泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

シェイクスピア朗読会

2011-09-29 08:40:39 | 丹下一の泡盛日記
水曜日は事務仕事の後、おにぎりとお茶もって保谷のこもれびホールへ。
先週お休みしただけで久しぶりな気持ちになるが、稽古場に入った瞬間にすっと入り込んでしまう♪
終了後「木村屋」が呼んでいたが、さすがに目のこともあり身体も全然アルコールが欲しくない状態。
パスして帰宅。
しずかにお茶なんか飲みつつクールダウン。
からだがだるく眠くてたまらない。
もう何もかも放り出して寝る。

昨日、お弁当もって午後代々木へ。
オリンピックセンターの中央広場の木陰でゆで卵とチーズの入った野菜カレーと豆乳。
気持ちいい♪
はっきり言って最近「おおこれは!」というインドカレー食べてない。
スパイスでかなり雰囲気でちゃうから味の方で手(予算)を抜いているのだろう。
自分の方が旨い、と思ってしまう。
それに肉を抜いてもこれだけの野菜を入れたらランチ値段では話にならんだろうしなあ。
毎日お弁当持って出かけたいくらいだ。
ああ、来週の旅でフードプロブレム起こしたくないなあ。

今回の朗読会ははじめての台本。
リチャード2世とヘンリー4世、そしてヘンリー5世の誕生へ。
シェイクスピアって面白いなあ、と思う。
もちろん稽古場で訳・演出の江戸馨さんが当時の事情や風俗などを楽しく解説してくれるおかげでもある。

駅前のスーパーで食材仕入れて帰宅。
娘1は在宅。娘2がやってくる。
久しぶりに3人で晩ご飯。(かみさんはわんこたちと嬬恋)
ツナトーストにアスパラガスのせてチーズふりかけトースターで改めて焼き四等分したオードブルと白ワイン。
カニのほぐし身のオムレツとサラダ菜。
短いひげのパスタをオリーブオイルとにんにく、我が家の唐辛子、だし醤油。そして上から台湾の友人にもらったからすみをたっぷりとすりおろしてかける。
あさりの炒め物。
たらこスパゲッティ、万能ネギとのりがてんこ盛り。
体調不良の娘1はお茶だが娘2は結構飲んでいる。
食後は、娘1が友人のロンドン土産にもらった紅茶を入れて、娘2のおもたせのケーキ。
次にこういう時間が取れるのはいつになるだろうねえ。

仕事部屋に娘2の布団を敷く。
布団にからまって幸せそうな娘2の枕元で眞露なめながら話す。
酔っている娘2は「あのね、あのね」状態に♪

朝,ぬかづけに唐辛子を真っ赤になるまでふりかけて、まるでキムチ。
子どもの頃からそれぐらい辛いのが好きだった。
自分は日本製のキムチに韓国の唐辛子かけちゃう。だって甘いんだもん。この頃はお子ちゃま味が多すぎる。

今日は月末。
朗読会に出かける前にちょっと銀行へ。

実は来月から会社の方を名義を残したまま無報酬役員というかたちにしてもらった。
今受けている会議やイベントを終了させたら基本的に業務から解放される。
いよいよこの日が来た。
ゆっくりと丁寧にフェードアウトしていかなければならない。
皆様をキッド・アイラック・アートホールでお待ちしています!



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秋が来た

2011-09-28 12:19:39 | 丹下一の泡盛日記
アートフェスが終了した熊野の空は絹雲が美しい。
もうすっかり秋。
今朝の逗子も空気が冷えている。
気がついたらとなりに豆太郎が寄り添って寝ていた。

夏の終わりは寂しくて嫌いだが、まあ秋が来てしまえば仕方ない。
長袖のシャツやジャケットを出す。
先日頂いたスーツを着る機会もあるだろう。
冬に生まれているのにどうも寒いのが苦手。

自分が使っているスケジュール帳の月のページは3ヶ月ごとにまとめられている。
10月のページになると12月までが見渡せることになる。
いつの間にか今年もここまで来た。
すでになんだかんだでぼろぼろ状態だが、目の前の人参見ると走り出してしまうお馬鹿なわたし。

