火曜日、午前中は野暮用で横浜へ。
一旦帰宅、着替えて。
細田ひな子さんにお別れを告げるために飯能のご自宅へ。
飯能市は初めてで。
駅からタクシーしかないというエリアへ。
表札が確認できずうろうろしていたら、お連れ合い様が家の外に迎えに出てくださった。
お顔を見て、まともなご挨拶ができない。
「この度は。。。。言葉にできません。。。」。
ただ頭を下げるしかできない。
還暦過ぎた大人がなんだろう、本当に情けない。
棺の中のひな子さんと対面。
手を合わせて、御礼とお別れを伝える。
枕元には白い花がたくさん。
著名な女優さんからのものも。
次の方の訪問を機に辞す。
そして、タクシーがつかまらない。アプリなんて役に立たんなあ。
そこそこな距離だけど、歩き出す。
初めての土地、の夕暮れ。
記憶に残る山も見えて、10代の思い出も蘇る。
寒いけれど気持ちはいい。何よりも風景の美しさ。
素敵なところに住んでいたんだなあ。
富士山が見える。美しいシルイエット。
しばらくの間、これを見ながら歩く。
途中にバス停があるのだけど、なんと土曜日に1本駅までのがあるだけ。
車がないと生活が成り立たない地域。
暗くなってきて「光の帝国」。
結局ちょうど100分歩いて駅に辿り着いた。
山道でなければ、これくらいは歩けるように復活したことも嬉しい。
1年6ヶ月かかった。。。
もちろん歩きながら様々思い出し、考えた。
本当にいい時間で、むしろ一人で歩いてよかった。
細田さん、本当にありがとうございました。