泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

帰国しました

2011-11-30 09:43:10 | 丹下一の泡盛日記
かつてポーランドを何度かツアーした。
それはいつも秋のこと。
ポーランドの秋は日本の冬(の気温)。
なので帰国してバンに機材を積み込んで都内へ移動しているときに、ラジオから「今日の列島はこの秋一番の冷え込みで」などとアナウンスが流れるのを笑い飛ばし「日本は暑い!」と言いながらジャケット脱いで窓開けて走ってたりした。
それが数日のうちにあっというまに体が順応して「日本も寒いじゃねえか」とぶつぶつ言いだす。

昨日、横浜駅の蕎麦屋で椅子の横にコートもセーターもみんな積み上げて、Tシャツ一枚でお蕎麦たぐっていて、お客さんの注目を集めてしまっていたのは自分です。。。

旅から帰宅するとスーツケースを空にしないと気が済まない。
洗濯をして様々なものをリセット。
からっぽになったスーツケースをしまい込む。

昔は「旅の余韻」に浸っていた。
はじめてニューヨークに行った冬。
時差ボケで目覚めた早朝、アパートのベランダから冬の新宿を眺めていた。
いろんな思いが錯綜して動けなかった。

この頃はそんな暇もなく、余韻に浸るのは旅の最終日。
戻ると「次」が待っている。
というか内田百じゃないが「次」があるから戻るのであって、無いなら戻る必要はない。

今回も現代美術館に出かけ、ニューヨークから来た二人をクリスマス・マルクトに案内した。マルクト初体験のガールズ2人は大喜び。
後はワークショップや自分の舞台、アメリカ2つとチリの劇団のパフォーマンスをみた他は、体調も思わしくなかったのでホテルの部屋で昼寝。
最初の日に買い込んだ中国のリキュールは半分以上もあまっていて泣く泣く空港で捨てた。
(空港まで持って行くところがみみっちい)
それでもショッピングと縁のない旅はいいもんだ。

元妻と知り合うはるか以前にヨーロッパを一緒に旅した人が「ショッピング・マニア」だと気がつくのに時間がかかった。
美術館も「大きいから大変。ちゃんと向き合う時間がなければ行っても仕方がない」という理由でまったく行かない。
初めてのパリにいるのに買い物と食事しかしなかった。
あるツアーでは「お世話になったスタッフにお土産を」とざくざくと買い込むのに付き合わされ(彼女一人では買い物ができないし山のような荷物を持つ人が必要なので)、そして一人分の航空券代くらいになった代金の半額をその場で請求された時にはさすがに怒った。
自分は何も選んではいないし、第一ホテル代もなくてベルリンでは友人の家に転がり込んでるくらいだった。

彼女は「買い物をすること」が目的で買ってしまったものは手元に長く置く気はない。
なので「お土産」というのがいい言い訳になる。
ちなみに香港もご一緒したが昼に起き出し夜中まで延々と買い物をするのにつきあわされた。
美術館にも劇場にも出かける気がない人だった。

自分は今では、1時間とは言わないが90分あるなら美術館に入る。
もちろん大きな美術館のすべてを見て回ることは土台無理なので、観たいもののところにまっしぐらに行く。
そして残りの時間で以前観てないエリアを回る。
クリスマス・マルクトの雰囲気の中を歩くのは楽しい。
スナックを買って食べるのも好き。
だけど買い物を優先して美術館や劇場が後回しになるのは自分ではない。

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フランクフルト――最終日

2011-11-29 21:01:22 | 丹下一の泡盛日記
月曜日、残留チームと朝ごはん。
スイス、ドイツの企画委員やNYのHも一緒に。
「じゃあね。またね」とハグして一人また一人旅立ってゆく。

月曜日なのでたぶんダメだろうと思いつつ、川を渡り美術館へ。
霧がすごい。
で、わかったことは、この川岸にずらりと並ぶ美術館は全部月曜日が休館だということ。
揺れるつり橋(こんなの都内にあったらクレームの嵐だろう)を渡り、オペラ座へ。
もちろんこちらも休み。
映画館は。。。
あ、ピナ・バウシュのドキュメンタリーをビム・ヴェンダースが撮ってる!
日曜日の夜のみの上映だった(-_-;;

地下鉄に乗って動物園へ。
もちろんわかってました、休みだって!
そこから元の場所まで歩いてみる。
自慢じゃないが、高校生の時、ちょっとだけ「徒歩同好会」にいたことだってある。
ランドマークに行かなくてもぶらぶら歩いて街を感じることはできる。

