泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

『「古事記」の真実』に興奮

2010-01-30 21:48:14 | 丹下一の泡盛日記
 朝もはよからかみさんを駅におくり、戻って自分もギター担いで出かける。
 事務所のシェイクスピア勉強会の発表会。今日は「恋の骨折り損」。作曲した最後の歌をみんなで歌う。

 無事終了後、新代田へ移動。東京シェイクスピアカンパニーの「十二夜」の稽古。今日は終日シェイクスピアだ。
 こちらも熱いエネルギーでいい感じ。
 久しぶりに稽古観て大笑いした。本番が楽しみだ。
 もちろん自分も出ているのだが、神父役なので2シーンしか出ないし台詞は1ブロックだけ。だから参加できたんだけどね。
 かばんの中には出演する舞台5本のちらしと台本が3冊。プレイガイドだね。

 本当は稽古の後で誰かさそって飲みに行きたいのだが、犬も待っているのでそっこーで帰宅。
 門の鍵をかちゃりと開けた時から、そわそわしているのがわかる。
 郵便受けを開けて中を取り出しがちゃりと閉めたとたん、大騒ぎ。
 吠える吠える、うるさいったらありゃあしない。
 「遅いです遅いです!」「お腹減りました!」「散歩はいったいどうなってるんですか!」
 ドアを開けたとたんに3匹が飛びついてくる。

 朝から電車の中などで長部日出雄の『「古事記」の真実』を読んでいる。書評を覚えていて京都駅の本屋で見つけたとたんに購入。
 ものすごく面白い。
 20年近く古事記というテキストに関わっているが、久しぶりにずどんと来ている。
 「古事記」は声に出して読むものだった、など「我が意を得たり♪」って感じ。
 じっくり読みたいがとりあえず一気に読み終えてしまいそうだ。

 かみさんを駅まで迎えにいき、帰宅して晩ご飯。
 昨夜のサバの残りの半身を焼く。美味しい♪
 骨についているほんの少しの身をむしってはわんこたちに。 

 宅配便でマイケル・ジャクソンの「This is it」届く。デラックス・コレクターズ・エディションDVD2枚組♪
 さっそく、というところだが今夜はがまん。
 明日は早朝に新幹線で米原へ。彦根市でプレイバッカーズの公演。
 終演後は同志社の学生たちと晩ご飯の予定♪
 ちょっとシェイクスピアを離れてPTミュージシャン・モードに移行せねば。
 
 来週、イーウーマン円卓会議に登場します。というかもうサイトアップされているはず。
 皆様のご参加をお待ちしています!
 
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サバの塩焼き大好き♪

2010-01-29 19:26:34 | 丹下一の泡盛日記
 昨日の晩ご飯は小坪の魚屋で大ママが仕入れてきたぶりのカマを塩焼きにして大根おろしをど~んと添えた。
 金沢のpinkがくれて大事に飲んできた絞りたて純米大吟醸を飲むのはこんなときだ。
 で、全部飲み終えてしまった♪

 今日の昼、四国の義妹がおくってくれたうどんを母親がくれた山芋で。頂き物で生活してるのは変わらんなあ。
 夜、ぶりと一緒に仕入れてきた(というか要するに大ママに買ってもらった(^^;;)さばをおろして半身を塩焼きに。
 さばの塩焼き、大好きなんだ。
 日本酒も焼酎も無く冷蔵庫に一本だけあった白ワインと♪
 こんなに身がふっくらしたサバは東京では見た事が無い。
 もう20年以上も前、仙台の演劇人、丹野久美子さんのアパートにお邪魔した時、彼女がおいしいサバがあるからと焼いてくれた。
 その身の膨らみように本当に驚いた。
 彼女も周囲にいた劇団員たちも驚いて騒ぐ自分を見てあきれてた。「東京の人はどんなサバ食ってんのよぉ!?」
 もちろん最高に旨かった。
 このサバちゃんはあの時のサバに匹敵するな。

 マイケル・ジャクソンを毎日ipodで聴いている。
 自分はモータウン・サウンドはあまり興味がわかなかった。ベトナム戦争を歌った「What's going on」などの「存在」には興味があったし聴いていたが、白人音楽の方に惹かれていた。
 26歳の頃だったか、友人がものすごく大きなビデオデッキをくれた。まあ若い人が見たら驚くような代物でもちろんベータだ。
 それでたくさんの映像を見た。
 その中にマイケルの「スリラー」もあった。これはさすがに何度もみた。
 「This is it」には最新版の「スリラー」用映像が出てくる。

