泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

「泥かぶら」立ち稽古

2019-06-29 21:11:19 | 丹下一の泡盛日記
土曜日は高尾の新制作座へ「泥かぶら」の稽古へ。
一度本読みをして、しばらくぶりなんだけど劇場での立ち稽古。
もちろん、台詞はまだ入っていない。。。
電車で向かう途中、ついついカレーライスを食べちまった。
肉はよけて、と思っていたのだけど、しっかり煮込まれていたみたいで。
久しぶりに「お肉」が胃袋に。
しばらくするとものすごい眠気が襲って来た。
話には聞いていたのだけど、胃が消化するのにエネルギーをかなり使うのだそうな。
いかんいかん。
大事な日には、特に気をつけなければ。

こないだ来たときは桜が満開だった。
劇場で立ち稽古なんて本当に贅沢。
そして、がっちり汗かきました。
稽古を終えての電車の中、久しぶりじゃないか、こんな空腹。
そして、ものすごい睡魔。
肉を消化するときとは違う、集中して身体を使った後のあの幸せな疲労感。
とはいえ、こんな程度で疲れているようではいかん。
昨年のKAATでの冒頭のシーン程も身体使ってないもん。
とはいえ、ここから始まる。
明日からは再びプレイバッカーズのツアーなんだけど、例によって宿で早朝稽古すべし!
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7週のツアーはまだ中間にさしかかったばかり

2019-06-29 08:45:01 | 丹下一の泡盛日記

金曜日も横浜の中学校へ。
すでに今日の日付がわからなくなりつつある。
そして、6月も終わりに近づいていることに驚く。
7週連続で飛行機乗るんだもんね、の日々はまだまだ中間にさしかかったばかりだというのに。

浜弁、今日の方がより好きな味だ:)
午前午後の2クラスを無事終了し、飛び出す。

懐かしい場所へ。
打ち合せに同席。
その後、別件打ち合せ後新宿へ。

雨模様の乱れた空が新宿らしさをあおっている。
NY在住の岸本一郎さんと、ものすごくお久しぶりのプロトシアターの大橋宏さんと飲む。
岸本さんの再来年の日本公演の打ち合せの続き。
大橋さん、相変わらずエネルギッシュ。
やっぱり「演劇」の話をしている時間はいいなあ。
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「浜弁」初体験

2019-06-27 18:35:25 | 丹下一の泡盛日記

今日は横浜市内の中学校へ。
もちろん小学校とはプログラムを変えてある。
昨年の中学校での「授業」を見て下さった校長先生が、ぜひ、と呼んで下さった。
中学生にもなると女子は「女性」だし(あ、これは実は小学校高学年からなのだけど)、男子も思うところと「仕方ないもん」で忘れ去るところも。
もちろん、全員が「未来」だもの。
一生懸命向き合います。

午前中、やりきってお昼ご飯は「浜弁」(横浜弁当)。

先生からの宣伝してほしい、とのお願いに応えて写真をアップします。
というのも、中学校での給食がない横浜市で、お弁当を持って来れない生徒のために、と始まった当初「冷めてる」「まずい」などとものすごく評判が悪かったからで。
「やはり中学校でも給食を」との声が高まった。
それを踏まえて、温かいものは全て温かく。
冷たい牛乳は、冷たい状態で現場に持ち込まれました。
そして、美味しく頂きました。
全国の小学校の給食を食べ歩いていますが、レベル決して低くないです。
温かいだけでも相当嬉しい。
ご飯が温かかったのは初めてじゃないかな。
もっとも「アラカン」な自分には、量が多すぎでしたけど。
中学生にはどうだろう。
「大盛り」も頼めます、とのことでした。
(写真は、普通盛り)
先生によると、給食をすると配膳/片付け、で「弁当」よりも時間がかかる。
今でも時間調整が厳しいのに、これ以上はかなり困難。
とのことでした。
「まずい」「冷めてる」を聞いて、なんで給食にしないのかなあ、と思っていました。
それぞれに「言い分がある」とわかりました。
実は「浜弁」に備えて野菜のおかずを用意して行ったのだけど、
明日は、何も持たずに出かけます。
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「気がつかない」ことばかりで生きている

