泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

本番前日に発熱

2013-03-30 21:23:40 | 丹下一の泡盛日記
このところ花冷えがきつい。
昨日も、うちでごそごそやっていたらなんだか両手が冷えている。
おかしいなと思いつつ、あれ、なんでくらくらするんだろう。
発熱している。
もちろん体調管理には気をつけている。
それが本番先々日の夜になんだこりゃ!
ということでささっと布団に入る。
悪寒。
なのに寝汗が出ない。
何度も目が覚めて、朝。

こういうときはちゃんと食べる。
夜中に目覚めたときに中華粥を仕込んでおいた。
だって一人暮らしは誰も何も(T.T)
というよりもこの10年以上、本番前に体調を崩した記憶がない。
今実は身体をリセットしている際中なので、いわゆる「好転反応」なのかもしれないが、迷惑だ。
弁当も作る。


ふらふらしながら稽古場に。
みんなはリラックスムードで気合い充分。
ぴりぴりしないところがいい。
「ぴりぴり」は「気分」だけで具体的じゃなかったりするのだ。
そしてプレイバッカーズ史上はじめて、午前中に本番通りの順番で通してみた。


ゲストミュージシャンのえりなっち(田村依里奈さん)は元気一杯。
プロの出す音は、地平が違う趣がある。
ランチブレイクで倒れる耕太郎♪ (あ、シャレです)


午後は振り返り大会。
いい時間だった。
もっとも終了すると身体はふらふらで立っているのもきつい。
ミーティングは3時過ぎに終了。「全員さっさと帰るように」と指令。
発熱しているときの、手が触れているのに実感がない、あの感じに全身が包まれている。
帰宅してそのまま布団へ。
どっと汗をかいて目覚めた。
起きて、新玉ねぎ1個まるごとスライスして煮込んだスープでラーメン。
ひたすら寝るしかない。
そして、劇団の他のスタッフたちがくるくる動いて仕事をしてくれているおかげで、本番前日に一人でオレンジ食べながらブログを書いていられるこの幸せ♪
今日の流れは素晴らしかった。
明日は、必ずいいパフォーマンスになります♪
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ヤノマミのドキュメンタリーに感動

2013-03-29 11:43:38 | 丹下一の泡盛日記
ヤノマミのドキュメンタリーを観た。
再放送だというのでご覧になった方も多いに違いない。
1万年前から変わらない生活をアマゾンの奥地で続けている狩猟民族。
完全自給自足。
イモ畑もあるけど狩猟が基本。
ばくって食べるもんだったんですね。
体長2メートルあるばくを男が一人でとってきちゃう。
10歳くらいの子どもが弓矢で猿をしとめてくる。
客家のにそっくりな大型の円形住居の真ん中の広場に猪が20頭くらい並べられ解体されていく。
そして収穫の度に祝う。
説明はなかったが、映像で子どもが(多分)甲虫の幼虫を食べていた。
右手に持っているのは多分、イモ。
蒸し煮したイモと虫を交互に食べるのがいいと、ペルーのエコツアーの映像で知った。

ここにも「歌垣」がある。
南米は人類のグレートジャーニーのゴールとされているが、台湾、中国雲南省、こないだビデオでみたアフガニスタンのイスラム化されていない谷などのものにそっくり。
「古事記」にも出てくる。
見せるための踊りではなく、ひたすら自分たちのためにみんなで肩を並べてうたい、おどる。
満月の夜、朝方まで。
そして若い男女は森の闇に消えていく。

シャーマンの長老が語る死生感も興味深い。
なぜ人類はなんとなく共通するイメージを語るのだろう。
誰が教えたのか。
それとも自然に知ることなのだろうか。

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「歌舞伎―江戸の芝居小屋」展

2013-03-28 00:26:25 | 丹下一の泡盛日記
今日は、これだけは観なければとずっと思っていたサントリー美術館「歌舞伎―江戸の芝居小屋」展へ。
阿国歌舞伎の屏風絵などもあり、じっくりと観ることができて大満足。
10代の頃は現代美術ばかりみていて、こういうものに興味が持てなかった。
それが不思議に思えるくらい面白くてしかたがない。
少しでも多くをおつむに叩き込みたいが、自分のキャパでは限界がある(T.T)
興味の本筋とは離れるが、展示されている17世紀はじめの頃のかぶきの客席の図の中には、授乳する女性が描かれているものが多い。
客席と言っても、野外の桟敷のようなものだけど。
今の劇場では金魚鉢のような別の空間に母子の居場所があったりするが、当時、乳飲み子を抱えた女性を他の観客が許容していたということも興味深かった。