 2005年にラスベガスでエルトン・ジョンのロングランショーを観たが、全曲新しい映像がつけられていて、予算規模の大きさにも感動した。
 ある曲での映像は若い男女の痴話げんかのストーリーで、多分ダンサーを使っている。
 リビングルームで殴り合いの大げんかをする二人の横でつけっぱなしだったテレビではいつの間にか舞台で歌っているエルトンの映像がライブではめ込まれている。
 最後に仲直りをして抱き合って部屋を出て行く二人。
 ドアが閉まると風景は色あせていく。二人の服装がかなりレトロだった理由もわかる。
 そして気がつけば5分以上はあったと思うこの映像で、一度もカットが無かった。ものすごい長回しだ。
 
 「人形劇の歴史」読み終える。
 笑いに関する記述がよかった。子どもたちにみせるものが「痛み」を笑う舞台であってはならない。その通りだ。
 最近ヨーロッパの現代演劇に触れていない。(ファーブルも観ていないんだよな)
 「噂を信じちゃいけないよ」って言われると思うが、たこつぼに入り込んでエロと暴力ばかりと聞くとげんなりする。
 みないで言っちゃいけないんだが某スイスの劇団も移動演劇なんて解体社がさんざんやってくれたから、なんて思ってしまうのだ。
 明日はギター担いで事務所の稽古場で発表会の後、世田谷で「十二夜」の稽古へ。
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娘1と実家へ

2010-01-28 15:18:01 | 丹下一の泡盛日記
 酔っぱらって床にころがると、わ~いと犬たちが寄ってきて「わんこまみれ」になる。

 昨日、スーツ来て都内でお仕事の打ち合わせの後、銀座へ。CD+楽器屋に入ったらマイケル・ジャクソンのDVDで盛り上がっている。かのマイコーりょう氏のイベントのお知らせも。整理券配布終了とか。満席だ。すごいなマイコーりょう。もしかするとブレイクするかも。

 所用をさくさくすませて娘1と合流。練馬の実家に。娘1、仕事でお正月に来れなかったので新年の挨拶。
 友人が福引きで北海道旅行をあて、一緒に行ってきたとか。そんなこともあるんだと驚く。しっかり父に日本酒の大吟醸なんか買ってきている。うれしそうな父。
 来月、かみさんと娘1、大ママと父と弟の5人でバルセロナに旅行の予定。(自分は受験体制の娘2と留守番)
 娘1「お金無いからさ~」とかわけわからん事言ってるが、かみさん、大ママそしてうちの父と財布が3つも付いているのだから現金なんていらないんじゃないのか? と突っ込んでおく。
 弟のかみさんもやってきて、娘1の肩なんか揉んでくれる。
 実は結核がはやっている。「現代人の食生活の乱れも一因で、意外に栄養失調だったりするんだよ」と話したら「そりゃあいかん」となぜか娘1にざくざくと食料を持たせる父母。
 いいのかこんなに甘えてばかりで(-_-;
 
 そして、寿司をぱくつき、生ハムやローストビーフなどたいらげて餅まで焼いてもらい(まあ、普段はけっこう苦しい生活しているはずだからね)、にこにことうれしそうな娘1の横顔をみていると「ああ、きれいだなあ」とも思う。
 太めだがエネルギーの強い彼女がけっこうもてるというのも理解できる。
 こちらはすっかり酔っぱらってワイシャツや靴下も脱いで「酔っぱらいのおっさん」状態だ。
 
 夏に同志社大学のワークに招いている香港のAr Manと連絡を取り合っている。彼女もこの6ヶ月で台湾、フィリピン、中国、タイ、ミャンマーと「飛び回る」ってのはこういう事だね、みたいな動き方をしている。
 ミャンマーにいる間、連絡が取れなかったので「もう帰ってきた?」とPCにメールしたら「今シンガポール空港。ミャンマーよかったよ」と速攻で返信が来た。いいカンしてるね、わし♪
 8月の来日前(彼女は以前日本に来た事もある)はブラジルにいる予定だとか。香港では彼女が所属しているグループのオフィスにも行った。
 そこからだけでなくいくつかのグループから定期的にメルマガが届く。
 アート・フェスティバルの情報も入ってくる。今度は出演者として参加したいな。
 フランキーと台湾で飲む約束もしたし、今年もアジア年かも。

