泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

今日もオフ

2021-10-31 23:15:58 | 丹下一の泡盛日記

熊本市にいる。
日曜日は、土曜日に続いて終日オフ。
別チームは午前中稽古だったり、色々と動いているんだけど。
なので「ノスタルギガンテス」の台本を書き始めたり、
スーパーで夜の刺身を購入したり。
なんかただ一人でのそのそと動き回っている。
どこかに旅に出てもいいのだけど、なんだかそんな気にもならない。

なので、もう一度熊本城へ。
展示も見ながら天守閣に登っていく。
また雑学が増えちまった。


50年前と同じ場所から見上げてみた。
ここからの眺めは記憶に刻まれている。

そして滅んだものたちの強いエネルギーを感じて、
日帰り温泉へ。
同じく客演でフリーアップされていたMちゃんと宿で飲む。
彼女は天草まで出かけていたそうな。

開花のスーパーで買っておいたシイラの刺身。
初めて食べたのだけど、こんなに美味いとは知らなんだ。
明日は仕込み。明後日はまた二本回しの本番だ。
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熊本初日、無事終了

2021-10-31 10:50:57 | 丹下一の泡盛日記
木曜日、夕方宿舎で目が覚める。
こういう時はそれまでの疲れがどっと出たりして。
大丈夫、寝たから、と言い聞かせて劇場へ。

熊本県立劇場、でかい。
そして、多分バブル期に建てられたのだろう。
袖幕なんかが信じられないくらい高級!
音の響きも良くて、もちろんマイクなんか使わない。
終了後はとっとと宿に戻り風呂、寝る。。。

金曜日、50年ぶりの熊本市内の夜明け。
劇場へ。

なんせ9時30分開演なのだ。
劇場公演では自己最早。
前半、きちっとできたのだけど、後半、ふっとセリフが乱れる。
初めての体験。
なので終演後、装置の裏で30分横になる。
身体を劇場に馴染ませていく。
無事終了。
夕方、宿に戻る。
なんか夜中までやっていた気分だけど、スタートが早かったからね。

一人でコンビニまで散歩。
晩御飯は宿舎の一階にあるスーパーで刺身と惣菜、醤油とわさび、ご飯も購入。
以前、金沢でもこの方式だった。

刺身が美味い!
九州の魚は美味いなあ。
もちろん、ノンアルで。
若い衆は飲みに出かけたのかな。
静かな夜。
断酒は7日に。
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熊本城へ

2021-10-31 10:50:57 | 丹下一の泡盛日記
前夜、刺身がうまくて食べすぎた。
朝は、残ったご飯を高菜で。
高菜は発酵食品で、本当は地元で食べるのが一番。
スーパーやお店のオリジナルが一番美味しい。
午前中はずっと布団の中にいて、午後、熊本城へ。
あの地震のニュースは横浜の自宅のテレビで見ていた。
50年前、小学校の修学旅行で訪れて感銘。
何故かプラモデルまで作ってしまった。
(城フェチではない)

加藤神社からの姿が美しい。
もうどこがどこだか覚えておらず初、と同じだ。

何故か烏に感情移入。

6年は経っているのにまだまだ復旧は遠い。
文化財の修復の大変さは聞き齧っている。
ただ元に戻せばいいというのではない。
政府に、予算がないとは言ってほしくない。
もちろん「予算がない」は、「想像力がない」そして「面倒臭い」と同義だと思っている。
過去の地方公演の行政の担当者で、素晴らしい人をたくさん見てきたから。
あの手この手のご苦労で予算をなんとかしてくださる。
そんな現場の人たちの苦労に支えられている現実。

そして、この左側の「一本足」で支える姿に、
築城当時の職人たちの「魂」のようなものを感じてしまう。
その後、ふらりと入った小さな店で断酒明け。
ビールと刺身で幸せに。
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熊本へ