実に濃い集中した2時間半を過ごし外に出るとまるで冬のように寒い。
実物を見たいと思っていたガムテープ・アーティストの作品が路上に展示されていた。
こういう偶然は実に嬉しい。



白人のカップルに道を聞かれた。
「東京タワーに行きたいんですけど。。。」。
地図を一緒に見つつ「ちょっと複雑。地下鉄で2回乗り換えるな」。
「歩いたら、ええと、20分くらい?」
「1時間はかからないと思うけど。。。」
結局彼らは歩いて向かった。それでいいのだ。
地下を移動するよりもずっと街がわかるから。

急いで春日のヒグマ春夫さんのインスタレーションへ。
先だっても観に行ったが、もう一度。

(ヒグマさんの許可を得て公開しています)

日替わりのパフォーマーはDA.Mの中島彰宏さん。
必死に闘っておった。。。
いや、それにしてもこのインスタレーション。おすすめです。

あまりに寒くて、途中で食べた立ち食い蕎麦が美味かった。
この店は忘れんぞ。

思いのほかさくっと移動できて20分早めに着いた。
なので日比谷公園の桜をみた。
冷たい雨が続き、散り始めている。が、それもまたよし。



そのままホールに入り、市民講座のスタッフ。

今日観て来たものを消化させるような話がしたい、と思う。
さぞかし酒が旨いだろう。
民俗芸能と現代演劇を結びつける人がもっと増えてほしいなあ。
夜、録画しておいた番組も偶然だけど大ヒットだった。
もう脳内での会話がうずまいちゃって困ったもんだ。
嬉しすぎる一日だけど、もうさすがに脳の容量を超えていてくらくらする。。。
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勉強会がいきなり「本番」に

2013-03-26 22:22:20 | 丹下一の泡盛日記
今日は2ヶ月に一度の勉強会。両国へ。
いつもは早めにつくのがちょっとしたことで遅刻してしまった。
ドアの前でそっと靴を脱いでいると、主催の女優さんが「ああ、よかった!」。
「すみません。遅れちゃって」。
「いいの。ごめんなさい。事前に伝えてなくて。本読みつき合ってね」。
「!」
前回までは学問的はお勉強会だったけど、今回はとりあえず役者が読んでみましょう、ということになったとか。
女優の一人芝居だけど、とても長いト書きがある。
4分の1とは言わないが10%では少ないだろう分量。
しかも、もうすでに椅子が並べられていて、そのまま「舞台」に。
いきなり「本番」だ。
初見ではないが声に出すのは初めて。
もちろんきっちりやったもん♪

その後、様々な意見交換があり、とても参考になった。
こういう読み込む会なんて普段やることない。
しかも演劇人は少数派。学者の方から「突拍子もない」意見も出て実に楽しい♪
今日読んだ作品は、いずれ公演に発展させて行く予定。
はやくお知らせできるといいなあ。
両国の桜も満開。


その後、原宿で娘が出演するライブに。
トランペットとサイドヴォーカルで参加していたが、一番いいおと出してたぞ♪


こんなの見つけた。

こういうのどうも受け入れられないんだよなあ。
「ケ」じゃなくて、せめて「zen」とかにしてくんないかなあ。
「自由が丘」が原宿みたいになっていかん。
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満開の桜並木を歩く

2013-03-25 21:20:51 | 丹下一の泡盛日記
夜には冷たい雨が降るというので、思い切って長い付き合いの桜に会いに出かけた。
2~3年に一度は、桜の季節にここに来る。
懐かしい駅でおりて懐かしい道を歩く。
やはりちょうど満開だった。


この道はずっと以前には川だった。
その川に火をつけた2B(爆竹)を投げ込んで遊んでいたバカは、私です♪
まさかその川の上に道ができてその真ん中を歩くことになろうとは夢にも思わなかった。
近くには素晴らしいしだれ桜もありピンクが美しい。





