かつてポーランドを何度かツアーした。
それはいつも秋のこと。
ポーランドの秋は日本の冬(の気温)。
なので帰国してバンに機材を積み込んで都内へ移動しているときに、ラジオから「今日の列島はこの秋一番の冷え込みで」などとアナウンスが流れるのを笑い飛ばし「日本は暑い!」と言いながらジャケット脱いで窓開けて走ってたりした。
それが数日のうちにあっというまに体が順応して「日本も寒いじゃねえか」とぶつぶつ言いだす。
昨日、横浜駅の蕎麦屋で椅子の横にコートもセーターもみんな積み上げて、Tシャツ一枚でお蕎麦たぐっていて、お客さんの注目を集めてしまっていたのは自分です。。。
旅から帰宅するとスーツケースを空にしないと気が済まない。
洗濯をして様々なものをリセット。
からっぽになったスーツケースをしまい込む。
昔は「旅の余韻」に浸っていた。
はじめてニューヨークに行った冬。
時差ボケで目覚めた早朝、アパートのベランダから冬の新宿を眺めていた。
いろんな思いが錯綜して動けなかった。
この頃はそんな暇もなく、余韻に浸るのは旅の最終日。
戻ると「次」が待っている。
というか内田百じゃないが「次」があるから戻るのであって、無いなら戻る必要はない。
今回も現代美術館に出かけ、ニューヨークから来た二人をクリスマス・マルクトに案内した。マルクト初体験のガールズ2人は大喜び。
後はワークショップや自分の舞台、アメリカ2つとチリの劇団のパフォーマンスをみた他は、体調も思わしくなかったのでホテルの部屋で昼寝。
最初の日に買い込んだ中国のリキュールは半分以上もあまっていて泣く泣く空港で捨てた。
(空港まで持って行くところがみみっちい)
それでもショッピングと縁のない旅はいいもんだ。
元妻と知り合うはるか以前にヨーロッパを一緒に旅した人が「ショッピング・マニア」だと気がつくのに時間がかかった。
美術館も「大きいから大変。ちゃんと向き合う時間がなければ行っても仕方がない」という理由でまったく行かない。
初めてのパリにいるのに買い物と食事しかしなかった。
あるツアーでは「お世話になったスタッフにお土産を」とざくざくと買い込むのに付き合わされ(彼女一人では買い物ができないし山のような荷物を持つ人が必要なので)、そして一人分の航空券代くらいになった代金の半額をその場で請求された時にはさすがに怒った。
自分は何も選んではいないし、第一ホテル代もなくてベルリンでは友人の家に転がり込んでるくらいだった。
彼女は「買い物をすること」が目的で買ってしまったものは手元に長く置く気はない。
なので「お土産」というのがいい言い訳になる。
ちなみに香港もご一緒したが昼に起き出し夜中まで延々と買い物をするのにつきあわされた。
美術館にも劇場にも出かける気がない人だった。
自分は今では、1時間とは言わないが90分あるなら美術館に入る。
もちろん大きな美術館のすべてを見て回ることは土台無理なので、観たいもののところにまっしぐらに行く。
そして残りの時間で以前観てないエリアを回る。
クリスマス・マルクトの雰囲気の中を歩くのは楽しい。
スナックを買って食べるのも好き。
だけど買い物を優先して美術館や劇場が後回しになるのは自分ではない。
それはいつも秋のこと。
ポーランドの秋は日本の冬(の気温)。
なので帰国してバンに機材を積み込んで都内へ移動しているときに、ラジオから「今日の列島はこの秋一番の冷え込みで」などとアナウンスが流れるのを笑い飛ばし「日本は暑い!」と言いながらジャケット脱いで窓開けて走ってたりした。
それが数日のうちにあっというまに体が順応して「日本も寒いじゃねえか」とぶつぶつ言いだす。
昨日、横浜駅の蕎麦屋で椅子の横にコートもセーターもみんな積み上げて、Tシャツ一枚でお蕎麦たぐっていて、お客さんの注目を集めてしまっていたのは自分です。。。
旅から帰宅するとスーツケースを空にしないと気が済まない。
洗濯をして様々なものをリセット。
からっぽになったスーツケースをしまい込む。
昔は「旅の余韻」に浸っていた。
はじめてニューヨークに行った冬。
時差ボケで目覚めた早朝、アパートのベランダから冬の新宿を眺めていた。
いろんな思いが錯綜して動けなかった。
この頃はそんな暇もなく、余韻に浸るのは旅の最終日。
戻ると「次」が待っている。
というか内田百じゃないが「次」があるから戻るのであって、無いなら戻る必要はない。
今回も現代美術館に出かけ、ニューヨークから来た二人をクリスマス・マルクトに案内した。マルクト初体験のガールズ2人は大喜び。
後はワークショップや自分の舞台、アメリカ2つとチリの劇団のパフォーマンスをみた他は、体調も思わしくなかったのでホテルの部屋で昼寝。
最初の日に買い込んだ中国のリキュールは半分以上もあまっていて泣く泣く空港で捨てた。
(空港まで持って行くところがみみっちい)
それでもショッピングと縁のない旅はいいもんだ。
元妻と知り合うはるか以前にヨーロッパを一緒に旅した人が「ショッピング・マニア」だと気がつくのに時間がかかった。
美術館も「大きいから大変。ちゃんと向き合う時間がなければ行っても仕方がない」という理由でまったく行かない。
初めてのパリにいるのに買い物と食事しかしなかった。
あるツアーでは「お世話になったスタッフにお土産を」とざくざくと買い込むのに付き合わされ(彼女一人では買い物ができないし山のような荷物を持つ人が必要なので)、そして一人分の航空券代くらいになった代金の半額をその場で請求された時にはさすがに怒った。
自分は何も選んではいないし、第一ホテル代もなくてベルリンでは友人の家に転がり込んでるくらいだった。
彼女は「買い物をすること」が目的で買ってしまったものは手元に長く置く気はない。
なので「お土産」というのがいい言い訳になる。
ちなみに香港もご一緒したが昼に起き出し夜中まで延々と買い物をするのにつきあわされた。
美術館にも劇場にも出かける気がない人だった。
自分は今では、1時間とは言わないが90分あるなら美術館に入る。
もちろん大きな美術館のすべてを見て回ることは土台無理なので、観たいもののところにまっしぐらに行く。
そして残りの時間で以前観てないエリアを回る。
クリスマス・マルクトの雰囲気の中を歩くのは楽しい。
スナックを買って食べるのも好き。
だけど買い物を優先して美術館や劇場が後回しになるのは自分ではない。