2021-10-31 10:42:39 | 丹下一の泡盛日記
木曜日、前夜1時間で目が覚めちまい二度寝するも寝付けず。
うとうとしていても始まらず目覚ましが鳴る前に起き出す。
なんせ移動がギリギリなので、何かあったら大変。
5時過ぎの地下鉄に乗り、集合時間には羽田空港に。
搭乗口で持参のお弁当。

早朝、晴れ渡った空のフライトは最高だった。

久しぶりに富士山を上から見た。
やっぱり冠雪している姿が美しいな。
富士山を見るとエネルギーをもらえる。
きっちりと「仕事」やり切ろうじゃないの、という気分に。

阿蘇五山が見えてくる。
プレイバッカーズのツアーで何度も飛んだライン。
あの地震の数日後、亀裂の入った熊本空港にいた。
建物を建て替えるのだとか。

それでも、くまもん柄の畳ヘリは健在。
市内の宿舎に移動して、18時からの仕込みまで休憩。。。。
出かけた人もいたようだけど、自分はひたすら眠る。
断酒は続いている。
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「ノスタルギガンテス」ver.2の稽古

2021-10-27 21:03:42 | 丹下一の泡盛日記
水曜日、前日のワークショップの興奮が身体に残っていて、
ゆっくりと目覚める。
この頃、身体が回復するのに時間がかかるようになった。
なのでここ数日は酒は控えているのだけど。
そして、午後は「ノスタルギガンテス」ver.2の稽古。
今まで本番で使うことがなかった箇所に焦点を当てる時が来た。
いい一歩目を踏み出せたように思う。
朗読の稽古で連日声を出していたおかげか萌香(平栗萌香)の発声が明晰で嬉しい。
そして、音の中で身体の動きを検証していく。
途中で「泥かぶら」のセリフも当たっておく。
なんせ旅の前に通すこともないのだからレパートリーシアターはすごい。
もっともこちらも手慣れた感じでサクッと終了。

食べるオリーブオイルでパスタ試作。
美味しかった。
明日は4時前に起きてツアーへ。
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WS「平家物語」第1回無事終了

2021-10-26 21:36:09 | 丹下一の泡盛日記
昨夜、ワークショップの準備などでそこそこ遅かった。
それでも、もうこの頃は「朝まで」なんて思いもよらず。
昼過ぎに、迎えにきてくれた平栗萌香に荷物を持ってもらって稽古場へ。
午後は「ノスタルギガンテス3」ver.2の稽古。
ver.2は、キップルと「名付けること」に焦点を当てていく。
「キップル」は、「ガムの包み紙や空のマッチ箱、昨日の新聞とか、役に立たないもの」という意味で、
「アンドロイドは電気羊の夢を見るのか?」というSF小説を書いた作家によって生み出された言葉。
今回の舞台では「役に立たない」のに「どうしても捨てられない」ものたち、でもある。
自分の机の引き出しにもたくさんある。
一つ一つにストーリーがありすぎて、捨てられないものたち。
今回は「朗読」から「身体」へスライドしていくつもり。
最後のエチュードは手応え充分だった。

そのまま、同じ会場で「平家物語」を語るワークショップ、第2期の初回へ。
おかげさまで新しい参加者や一回限りのお試しの方も加わり
楽しい時間となった。
2期目の参加者たちも「いつの間にか楽に読めるようになっている」とか。
もうはや、発表会の内容を妄想してしまうのだった。
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歌舞伎座で凄いものを観た

2021-10-25 23:56:38 | 丹下一の泡盛日記
本当に自分の心の重たさにうんざりする日々。
深く考えずにさくさく行きゃあいいものを。
まあ、そうしてこなかったから今も好きなことを続けていられると考えている。
お昼ご飯を食べて、投票へ。
15年ほど前、ある地方都市のイベントに参加していた時、
いくつもの企業から一人ずつ派遣されて参加している(業務命令で)人たちが、
「このままで大丈夫」みたいなことを口々に話していて唖然としたことがある。
そんなわけない、と。
会社が、ではない。
乗っている船ごと沈んでいくに違いないと恐ろしかった。
今、日本という船はギリギリのところでようやく浮かんでいるように見える。