そして30日(金)はシェイクスピア朗読会。
嬬恋以来。
はじめての台本に挑戦する。
もちろん会場は、ホームグラウンドの一つと言ってもいいキッド・アイラック・アートホール。
楽しみだ♪

週末は金沢に。
ジュニアオペラスクールは映画「ひとにぎりの塩」の主題歌レコーディングを終え、映画の発表を待つばかり。
ここから本格的に本編の演出作業がスタートする。
やりたいことは山のようにある。
みんな待っててね♪

そして来週は南京へ。
何がなんだか、どうなるかわかんないけど、きっと大丈夫。
臨機応変と歴史の知識だけは鍛えられている。
2年前、台湾で一緒だったエディーと再会、共同作業する予定。
この突っ走るスケジュール。
ああ、酒やめないといけないなあ。

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無事終了。そして。。。

2011-09-27 16:56:21 | 丹下一の泡盛日記
24日のサーシャ(・ペルグリーニ)のパーカッション・ソロはとても刺激的だった。
パーカッションの楽しさに目覚めさせてくれたのは、1984年にはじめてご一緒した橘政愛さん。
なんでも叩けば打楽器になると気付かされた。
以来、自分でも楽しんでいる。
サーシャも天女座に来るまでの大阪の地下鉄で録音した音をはじめ、自分と一緒に歩いた熊野古道で拾った石は枯れ枝を使った。
後半に天女座の2人とのセッションも。
これもまたすごかった♪

そして17時からは「From A Glass of Water」の第2回目。
もちろん1回目を踏まえて大きく改定版。
自分のスタート位置も変えて、ソロの時間を長くとった。
サーシャも「全員が自分の役目をきちんと果たしていたと思う。昨日よりよかった」と。
観客で立ち会ってくれた天女神楽団のJくんが「泣けた」と。
素直に喜ぶ♪

その夜の飲み会はもうすっかり打ち上げモードに。
サーシャもリラックスしてジョーク連発。
基本、まじめで繊細なので「ラテン系じゃないみたいだね」と話していたけど、やっぱりイタリア人だった(^^;;;

そして最終日の日曜日。
最後のコンサートの準備で忙しいスタッフを横目に、サーシャとシャロン、ぽんちゃん、あかるちゃんと花の巌神社にお参りへ。
と、氏子のみなさんが総出で縄をなっている。
この神社のご神体からつながる縄は有名だが、1年に2回とりかえられる。
その縄ないに出くわした。
声を掛けられてお参りの後、縄ない体験。
ろくにできない。。。

指導して下さった方がきちんと仕上げて輪にしてくださった。
お守りにするべし。
10年ここに通っているけど縄ないに出くわしたのは初めて。
熊野の神様が自分たちのことを認めてくれたようでうれしかった。

夜はアフリカンダンスあり、ジャズあり、天女座とサーシャのセッションあり。
打ち上げの宴会へ。
なんだかんだで夜中まで。

月曜日、昼近くに起き出す。
帰宅を1日延期。
みんなでまったりとすごす。
いくら寝ても寝たりない。
夕方、とんちゃんがばしっと晩ご飯用意してくれた。
もんじゃからお好み焼き、焼きそばへ。
サーシャ達が来日中、余所で食べないであろうメニュー。
サーシャが購入したワインを飲みつつ再び盛り上がるわしら。
もんじゃ、はじめて美味しいと思ったぞ。

その後、一息入れてから夜のセッション。
これはサーシャの希望もあって、録音した。
11月の天女神楽用にヴォイスとサーシャのセッション。
紫帆さんとサーシャ。とんちゃんとサーシャ。
そして3人で。
なぜか自分と紫帆さんとサーシャのも。

今朝、静かに目が覚める。
駅からバスに乗るサーシャとシャロンをおくる。
「ここから始まるんだよね」とサーシャ。
もう来年来る気になっている。天女神楽にも出演する気でいる。
うれしいね!

