泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

ひたすら寝ることにします

2022-12-31 13:13:55 | 丹下一の泡盛日記
29日にいとこ夫婦が実家に来るというので、高齢の母のためにも28日にPCR検査を受けて、陰性だった。
29日夜は楽しい時間を過ごし、普通に飲んで寝た。
30日、なんかだるい。
走り続けてきた疲れがどっと出てきたのだろうか。

お昼から大学時代の同級生と早稲田で麻雀。
雀荘に入るなんて卒業以来じゃないかなあ。
そして麻雀牌に触るもの本当に久しぶり。

一回打って、見(けん)にまわったあたりからぐんぐん体調が悪くなってきているのがわかる。
途中で失礼する。
熱が出ている。
夜の別件もキャンセル。帰宅して、そのままベッドに。
6時間眠り続けて、目が覚めて。
体温を測ったら9度近くあった。
それでもPCRが陰性だったので、肝臓が炎症でも、と考えていた。
念の為、抗原検査を受けると。
陽性だった。
夜中に近所の医者に行き、解熱剤と咳止めをもらってひたすら寝ている。
年明けの仕事が1本キャンセルになり、自宅にいなければならない日数もちょいどクリアできる。
ひたすら休むことにします。
今年は大きな変化の一年で。
たくさんの人に守られ、励まされて。
これでも、じっと静かにしていたつもり。
来年は、新作「H/Ash」のシリーズのスタートも含め、たくさん創作していきます。
引き続きどうぞよろしくお願い致します。
みなさま、どうぞ良いお年をお迎えください。
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役者心が疼く

2022-12-29 19:00:03 | 丹下一の泡盛日記
昨夜は、芝居の話ばかりが渦巻いて幸せだった。
「発語」について語るうちに唐十郎の話になったり。
ああ、やっぱり状況劇場が観たい、などと無理を呟いてみたり。
お芝居を見る楽しさを教えてくれたのは、状況劇場だ。
テントに入った時から別世界だし、もう開演のその瞬間から、心が躍っていた。
自分が創りたい世界とは別物なんだけど、大好きで、時間の許す限り新宿西口や花園神社や両国駅前なんかに出かけていた。
その頃の話をするうちに、妙に役者心が疼いてきた。
先日から「練る」ことを考えていたからかもしれない。
または萌香と話すうちに、結果自分を励ましていたのかもしれない。
ここ10年は、プレイバッカーズ以外では構成演出が主な役目だったのだけど。
そんなことをベッドの中で考えつつ、のそのそ起き出してきてご飯。
夕方、ウイーンに住むいとこのKが父にご焼香をしてくれるために連れ合いのTちゃんと実家に。
もう40年以上ウイーンでバイオリンを弾いている彼のおかげで父を連れてだけでも2回行っている。
その時の思い出やヨーロッパの話などに花が咲く。
もちろん話は、音楽や演劇方面にも。
年が明けたら行く予定のコンサートが楽しみだ。

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「ノスタルギガンテス」振り返り

2022-12-29 12:42:21 | 丹下一の泡盛日記

朝起きたらカニのスープがあった。
酔っ払って深夜帰宅する途中、スーパーで1パックだけ残っていたのを買って茹でておいたのだった。
味噌を入れて再度煮て、ご飯にかけて食す。

夜、平栗萌香が来訪。
12月2日の「ノスタルギガンテス」の動画を一緒に見る。
この日になるまで二人の予定は合わなかったのだ。
お互いにやることたくさん。
その後、韓国料理屋に直行。
今年を振り返り、話すことはたくさん。
特に「発語」のスタイルのここ40年の試みについて説明しておく。
もちろん具体的なことだけではない。
話の底に様々な思いが潜んでいる。
次にご一緒する日までお互いに修行が続くだろう。
良い年の暮れの飲み会になった。

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「H/Ash」、今年最後の稽古

2022-12-28 09:33:25 | 丹下一の泡盛日記
火曜日は来年3月に上演予定の「H/Ash」の稽古。
今年最後の稽古で、スタッフにも立ち会ってもらおうと考えていたのだけど、
コロナ感染者が急増中で、年配者に万が一のことがあるといけないと。
スタッフの参観は延期に。
それでも3人の女優たちと濃い時間を過ごすことができた。
今年の「Hamlets/ハムレッツ」ver.10は、なかなか全員が揃うことが難しい日程の中、
若いけれどガッツのある東北女子たちに助けられて、
シリーズの最後にふさわしい最高の作品になったと喜んでいる。
そして「H/Ash」を創るにあたり基礎稽古からの確認も並行して行なっている。
昨日は、外部の人が聞いたら何のことやらわからないであろう「椅子と半脱力してみて」という指示を喜んでトライしてくれた。
6分間の素敵な場面になった。
4人揃って美しい夕景を観た。
稽古納めなので、3人を連れて近くの寿司屋に。
「あたし普段生物食べないんですよねえ」と呟いていたWの皿が、最初に空になったのだった。
来年はとにかくまずは「H/Ash」に向かう。
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今年最後のホールのお仕事