 「人形劇の歴史」、取り寄せて読み始める。
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ヒグマ春夫さんと入間川さんのイベント

2010-01-27 01:19:28 | 丹下一の泡盛日記
 今夜、久しぶりに入間川さんのチェロを聴きにキッドアイラックへ。
 観客でここに来るのは珍しい。受付で早川さんが「!?」って顔。
 今夜は「ヒグマ春夫の映像パラダイムシフトー空気の共有ーvol.18」というデュオのイベント。
 
 32年前、18歳で当時まだ月刊だった情報誌「ぴあ」の編集部でバイトをはじめた。
 美術チームの一員で美術館のページの担当に。
 ぴあも大胆だ。美術館ページの担当者は自分だけ。18歳の自分が展覧会の写真をトリミング/レイアウトしてページつくっていたのだ。(うちの下の娘より年下だ)
 当時の上司は現在美術ジャーナリストとして活躍している村田真さん。
 そしてヒグマ春夫の名前は村田さんからも聞いていた。
 30年経ってようやくパフォーマンスに立ち会うことができた。
 季節が巡ってくるとはこういうことなんだろう。

 刺激的ないいパフォーマンスだった。
 ヒグマさんの仕掛けも面白くて、影の生々しさを再認識できた。
 入間川さんのチェロも「ぎりぎり」の音でよかった。最後、ここで終わるな、と思ったらその通りに終わったのがうれしかった♪
 終演後、カフェで飲む。なんか朗読会の時と空気が違って面白い。
 客として参加しているのに、ついついお客さんにビールついでしまう自分。。。

 終電の1本前で帰宅。
 風呂場で体重を量ると68.3キロ。
 面白いなあ。今日は家でお昼ご飯食べて、キッドの近くでカツカレー、打ち上げでも食べているし大分飲んだ。
 (ワインかなり飲んだけど駅の階段は駆け上がってしまうのだ)
 だから69キロあっても不思議ではないはず。
 なのに昨夜の芸術談義といい(朝、目覚めたときに体重が67.0キロをきっているのがわかった)、今日のパフォーマンスといい、アートに触れたり稽古したり、話したりすると確実に体重が減るのだ。
 酒飲みながらアートの話しても太らないんだね。(昨夜の「談義」は本当に楽しかったんだ♪)
 今朝は京都駅でおにぎりを2個買って食べた。そして横浜駅の大好きな「えきめんや」で立ち食い蕎麦。別に拒食症になりたいわけではないので。

 京都駅で買い込んだ本のうち荒木経惟さんの本を本番前に読了。
 前述の「ぴあ」の時代に村田さんにいただいた「東京エレジー」は大事な写真集だ。
 ちなみに「東京人生」も本棚でとなりに並んでいるのだ。
 そして京都で購入した4冊のうち残り3冊も多分月内に読了予定。

 帰宅すると井村昴さんからメール。
 今年もこもれびホールの市民ミュージカルやります♪
 日程が出ました。
 今年は何なんだろう。カレンダーがすごい勢いで真っ黒になっていく。
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幸せな夜の後

2010-01-26 08:32:08 | 丹下一の泡盛日記
 昨日、京都(といっても京田辺)の同志社大学へ。
 夏にやったプロジェクト科目の総仕上げ、成果発表会に立ち会う。
 学生たち、よくやった。最後の教授からの質問にもナイスフォロー♪

 その後なぜか作品を上演した舞台空間でコーヒー飲みながらよもやま話。
 今年の夏に予定されている新しいワークショップやフランキーの話。その場でパソ立ち上げてユーチューブや自分が撮影した画像をみせながら。便利な世の中になったもんだ。
 学生たちも就職が決まった人、東京に出て声優を目指す子、4回生に進み就職活動が始まる子など人生いろいろだ。
 彼らの話を聞いていると「不透明な未来」への漠然とした不安が浮かび上がってくる。
 きっと大丈夫だよ。