そして午前中に片付けを手伝い、自分の番が来る。
紫帆さん運転の車で駅へ。
本当に濃い1週間だった。
人生の転機の嵐の中でのパフォーマンスは一生忘れない、かなあ。
きっとすぐに忘れるだろう。
だって先のことで頭の中はいっぱいなんだもん♪
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波田須アートフェスティバルから

2011-09-24 10:51:18 | 丹下一の泡盛日記
昨日、自分たちの出番の前の地元の男性コーラスグループのステージが素敵だった。
彼らは中学校の合唱部だった。
指導の先生がとても素敵な方で、きっとそのスタイルも素晴らしかったのだろう。
定年退職後「みんなでもう一度」ということになり、再結成。
コーラス活動を続けている。
平均年齢70歳。指導の先生も80歳を超えたとか。
それでも先生を慕うボーイズの意気や盛ん。
まっすぐな思いは美しい。
テノールソロやハーモニカソロもあって構成も考えられている。
観客と一緒に歌いましょう、という曲では「私たちちょっと疲れましたので、一緒に歌ってください」と。
爆笑。

素敵なエネルギーをいただいて、自分たちの本番「From A Glass of Water」に突入。
今回は、カフェから始まる。
その後、劇場へと移動。
まあ、時間のない中での第1回としては、精一杯やりきった。
シャワーを浴びて全身の墨を洗い流しながら、まあほっと一息。

パーティーはぽんちゃん(水木菜花)の友人が駆けつけて下さり、アレンジして下さった。
ものすごく美味しい。
だって完全予約制のレストラン運営してるんだもの。
ただ、目のことがあるのでコップ半分の日本酒をちびちびすすりながら。
その後、また新聞紙と、今度は「対話」。

一晩ゆっくり眠り、朝ごはんの後、サーシャとシャロン、それから本宮から来てくれたI君と熊野古道へ。
この10年、たくさんの人をこの道に連れてきたなあ、などと。
徐福茶屋でおちゃとみかんをいただく。

熊野のエネルギーが身体を流れていく。
サーシャは13時からのソロパフォーマンスのリハーサルに入った。
自分たちの出番は17時から。
さて、今日も楽しみだ!
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人間としての体調と舞台人としてのそれは違う

2011-09-23 14:31:21 | 丹下一の泡盛日記
昨日、名古屋でぽんちゃんと合流。
構成表見せながら話しつつ。
松坂でサーシャとシャロンに加えて、なんとあかるちゃんも合流。
熊野市までいいウォームアップに。

駅に着くともういつもと雰囲気が違う。
橋にかかる鉄橋が落ちていて、電車が来れるのはここまで。
七里ガ浜も打ち上げられた木材でいっぱい。
こんなに大きな木が丸ごと一本、それもここまで打ち上げられるような波だったということだ。

天女座に着いてサーシャもシャロンも感動。
夜は天女神楽のリハーサル。
がけ崩れで道がふさがり、とか村で救援活動でなど来れないメンバーもいる。
神楽のリハーサルの後、今回の「From a glass of water」のリハーサルに突入。
さすがのミュージシャンたち。
最高だった。
その後はひたすら新聞紙と格闘(謎)。

明け方気温が下がり不覚にも体調不良。
気がつくと左目の毛細血管から出血。
目が左右で紅白になってしまった。
ま、いいメイクになったかも。
午後、ちょっとだけ部屋で横になる。
ぼちぼち本番体制にならねば。

こりゃ終わったら倒れるな、と思いつつ、人間としての体調と舞台人のそれは全く違うことを感じている。
本番、楽しみだ♪
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台風~~~~

2011-09-21 17:50:18 | 丹下一の泡盛日記
朝、いよいよ出発! と出ようとしたら電話。
名古屋のぽんちゃん(水木菜花)から。
名古屋から熊野へのラインが止まってる。来ない方がいい。
メンバー達に「いまどこ? そこ動くな!」と連絡。
あかるちゃんは「大阪ついたとこ」。
東海道線も止まるだろう。
仕方ない、と今日の移動は諦める。
月に一度のクリニックにかみさんを連れて行く。
もうその頃から雨風激しく。
連絡とれなかった香港チームのサーシャたち。連れ合いシャロンから「あたしたち大阪出て名張」。
「そこ動くな。ホテル探して泊まるべし!」「理解了」。

