泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

お仕事へ

2024-01-21 07:15:13 | 丹下一の泡盛日記
土曜日は、前日購入の新しい黒セーター着て久しぶりの劇場のお仕事へ。
袖にいると余計なことは考えず、どんな舞台であろうともその時間に集中している。
隙間の時間がないわけではないのだけど、自分の舞台のことは考えられない。
時折、突然イメージが降りてくることはあるのだけど、なかなかないことで。
新しい出演者を二人(一人は声だけ)迎えて、そして冒頭の場面を一新して。
「Hamlets/ハムレッツ」の時間がいくつかの場面だけに集約された。
昨年のver.1でもっと先へ進みたかったのだけど、稽古場がなかなか成立できず。
もちろんそれは決断力のなかった演出者の自分の責任。ガールズは一生懸命闘ってくれた。
今「次」の領域に指先だけが届いている。もう少しだ!
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黒の仕事着

2024-01-19 21:15:10 | 丹下一の泡盛日記
金曜日、思い立って仕事着を購入しに出かける。
劇場でのお仕事とプレイバックシアターの寒い季節は上下が黒ずくめが基本。
黒衣(くろご)になれるように。
15年くらい前に買った黒のセーター、ものがいいので肌触りが良く、ついついこればかり着ているうちにかなりかわいそうなことになっている。
ついに新しいものを購入。
仕事の場では、黒のセーターは年の半分は着ているし、黒のズボンと靴は一年中。
なので普段着に黒は着ない。
ついでに美味しい魚も食べに。
いい気分転換になったが、やたらと頭が重く帰路は爆睡。
台本構成の刺激も欲しかったのだけど「休日」になってしまった。。。
明日からはお仕事に復帰。
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高尾山のお導きか!?

2024-01-19 09:54:38 | 丹下一の泡盛日記
木曜日、予定を勘違いしていて昼の時間が空いた。
小山利英くんが出演している舞台に出かける。
時間に余裕があったので新宿三丁目駅から一駅歩く。
10代は三丁目駅付近や伊勢丹あたりは徒歩圏内だった。
タイニイ・アリスで公演するたびに故郷に戻ってきた気持ちになったもんだ。
旧知だけど入ったことのなかったお寺に寄ってみた。

高尾山に収めるはずのお像がこの辺りで動かなくなり、ここに安置したとかいうお不動さまで。
先日の高尾山のご縁かも、と思いつつ手を合わせ、そして向かいのお堂にも、とみてみると。
なんと閻魔様だった。
なんだか「呼ばれた」ような気持ちになる。
舞台の方は、3つのグループが40分づつ自前の舞台で参加するオムニバスな公演。
離風霊船という劇団を初めてみた。
楽しそうだった。
そして、続けているエネルギーに敬意。
その後、今度は新宿駅まで歩いて本屋でカミュの戯曲の新訳2冊を購入。
これは大事に読むべし。
お連れ合い様のリクエストで晩御飯はグラタンに。
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のろのろ、なんだけど前進

2024-01-17 20:29:04 | 丹下一の泡盛日記
酒も抜いてしっかり眠り、そして朝はエアコンで寝室は暖かに。
なのに起きるとだるい。これはもちろん年相応の疲れ。疲れることなんてしていないのに。
二度寝。
まあ、仕事の日ではないのでいいのだけど。スイッチが入らないのは困ったもんだ。
2度目の睡眠は深い。しっかり夢まで見て。
前日のキノコのスープの残りとケールにナッツのサラダ。目玉焼きにトースト。
来週の火曜日に迫った「フクシマを思う」33の仕込み図やタイムテーブルなんかも仕上げつつ。
髪を切る。結構ほったらかしだった。
稽古場へ。
一人でだらだらして、そして「小栗判官照手姫」のセリフのおさらい。
声が抜けてこない。
大きめの声で繰り返す。
声帯は筋肉だから、筋トレしないと衰えてしまう。
なんだかんだでシーズンになると毎日のように「本番」か稽古なので自然に使っているのだけど、休みの間の緩み方が年々気になるようになってきた。
もう声しか武器はないので、これだけは死守しないといかん。
ちょっと休憩して今度は「H/Ash」のセリフをあたる。
なんか後半ほとんど入れ替えたくなる。新鮮な新しい風が必要だ。さて。。。
夕方、ご紹介を受けて初対面の女優さんと会う。
「手紙」を読んでもらい様々話す。
正式にお願いすることに。
例によってのろのろとなんだけど、前進し続けている。

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寒い日は、キノコのスープ

2024-01-16 21:02:06 | 丹下一の泡盛日記
火曜日の午前中は整体へ。
いつになくいい感じになっている。
というか1年半以上の治療を経て、ようやく元に戻りつつある。
そして右足の筋肉がすっかり落ちてしまっているのがわかる。
稽古場でのリハビリ筋力トレーニング大事。
冷たい風がびゅうびゅう吹きつけてくる日。子どもの頃の寒い東京を思い出す。
午後は歯医者。
身体のメンテナンスに金と時間がかかるお年頃だ。
何をしていても「H/Ash」の台本構成のことばかりが脳内を渦巻く。
「ハムレット」のセリフや吉田優子さんの短歌に加えて、この頃使っている「手紙」だけでもそこそこ出来上がるのだけど。
やはり決定的に足りないものがある。
以前は稽古場で役者たち、特にガールズとエチュードを繰り返して発見してきた。
今回は自分でなんとかしなければならない。
夕景の富士山。空気が澄んでいる。
冷えた体は何を食べたいのかと自問して、返ってくる答えはポーランド料理。
キノコのスープ。
ミキサーが壊れてしまったので包丁で細かく刻んで対応。
これで落ち着いて、
鮭とほうれん草のグラタン。
共和党の候補者選びの選挙でトランプが大勝、とか。
まあ他に役者がいないもんなあ。
民主党から大統領が出ると戦争が始まる。
トランプの時は戦争はなかった。
そして、もしトランプ再選になったら戦争は終わるのだろうか。
もっとえげつないことが起きそうな気がするのだけど。
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一人で立ち向かうのはしんどい