 夜、四条河原町で飲む。清水の湯豆腐屋にいったら夜は営業していない事が判明。四条河原町のなじみの店に(1年ぶりか)行ったら板前も何もかも変わっていて普通の飲み屋になっていた。残念。
 京都は寒い。熱燗ぐいぐい飲む♪
 気がついたらホテルで寝てた。

 これから阿闍梨餅買って帰ります。
 夜は都内でパフォーマンスに立ち会います。
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京都へ

2010-01-25 07:45:00 | 丹下一の泡盛日記
 やってしまった。
 日程調整お願いしながら自分の本番日をまったく理解していなかった。
 話にならん。
 本当に申し訳ない。
 手帳見てメールしてるんだから言い訳のしようがない。

 といいつつも(と言い訳)、すごい勢いで本番が増えていく。
 寒雲さんのコンサートツアー、3月1日の東京に加えて3月3日は名古屋公演に出演させていただくことになりました♪
 プレイバッカーズもさくさくと舞台が増えていく。
 今年はなんだかすごいことになりそうだ。
 それぞれに打ち合わせやリハーサルが入ってくるので、手帳に書いてはまた書き直し、とうれしい悲鳴。
 某演歌歌手のスケジュールがぎっしりできつくなってきたときは、新人の頃真っ白なスケジュール表をみて「これが真っ黒になるまでやめない」と誓った、なんて話を思い出しつつ、自分なんぞはまだまだ、と思う。
 
 で、今日はこれから京都(といっても京田辺だけど)へ。同志社大学のプロジェクト科目の総仕上げ。
 夜は京都駅前のホテルに泊まるので、ああ、やっぱり四条河原町のあの店だよな♪
 新幹線の中で今後の予定をじっくり確認しなければ。

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いわき公演無事終了

2010-01-24 12:53:50 | 丹下一の泡盛日記
 金曜日、午前中に野々市の上宮寺へ。
 新田方さんの墓参り。
 1997年の「れんにょさん」は自分にとって大きな転機となった舞台だった。
 3ヶ月を冬の金沢で暮らし、飛行機で東京の仕事へ通った。
 二人で夜の金沢をさんざん飲み歩き、話題はつきなかった。

 喧嘩もしたが劇団を辞めようと苦しんでいる自分をひな鳥を抱きかかえるように守ってくれた。
 最後は酒でからだを壊し残念な事もたくさんあったが、寒雲さんはじめ様々な人とのご縁を紡いでくれた人でもある。
 「水を飲むときに井戸を掘った人の事を忘れてはならない」という中国のことばが好きだ。
 上宮寺の住職でもあった新田さんは寺の敷地内にある代々の住職の墓に入っている。
 長い時間手を合わせていた。
 新田さんともう一度飲みたいなあ。
 その後奥様と長い立ち話。奥様運転の車でホテルまでおくってもらう。

 フライトの時間まで余裕があるので寒雲さん運転でフランキーとボーボーと山中温泉へ。
 寒雲さんの日本での24年間の話も大河ドラマのようだ。
 離婚後、仕事をみつけて住んだ町がこの山中温泉だった。

 小松空港でフランキーとがっちりハグ。寒雲さんと握手して別れる。
 3月1日の東京公演で再び会えるのが楽しみだ。
 皆様、ぜひ3月1日、浅草公会堂での東京公演においで下さいませ!
 フランキー、唐韻楽集のフルメンバーで来ると言ってます。

 20時帰宅。かみさんと晩ご飯♪
 ピンクがくれた日本酒、生絞り大吟醸。美味しすぎ♪ 大事に飲む。

 昨日はプレイバッカーズでいわき公演。
 食介護の勉強会にいわき在住8年のOTひったんが呼んでくれた。
 彼女も舞台に立つ。
 東京にいたら劇団に参加してほしい人材だ。
 自分も本番が続いているので「仕上がってます」状態で絶好調。
 終演後、代表の方から「来年もぜひ。今度はもっと大きな会場で」と言っていただいた。

 終演後、イタリアン・レストランで打ち上げ。
 めちゃくちゃ旨い。第一に食材のレベルが高いもんな。
 食べ過ぎ、そしてもちろん飲み過ぎ♪
 お客様に新婚のカップルが2組いたので、酔った勢いで「高砂」うなる。
 皆様酔っぱらいなので(?)大きな拍手をいただいた。
 
