昨日は練馬の母校に30年ぶりに出かけた。
自分がはじめて舞台に立った講堂は昔のまま。そしてひろい座席の半分を埋める卒業生のおやじたちの群れ。
学院長のスピーチに「本学の精神はまず自由であること。そしてその自由におしつぶされそうになる生徒もいる」の部分にうなづく。
この日の為に大学から呼び寄せられたブラスバンドが校歌演奏。2枚目のKなんかさっと立ち上がりこぶしを突き上げエールの準備♪ だが周りは座ったままの人も。「起立でしょ!」と促すとぞろぞろと立ち上がった。
講堂での総会に続き食堂で懇親会。アルコール類はもちろんだが食事も充実していて正直言って驚いた。
食堂の壁には自分たちの代の美術部で描いた壁画がまだかけてあった。
美術部以前、自分は半年だけ徒歩同好会という山歩きの部に所属していたがそこでの仲間だったOに30年ぶりに再会。地震予知研究で有名になったIとは部活以外でも四国や九州の山を歩いたが、彼とも会うのは10年ぶりだ。
自分のクラスからは正月に会ったKやMやF、KOが。
そして懇親会の後半はブラスバンドによる早稲田関連の歌の演奏。そして最後に校歌斉唱。だがこのおやじ軍団にはかつて全身の力を振り絞って熱唱した勢いが無い。と、一人の男(多分自分と同期)が飛び出してきて「元気よく!!」と叫びながら腕を大きく突き出して指揮を取り出した。うなづくわしら。
ほろ酔いで自分たちの教室に行ってみた。この建物は自分たちが3年生の時に建てられわしらが初めて使ったのだ。あれから30年。俺の席はここだった、と想い出に浸かるおっさんたち。自分が座った席には教科書が突っ込んであり、学生番号を見ると自分と同じだった。
自分がトイレに入ろうとすると誰かが「たばこ吸うじゃねえぞ!」と♪ そうだねえ、トイレは喫煙所だった。
そして高田馬場に繰り出して大宴会。酒豪でもあるK。焼酎のボトルを最後に追加する時誰かに止められて「大丈夫だ。これぐらい俺と丹下で飲んじまうから」。。
後輩も交えての会話でわかったのだが自分たち(29期)はかなり「とんがっていた」ことで今でも有名らしい。1年生の修学旅行で急性アルコール中毒で同じ旅館に救急車3台呼んだ。
3年生の修学旅行で生徒会長が京都御所に忍び込んで逮捕され、以来修学旅行は廃止になった。文句があるなら29期生に言え。などなど。
何よりも自分たちが誇りに思っているのは、この学校の校則。ただ1行「高校生らしくあること」。そこには「一般的な」とか「世間で思われているような」といった枕詞は無い。そんなことは自分自身で判断するように、ということだ。
当時の自分たちにとって、喫煙や居酒屋で酒を飲んで校歌を歌うことは「高校生らしいこと」だった。
そして、芥川全集全巻を1年生の「数学の時間内だけで」読破したり、AFSで留学した同級生もいた。自分も相当な読書家だったと思うし、天気図を引くことや地図を読むことも覚えた。
Fは「お前が高校時代にピアノを独学でマスターしてバンド組んだ時は本当にすげえと思ったよ」と誉めてくれた。
店を出て4人でもう一軒。隠れ家にしているジャズ屋。Iが「おお、あそこは俺もお気に入りだった」と騒ぐ。ここでカイピリーニャを4杯目までは記憶している。
ちゃんと山手線に乗ったのだがちょっと眠っているあいだに1周半位していたらしい。終電無いぞ。品川から最終で桜木町まで出てタクシーで帰った。
わいわい楽しい酒だったが、この年になるまで何事も無かったやつなど一人もいない。F曰く「普通の人生なんてどこにもない」。波乱万丈が当たり前だ。だからこそかつての仲間たちとわいわいやる酒が心に染みわたって旨いのだ。