2024-01-15 18:30:59 | 丹下一の泡盛日記
朝、寒くてベッドから出るのが嫌になる。
肩甲骨の間が冷えているのはまずい。
風邪をひきかけている証拠。
いつものように風呂に入り背中を温める。
午前中、「H/Ash」の出演打診の打ち合わせ。
今回は少人数で臨む。
「H/Ash」のような現代劇の時は、ある程度出演者がいて自分は演出に徹した方が出来がいい、との意見もある。
要するに「お前は出ない方が、いい」ということなのだけど。
前回は稽古場で全員が揃うことがなかなか難しく、かなり辛い思いをしたので、気分を変えてみようかと。
雑事に追われていると引きこもりになりそうなので、買い物を口実に外出。
演劇を創るのに、一人で立ち向かうのは、しんどい。
それでも思いの外、作業は進んでいく。
あとは、セリフが入るかどうか、だけ、かも。。。
富士山にものすごい勢いで北風がぶち当たっている。


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東京は雪

2024-01-14 20:21:20 | 丹下一の泡盛日記
昨日、地下鉄の駅から地上に出ると雪だった。
帰宅した家の中も冷えている。
能登の避難所はさぞかし寒かろう。
ヘリもドローンも使わせないというのは何故なのか理解に苦しむ。
小松空港が閉鎖されたとかいうが、本当に使えないほどの被害を受けているのなら、スクランブルへの対応もできないということで国家的安全保障の観点からは大変なことになるはずなんだけど。
「H/Ash」ver.2への参加(声だけなんだけど)をお願いした女優さんからOKのお返事をいただく。
12月の自分の誕生日にメッセージをくれたので、久しぶりに連絡をとった。
いつか舞台上でリアルの共演もお願いしたいのだけど、とりあえず声だけでも「共演」。
台本を送るつもりでざっくりと中途まで書き上げていたのだけど、ひっくり返ってしまった。
また最初から書き直しだ。
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プレイバッカーズ稽古はじめ

2024-01-14 20:04:44 | 丹下一の泡盛日記
土曜日はプレイバッカーズのリハーサルへ。
予定の時間に起きるとまだ暗い。
朝と昼のお弁当二つ持って出陣。
この日、午前中は3月の自主公演用のリハーサル。
3月は「H/Ash」ver.2、プレイバッカーズ自主公演に加えて
江戸馨さんの東京シェイクスピアカンパニーの新しい企画にも参加。

お弁当済ませて午後、オレイシア率いる在日ウクライナ人のカンパニーMAVKYのメンバーたちが合流。
2月のウクライナ支援公演第4弾のリハーサル。
オレイシアたち、新年を寿ぐ歌を歌ってくれた。スラブなメロディーが心地よい。
ウクライナ語はポーランド語に似ているのだけど「チェシチ」(イタリア語のチャオに相当)が通じなかったり、やはり別言語。
英語とウクライナ語を交えての打ち合わせ、そして2時間でストーリー3本。
日本の地震のストーリーも。
メンバーの中には新年のロシアの大々的な空爆でキエフの実家が被害を受け「帰る家」がなくなってしまった、という人もいる。
卒業した小学校が被害を受けて、自分の家は無事だったけどたくさんの思い出がある建物が壊されて悲しい、とも。
一度始めてしまった戦争を終わらせるのは本当に難しいのは歴史が示している。
戦争を煽る人たちには、将来の展望なしに戦争を始め結果全国が焼け野原になりアメリカの属国にされてしまった現実を思い出してほしい。
まあそういう人たちが最前線に行くことなく戦後も私服を肥やし続けてきたのも事実なので、そのことも忘れないようにしなければ。
メンバーのGちゃんが奈良漬をくれた。
本場ものは柔らかな味。
これはご飯じゃないなあ、と熱燗。
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集中は続かない。。。

2024-01-11 18:55:08 | 丹下一の泡盛日記
前夜の知らせで気持ちが重たい目覚めとなった。
火曜日の100分ウォークの疲れがきたのか膝まで痛い。
空気が冷えている。
風呂に飛び込んで、連れ合いとブランチ。
そして稽古場へ。
このところ「小栗判官」以外では演出ばかりだったので、
現代語で動いて探っていくのは久しぶり。
台本も自分で構成しているのだけど、「H/Ash」よりも「Hamlets/ハムレッツ」になっていってしまうなあ。
まあ、いいか。
そして最大の関心は、もちろんセリフが入るのかどうか。
構成演出な脳を演者に切り替えることができるまで「ことば」を身体に入れられるのか。
ぽつりぽつりと手応えはある。
そして集中は続かない。。。
外からの「刺激」が欲しくなる。
夕陽の向こうに見える光景が知りたい。
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「稽古はじめ」は一人で

2024-01-10 23:44:52 | 丹下一の泡盛日記
水曜日は「稽古はじめ」と言っても一人で稽古場に。
ストレッチして、声を出す。
「小栗判官」の自分のパートを全部。
すでに引っかかるところが出てきている。
いかんいかん。
そして、なぜかギター。
だいぶガタがきていてチューニングが怪しいんだけど、かまわない。
そしていくつかの場面のセリフを声に出してみる。
新しいチャレンジをするときは、やはり稽古場で四苦八苦。
集中が続かずに3時間でギブアップ。
夜、切ない知らせが入ってくる。
思う存分稽古しないと申し訳ない。
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