これが正解だった。
ごく普通の住宅街が霧の中で静かに美しい。
途中で、タイ料理屋に。
入った瞬間、ここは絶対に美味しいと確信。迷った末にエビと野菜のレッド・カレーとミントティー。
(スープの麺も美味しそうだった)
大正解だった♪
カレーには白菜ももやしも入っている。
自分がつくるときの参考になった。
そして、ああなのに、この量、なんとかならんもんか。
無理やり入れて、ご飯少し残した。

その後、色々な道を時間ばかり歩きまわってゲーテ博物館に。
ここは文豪ゲーテの生家。4階建ての豪邸。
おじいちゃんが事業で成功してお父さんもすごいお金持だったらしい。

ここで当時の古地図なんかを眺めつつ、先日のユダヤ美術館の展示も踏まえて、フランクフルトの街の姿をかなり理解できた。
歩き回ったかいがあったというもの♪
博物館前のフランクフルト・カフェに入りたかった(カンが入れと言っていた。入ったことある人、今度教えてください)が満席でかなわず、広場に面した変なカフェに入ってワイン舐めながらゆっくりと一人で振り返り。

その後、クリスマス・マルクト抜けて入りたかったレストランに行くも、閉まっている。
残念。
初日にMと入ってとても美味しくて、しかも量が適切だったのだ。
もう一軒の魚レストランでムール貝とにしんにアップルワイン。
(このムール貝のワイン蒸しが洗面器みたいな器に入って出てきた写真はFBに。)
やっぱり最後はこれでなくっちゃ。
一人で7時間を過ごしていた。
こんなことは本当に久しぶり。時間を持て余すなんて。
それにPTの後だと一人というのがかなり寂しい。
誰かに話しかける気持ちにもなれない。
どうしてこんな日程組んだんだっけ!?

と振り返りつつ、静かにコーヒーを飲んで空港へ。
空港ラウンジでネットにつなごうとしたら有料だった(-_-;;;
バニラフレーバーチーズ(プリンみたいにとろとろ。リンゴ入り:チーズはドイツではデザートなのだ)で赤ワイン飲んで機内へ。

今、自宅で風呂浴びた。
ああ、あの熱はどこへやら。
お湯割りでリラックス。
明日は、こもれびの稽古。
そして朗読会の稽古。
民俗芸能大会の本番。と続く。
たくさんの人たちからもらった幸せのエネルギーを糧に突っ走ります♪
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フランクフルトから―6日目

2011-11-28 07:12:09 | 丹下一の泡盛日記
昨日、さすがにほっとしたのかちょっと風邪気味。
そして二日酔い。
そんなに飲んだ覚えはないんだけどねえ。
食生活がひどいのも原因かもしれない。

今回の参加費にはユースホステルのカフェテリアでの食事代が含まれている。
が、自分の会場からは5分以上歩くし、400人が殺到するのでいつも大混雑。
そして持参した日本のカップ麺は必要なかった。
なので自分が食べる羽目に。

90年代にポーランドをツアーしていたころは良くフードプロブレムを起こすメンバーがいた。
自分はその時に身体がほしがるもの(大抵はスープ)がわかるので問題なかった。
なので誰かのために米や味噌を持参していた。
プレイバッカーズのメンバーは海外に慣れているのでそんな必要はないのだった。
それにフランクフルトに来てみればアジア食材屋もあって現地調達可能なのだ。
もうこういうことに気を使う必要なない時代になったのだと実感。

それに重たい変圧器もほとんど使わなかった。
気がつけばすべての機材が100/220V両方に対応している。
変換プラグだけ持参すればよい。
便利なもんだ。
そして、ふと気がついた。
自分が一人で旅する時は、身軽なもんだ。
今回劇団員と一緒、と思うと色々詰め込んでしまう。
もう、そんなことは必要ないのだと気がついた。
みんな海外体験豊富だし、大人だもの。
自分のことは自分で考えればいいのだ。

日曜日、朝から閉会式。
いくつものプログラムでゆっくりとお別れしていく時間。
隣の人とシェアリングの時間でチリのグループの女性たちがやってきた。
一人が通訳してくれて話すことができた。
南アメリカの人と突っ込んだ話ができたのは初めて。
このグループのミュージシャンとセッションできたのもよい体験。
それにしても先祖代々インディオです、という人から金髪碧眼のドイツ移民の子孫です、という人まで様々。
日本や韓国って特別なんだなあ、と思う。