2019-06-26 08:37:26 | 丹下一の泡盛日記

大分市DAY2。
この日は珍しく1クラスだけで、11時には撤収も終了。
地元チームの代表の方が自宅に招いて下さる。
途中で寄ったスーパーの名前が「肉の駅」!
野菜も魚もたくさん売ってました。
ミニトマトがでかいパックで100円。
即買い!
大分は、トマトも安いのだ。
実は生よりも火を通した方が好きで。
サラダにした残りは全部ソースになるだろう。
静かなお宅でソーメン。
そして、「りゅうきゅう」を作って下さった。
美味しい!
昨夜の店のりゅうきゅうも美味しかったけど、これは特別だな。
歯ごたえのある「刺身」が嬉しい。

大分空港。
今回は天気に恵まれた。
飛んでみると梅雨前線が近いのがわかるような乱れた空で。
毎週、飛行機に乗っているが、こういうのの始まりは1997年の「れんにょさん」の稽古だった。
3ヶ月間、金沢の稽古場と東京のバイトを両立させるために、金沢のホテルとバイト先を往復していた。
朝一番の便で空港からバイトに直行、夕方引き返して夜は金沢の稽古場にいた、なんてこともある。
自宅に帰ることがめったにない、演劇のことに集中する幸せな日々だった。
稽古と酒、芝居の話、時々ラジオ出演、そしてアルバイト。
ただ残念だったのは「マイル」の存在を知らなかったことで。
今なら公演終了後に台湾か韓国にでも遊びに行っていたことだろう。
そうやって、その時は「気がつかない」ことばかりで生きている。
もちろんいつだって舞台のことに集中しようとしているからで。
そして集中しきれない、ことばかりなんだよな。


バスでターミナル移動は荷物が重いので困るのだけど、滑走路に立てることはマニア的には嬉しい:)
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大分は「豊の国」

2019-06-26 08:18:14 | 丹下一の泡盛日記

日曜日の夜便で大分へ。
機内に入ってからなかなか飛ばず、うとうと。
離陸するところで目が覚めた。
なんだか長いこと飛行機で「飛んでいたような」錯覚で着陸。
ホテルに入ったのは23時近く。

全く変わらないツアーの「日常」に戻る。
早めに起きて風呂に飛び込みホテルのご飯を食べて、コーヒーを飲み迎えの車に乗り込む。
いつもと同じ、がとてもいい。
というのも、当たり前のことだけど、学校はどのクラスも違う。
同じ、なんてあり得ないわけで。
なので他のことは極力「同じ」が助かるのだ。
午前中で無事終了。
午後、ちょっと離れたご飯屋さんへ。
海に面した市場の近くにあるお店。
こういうご飯屋さん大好きだぞ。
そして、量が多すぎて食べきれん:)
値段、東京なら頭に「1」がついて4桁になるだろうなあ。
こういうところにも大分の「豊さ」が現れている。
来るたびに「豊の国」を実感している。
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冷蔵庫の野菜たち

2019-06-23 06:58:47 | 丹下一の泡盛日記

旅の前は冷蔵庫の残り物で晩ご飯。
学生の頃、授業の映像で見たスイスの山奥の村では月曜日から土曜日まで、基本的には日曜日も毎日朝から晩まで同じ献立。
それは自分で焼いたパンと自家製のベーコンと自家製のチーズ。
そして、日曜日の教会の後に手焼きのケーキ。
1年を通して基本的にこれが続く。
だから祭りはとても大事で全員が食事でもはじける。
今も同じかどうかはわからないけど。
日本に生まれてよかった。
毎日、何食べようかなあ、と悩んでいる結果、冷蔵庫には「はやく食べて下さい!」と訴える野菜たちが。
よほどの状態にならない限り、食べることにしている。
冷蔵庫はなるべく空に近いのがよろしい。
そして、必要なだけを畑で摘んでこれたら素晴らしい。
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ファレフェル