桜の満開の下を歩く。
冷たい雨にひらはらと花びらはすでに散り始めている。
やはり今夜来てよかった。
水曜日の満月には、満開というわけにはいかないかもしれない。

そして、”うちの”桜。



電線に触れないように剪定されている。
かわいそうに。
大きくのびのびさせてやりたいけどなあ。
もちろん久しぶりに触れあえて嬉しかった。
他の木たちも元気そうだ。
雨の中、一人で夜桜を見ながら歩くのも悪くない。。。と強がっておこう。
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「流れ」にもっと棹さしたい

2013-03-25 15:51:28 | 丹下一の泡盛日記
昨年の正月明けの占を覚えている。
あの頃、様々な「不思議」にも出会っていて(まあ、本人の思い込みなんだろうけど)離婚なんかも体験していたので、ちょっと見てもらったのだ。
その時に言われたことが進み、そして変化のスピードが3倍速ぐらいになっている。
やたらと激しい変化を楽しめるときもあるけど、これでもけっこう疲れる。
もちろん自分の望む変化なんて滅多にないのだもの。
「流れ」にまかせて、とも思う。
30代の後半、行き詰まった時に導かれるように流れ流れて、思いもしなかった方向に進み始めた。
別に長いものに巻かれたわけではない。
そして楽な方に行くと決めているのではない。
招かれる「流れ」の先には「課題」や「お題」がいつも満載。
その度に「もっと勉強しておけば」と歯ぎしりしつつ、付け焼き刃で突進して、満身創痍になる。
なんとかやり終えてがっつり飲んで倒れる。
の繰り返し。
その流れにも、もっと棹差したいなあ。
もっと抗ってみたいなあ。
学生の頃とは違うノリでがむしゃらになりたいなあ。

プレイバッカーズのメンバーの一人が「思いついた場所に行ってみる」エクササイズを実行中で、ぽんと遠くに出かけ、そこから稽古場に来た。
稽古が終わり、家に帰らずそのまままた旅に出ると言う。
うらやましいぞ!
そこで自分もイメージしてみたんだが、なかなか浮かんでこない。
不思議なことに今、外国も浮かんでこないのだ。
もうたくさんの「場所」に出かけているもんな。
それに今の日本の都市は、どこも同じ風景が広がっているばかりで、ぽんと置かれたらどこにいるのかわかるまで時間がかかるだろう。
もう少しちゃんと瞑想してみようかな。


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「新井淳一の布 伝統と創生」展

2013-03-24 21:11:29 | 丹下一の泡盛日記
昨日はプレイバッカーズの稽古。
春めいてきたせいか、お弁当をつくりたくなった。


月末、31日(日)の自主公演vol.24が近づいている。
そのリハーサル第1回。
今年になってから、プレイバッカーズは例によって走り回っているのだけど、自分は常に比べるとそうでもない感じ。
なので、リハーサルの度に「久しぶり」感がある。
1日かけてのリハーサルでようやくカンを取り戻した。
次回の直前できっちり仕上げて本番に臨みたい。
えりなっちのピアノがいい感じ。
乞ご期待。

今日は初台オペラシティーのギャラリーで新井淳一さんの展覧会に。


テキスタイル・デザイナーとして世界的に仕事をされている方だが、なんと舞台でご一緒させていただいたことがある。
5年くらい前、桐生の演劇祭でのことで、針生(現・大日)琳太郎さんの舞台に参加させてもらったときのこと。
世界じゅうあちらこちらでお仕事をされているが、拠点は生まれ育った桐生から動いたことがないそうだ。
仕事を依頼するには桐生まで会いに行かねば、というのが素敵だと思った。
若い頃に演劇部だったそうで「今も朗読を続けているんだ」と嬉しそうだった。
ちょっと体調を崩されていたときのことで舞台の本番では椅子に座ったままだったが、さすがの声にうならされた。
ああいう深い声は、訓練だけでできるものではない。
新井さんの人生を感じ、想像せざるを得ない声だった。
その後にお手紙とパンフレットなどをお送りいただいたりして大事にしている。
展覧会は素晴らしかった。
布というよりも「作品」なのだもの。
こういう素敵な「もの」に出会うと、もう触りたくて触りたくてたまらなくなる。
そんな人のために「これは触って下さい」というサンプルが置かれているが、いやあ、全部手で確かめたかったな。
もっとも吊るされていた大きな布があったが、あの布は桐生で装置でつかわせていただいたんだもんね。
オノ・ヨーコさんの発注でNYで使ったというものを持ち込んで下さった。
衣裳も新井さんの布でイッセイ三宅がデザインしたシャツを着せていただいた♪
持って帰りたかったが琳太郎さんがしっかり回収、お返ししたそうな。
ギャラリーでずらりと並べられた布/作品から大きな力をもらった。