 なごりをおしみつつスーパーひたちに乗り込んで水割り♪
 帰宅したのは12時過ぎ。
 今朝は9時には起き出してたまった事務仕事をさくさくと。
 今年は幸せな滑り出しだ。
 先日のオーディションもOKをいただいた。
 次の舞台は31日に滋賀県彦根市にうかがいます。
 
 
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金沢公演無事終了

2010-01-22 09:40:06 | 丹下一の泡盛日記
 というわけで昨夜は金沢公演。
 写真は今回の衣装。

 石川県立音楽堂は2年前に高雄の楽団と一緒に舞台に立ったなつかしい場所。今回は邦楽ホール。
 フランキーとボーボー、入念にサウンドチェック。
 二胡の音がどうも収まらず時間をかける。
 自分も楽屋でゆっくりストレッチ。

 寒雲さんとの場面は本当に基本的な事しか決めていない。それが楽しい。
 本番の動きを袖で見ていたマネージャーのYさんが「リハーサルと全く違う動きから始まったので驚いた。でもすごくよかった」。
 「リハーサル通りの動きになるなんて最初から思ってないです」
 「!!!!」
 楽屋に戻るとモニターでみていたフランキーとボーボーが「perfect♪」とほめてくれた。
 彼もリハーサルと違う動きだった事をわかっていて「恐れの気持ちはあった?」
 「ないよ」
 「楽しんだんだ」
 「もちろん。楽しかったよ♪」
 「perfect♪」

 今回、寒雲さんと彼らが一緒に演奏する時間が一番好き。
 全員がリハーサルをふまえて本当にその場の音を出すからだ。
 「寒雲さんの声、毎年深くなっていくよね」と長い付き合いのスタッフ(彼の耳はすばらしい!)に言ったら「同感です」。

 終了後、打ち上げは盛り上がった。
 2次会は東京から来たプロデューサーと居酒屋へ。

 ホテルに戻っていつ寝たか覚えていない。
 が、ちゃんと8時半には目が覚める。
 これから大事な墓参り。
 「水を飲むときに井戸を掘った人の事を忘れてはいけない」という中国のことばを大事に思っているのだ。
 
 
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雪山と温泉

2010-01-21 11:54:20 | 丹下一の泡盛日記
 昨日、寒雲さんと唐韻の2人と白山の麓の温泉へ。
 もうかなりの積雪だが空は晴れ渡ってドライブには最高のお天気。
 日本が初めてで雪も初めて見る二人は雪山や道路脇の1メートルは越えている積雪に大喜び。

 ランチは手打ち蕎麦屋に。ものすごく美味しくて驚く。後で聞いたらこのあたりは「蕎麦街道」と言われているとか。
 途中「雪のため通行止め」が2カ所もあり大回りして温泉へ。

 フランキー、初温泉。(台湾にもあるんだけど)
 「露天風呂に雪がなだれ込んで水温が普通下がり使えない、内風呂だけでもいいですか?」
 「え~!」とがっかり。 
 ま、仕方がない。内風呂に浸かろうと入る。
 フランキー、お湯に足つけてびっくり。「こんな熱いお湯は入れない。」「恐ろしい」を連発。
 試しに露天風呂に足をつけてみると普通の水。
 もちろん気温はかなり低いしすぐに内風呂に戻る。
 フランキーも露天風呂に出てくるが、なんと水につかってくつろいでいる。
 「こっちの方がいい♪」
 「腰痛めてるんだからやめなよ」
 「大丈夫。気持ちいいよ」
 内風呂に戻ってきて「やっぱり、こっちは熱すぎる!」と膝までしか入らない。
 自分が泳いだりするのを見て「信じられないよ!」

 フランキーは寒雲さんのことは「タージェ(お姉さん)」と呼び、自分の事は日本語で「お兄さん」と呼ぶ。北京語の「ターグォ(お兄さん)」のつもりらしい。
 その後ゴンドラで獅子吼山に上る。
 雪山の上なんてものすごく久しぶり。こんなところをリュック背負って一人で歩いていたなんて今では信じられない。
 すばらしい眺めに2人も大満足。