2019-06-22 12:32:39 | 丹下一の泡盛日記

フムスが食べたくてひよこ豆を茹でて生ニンニクなんかと和えておいたのだけど、急遽別件が入り冷蔵庫に放置。
パセリを刻んでスパイスも混ぜ合わせ、油で揚げてファラフェルにした:)
どちらも大好きだ。
明日のお弁当のおかず、といいつつ横にあった食パンで包んで3個食べちまった。
ピタパンも焼きたいが、そんな暇はない。
ツアーが続くと旅先で「名物」に目がいきがちになる。
もちろん香川のうどんは最高だし、長崎で久しぶりに食べた本場の皿うどんは記憶を刺激してくれた。
もちろん、身体は何をほしがっているか、がわかるようになっている。
みんなが皿に取った天ぷらやおでんの卵なんかを見ていると各自の体調がわかる。
そして、どうしたら酒を控えることができるか、だけがわからないのだ。。。
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サーシャとすれ違い

2019-06-21 23:56:55 | 丹下一の泡盛日記
サーシャに最初に会ったのは、9年前の香港。
イタリア出身のミュージシャン。
パーカッションが専門で。
その後、2012年に天女座に来てくれて一緒にパフォーマンスを創ったのだけど。
関空についた日は台風直撃で。
「近くのホテルに泊まれ! 電車は動かない!」と電話で叫んでいた。
本番の日も、ものすごい嵐が来て客は2人、という公演で。
イタリア人なんだけどイラン系の血も入っていて。
「きっとチンギスハーンの軍隊の血が混じってる」なんて言っていたくらい「おと」が、
どことなく「アジア」。
素敵に尖ったおとを出す人で。
その後、天女座とレコーディングもした。
その彼から「今東京にいる」と知らせが来た日は、ものすごい雨で。
やつは「雨男」というか「嵐男」に違いない。
今は、シンガポールに移り住んでいる。
「月曜日のフライトで帰る。日曜日に晩ご飯、または月曜日に朝ご飯は!?」
「すまん、日曜日の夜のフライトで移動なんだ」。
今回は会えないけど、近いうちの再会を約す。

実家に行くことも「忘れて」ずっとパソの前で仕事。
だいぶ前進。
明日、残りを仕上げておかないと大分から戻って「地獄」を見るのはわかってるんだ。。。
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原美術館で坪井美香さんに「出会う」

2019-06-21 23:45:35 | 丹下一の泡盛日記
昨日、所用で出かけ、そのまま品川まで。

伊藤博文さんち、相変わらずでかい。
その前を通り過ぎて、こちらに。


ものすごく久しぶりに来たぞ。
原美術館。
南北朝鮮の軍事境界線の南北は、地雷原で。
60年以上人間がほとんど入ることのなかったエリア。
人間がいない、ということは自然が豊かになる、ということで。
それと向き合うアート作品展。
撤去された有刺鉄線を溶鉱炉で溶かし、鉄板にした作品がすごい。
そして、種を保存する、という作品がある。
床に置かれたプレートに種を入れた箱を並べてあるのだけど、箱を並べていく過程をパフォーマンスとしてビデオに収め、横で流している。
女性パフォーマーの動きがいいなあ、と思って観ていた。
あれ、なんだ、坪井美香ちゃんじゃないか!
どうりで立ち居振る舞いが美しいはずだ。
さすがだ。
そして、様々な展示に触れて(実際に触れることができる展示も)、
朝鮮半島は新しい時代に入ろうとしてるんだなあ、と実感。
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紺野相龍さんのお芝居に立ち会う

2019-06-19 23:38:53 | 丹下一の泡盛日記
ツアーの季節になると早起きの癖がつくのがありがたい。
小学校の本番は早い。
そして、プレイバッカーズのメンバーは、ものすごくたくさん食べる。
演劇人がみたら本当に驚くだろう。
というか、最初に一緒に飲みに行った時も「信じられない!」と思うほどの量で。
それは現在も変わってはいない。
まあ、芝居もんはその分液体でカロリー摂取するんだけど。
つられて食べてしまうので、帰宅しての体重計が怖い。
(そら自分のせいだ。。。。)

冷蔵庫の野菜をレスキューした:)
この頃、この人参のラペが好き。
作る量を調整できるので助かる。

先輩の紺野相龍さんが出演している舞台に立ち会うために王子の北とぴあへ。
心を病んだ女性のお話で。
かつて周囲に心を病んだ女優さんや女性や男性が溢れている環境にいたので、この領域は詳しくなってしまった。
自分だって他人のことは言えないけど。
なのでとてもわかりやすく、いい台本だなあ、と。
紺野さん、美味しい役どころじゃん!
切れのいい演技はさすがだ。
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