その後、池袋に移動して同志社の学生だったYの芝居をみる。
東京で就職した彼女は今ある劇団の研修生。
舞台は、つかこうへいの「飛竜伝」を改訂したもの。
「飛竜伝」は見たことがなかった。
ちょうど自分のひとつふたつ上の世代の人たちが関わっていた話で、現実のエピソードもたくさん見聞きしている。他人事とは思えない。
学内に機動隊が入ってきたときのことは今でも忘れられない。(あれが「最後」だったと思う)
なので勝手に感情移入してしまい、心に痛い、せつない芝居だった。
舞台の方は研修生(若手)によるもの。
つかこうへいの舞台は若いいのちが爆発するのがよく似合う。
(もっと腹を据えて爆発してほしかったが、研修生としては充分よくやっていたと思う)
色々と思い出してしまい、そのままYを連れてその辺の中華料理屋にでも、という気分だったが、研修生の彼女は夜の先輩たちの公演のサポートがあるのでそうもいかないのだった。

代わりに帰路、ひとつ手前の駅で降りて川沿いに桜を見ながらゆっくりと歩いてクールダウン。



川にうつった提灯を見ながら思うこと/思い出すこと、たくさん。
帰宅すると「刑事コロンボ」を録画予約しておいたのだった。
このシリーズは、子どもの頃に家族で見ていた。
ちょうど浅間山荘事件とそれにつらなる事件の余波が終了しようとしていたころではなかったか。
録画したものは見たことがないものなのに、コロンボの姿に「あの時代」をまた思い出してしまった。
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久しぶりの井の頭公園/吉祥寺

2013-03-23 00:42:34 | 丹下一の泡盛日記
今日は電車に乗って吉祥寺へ。そして井の頭公園へ。
久しぶりだなあ。
桜は七分咲きってところか。


子どもの頃、写生しにきたこともある。
30年以上前にはここで野外パフォーマンスに立ち会ったり、自分も芝居をやったり。
一人でゆっくりと桜を眺めながら歩く。
いいもんだ。一人は残念だけど(T.T)
とても珍しくソフトクリームなんか購入。
ニラ感アップらしい。(意味不明)


意味不明なのでバナナチョコにした。


池にはアベックが白鳥ボートに乗ってたゆたう。


水鳥もたゆたう。自分はこちら側だな。


ここが源泉。お茶の水。


そして泉湧き出るその脇に弁財天があり、そして稲荷社も。
池から上がってくるように鳥居が設置されているのはなぜなんだろう。


などと歩き、娘と合流。一緒に晩ご飯。
半年ぶりか。


彼女は昨秋800人の応募から選ばれた38人の一人として政府の船で東南アジアを旅してきた。
ASEAN10カ国からそれぞれ28人ずつ、280人と6週間一緒の船旅。
一言では語れないほどの宝物と帰ってきたことだろう。
話していてその成長がわかる。
彼女のことはフェイスブックで動画も含めてたくさんアップされている。
(自分では何もアップしていないのに。。。)
ギターを弾きながら歌っているものもあり、嬉しく観ている。
「タイとベトナムの朝飯はめちゃくちゃ美味い」と嬉しいことを言う。
いつか一緒に食べる日がくるかもね。

一緒に大駱駝艦の舞踏を観る。
壷中天、はじめて来たけど、いい空間だ。
最初の劇団が劇場をもっていたので、こういう空間をもつことの贅沢さと強みを知っている。
それにしても舞踏観て笑ったのは久しぶり。
そしてこれだけの男性舞踏手が揃っているのは、ここだけなんじゃないかなあ。
いいものを一緒に観れてよかった。
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シャンソンにはいい歌がたくさんあるなあ

2013-03-22 06:36:41 | 丹下一の泡盛日記
水曜日、品川で打ち合わせの後、ぽんちゃん(水木菜花)のフラットへ。
NHKのBSで放送された最新の宇宙研究、ファーストスター(First Star)のお話を持参する。
137億年前のビッグバンで宇宙が始まり、光に満たされた後、闇の中に沈んだ宇宙に初めて登場し光った星。
人類が132億年前の銀河まで発見してるとは知らなんだ。
その後、寮美千子さんの宇宙の本の朗読の稽古。
イメージ膨らむよなあ。
そろそろ発表場所を探さんといかん。