自分がはじめて舞台に立った講堂は昔のまま。そしてひろい座席の半分を埋める卒業生のおやじたちの群れ。
学院長のスピーチに「本学の精神はまず自由であること。そしてその自由におしつぶされそうになる生徒もいる」の部分にうなづく。
この日の為に大学から呼び寄せられたブラスバンドが校歌演奏。2枚目のKなんかさっと立ち上がりこぶしを突き上げエールの準備♪ だが周りは座ったままの人も。「起立でしょ!」と促すとぞろぞろと立ち上がった。
講堂での総会に続き食堂で懇親会。アルコール類はもちろんだが食事も充実していて正直言って驚いた。
食堂の壁には自分たちの代の美術部で描いた壁画がまだかけてあった。
美術部以前、自分は半年だけ徒歩同好会という山歩きの部に所属していたがそこでの仲間だったOに30年ぶりに再会。地震予知研究で有名になったIとは部活以外でも四国や九州の山を歩いたが、彼とも会うのは10年ぶりだ。
自分のクラスからは正月に会ったKやMやF、KOが。
そして懇親会の後半はブラスバンドによる早稲田関連の歌の演奏。そして最後に校歌斉唱。だがこのおやじ軍団にはかつて全身の力を振り絞って熱唱した勢いが無い。と、一人の男(多分自分と同期)が飛び出してきて「元気よく!!」と叫びながら腕を大きく突き出して指揮を取り出した。うなづくわしら。
ほろ酔いで自分たちの教室に行ってみた。この建物は自分たちが3年生の時に建てられわしらが初めて使ったのだ。あれから30年。俺の席はここだった、と想い出に浸かるおっさんたち。自分が座った席には教科書が突っ込んであり、学生番号を見ると自分と同じだった。
自分がトイレに入ろうとすると誰かが「たばこ吸うじゃねえぞ!」と♪ そうだねえ、トイレは喫煙所だった。
そして高田馬場に繰り出して大宴会。酒豪でもあるK。焼酎のボトルを最後に追加する時誰かに止められて「大丈夫だ。これぐらい俺と丹下で飲んじまうから」。。
後輩も交えての会話でわかったのだが自分たち(29期)はかなり「とんがっていた」ことで今でも有名らしい。1年生の修学旅行で急性アルコール中毒で同じ旅館に救急車3台呼んだ。
3年生の修学旅行で生徒会長が京都御所に忍び込んで逮捕され、以来修学旅行は廃止になった。文句があるなら29期生に言え。などなど。
何よりも自分たちが誇りに思っているのは、この学校の校則。ただ1行「高校生らしくあること」。そこには「一般的な」とか「世間で思われているような」といった枕詞は無い。そんなことは自分自身で判断するように、ということだ。
当時の自分たちにとって、喫煙や居酒屋で酒を飲んで校歌を歌うことは「高校生らしいこと」だった。
そして、芥川全集全巻を1年生の「数学の時間内だけで」読破したり、AFSで留学した同級生もいた。自分も相当な読書家だったと思うし、天気図を引くことや地図を読むことも覚えた。
Fは「お前が高校時代にピアノを独学でマスターしてバンド組んだ時は本当にすげえと思ったよ」と誉めてくれた。
店を出て4人でもう一軒。隠れ家にしているジャズ屋。Iが「おお、あそこは俺もお気に入りだった」と騒ぐ。ここでカイピリーニャを4杯目までは記憶している。
ちゃんと山手線に乗ったのだがちょっと眠っているあいだに1周半位していたらしい。終電無いぞ。品川から最終で桜木町まで出てタクシーで帰った。
わいわい楽しい酒だったが、この年になるまで何事も無かったやつなど一人もいない。F曰く「普通の人生なんてどこにもない」。波乱万丈が当たり前だ。だからこそかつての仲間たちとわいわいやる酒が心に染みわたって旨いのだ。