最後には全体会議場でたくさんの人とハグ。
何人かのゲイの人からは頬にキスされた。
もててるってことなのかな!?
後でMに話したら「あたしなんか唇へのキスをたくさん受けたわよ」と。
そりゃ問題ないでしょ。君が受け入れてる限り。
だってMちゃんバイセクシュアルなんだもん。

夜は、そのMとJとはじめてこのエリアを離れてフランクフルト駅近くで晩ご飯。
二人「あのさあ、寿司でもいい?」。
「かまわないよ」。
「あたしたち外国で中華料理食べることってないんだけど、たまは?」。
「僕もない」。

で、なぜかメディテーション系の音楽が流れるインド人がてぶくろして握る回転寿司へ。
美味しかった。
昔ベルリンで入った寿司屋では米がアルデンテしていて芯があり、とても食べられなかったが、こりゃ日本のその辺の回転寿司よりは美味い。
ホタテの刺身はかなり良かった。

そのころからけっこう熱も出始めてがりがことの他美味に感じられる。
宿でばったり倒れて眠った。
今は、持ち直した。
これから残留メンバーと今回最後の朝ごはん。
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さすがのハドソンリバーPTに唸る

2011-11-27 13:09:08 | 丹下一の泡盛日記
昨日午前中3日間のワークショップの最終日。
テーマは「赤い糸」(ストーリーの繋がり)について。
過去2日間のストーリンの分析を。
ちょっとは知ってるつもりの自分でさえ「えっ」と絶句してしまうような指摘があった。
プレイバックシアターの奥深さは計り知れない。
と同時に人間ってすごいなあ、と思う。(毎回思うんだけどね)
ファシリテーターはアンナ・チェスター。

午後、待ちに待ったハドソン・リバー・プレイバックシアターの公演。
10年前にNYで一度観て。6年前にゲストでちょこっとだけ参加している。
コンダクターは、自分が大好きなサラ・ユーレク。
ううむ、本当に「格」の違いを感じる。

こちらもNYが拠点なだけあって全員のアイデンティティが異なる。
サラちゃん、英語とドイツ語(彼女はスイス・ジャーマン)だけでなくロシア語も使う。(ロシア人がテラーになった)
アクターのマットは、会場内でイタリア語とスペイン語の通訳もしているのでキューバ人のストーリーでは、英語とスペイン語で演じていた。
そして、何よりも演技に圧倒される。
ストーリーの構築も、動きも声もリズム感も。
深い。そしてアーティスティック。
それが如実に表れたのが最後の「コラージュ」だった。
こんなの観たことない。自分でもやったことない。
ここまで出来るもんなんだ、と10年後にも再び思う。
満員の客席全員のスタンディングオベーションは当然だろう。

その後、全体会議上でクロージングに向かってのイベント。
会場のそれぞれにボランティア通訳がいて、言語別に分かれて座るようになっている。
中国系の友人たちに「あなたはここでしょ!」と拉致されて、なんでかなあ北京語通訳のエリアに一緒に座る。
ま、基本英語なので「もうまんたい」(問題無い)。

それにしても香港のMは6年前のシンガポールでは時々つっかえながら北京語でスピーチしてたのに、ここでは通訳者として(本来彼女のマザータングではない)北京語でよどみなくアウトプットしている。
日々の鍛錬が違うんだろうなあ。。。

その後、南京で一緒だったMちゃんが「一緒に晩ご飯食べよう」とせがむので付き合う。
彼女は広州から一人で参加。
はじめての世界大会で知り合いはほとんどいないだもの。

驚いた。
日曜日は店が閉まるのは知っていたけど、土曜の夜、日本なら稼ぎ時におしゃれなレストランががんがん店しめて大掃除始めてたりする。
なんとか見つけて魚料理♪
そして、話しているうちになんか深い話になり、僕たちがここで二人でご飯食べてるのも「この話をするためだったんだ」と天の采配に納得。
縁とは本当に不思議なものだ。

二人して川に浮かぶ船に移動。
ここはクラブになっていて打ち上げ前夜祭のダンスパーティー。
もうすでに満杯状態でみんな盛り上がっている。
DJが来てるんだけど、平均年齢が高いせいか、かかる曲が70年代。
クラブというよりディスコ。
ここでも、一汗かいた後に中国人チームの席に招待(拉致!?)される。
台湾と香港、そしてメインランドからの人たち。
というのも彼らとは2年前のAPG(Asian Playback Gathering)で盛り上がっているので、同窓会のような雰囲気なのだ。
英語がわからない人に広州のMちゃんが通訳してくれる。
そのうち「ああ、めんどうだ。少しはわかるのよね。マンダリンにしましょ」と香港人もいっせいに北京語にシフト(-_-;;;

