災で学んでいる。
そちらの方をもっと追求してもらいたい。
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台風の影響の中をお仕事へ

2024-08-30 23:34:18 | 丹下一の泡盛日記
週末はお仕事なのだけど、もちろん台風が心配。
今日は早めに出かけて、そして東京の地下鉄は遅れることなく早めに到着。
まだ誰も来ていない。。。
もちろん各地の被害は大変なことになっているらしいという情報はチェックしつつ本番体勢。
馴染みの駅前などがとんでもないことになっている映像を見るたびに、本当に心が傷む。そして、その被害のまま捨て置かれるだろうことも悲しい。
夜の舞台がとても素敵で力づけられる。
小雨の中を帰宅してそのまま台所で明日のお弁当の仕込みに入る。
朝食も含めて3食分を仕込んでおく。
いい舞台に触れると、何か作りたくなる。単純だなあ。
明日も早く出る予定。

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下北半島、行ってみたくなった

2024-08-29 20:30:33 | 丹下一の泡盛日記
木曜日はもちろんダラダラと目覚める。
「次」に向かうきっかけの日になった前日の幸せな酒が残りつつ、シャワーを浴びて、前夜仕込んでおいた中華粥。
午後はプールへ。
体力は本当に落ちている。ただひたすら歩き、最後に二往復泳ぐ。
まだこれでいい。そして続けていければいい。
帰宅して下北半島のドキュメンタリー。
二度ばかり講演を聞いたことがあるお坊さんも登場する恐山を含め、名前は知っていてもよくは知らなかった土地。行ってみたい場所のリストにまた一つ加わった。
明日からの週末はお仕事3日間。雨風がどうなるのかが心配。
とりあえずお弁当のおかずは用意。
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新版「小栗判官・照手姫」役者チームで大宴会

2024-08-29 14:38:05 | 丹下一の泡盛日記
弟の松本土産。彼は大学時代に3年間住んでいたことがあり、自分もそのアパートに泊めてもらったことがある。
その時、松本駅の立ち食いそばを食べて、そのレベルの高さに驚いた。
生ワサビを添えてくれるのが、さすがうちの弟。
朝、眠りから醒めていくときにどうしてもこれが食べたいと脳が主張したので朝ごはんはこれ。
そして、午後は新版「小栗判官・照手姫」の役者チームが集まって大宴会。
この写真の後、焼きそばやカレーを出したのだけど、撮り忘れてしまった。
最後は演出の吉岡さんと音楽・小栗役の松本くんとうちの連れ合いの四人で飲む。あ、飲むのか我が家だけ。彼ら二人は一切飲まない。
忌憚のない楽しい会話の時間はあっという間に終電間近。
そしてこういう時間が時には本当に必要なのだ。
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思考停止にはなりたくない

2024-08-27 21:37:09 | 丹下一の泡盛日記
カレーラーメンを研究中。
トマトラーメンも大好きなんだけど、カロリー高くて滅多に作らなくなっちまった。
月曜日、午後はプールへ。
久しぶりだプール。そういえばもうしばらく海で泳いでないなあ、などと思い出しつつ、水の中を歩く。
夜、旧知の後輩役者と飲む。もちろん共通の演劇人たくさん。
なので話はずむ。
前夜、楽しい芝居の話のあと、なんかスッキリで爆睡。
あ、プールのおかげもあるか。
身体を動かさないと脳も動かない。
人と話していないと言葉も浮かばない。
思考停止にはなりたくない。
明日は宴会。仕込みも楽しい。明日が楽しみだ。
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さまざまなプランが蠢き始めた

2024-08-24 20:20:21 | 丹下一の泡盛日記
土曜日はお弁当持ってお仕事へ。
前夜の対談の件で、色々と思いが巡っている。
お仕事の舞台、プロの芸能者たちはやっぱり素敵で。
いつでも学びは大きい。舞台人であり、そして職人たちだもの。
ようやく自分の中にさまざまなプランが蠢き始めている。
というわけで帰宅してシャワー。そしてお連れ合い様と久しぶりの中華屋へ。
実は、前の行の「シャワー。」と「そして」の間にハイボールが2杯、だったことを告白します。
さまざまなプランを話すとぜひ進めるべし、と一番苦手なことから面白がるのだった。
新版「小栗判官・照手姫」で役者として、ちょっと褒めてもらったりしたのだけど、そんな思いに浸っている場合ではないのだった。
やっぱり「現場」に触れていることが本当に大事なのだった。
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窪島誠一郎さんと早川誠司さんの「対談」