稽古の後、ぽんちゃんに「ごしんじょう」でケアしてもらった。
ケアというよりも90分も治療してもらった。
ゆがんで真っすぐ立てなかった身体がかなり戻り、へろへろ状態で帰宅。

金曜日、劇場でお仕事。


ピアノの調律を聞くのが好き。
この日はシャンソン教室の発表会。
ひたすらシャンソンを聴く。
素人さんたちなのだけど、いい歌がたくさんある。
こういう「ことばたち」が沁みるようになったのは年のせいか。

パリは何度か行ったが、最初のはあまり思い出したくない。
ショッピングと食事はもちろん嫌いではないが、それしかない旅行につき合わされるのはうんざりだ。
あまりに勿体ない。
もちろんパリは大好きな町の一つ。
ぽんちゃんと現地で合流して一緒に150年くらい前から続いているというモンマルトルのシャンソン酒場に行ったことがある。
ユトリロも来ていたとか。
何人もの歌手が次々登場し、かなりの時間をタイムスリップしたような空間で楽しんだ。
今思い出したが、そう言えば何故か指名されてちょこっと歌わされたりもしたんだっけ。
翌日が本番だったのでメトロの終電で店を出たが、ショーはまだまだ続く勢いで。
いいエネルギーをもらって翌日のぽんちゃんの個展初日でのパフォーマンスに臨んだ。
あの街の魔力というか磁場の不思議な魅力をシャンソンを聴きながら思い出している。
くう、また行きたいなあ!

自宅近くの桜はほぼ満開状態。

桜の花を見るとはじけたポップコーンを思い出す。
なのでポップコーンを焼いて袋に詰め、一人で川沿いの桜並木へ出かけたが、残念。
もう一息って感じだ。


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桜がほころび始めてわくわく

2013-03-20 11:54:33 | 丹下一の泡盛日記
昨日はスタッフのお仕事。


18歳で入った劇団は早稲田で新築の小劇場を運営していた。
何も知らないまま「学生で時間が自由になる(授業はでなくてよろしい)」という理由だけでスタッフとして投入された。
マニュアルなんてあるわけない。
「見て盗む」世界の始まりだった。
あちこちで一度見たものは覚えるくせがついた。
そして調光器まで自作のものだし平台も箱馬もなかったので、後に一般の劇場に入った時に再び「学び」の時間が始まった。
それでも基本は同じなので一度みたら問題なかった。
(そのせいかこの頃「学校で習ってないので」と言われると「さよなら」と言いたくなってしまうのだけど。。。)

劇場付きだったおかげでそれはもう色々な舞台を見ることになった。
芝居だけでなく舞踏、ダンス、民俗芸能、映画、テレビのロケもあった。
はじめて貰ったギャラはピンスポット担当者として。
その後も、場内整理、転換要員、音響オペ、オープンリールのテープをつないでの音造りや編曲までやらせてもらったこともある。
某有名フォーク歌手のライブでは超満員で客席がきしんだ。自分が設計したものだったので(20歳によくやらせるよなあ)、本当にひやひやした。
貴重な財産だ。
そしていつもその時の舞台を集中してみていた。
今、舞台の袖で仕事をしていると、そんなこんなが思いだされてくる。


横浜も春めいてきて、コートもセーターも着ないで歩いている。
いなり寿司に再び挑戦。
前回よりはましだった。


桜もほころび始めている。
やっぱりわくわくするなあ。
昨年の桜の季節は香港~広州と仕事をしていて、帰国してそのまま伊勢に移動したら、もう桜は散ってしまった後だった。
震災の年、花見の自粛があちこちであり実に残念だった。
花の下で酒を飲みばか騒ぎをしていのちを謳歌することも大事だろうと思い、当時一緒にいたわんこたちを連れて公園で酒を飲んだ。
その前年に突然逝ってしまった「みるく」という名前の犬が同じ場所でものすごい花吹雪の中、自分を見てにかにかと笑っていたことがある。その姿も一瞬見ることができた。
できれば誰かと花見をしたいが、今年の花見は一人かなあ。。。
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