そして「よいこ」の自分は24時で本日終了。
もうふらふらだ。
一人でホテルに戻る。
夜道の寒風が心地よい。
翌朝聞いたのだが「(のんべえの)彼がこんなに早く帰るわけがない。誰かとどこかに行ったに違いない」と噂されてたそうな。
そんなこと今まで一度もありません!(きっぱり)
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フランクフルトから――4日目

2011-11-26 00:33:39 | 丹下一の泡盛日記
午前中のワークショップを終えた後、NYのBig Apple PTのみずほちゃんとDちゃん連れてクリスマスマルクトへ。
みずほちゃん、昨日うちの通訳もしてくれて「仕事ばかりでどこも観てないの」。
NY在住なのだけどヨーロッパは不慣れという彼女をご案内。
3人でランチ。
大変喜んでいただけました。(と思う)

その後4時間爆睡の後、彼らのパフォーマンスへ。
さすがにビッグネームで客席は満員。
友達たくさん。
ここでもたくさん声かけられて嬉しい♪
プレイバッカーズのメンバーも全員集合。

この劇団は全員の人種/文化的アイデンティティが異なり、グループの「男性」メンバーは3人ともゲイ。
ニューヨークを象徴するような劇団。
そして全員がバイリンガル/トリリンガルだ。
最初の場面でみずほちゃんが日本語で挨拶し、英語で続けて始まり、英語を基本にスペイン語、日本語、ドイツ語、フランス語などなど多言語世界を楽しんだ。

だからだろうか。
ストーリーのテラーもブラジル人、フランス人、そしてスペイン人。
そして「カミングアウト」のストーリーが続く。
それはとりもなおさず家族との距離のストーリーでもあり自分の心の地雷が踏まれる。
語ってくれたテラーたちにハグしたくなる。

演出には色々あるが、役者たちはさすが。
素晴らしいパフォーマンスだった。
あれぐらいできるようになりたいなあ。

客席にいた2年前S.Fで一緒にやったJと南京で一緒だったMちゃんに加えて日本人数名で飲みにでる。
Jは中国系米人でメインランド中国人のMちゃんと同室なんだとか。
彼らは英語と中国語で通じ合える。
そして、なんたって昼寝してるもんだからこちらは強い。
しっかり(もしかしたら自分だけか?)盛り上がってホテルに戻る。

エネルギーが高ぶっている。
ああ、次の舞台をどうしようか、と思いがめぐり始める。
久しぶりのヨーロッパにも身体がなじんでいる。
時間のたつのは早すぎるなあ。
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ドイツ公演 無事終了

2011-11-25 13:38:18 | 丹下一の泡盛日記
昨日午後、チリのカンパニーの公演をみる。
ううむ。。。。これはいったい。。。。

プレイバッカーズのメンバーが演じられた動く彫刻に対して「どうでしたか?」と訊かれ、「表面的な部分だけをすくいとってる感じ。日本人は表情が変化しないように見えるかもしれないけれど、その下にはたくさんの感情があることを理解してほしい」。と応えたので場が一気に変化した。
終演後、何人もの人がやってきて「その通りだと思う。よくシェアしてくれた」と。
香港のMも「アジア人としてもプレイバック人としても言ってくれてよかったと思う」とハグしてくれた。

で、結果自分のモチベーションはものすごく上がる。
きちんとしたパフォーマンスを見せてやろうじゃないの!

小物の準備をした後みんなと魚のフライを食べて会場に。
まあプレイバックシアターなので仕込みはほとんどないのだけれど、その分、会場のアレンジがとても重要になる。

そして、開演10分前、観客は20名くらい。
ま、こんなもんか、と思っていたらぞくぞくと集まり始め、椅子の列を4回足した。
200名を超える観客はカンファレンスに集まった参加者の半数になる。
その静かな熱気の中でパフォーマンスは始まった。
NY在住の「心の劇団員」みずほちゃん(自分のスクールでの同級生でもある)が通訳に。
ただし団員への通訳で、現場はすべて英語で進行した。