大船では停電もだとか。
ろうそく出して,水はたくさんあるし。
今年はなんだろうねえ。
なんだか疲れが出たのか、午後ちょっと昼寝。
寝汗かいている。
今日移動しなくてよかったのかな。。。
それにしても昨日、みどりの窓口でチケット買ってたら大変だった。
神様が守ってくれたんだね。
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スクールの奨学金のためのPT公演、無事終了

2011-09-21 01:05:12 | 丹下一の泡盛日記
ジョナサンとの公演、無事終了。

小屋入り直前、そのJRの駅で。
明日の熊野市までのチケットを購入しようとみどりの窓口。
お兄さんが不明なことがあったらしく「すみません」と断りを入れてから裏へ消えた。
タイトなスケジュールの中でいつも「素早い」対応を期待してしまう自分にとって待ちきれない時間だった。
手元のメモに「時間切れ! ごめんなさい」と書いて立ち去ってしまった。
おかげで集合時間前には到着。
16:50に入り、軽いリハーサルの後、18:30には開場。
プレイバックシアターだからできることだ。

今夜の公演は、スクールの奨学金を創設する為のもの。
なので客席を埋め尽くしているのはプレイバックシアターに触れた人がほとんど。
というか要するに顔見知りが大集合。
その業界人の中でパフォーマンスするわけで、みなさま(多分)どうやるのか興味津々だったのだろう。
そこはプレイバッカーズだもの。及第点はとれたのではないかと思う。
今回、ジョナサンがコンダクター。
通訳はかみさんがつとめた。
これが素晴らしかった。
こういうことばで演劇を、エネルギーを伝える人がなぜ彼女しかいないのか? と思えるような素晴らしい通訳だった。
世界各地のジョナサンの通訳者の中でもトップクラスだろう。
ジョナサンのコンダクティングは、ことばが短い。
その瞬間に選ばれた適切な言葉の背景は深く豊かだ。
それを日本語に置き換えることができる日本人は彼女だけだろうなあ。。。

終演直後、意識はばらしへ。
そして打ち上げへ。
それほど飲むわけでもなく、駅へ。
もうこの頃の打ち上げって23:00前に終了しちゃうんだもん。
というか,明日熊野に移動なので、引きずられるように。。。
帰宅すると雨。
どんどん激しくなっていく。
明日、どうなるかなあ。
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ジョナサンと深い旅を今夜

2011-09-20 11:01:16 | 丹下一の泡盛日記
昨日夕方、かみさん森から帰宅。
リビングを掃除し、ご飯をすぐに炊けるようにして待っていた。

今朝、香港のサーシャから昨夜大阪に着いたよ! とメール。
Welcome!!!
天気がどんよりで残念。気温も下がった。
昨夜、三浦半島でも急に強い雨がふり出して、ちょっとだけ干してあった洗濯物はみんな台無しになってしまった。
今夜はジョナサンとプレイバックシアターのパフォーマンス。
空は大丈夫だろうか。

そして明日は、名古屋でサーシャと落ち会って天女座へ。
4月以来のくまの天女座。
台風の甚大な被害が続く中でのアートフェスティバル。
地元、波田須の人たちからも「やめないで」と励まされたそうだ。
4月は野外でも上演した。
今回もやりたいのだが雨でも大丈夫な客席を用意する余裕はない。
地元のじさまやばさまに風邪ひかせるわけにはいかん。

それにしても眠い。
というのも朝早いかみさんはとっとと先に寝るのだけど、後から寝る自分はかみさんを送る為に一緒に起きて、時にはその後ちょっと二度寝。といっても大抵は横になってるだけだ。
まとめて爆睡できるのは旅先になることが多い。
天女座でも最初の1~2日はぐうぐう寝ている。
今回はそういうわけにはいかんだろうなあ。
金土のパフォーマンス上演にくわえて明日明後日はその準備だけでなく天女神楽の稽古も。
土曜日まで思いっきり遊んできます。
その前に一発ジョナサンと深い旅を今夜。
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情けなくて悔しい

2011-09-19 12:04:03 | 丹下一の泡盛日記
ドイツからの来日オペラ公演のメンバー400人のうち80人が原発事故を理由に参加/来日を拒否。1ヶ月の無給休暇をとったと新聞で読んだ。
残念だ。
そして2週間前にネットでみたドイツの福島のドキュメンタリー番組を思い出す。
最初にリポーターの女性が「もう日本政府も東京電力も信用できません」と伝える。
自分も同感。
そして、つくづく情けなくなく思い。悔しい。

大江健三郎さんも書いていたが、イタリアの原子力計画に反対する国民投票で女性が大きな力を発揮したのを自民党の幹事長が「集団ヒステリー状態」と発言した。
情けない。
彼とその仲間たちの方が利権にしがみついて「絶対に離さないから!」と泣き叫ぶ集団ヒステリー状態じゃないのか?