午後は銀座へ。
去年もアップしたのだけど、ライオンはまだマスクをしていた。

「春琴抄」でご一緒した辻本みず希ちゃんが出演するというので。
もちろん女優なんだけど、なんで歌舞伎に? 
と面白がってやってきたのだった。
舞台の方は、かなりはちゃめちゃな歌舞伎らしい1幕目。
なるほど、これは女優の方がいい。
みず希ちゃん、「くにゃん」の倒れ方が素敵だった。
またご一緒させていただきたい女優さんの一人。
そして2幕目の人形ぶりが、すごかった。
圧倒された。
コロナ禍でまだ客席は、空席が目立つ中、
役者たちが、どれほど気合を入れて舞台に立ち向かっているか。
素晴らしい時間に立ち会うことができて、大きなエネルギーとともに帰宅。
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場面の変化で「おと」が別の顔を見せる只野展也さんの音楽

2021-10-24 22:26:06 | 丹下一の泡盛日記

日曜日は久しぶりにお仕事へ。
すっかり冬の空。
いつものホールで、いつものメンバーとの「お仕事」は、なんだか定点観測みたい。
あちらこちらとガタピシな時間が続いていて、
心も身体も疲れが溜まっていたようで。
家で寝ているよりも、こういうお仕事の時間がかえって良い。
夕方、連れ合いと落ち合ってアジフライ定食を食べて、
帰宅する車の中で仙台の只野展也さんと電話で話す。
8月に撮影して創った動画につけてもらう音楽の打ち合わせ。
チェック用の動画、ものすごく気に入る。
特に舞台の演技の間に自分が作った映像を挟んだ場面が素敵で。
音楽は変化せず流れるのだけど、場面が変わった瞬間に、
「おと」が別の顔を見せる。
さすが只野さんだ。
さて、これからどうブラッシュアップしていくか。
楽しく悩ましい時間が始まる。
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ヒグマさんの映像パフォーマンス、素晴らしかった!

2021-10-23 23:05:48 | 丹下一の泡盛日記


というわけで今日も高尾でお稽古。
木曜日からツアーなのだけど、別件の稽古。
気持ちを入れ替えてなんとか対応。

花梨がたわわ。
そして、なんだか次々に「気になること」が現れてくる。
これも「変化の季節」によくあることで、
そこに留まっていてはいけない。
手放すものは、さっさと手放さないと「次」にいけないのは
先刻ご承知。


稽古の後は、アトリエ第Q藝術でヒグマ春夫さんのパフォーマンスへ。
コロナの季節で「我慢」を重ねてきたおかげか、
いつにも増して素晴らしい映像パフォーマンスで。
非常に勉強になった。
なのに「わたしの心の隙間を」10月の風が吹き抜けていく、のだった。
この「心の隙間」は、永遠に続く感覚、とわかっている。
だから「本番」が必要なのだ。
来週から始まる「平家物語」のワークショップが楽しみだ。
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どよんとした睡魔

2021-10-22 21:16:26 | 丹下一の泡盛日記
金曜日は午前中が空いていて、思い切ってだらだら過ごす。
ゆっくりと起き出して風呂に入り体重を測ったら、とても減っていた。
「次」へ向かう準備が整いつつあるのだろう。

冷たい雨が降り続いて買い物に行く気にもなれない。
適当にご飯食べて、ちょっと昼寝をしたら、どよんとした睡魔。
閉じ込めていた疲れがダラダラと流れ出した感じだ。
夕方、稽古場へ行くと手違いでキャンセルされていた。
急遽、我が家で台本チェック。
そして来週から始まる「平家物語」のワークショップのテキストの打ち合わせなど。
来年のスケジュールの確認が始まっている。
お馴染みの手帳も購入してあるのだけど、
今年は何度も書き直すことになったので、
まだ書き込むことができずにいる。
今夜は早めにベッドに入りたい。
久しぶりにゆっくり眠れそうな気がしている。
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