ほとんどの観客にとって「リチュアル」を守るプレイバッカーズのパフォーマンスはかなり新鮮だったようだ。
そして、そこから得られる「結果」が理解されていった90分でもあった。
1回ごとの拍手の熱さが増していき、最後にはスタンディング・オベーション。
終演後、たくさんの友人や知人、知らない人に囲まれてハグされてキスされて抱きしめられて、一緒に写真撮った。
チリの劇団もほとんどが見に来ていて、お互いつたない英語で話す。
幸せな夜。
ホテルの1階のレストランでシャンパンで乾杯。
2本目のワインで自分はもう限界。
なんでもいいから寝かせてください状態に。

今朝、ぎりぎりにワークショップの会場へ行くと、再びたくさんの人に声をかけられる。
ワークショップの小グループの中でも「昨夜のパフォーマンスに感動した」というストーリーが語られる。
みずほちゃんと待ち合わせしてたら、知らない人に握手を求められ「昨日の舞台は素晴らしかった。ただそれだけ伝えたくて」と声かけられる。
ああ、生きててよかった♪

今夜はみずほちゃんが所属するニューヨークのビッグ・アップルを観に行く予定。
ランチはみずほちゃんともう一人の女優とクリスマスマルクとで。
もう後はワークショップでお勉強して、人の舞台を見てればいいのだもの、幸せだ。

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フランクフルトから――その2

2011-11-23 16:11:13 | 丹下一の泡盛日記
昨夜、会場地下の食堂で晩ご飯。
イスラエルのヌリートに8年ぶりに再会。
同窓生は、どれだけ時間がたっても忘れない。
ご飯食べてたヌリート、一瞬びっくり。
そして「きゃあ~~♪」とハグ。
こういう再会がそこらじゅうでおこっている。
国際フェスの楽しみのひとつだ。

開会式は20時30分からはじまった。


そのころから腰が。。。
胃が動きすぎて食べすぎちゃうので痛み止めの薬をやめたら、実はこのお薬がちゃんと効いていたことを身体で知った。。。
なので開会式、ブレイクタイムでフェードアウト。
時差ボケもきつい。

会場を出る時、ニューヨークでカンパニーを主宰しているハナと一緒に。
「あたしも時差ボケきつくて。ホテルに戻る」。
一緒に歩きながら色々と話す。
彼女はNYの大学の演劇科でリチャード・シェクナーの生徒だった。
卒業制作のソロパフォーマンス(NY郊外のモレノがつくったサイコドラマ用の劇場で上演された)を自分は見てたりする。
それももう10年前の話。
今ではりっぱに教授になって本なんか出してる。

ホテルで爆睡。
起きるのがしんどかったけど、とにかく会場へ。
これから4日間は午前中、同じ小グループですごす。
自分はUKのファシリテーターを選んだ。
20人くらいの参加者はもちろん地元ドイツをはじめ、欧州からは、UK、フランス、オランダ、ベルギー、スウェーデン、ロシアにスイス。そしてブラジル、チリ、台湾に日本の自分。
台湾のMちゃん「あたし2年前、台北で3日間あなたと一緒のワークショップでした」。
ごめん。。。忘れてた。。。。3日間一緒だったんだね。。。

今、ランチタイム。(12~14時)
午後3時からはチリのグループの公演を観に行きます。
そして20時30分からメインホールでプレイバッカーズの公演。
なので2時間くらいベッドで横になろうかな。
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フランクフルトから――その1

2011-11-23 16:11:13 | 丹下一の泡盛日記
今日は自分たち「下々」は夕方までフリータイム。

朝一番に銀行へ。
なんと成田空港よりもレートが悪い(-_-;
くやしい。。。

ま、途中のスーパーでミニパスタと焼酎ゲット。
アジア食材店もあって、こちらでは前日南京でも上海でも見つけられなかった竹のリキュールを発見。
しかも値段が香港とほぼ同じ。

午前中、すぐ近くにある現代美術館のポップアートの展覧会へ。
かなり見ごたえある。
そして、どうしてこうも「死」の匂いがつきまとうのか。
大がかりな映像インスタレーションなどもかなり興味深い。
金沢の21世紀美術館にもあるタレルの作品が一部屋丸ごと使って展示されていて、これも不思議な空間に。

その後、旧市街のクリスマスマルクとへ。
懐かしい。
ウイーンやパリでよく出かけた。
そしてやっぱりあった。
フレンチフライ(ポテトフライ)のマヨネーズがけ。
ランチはこれにする。
まあ縁日みたいなもんだから400円という値段は仕方がない。
そしてこの量はなんとかならんもんかねえ。
マックのポテトフライの10倍くらいかなあ。もっとかも。
半分しか食べられなかった。
ああ、わんこたちがいればよかったのに。