2024-08-23 22:40:49 | 丹下一の泡盛日記
夕方、連れ合いの車でアトリエ第Q藝術へ。
今はなきキッド・アイラック・アートホールのオーナーで現在は信州上田市で無言館や残照館を運営している窪島誠一郎さんと、キッドからスタートして第Qを立ち上げた早川誠司さんの対談。
小劇場は今、どう時代と向き合うべきか、を問いかけ続ける窪島さんと言葉少なに自分の「気持ち」を誠実に伝えようとする早川さんの噛み合っていないようで、実は何かが明確に受け継がれている「会話」が嬉しかった。
自分も早稲田小劇場が利賀村に移転した後の土地に1978年に建てられた早稲田銅鑼魔館を企画運営する劇集団流星舎に参加したことが、この世界に足を踏み入れた最初で。
その後、幾つもの小劇場、小空間の変遷を、時には立ち会いながら見つめてきた。
その仕事で食べている「職人」が好まれる日本で、アングラや小劇場の舞台に衝撃を受けてきた自分には、経済的に恵まれた専門従事者だけが「プロ」と呼ばれることが残念だ。
その価値観で言うならば、ゴッホはアマチュアでプロの画家ではない、と。極貧の中、酒場のピアノ弾きで作曲を続けたエリック・サティもピアノ弾きだけど作曲家ではない、と。
宮沢賢治もサンテグジュ・ペリも、そして築地の市場でアルバイトをしながら世界中で素晴らしい舞台作品を上演し続けた天井桟敷や転形劇場のあのすごい役者たちも、み〜んなただのアマチュア俳優たちである、と。
今日の対談では、もう資本主義的な商品説明としての「雄弁」はいらないという発言(個人的解釈です)も。強く同感。
だって作品が全てなのであって、商品説明がなぜ必要なのかは、本当に再考が必要だ。
自分は職人の技が生かされた「工芸品」を卑下しているわけでは決してない。ああ、美しい、と思う工芸品は国内のみならず世界中でたくさん出会ってきた(美術館の中も含めて)。
その上で「アート」とは何か。「アート」と出会うことの素晴らしさ、を再考すべし、と考えさせられた素晴らしい対談だった。
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「mature/成熟」という言葉が脳に浮かんでいる

2024-08-22 14:31:15 | 丹下一の泡盛日記
候補乱立の自民党の総裁選では、口先だけ、その場しのぎのような嘘が透けて見えるような、または呆れるような本音が透けて見えるようなスピーチばかり。
まず、裏金=脱税に対してきちんと責任を取ってほしい。百人を超える自民党の裏金議員は、総裁選の前に全員が議員辞職するべきだ。
だって自民党の総裁を選ぶ選挙なんだもの。離党なんかしなくていいから、議員辞職してもらいたい。
大昔の民社党の春日委員長の演説。「そういう方達は全員、網走で頭を冷やしていただきたい」というフレーズが忘れられないなあ。
イギリスで少女三人が刺殺された事件を「イスラム教徒の犯行」とデマを流して暴動が起きた。警察は暴徒化した反移民の人たちを「暴力行為に対しての対応」として逮捕、彼らは即座に裁判にかけられている。
その後、ネットで呼びかけられた反移民デモに対して、それを超えるたくさんの差別に反対する人々が各地の「集合場所」に集まったのが素晴らしい。
新宿で在日の人たちの排斥を訴えるヘイト・デモがあった時、日本の警察が、デモ側に「暴力」のレベルの侮蔑的な差別行為や、反対の声を上げた人に殴りかかるようなあからさまな暴力があったにも関わらず、ヘイト側を守っていたのとは真逆だ。
「mature/成熟」という言葉が脳に浮かんでいる。
朝夕が涼しくなってきた。例によって、いきなり「夏の終わり」が来るのだろうか。
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米大統領選から目が離せない

2024-08-22 13:33:39 | 丹下一の泡盛日記
お連れ合い様のための最初の一品はタコのサラダ。
冷蔵庫で冷やして置くので事前に仕込めて都合が良い。
米大統領選が「まさか」の大転換で目が離せない。ハリス候補の演説もオバマ夫妻それぞれの応援演説も明確でわかりやすく、力強い。
トランプ前大統領の影はすっかり薄くなってしまった。
ただ共和党と民主党の「ねじれ」、立場の逆転は多分ケネディ大統領暗殺の頃から始まっていると思われ、トランプ大統領の時代にアメリカが戦争をしていなかったことは忘れてはならない。
また北朝鮮の金正恩総書記もトランプ大統領でなければ会わなかっただろう。
ハリス候補は演説で名言はしていないがウクライナへの支援継続を表明しているように聞こえる。そしてガザでのジェノサイドについての明言を避けているようにも見える。
エネルギー政策も原発からの離脱を訴えているように見える。もちろん原発(や核兵器)は「時代遅れ」なので当然だけど、アメリカの巨大な原発産業や利権の矛先は、今まで以上に日本に押し付けられてくるのだろうか。

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「マクベス」の映像

2024-08-20 11:35:17 | 丹下一の泡盛日記
月に一度の演劇講座で「マクベス」をテキストにしている。
劇団の研修所などではよく「真夏の夜の夢」の恋人たちの場面なんかを使うらしいが自分は使ったことがない。むしろ、レベルは高いけどやりがいはあるだろう「マクベス」の某所を選んだ。
その資料として海外の「マクベス」をテキストにした映像をいくつかピックアップして見てみた。
自分にとっても刺激になる。しばらく映像を使うオペラばかり見ていたけど、やっぱりシェイクスピアはイングランドの劇作家で、英語圏の人たちのイメージは深く広い。
かつての早稲田小劇場は、歌舞伎の台本をテキストにしてこういう深掘りをやろうとしていた。
自分の周辺にいる若い演劇人たちはシェイクスピアを見たことがなければ歌舞伎も能も見たことがない。まあ、日本全体がそうだろうけど。
彼らと共有できるのは過去20年のアニメ作品が中心になる。今世紀に入ってからで、自分が子供の頃見ていたアニメも圏外だ。
なので彼らが見たことがないけど興味を持てそうなものに触れてもらうことも大事な役目と考えている。
この映像を見てもらった時の彼らの反応はどうだろうか。楽しみだ。

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