昨夜、Tama project+ のメンバー3人でスカイプ会議。
だって昨夜この3人は神奈川、愛知、福岡にいたんだもん。
スカイプ、本当に便利。しかもただ。
明日のプレイバックシアターの公演は準備終了。
むしろ21日からの波田須アートフェスティバルの方が大変。
荷物もたくさん。
ネタは不十分。
ついでに天女神楽の稽古もやるから朝から晩まで(昼から夜中まで!?)状態になるだろう。
短い時間だけど、今の状態で舞台があることが(たくさんあるんだけど)本当にありがたい。
今日は終日、自宅にいる。
金沢でもらってきたエネルギーを「次」に転換する日になるだろう。
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「ひとにぎりの塩」主題歌をジュニアオペラスクール生が担当

2011-09-18 10:09:27 | 丹下一の泡盛日記
昨日、羽田から飛んで金沢へ。
もうすっかり身体がなじんでいるコースで歌劇座の稽古場へ。
8月の中間発表会が終わり、いよいよ来年8月のオペラ本番への第一歩。
いつもの稽古場だけど、ちょっと特別な第一歩になった。

「ひとびぎりの塩」という能登半島の最北部で続いている「揚げ浜式」と呼ばれる塩づくりのドキュメンタリー映画の主題歌をオペラスクールの子どもたちが歌うことになり、そのレコーディングがおこなわれたのだ。。
谷川賢作さんが作曲、そして歌詞はもちろん寮美知子さん。
中間発表会の最終稽古の最中にこの話が持ち上がり、「降りてきた」寮さんが一晩で素晴らしい詩を書いてきた。
楽屋で寮さんが朗読してくれた。涙が出た。
財団スタッフのYちゃんなんか目を真っ赤にしていた。
それに谷川さんが素晴らしい曲をつけてくれた。
天才だ、二人とも。

中間発表会終了直後からそのリハーサルが続いていたのだ。
稽古場にはたくさんの取材陣も。
子どもたちも気合充分。
レコーディングは無事終了。
東京から駆けつけたプロデューサーの方が子どもたちの歌をきいて目からぽろぽろ涙をこぼしている。
だって本当に美しいんだもの。
1年間の稽古を経た中間発表会を体験して、みんなものすごく成長した。
こんな現場に「仕事」として立ち会っていられる。
なんて幸せなんだろう♪

その後、本編のオペラの配役会議のためのオーディション。
レコーディングの後、オーディションなんて「プロ」みたいなタイムテーブルだ。
オーディションも驚きの連続。
もう一人ひとりを理解しているつもりが「こんなに成長してたの!」という場面がいくつか。
その後の犀せいでの会議でも「驚いた」「うれしかった」の声が相次ぐ。
会議終了後、ビデオを見たり、演出プランの話をしたり。
楽しい時間はあっという間に。
いつもとは別のホテル。温泉付き、だったけど入る余力なく部屋シャワーでベッドに倒れる。

今朝、ホテルの朝食よりも駅のあのうどん屋さんへ。
満足。
そして乗ったタクシー運転手さんと話すうち、彼がプロ級のカメラマンであることが判明。
能登の塩づくりの写真も撮っている。
名刺をもらってきた。
歩こうかタクシーか迷って、タクシーにして正解だった。
これから演出に関する打ち合わせ。午後は衣装の打ち合わせ。
演出担当者は会議続き。。。
やっぱり自分の出番もつくっとこうかなあ。。。

香港のサーシャからメール。
「大阪に入って名古屋に移動するよ!」
20日(火)のジョナサンコンダクティングの翌日、熊野入りする。
波田須アートフェスティバルも楽しみだ!
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