2022-12-27 12:38:13 | 丹下一の泡盛日記
月曜日も夜明けとおもに起き出して、サンドイッチ持ってホールへ。
年の瀬に第四コーナーを回って鞭が入ったようなスケジュールの最終日。
指定の時間よりも早く入り、照明の仕込みを手伝う。
準備体操もしていないのにそのまま力作業に入る。
15分で怒涛のセットアップを終えるチーム。大好きだぞ。
夕方、無事に終了。
これで今年のホールのお仕事はおしまい。
帰宅して、風呂、ビール、鍋。
幸せに酔ってベッドの中で、夢を見た。
ポーランドのクラクフを拠点にしているA.Sの楽屋で、
1996年のツアースタッフだったMと再会してハグした。
正夢になるかなあ。

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「練り上げる」稽古も大事

2022-12-26 10:13:23 | 丹下一の泡盛日記
というわけで日曜日も夜明けを見ながらお弁当の用意。
この頃、同じものばかり食べている気がする。
酒を飲みに入っても、同じ肴ばかり。
体調管理を考えると当然なんだけど、脳への刺激が足りない気分。
もちろん毎日のように工芸品やアート、芸能に触れているので、
大抵のことでは物足りなくなっている。
それは、アルコール度数の低い酒から、ウォッカストレート一気飲みじゃないと「感じない」てなこともあるのだけど。
時にはぬる燗の酒にしみじみの旨さを感じるように、何を持って「アート」とするかは本当に難しい。
そして、同じスタンウェイなのに、演奏者によって、どうしてここまで「おと」が違うのか、と改めて考えてしまう。
ありがたいことだけど、プレイバックシアターのパフォーマンスを年間で200本くらいはやっている。
そして、即興に慣れてしまっている部分を感じるようになった。
素晴らしい落語の時間に立ち会うと、テレビで触れる「お笑い」としての落語家ではなく、噺家としての彼らの「芸」に触れることになる。
「平家物語」はもちろんだけど「小栗判官」なども「練り上げる」稽古をやりたくなってきた。
「H/Ash」にしても、そんな稽古の先に「即興」の部分を盛り込んでいきたい。
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気がつけば

2022-12-24 22:08:12 | 丹下一の泡盛日記

この夜明けの風景を見るのは大好き。
そしてお弁当二つ持ってホールのお仕事へ。
この日はコンサートの立ち会いだったのだけど。
先日お手伝いをした「レ・ミゼラブル」を翻案した語り物が興味深かった。
自分は原作を小学校の時に図書館(もちろん子供向けの)で読んでいて、
白人は怖い、すぐに人を騙したり泥棒をしたりする、と心に刻まれた。
駐留する米軍のことも前提としてあったのはもちろんで。
そもそもが、黒船に乗ったペリーとかいう「ならずもの」にいいように振り回された「夜も眠れず」な武士の話も気に入らず。
閑話休題。
で、「ああ無情」の原作を明治時代に歌舞伎にした人がいて、それをまた噺にした人がいるそうな。
その台本は失われているそうだけど。
気がつけば今年もあと7日ばかりになっていて、まだ年賀状も準備していないし、それどころかこないだの「平家」の後始末すら終わっていない。
帰宅してもとにかく翌日の準備をして、ベッドに急ぐ。
気がついたら「正月」になっていることは間違いない。
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ホールのお仕事へ

2022-12-24 07:16:15 | 丹下一の泡盛日記
金曜日はホールのお仕事へ。
観に行きたい、観るべき、立ち会うべき舞台が溢れている。
(もちろん海外でも)
以前は、自分の舞台と重ならない限り、その全てに立ち会っていた。
バイトよりもそちらを優先していた、と言ってもいい。
今では、週末から日程が埋まっていく仕事だし、旅公演もたくさんで。
1日限りの舞踏公演など、ほとんど見ることができないのが残念だ。
ただし、自分が立ち会う舞台も、なぜかグレードアップしていて、
自分の周囲の演劇人がなかなか見る機会がないであろうけれども、
気合の入った仕事に出会うこともしばしばで。
その意味で、日本のこの業界の狭さが何とかならないものか、とも思う。
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オフ。旅心湧く

2022-12-22 20:02:22 | 丹下一の泡盛日記
木曜日は、久しぶりにオフ。
あ、あの書類やこの連絡や、あるだろうが! と怒らないで下さい。。。
すみません。
オフにします。
延々とベッドの中で二度寝、三度寝。寝太郎に。
一応の午前中に起き出して前夜仕込んでおいた粥。
横になっていた時間が長かったせいか「旅心」が湧き起こる。
10年前だったら、もっと早起きして京都とか日帰りしちゃうところなんだけど。
ノートを持って電車に乗り、ちょっと離れたところにある熊野神社にお参りに行く。
境内にこんなものが。なんか可愛いぞ。
御神籤。目があった直感で。真ん中のを取ってみた。
この街のシンボルらしい。
カフェに入ったら、こんなもんが。
演出なのか、それとも。。。わからん。
駅近くの居酒屋に入ったら、客は自分だけだった。
明日からは4日連続でお仕事の本番。
気がついたら大晦日、なんだろうか。
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ベッドから起き上がれない朝

2022-12-22 01:58:16 | 丹下一の泡盛日記
朝方、何度も目覚め、そしてベッドから起き上がれない。
じいさんになってるんだ、と自覚。
昼前には起きてご飯。
前夜のWS「平家物語」の発表会は幸せな時間。
打ち上げも幸せで。
そして、帰宅して風呂に入ったのは偉かった!
と鼓舞しないといけないような状態なのは、まあ想定内。
水曜日は、下北沢に東京ミルクホールの芝居を観に。
集団のエネルギーを感じさせてくれる素敵な時間に。
あまりに素敵で、30分だけ飲んで帰宅。
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