マイン川ぞいを散策し、ユダヤ人博物館を見学した後、行ってきました「フランクフルト・オキュパイド」。
だいぶ数が減って寂しくなっているなあ。
クリスマスまでもつのだろうか。

ぶらぶら歩きつつゲーテの生家や小さな劇場を横目で見ながらホテルに戻る。
腹が減ったのでお湯沸かしてチキンラーメン。
もう昔みたいに地元の食べ物しか食べない、なんてことない。
買い物もほとんどしない。
でも現代美術館とオキュパイドの現場には行くのだ♪

これからちょっと作業。
後、開会式へ。
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フランクフルトでプレイバッカーズ世界大会チーム全員合流

2011-11-23 03:50:18 | 丹下一の泡盛日記
久しぶりの成田空港から飛ぶ。
ヨーロッパは2008年の7月にフランスでパフォーマンスして以来。ドイツに入るのは2006年以来。本当に久しぶり。

佐渡の北側を飛びシベリアに入っていく。
懐かしい風景。
写真はシベリア上空からの夜明け。何度これを見たことか。


フランクフルト空港は何度来たかわからない。
全部トランジット。
外に出たのは今回初めてだ。

今回は4年に一度開催されるプレイバックシアターの世界大会に参加する。
2003年にプレイバッカーズの主催で日本の静岡で開かれ、国外100人+国内100人の枠で計200名が参加。
前回はブラジルのリオ。
今回はドイツのチームが開催。
400人の参加枠があっという間に決まりウエイティングリストに80名がいるという。
また8年前は国際プレイバックシアター連盟に参加していたのは40ケ国に満たなかったが、今は50ケ国を大きく上回っている。
新しい国としてブラジルやチリなどの南米、ロシア、エストニア、スェーデンなどのヨーロッパ諸国。

ホテルに入って先発隊のかよさん(宗像佳代)、亜紀ちゃん(小森亜紀)と合流。
持ってきた和食など渡す。
空港からのタクシーの中、香港から参加のMicheleに電話。
M、ホテルにやってきて一緒にディナー。
一緒に歩く夜のフランクフルト。

彼女と会うのは今年の1月以来。
へリングのサワークリームあえを食べる。
ああ、本当に久しぶりだ、これ食べるの。
ちょっとヨーロッパにいる実感。

一緒にカンファレンスオフィスに行ったら、先月南京で一緒にパフォーマンスした広州のMaryがいた。
きゃあきゃあ言って大騒ぎ♪
「みんなから言われてきたからね」とチームのガールズ全員からのハグを♪
そして2年前の台湾で出会った貴州から来ていた女の子とも再会。

自分たちが主催した会にインドから参加した男性とも。
頬寄せ合ってじょりじょりのハグを受けた。。。

ディナーから戻るとポーランド経由でやってきたプレイバッカーズ残りのチームと再会。
全員が揃いホテルの1階のレストランで乾杯♪
自分はシュナップスとグラッパ、スパークリングワインで最後に赤ワイン。
もうめちゃくちゃ。
とりあえず眠りたい。
で、4時間眠って目が覚めた。
これも昔と変わらないなあ。
ちょっと寝なおします。
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ちょっと限界かもねえ

2011-11-21 22:41:39 | 丹下一の泡盛日記
とうわけで朝から上大岡で買い物したり、銀行、郵便局、役所。
引っ越しは面倒だねえ。
会社と仕事が絡んでるので、ただ移転すればいいってもんじゃない。
何度も帰宅しては色々と。

今回の熊野はけっこうきつかったので腰を心配していた。
昔、ひどいのを一回やっている。
(それで風呂付のアパートに移ったくらいだ)
敬愛する仙台のニュートン大兄がGKGとよぶあれだ。
ちょっとかがんだだけだったのに。
ぐいぐいぐい、といやな痙攣が走った。
幸いにして大ごとではなかったが、それでもひょこひょこ歩きで市役所に。
いやな痛みと違和感。
わし、本当に明日12時間飛行機に乗るのか?
もちろんエコノミークラス(-_-;;;

そして予定を一本すっぽかしてしまったことに気がついた。
「!!!」ちょっと限界かもなあ。
フランクフルトに既に到着している先発隊から、次々とメールが入る。
紙コップと割り箸購入。
もちろんカップめんやスープなども。

それにしてもまじでこの重いスーツケース抱えて移動できるんだろうか、成田まで。
ま、成田までだからなんとかなるだろう。
バリアフリー状況をしっかり体験することになるだろう。


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