 ここから先は石川裕人大兄は読まない方がよろしい。


 フランキーは爬虫類が好きで、亀を10匹、蛇を6匹飼っている。以前はワニを飼っていたとか。
 蛇の1匹は金色のニシキヘビで「最初は60センチくらいだったけど今は3メートルになったんだ」と写真を見せてくれた。
 亀は陸亀で「温泉に入れてあげたくて連れて行った事がある。かわいいだろ」と温泉に入っている亀たちの写真を見せる。
 亀の中で1匹は世界に1000匹しかいない貴重種。(いいのか飼っていて!?)
 「亀だけでポルシェ1台分くらいのお金つぎ込んでる」のだとか。
 なぜポルシェということばが出てきたのかと言うと「僕は最初の車がポルシェでそれ以来ずっとポルシェ」。
 ちなみに趣味は車。「今5台持ってる。日本車も持ってるよ♪」。
 今YouTubeで彼が出演したテレビ番組をみた。
 http://www.youtube.com/watch?v=G5EjbaeIHdU
 寒雲さん、いろんな意味ですごい人連れてきたね。

 夜は金沢入り。
 茶房犀せいへ。金沢在住のプレイバック人ピンクと合流。
 犀せいの主、村井幸子さんに久しぶりにお会いする。
 相変わらずばしっと言ってくれる人だ。
 へろへろしてるときちんとしかってくれる。ありがたい。

 さて今日は石川県立音楽堂の邦楽ホール。
 音響最高の空間。楽しみだ♪
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唐韻楽集すごい!

2010-01-20 09:10:12 | 丹下一の泡盛日記
 昨日、快晴の中のフライトは最高だった。都内から次第に丹沢、奥多摩と中高校生の頃歩き回った山々。八ヶ岳、アルプスを越えて白山を飛び越えて着陸した。
 寒雲さんのコンサート、毎回台湾からゲストを招いている。
 今回は高雄を拠点にしている唐韻楽集からメインの2名。
 フランキーが二胡(アーフー)、パートナーのボーボーがキーボードとボーカル。
 リハーサルでもすごいと思ったが本番での彼らの音はすごかった。
 台湾で今大人気と言うのもよくわかる。

 サウンドチェックでもかなり音質を追求していたが、実に柔らかくせつない二胡とボーボーの透明感のあるボーカルが美しいハーモニーを生み出す。
 かと思うとフランキーのソロはかなり激しいエネルギーもまき散らして、そのまま客席に降りて行ったり(リハではやらなかったぞ)、楽屋で自分に「さくら~さくら~♪」と歌わせ、そのまま即興でソロに取り込んだり。お客様は大喜び。
 さすが寒雲さんが招くだけの事はある。
 高雄の國楽団といいコアヒといい彼女の視線にはいつも感服。

 彼らは日本ではサンタナの演奏で知られる「オエ・コモ・バ」もやった。このラテンの曲が彼らの手にかかると不思議なチャイニーズ・テイストの曲になる。(ちなみにフランキー曰く「サンタナ大好きだよ」)
 この辺がすごいところで、大抵はオリジナルのラテンに近づけようとするのだが逆。自分たちに取り込んでしまう。
 こういう姿勢を自分は敬愛する。
 写真はリハーサル中のフランキー。もうすでに別世界に入ってます♪

 腰を痛めたフランキーを楽屋で気功でケアする。 
 とてもよくなったと感謝され、台湾をとりまく歴史や未来の政治状況など色々と話す。
 彼は李登輝を尊敬しているのだそうだ。自分も彼はすごいと思っていると話す。
 彼らは本来5人のユニットだそうで,全員で大きなコンサートがあるときは台湾まで富んで行くから知らせてと頼む。
 自分は本気だ。
 こういう深い刺激的なパフォーマンスに触れていたい。
 ああ、そしてまた中華世界の深みに踏み込んで行く。
 
 もちろん寒雲さんも気合い充分の声。また一つ深くなったと驚く。
 とくに唐韻との共演が最高で、このユニットでレコーディングしたらと提案。

 終演後は後援会長さんが待つ小料理屋へ。
 北陸の刺身とタラ鍋♪
 自分は体形が出る衣装なので、食べ過ぎないように気をつけたつもりなんだけど。。。

 今日は金沢へ移動。お昼は彼らと温泉に行く。
 ああ、今日も楽しみだ♪
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